心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年05月18日(木) ギャンブル

AAスポンサーから言われたことの一つに「ギャンブルは厳禁だ」というのがあります。
最初の頃はきちんと守っていました。

パチンコは一回だけやったことがあります。清里で。
清里まで行ったのですが、季節が5月でした。なので、たいていのお店はまだ休みであります。つまらないのでパチンコ屋に入ってみました。台の前に座って500円玉を放り込んで、玉が出てくるままに10分ほど遊んでいました。玉がなくなったので、それきり止めたのですが、何が面白いのかよく分かりませんでした。

麻雀は若い頃から良くやりました。
でも仲間内だけです。
リーチ麻雀と呼ばれるフリー雀荘に行って、一人で腕試し・・ってのはやったことがありません。ハマりそうで、すごく怖いからです。
最近では同僚とやっています。雀荘に4人セットで入って、ヒラ(賭けなし)で遊んでいます。周囲からは完全に浮いていますが。
AAのイベントなどでメンバー相手に打っていることもあります。AAメンバーで麻雀をやる人は、結構強い人が多くてなかなか勝てません。

競馬は最近少しやっています。
JRAのPAT(電話投票)の口座は持っています。でも年に1回は投票しないと、PATの権利がなくなっちゃうので、それで時々賭けているだけですが。

良くやっているのは宝くじ。
最高で3千円しか当たったことががないのに、性懲りもなく買っています。

ま、そんなところです。


2006年05月16日(火) 携帯電話

僕が最後に精神病院に入院していた4月。僕の住む街でPHSのサービスが始まりました。
当時は個人で携帯電話を持つなんて完全に贅沢でした。
同僚で営業をやっていた人が(趣味で)ドコモの携帯を持っていたぐらいでした。201とかいう時代です。
そのうちに、技術職の同僚も携帯を買ったのですが、基本料金節約のために「ドニーチョ」という料金プランを選びました。土日は24時間使えるけれど、平日は夜7時〜朝8時までしか使えないプランです。土日と夜だけだからドニーチョ。
いざ彼に連絡を取ろうと思っても、夕方7時になるまで待たないといけません。使えねー。

秋になると僕の通っていたふたつのAAミーティング会場はPHSのサービスエリアになりました。そこでPHSを買わせてもらいました。月々2,700円だったら払えるからです。
その後2年半ぐらいの間に、3回ぐらい番号を変えました。機種変更するよりも、当時投げ売りだったPHSを新規契約した方が安かったからです。そのたびに、番号を書いた名刺カードを配りました。すると「また女(のトラブル)か」と仲間にからかわれたのでありました。当時女性トラブルから電話番号を変えた仲間が複数いたので、なかなかシャレにならない冗談でありました。

最初はPHSでメールなんて女子高生みたいなことやってられるかよ、やっぱメールはインターネットだぜ、と気取っていたのですが、そのうちPHSでメールにはまりました。いや、メールにはまったのではなく、メールでつながっている相手にはまったわけですが、それは別の話。
当時のPHSのメールは一通10円でカタカナ20文字でした。一通じゃ足りないから何通も送るので、一ヶ月のメール代金だけで4桁になりました。

(これはやっていられない)と思って、節約の方法を考えました。やっと携帯電話の通話料も我慢できるぐらいに値下がりしてきてました。IDO(現au)のメールは一通5円で100文字。さっそく契約してPHSとはお別れしました。が、今度はメールを送る相手がいなくなってしまいました。得てしてそういうものかも知れません。

1年後、新しい携帯電話を買って、古いのを解約しました。cdmaOneを使ってみたかったのです。その後は機種変更だけで、番号は変えていません。まあ、プリペイド携帯を買ったり、PHSをまた契約したりといろいろしていますが、メインの携帯は変わらずです。

ソフトバンクに買収されたvodafoneのあたしいブランド名が決まったそうです。その名も「Softbank」。

秋にはナンバーポータビリティ(携帯電話会社を移っても番号が変わらない)が始まります。


2006年05月15日(月) 時事呆談

気象庁、測候所を原則廃止へ、100年超す歴史に幕

測候所がなくなってしまうのは、なんだか淋しいですね。
夏休みの自由研究で、梅雨入りと梅雨明けの日付をずっとさかのぼって調べたことがあります。昭和20年だけ以上に梅雨明けが遅い、というかほとんど無意味な日付です。これは戦争の情報統制の影響だと測候所の人に教えてもらいました。

計算機科学なんてものに興味を持つ前は、大人になったら天文台で働くことを夢見ていました。でも、今みたいに望遠鏡を収めたドームが全国津々浦々にある時代ではなく、天文台で働きたかったら研究者になるしかなくて、そのためには東大か京大の理学部に行って、なおかつその中での競争に勝ち残らないといけない現実に打ちのめされたのでありました。
天文がダメなら、同じ地学で気象に進路変更です。気象予報士という資格ができる前ですから、気象を商売にするには運輸省気象庁を目指すわけです。でもそれは中央官僚になることでもあり、いまいち気が乗らないままに、今度は獣医を目指してみたのであります。

でもイキモノを扱う技量はなさそうだったので、さらに進路を変えて計算機の分野にはまりこみ、しかもサイエンティストになるはずが、エンジニアになっていたという不思議であります。せめて象牙の塔の中にいれば良かったかと思うこともありますが、それも楽ではないようです。

特急の車内検札やめる動き拡大 JR東日本

列車が始発駅を出てからも、始発駅以外から乗車の指定席券の販売は続いています。
が、始発駅から列車に乗り込んでしまった車掌には、どの席が売れたのか(売れていないのか)知る方法がありません。そこで指定席券現品を確認する作業が必要だったわけですが、通信技術の進歩で、どこの席が売れ残っているのか把握できるようになったのだそうです。
そこで売れ残っている席に座っているヤツだけチェックするわけですな。
何にせよ、気持ちよく寝ているのを起こされなくなって幸いです。
といっても3時間近くかかる中央線より、1時間あまりで着く新幹線のほうが快適でしょうけれど。

「007」の英対外情報部、スパイを新聞雑誌で公募

佐々木倫子のマンガに「ペパミント・スパイ」というナンセンス・ギャグがあり、そこに「スパイになりたくても新聞で募集はしていない」というくだりがあります。が、時代は変わったということでしょうか。


2006年05月14日(日) インクジェットプリンター

インクジェットプリンターを新調しました(買い増しですが)。
機種はキャノンのiP4200です。

なぜエプソンのプリンターにしないのかというツッコミが早速入りそうなので、理由を書いておきます。それは「CD/DVDへの直接印刷」と、「紙の両面印刷」の機能を、両方持った機種がエプソンには普及価格帯にないのであります。iP4200の倍以上出せば、エプソンにも同じ機能を持った機種がありますが、まちょっと手が出ません。

それにしても我が家にはHPのカラープリンターもありますし、エプソンのも旧機種が2台、ブラザーの複合機もあります。その上にプリンターを買うには、やはり「自分への言い訳」が必要です。
言い訳始まり。
・失ったと思っていた携帯電話が出てきて、機種変更にかかるお金が浮いた(もともと不要?)。
・レーベル印刷ができるので、iTMSでCDを買っても満足できるしお金の節約になる(効果は疑問)。
言い訳終わり。

地元の大型電器店では、iP4200の売価は18,800円というのが多かったです。新宿に行ったときに西口の大型カメラ店で見たらやはり同じ値段でした(ポイントがつきますが)。
これを秋葉原の通販で買うと14,900円と4千円ぐらい安いのです。これだけ価格差のある商品は久しぶりです。

それが届いたのが土曜日で、土日はこの「新しいオモチャ」で遊びまくっておりました。
感想をいくつか(比較対象はHP cp1160)。

・普通紙への印刷品質は変わらない。
・専用紙への写真印刷は少し綺麗になっている。
・せっかくLEDとフォトセンサーがついてるんだから、紙の種類の自動判別をして欲しいぞ!

cp1160は5年前の機種なのに、期待したほど進化していないというのはちょっと残念でありました。まあ5年かけて値段が1/3になったということかもしれません。少なくともcp1160はレーベル印刷ができません。

レーベル印刷は初めての体験なので、けっこう新鮮な感動でした。
まあ、すぐに飽きるでしょうが。


2006年05月12日(金) おたふく

次女がおたふく風邪になりました。
僕は子供の時におたふく風邪はやっていません(はしかはやりました)。
大人になってからおたふく風邪にかかると、大変に重症になり、入院する人もいるのであります。経験者によれば、キ○玉が「ソフトボール大に腫れ」てすごく痛く、治った後もオカモトだとか相模ゴム工業とかいう会社の製品はまったく不要になったそうであります。もうすでに子供が二人いるから構わないと言う表情がなんとなく淋しげでありました。
僕もそんな風にはなりたくないので、離れております。面倒なだけかも。

ともかくミーティングへ。
定期的に必ず出席するミーティングというものを止めてから、自分はずいぶんダレてしまったように思います。毎週この曜日にはミーティング場に現れなければならない、という縛りは、生活にリズムをもたらすのであります。
その曜日の夕方に時間が空くように、それにあわせて仕事の段取りをしなければいけません。その日に仕事が遅れていて残業しなければいけなくなると、大変に苦しい立場に立たされるので、少なくとも一日分は前倒しておく必要があります。
突発的なトラブル解決を同僚に押しつけて帰るためには、別の日には仕事を肩代わりして恩を売っておく作戦も必要です。世の中は「ギブ・アンド・テイク」であって、一方的な好意を他人に期待してはいけないことを学ぶのも、AAのプログラムだと聞いたことがあります。
基本的に怠け者である自分が、仕事に取り組むには、時間が移動できない「ミーティング」というスケジュールは結構役に立っていてくれたのであります。

どうしても仕事の日程が調整できない時で、自分のグループに他に誰もミーティング会場を開けられそうなメンバーがいない時には、いつも別のグループの恩人に頼っていました。「借り」がたっぷりとあるので、今日のように日付を指定して頼まれれば嫌とは言えません。ともかく、自分自身がミーティングに行けたわけでもありますし。

すんません、ハンドブックも、飲み物も持って行きませんでした。仲間が機転を利かせてくれたから助かりましたが。


2006年05月11日(木) 重い一日

布団の中で寝ていたかったのですが、客先で打ち合わせがあるので、仕方なく仕事に出ました。打ち合わせをすませて、ラーメン屋で昼食をとり、和田峠を越えて会社に着くと、もう2時でした。

4月は忙しかったし、疲れていたけれど、なんだか調子が良かったのです。特に下旬なんかは、仕事の合間に昔の話をさらっと雑記に書き、ブログツールをインストールしてデザインを変え、ちょこまか更新もしていました。
自分でも「飛ばしすぎだな」と思ってもいました。そういう時は、いずれ反動が来るのであります。

案の定、ゴールデンウィーク明けから低調な立ち上がりを見せております。午後も遅くなってやっと仕事に取りかかれている程度でしょうか。もはや僕の周囲にいる人間には、僕が「こつこつ毎日仕事をこなしていく勤勉家」ではなく、「気分にむらがあって、やる気が出ない限りさぼり続けるタイプ」であることは、ばれているのであります。

母親にはときどき「お前は人生を遊んで暮らしている」と言われます。
母に言わせれば、僕のAAも「遊んでいる」うちに入るのであります。そりゃ、酒を飲まずに生きていくにはAAが必要だってのは分かるけれど、面白くなかったらやらないだろう、と言うのであります。ばれたか。

「仕事がない」と嘆くのは、実は自分の好きな仕事しかやりたがらないせいであって、たとえば工場で生産ラインについたり、炎天下でコンクリートをこねる商売があったとしても、お前は絶対やりたがらないのだ、と断ざれるのであります。
「仕事が辛い」というのは、単に興味を引く仕事が回ってこない不満ではないかと。
さすが母親、よく分かってらっしゃる。

遊んでいるという言葉は語弊があるけれど、やりがいのある人生でないとツマラナイという、我が儘が僕の本質であります。

うつが酷い時、しかも無理に仕事をしないといけない時、「俺、酒をやめて本当に楽になっているのかな。あのまま飲んでいても大して違いはなかったのかも」と思う時があります。
しかしまあ、飲んでいた頃どんなに素晴らしいことが起ったとしても、それはいずれ崩れ去っていく頂きでした。
今はしんどくても、いずれ楽になる時が来ると、経験が教えてくれています。

AAという自助グループのすみっこで、自分が主役にならずに、understudy を役割としてこそこそやっていきたいと思います(が、きっと自我が邪魔をすることでしょう)。

いつもありがとうございます。


2006年05月10日(水) 分かっていない電子書籍

裏ブログの方で、川原由美子という単語がでてきて、最近の作品を読んでみたいという気になりました。

まあ、amazon.co.jpで注文すればすぐなのですが・・・本棚で場所を食うし、いっちょ「電子書籍でも買ってみるか」という気になりました。最近はパソコンのハードディスクも容量過多で、空き領域が無駄に余っています。

というわけでebook japanを覗いてみました。

専用のリーダーはActiveXベースでインストールされ、使い勝手もなかなか悪くありません。「お試し用」のデータをダウンロードして見てみると、解像度などもなかなか良好です。一部スキャン時の裏写りが起きているデータがありましたが、まあそれはご愛敬でしょうか。

で、一冊400円の本(のデータ)をまとめ買いしようとして、ふと「もしこのパソコンのWindowsを再インストールしたらどうなるのだろうか」とか、「データはデスクトップPCに置いておいて、布団の中でノートPCでマンガを読むことは出来ないのだろうか」とか考えてしまったわけです。

結論から言うと、事実上データを購入したパソコンでないと、そのデータを読む(再生する)ことはできません。ハードコピー(印刷)も出来ないし、データを他のパソコンに移行する(ムーブする)のも妙に面倒くさい手順を踏まないといけません。

まあ不正コピーが出回らないように、いろいろと制約を付けるのは仕方ないのかも知れません。が、どうしてソニーがアップル(iPod/iTMS)に負けたのか、そして相変わらず勝てないのか、そこらへんのことが全然分かっていない訳であります。
いくらリーダーソフトの使い勝手を良くしたところで、不意のハードディスク事故で買ったものをすべて失うかも知れないのに、「再ダウンロードは一週間以内」とか言われたら買う気をなくすのではないでしょうか。

これが一冊100円とか、200円とかで、古本屋で買うのとさして違わない値段なら、もし失っても泣いて諦めることができるかもしれませんが。

というわけで、購買意欲を失って、ただ無料のデータだけをダウンロードしているのでありました。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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