心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」

たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ過去へ未来へ


2009年08月17日(月) 昨日の続き

53.3Kg, 8.3%
晴れ

お盆休みが明けて久しぶりに仕事・・ですが、休み中もけじめ無く仕事をしてしまう在宅勤務。そして勤務日もけじめ無く休んでしまうのでした。

人は何かを理解するとき、頭の中にモデルを作り上げます。そのモデルは現実とは微妙にずれていますが、そのズレは後日の経験によって修正されるのが普通です。

たとえば、東京でテレビのリモコンの1はNHKです。そこで世界中どこでも1はNHKだというモデルを頭の中に作ります。関東に住んでいる限りこのモデルは破綻しません。しかし名古屋に行って1を押すと民放が映ります。そこで、頭の中のモデルに修正が加わります。
こうして、時に恥をかいたりしながらモデルが修正され、現実に即したものになっていきます。

しかし、何かの拍子にモデルが修正不能になったとします。すると、モデルを守るためには現実をねじ曲げて理解しなければなりません。

先ほどの例で言えば、どこでもNHKは1だというモデルが修正不能になると、1は民放だという事実をねじ曲げる必要が生じます。例えば「名古屋ではNHKが悪意ある何者かに乗っ取られて民放になっている」という理解をする。こうすれば、1=NHKというモデルは修正せずに済みます。

外から見れば、現実を曲解することが「妄想」なのですが、妄想の本質は修正不能になったモデルそのものなのだ、という話でした。


もくじ過去へ未来へ

by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


My追加