心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」

たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ過去へ未来へ


2009年08月16日(日) 世の不公平に敏感

53.2Kg, 9.8%
晴れ

借りてきたレッドクリフ2を見ました。風が吹いてからが長く、油がまるで爆発物のように燃えるのでした。

精神分裂病の息子を持つ父親の文章を読んでいて、素人の立場での病前性格の解釈に「なるほどな〜」と思ったので、ちょっとそれについて書いておきます。

世の中の不公平に敏感な人。ニュースで報じられる不公正に憤るタイプ。
こういう人は正義感が強いのではなく、実は自分の現在の処遇に満足していない。もし世の中が公平で、皆がきちんとルールに従っていれば、自分はもっと良い評価を受けるはずである。(アル中さん的に)個々の人間関係の中で相手を恨むのではなく、社会システムを批判する方向に進む。

損得勘定に敏感であり、目の前の勝敗にこだわる。ちょっとした誤解もその場で解かないと気が済まないとか、すべての議論に勝とうとするとか。「あの時、こう言い返せば良かった」と後でほぞをかみ、自分をふがいなく感じる。
これは自分の弱さの自覚から来る。努力を続ければ後日必ず失地回復できるとか、長い目で見ればマイナスではない、と考えられないのは、自信のなさから来る。
弱い自己像への補償作用として、大きすぎる夢を抱く。

「人間関係が苦手」といっても、いろいろタイプがあるんだと思いました。


もくじ過去へ未来へ

by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


My追加