心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年04月09日(木) 才能の有無

朝/コーヒー・トースト・チーズ・つぶあんぼた餅×2
昼/ミニ焼き鳥丼・野沢菜おにぎり×1
夕/レバニラ定食(諏訪湖SA)
夜/チョコレート少々
計測なし

給料日から半月経ったところで、外食費1万8千円、内食費3千円。忙しいから外食に偏ってしまうのは仕方ないのですが、エンゲル係数が上昇するのは痛い。

さて、習慣的な飲酒を始めてすぐに依存症になってしまう人もいれば、何十年と浴びるように飲み続けてもならない人もいます。文化勲章を受けた横山大観は毎日一生酒を飲んだそうですが、依存症ではなかったのでしょう。その一方で、若い女性のなかには半年も経たないうちに精神科にたどり着く人もいます。

男性よりは女性がなりやすいとか、中年よりは若者がなりやすいとか。あるいは、ストレス解消が下手な人がなりやすいとか。十分愛されずに育った人がなりやすいとか。いろいろな事が言われています。

だが、僕が考えるに、もっとも決定的な違いは「才能の有無」でしょうね。
才能のない人は、いくら飲んでもアル中にはなれない。
才能のある人は、あっという間にアル中になれる。
ほどほどの才能しかない人は、一生懸命努力しないとアル中にはなれない。
それほど「持って生まれた才能」というのは人生を左右すると思います。

そしてこの才能は親から受け継ぐものです。アル中の子供はアル中になりやすいもので、ミーティングでも「父親(母親)のようにはなるまい、と決めていたのに、大人になって気がつくと親と同じ事をしていた」という話を聞きます。研究でも遺伝が裏付けられています。

僕の二人の娘も「才能」を持っている子でしょう。今の時代一生酒を口にしないのは難しいでしょうが、飲み始めるのをなるべく遅らせて欲しいと思います。防げるなら防ぎ、遅らせられるのなら遅らせるのが得策でしょう。
しかし、例え酒にはまらなくても、薬や食べ吐きにはまるかも知れず、子供に依存症が出なくても隔世遺伝で孫やひ孫に出るかも知れず。でも、孫が成人してアル中になる頃には、僕はこの世にいないでしょうから、そんなことまで心配しませんけど。ともあれ、50年後もこの地にAAがあることを願うばかりです。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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