心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年03月11日(水) 面の皮が厚くなる

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/つゆだく熟成ロースカツ弁当(コンビニ495)・コカコーラ・少年サンデー
夕/じゃんがらラーメン(630)
夜/ジャイアントコーン・ハニーローストピーナッツ少々・ジュース
53.0Kg, 11.8%

ステップ5のミーティングが終わった後で、仲間と「回復が進むと、面の皮が厚くなるよね」という話をしていました。神経が図太くなると言うか、心臓に毛が生えてくるというか。

いつもびくびく怯えて、言い訳ばかりしながら生きてきました。
なぜ言い訳ばかりするのか? それは「僕は(私は)悪くないのです、それは○○がいけないのです」と責任転嫁したいからです。裏を返せば、それは自分は悪いところがない(欠点のない)完璧な人間である、という自己像を守るための防衛反応です。

ステップ4・5の棚卸しは「道路の自分の側を掃除する」作業です。相手や他の誰かの悪いところを探すのではなく、運の悪さを嘆くわけでもなく、ひたすら自己分析をし、自分の落ち度(欠点)を探していきます。それは辛い作業ですが、結果として自分は完璧でも、人並み以上でもなく、どちらかと言えば人間のクズでありダメ人間である事がわかってきます。

そうなればしめたものです。その後の日常生活の中で自分の欠点がさらけ出てしまっても、もうおどおどみっともない言い訳をする必要はありません。もはや守るべき虚像はないのですから。

そんなダメ人間でも、ハイヤーパワーは「すぐには良くならないんだから、とりあえずそのままで生きていけばいいじゃない」と言ってくれるのが、ありがたいことです。欠点はすこしずつしか改善しないし、一生なくなりません。だとすれば、ダメ人間のまま生きていくしかない、とアサーティブになれます。

僕は「ステップを真面目にやっていないダメなAAメンバーだ」と言われても平気です。だってそのとおりなんだもの。

ステップを真面目にやってても効果が出てない人を見ると、「生きているうちに聖人になりたいに違いない」と思います。早くダメ人間になろうぜ!


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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