心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年11月23日(日) 統計

朝/コーヒー
昼/中村屋のちょっと食べたいミニカリー(レトルト)・ぶなしめじのみそ汁・ご飯一膳
夕/台湾チャーハンとスープ
夜/カレーうどん
53.1Kg, 9.6%

いままで、うどんをラーメンどんぶりで食べていたのですが、100円ショップで和風の丼を420円で買えたのがうれしくて、カレーうどんにしてみました。

さて、細かい出典は忘れたものもあります。いずれもアメリカでのお話。

・なんの治療もせず(つまり医者やカウンセリングや自助グループなしで)一生飲まずに終えるのアル中さんは約3%。

これは alt.recovery.aa での紹介記事から。36人に一人は何もしなくても、無事?一生を終えるわけです。レッツ・チャレンジ。

・アメリカのアルコール乱用者数は約3千万人。

日本で厚生省が「大量飲酒者」として発表していた数字は220万人とか230万人でした。同じ推算式をアメリカに当てはめると一桁多いのです。
一方、医学的な依存症の定義に当てはまる人は約1,200万人(日本では約84万人)。これは乱用者数の約1/3で、日本でも似たような比率です。

・「アルコール乱用」はアメリカ人の死因の第3位

一位はタバコ。二位は栄養の偏りと運動不足。四位は感染症(性感染症を除く)。
酒をやめたアル中さんの死因ナンバーワンは肺ガンだそうです。

・アルコール依存症の人の7割は、アルコールが原因で死ぬ。

アメリカのAAメンバー数は100万人ほどで、全体1,200万人という数字と比較すると1割にもみちません。もちろんAA以外のグループもあるし、有料のプログラムもいろいろ提供されています。ネット断酒の人も増えているとか(特に高学歴専門職の人に目立つそうです)。
それでも30%−3%=27%の人は、何らかの治療によって助かっていると考えることもできます。

以前、広辞苑には「死に様」という言葉は載っていても、「生き様」という言葉はありませんでした。「生き様」という言葉が使われ出したのは近年のことです。

ソブラエティ(飲まないで生きる)とは、飲まないで死ぬことです。飲まないで死ぬためには、とりあえず今日という日を飲まないで生きるしかありません。依存症の人にとって、死に様とはまさに生き様の結果であり、死に方とは生き方そのものです。

死に様、とっくと拝見させて頂きます。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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