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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年11月12日(水) ××禁止例 夕/牛丼並+サラダセット(すき家)
夜/カップ天ぷらそば
53.4Kg, 10.4%
朝/コーヒー・ツルヤの99円サラダ・ヨーグルト・チーズ
昼/かき揚げ天そば
AAの評議会・理事会であれJSOであれ、グループやメンバーに対して、何かを禁止できないのははっきりしています。でも、なにかトラブルが発生するたびに、○○会やオフィスに「権威」を期待して、××を禁止してくれという要請が出されたりします。
どうしてそういう要請が出てしまうのか、原因の一つは過去の経験だと思います。
十数年あるいは二十年以上前、日本のAAは『スツールと酒ビン』とか『一日24時間』というAA以外の本を出版し、ミーティングでも使っていました。また、日本独自のAAメダルを作って、プレゼントに使われていました。
ところがある時点で、方針を急展開させ、それまで使っていた本やメダルを「禁止」してしまったのです。オフィスはそれを売らなくなり、在庫は処分されました。それどころか『一日24時間』を使っているミーティングに対しては、「それはいけないよ、やめなさい」という指導?まで行われたと聞きます。
まさにそれは「禁止」でした。
東南アジアや南米などには、しばらく前まで独裁政権がうようよ存在していました。民主国家ではなかったのです。しかし中には独裁が国の発展に寄与した例もあります(インドネシアとか)。これを開発独裁と言いますが、権限を集中した方が経済成長にはプラスだったのです。とはいえ、そうした国々も徐々に民主化が進んでいきました。
AAも過去の発展の途上では、強権的なことも必要だったのかもしれません。そのときに命令的に行われたことが、10年経っても20年経っても人々の記憶に残り、AAでも「上から何かを禁止できる」という幻想が残ってしまったのかも知れません。
しかし評議会もできて10年以上経っているのですから、AAの本則に立ち返るべきだと思います。
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