心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年10月23日(木) 経験を積む

夕/ラーメン
夜/グレープジュース・ヨーグルト・紫のじゃがビー
朝/トースト・コーヒー・チーズ

ラーメン屋は初めて入ってみましたが失敗でした。でも入ってみなければ失敗かどうか分からなかったわけで「経験を積んだ」としておきましょう。

「経験とは、誰もが自分の失敗につける名前のことである」
 〜オスカー・ワイルド

前に年金の天引き額が上がった、と言う話を書きました。
そのことで、隣の同僚が怒って総務に電話しています。

気に入らないのは額が上がったことではなく、標準月額報酬の算定に交通費支給額まで含まれていることだそうです。彼は通勤距離が長いので、ガソリン代も高くなります。最近、ガソリン代を市価スライド制にしてくれと、会社と交渉中ですから、もしそうなるとガソリン価格高騰を受けて、支給額も上がるはずです。

「そうなったら、年金の天引き額まであがっちゃうじゃねーか」

というのが彼の言い分です。会社の近くに住む人はそうならないのだから不公平だと。総務の女性に電話をかけて文句を言ってみたところで、もとよりそういうルールなんだからしかたないでしょう。会社によっては経理どころか総務までアウトソーシングされていますが、ここはまだ両方とも内部処理ですが、総務も苦情受け付けで大変です。

電話を切ると彼は、「これは政府に文句を言わないといけない」と言い出しました。どこだ、と聞かれたので、「社会保険庁じゃねーかなぁ」と答えておきました。国の政策に関心を持つのは悪いことじゃないでしょうね。

反対側の同僚は給与明細を見て「この非課税って何ですかね」と聞いてきました。交通費は非課税なんですよ、と答えるとほくほく喜んでいました。彼はプリウスに乗っているので、交通費が黒字になります。プリウスが同クラスの車より100万円以上高額だってことは、彼の頭の中で合理化されてしまっているようです。

このように交通費一つとっても、人により立場により感じ方が違うわけで、人の気持ちを推し量ることは難しいことであります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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