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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年10月19日(日) 自分の子供のための AAメンバーは全国に四千数百人いる勘定だそうです。
その半分ぐらいは子持ちでありましょうか。
はたしてそのうち何人が、「将来自分の子供にAAが必要になる」可能性を真剣に考えているでしょうか。アルコール依存症は遺伝性の病気なので、アル中さんの子供は、他の人よりずっと依存症になりやすいわけです。
子供が小さいうちは、まだお酒を飲まないので、依存症になる可能性なんて現実味がありません。成人した子供でも、機会飲酒に留まっていれば、依存症にはならないだろうと親は思ってしまいます。
最近でこそAAに若い人たちがやってくるようになりましたが、40才・50才になってからAAにたどり着く人も多いわけです。自分も若いころは普通に酒が飲めていた(はず)と思っているアル中さんも多いのではないでしょうか。子供だって同じ道筋をたどる可能性はあるわけで、その場合、子供が40才・50才になってからAAを必要になるわけです。その頃、親である自分たちが生きていて、直接手助けできるとは限りません(生きていてもできるとは限りませんが)。
AAにアル中さんを救う力があると信じるのなら、やはり「自分の子供のために」より質の高いAAを地域に根付かせて残す、という意識的な努力が必要だと思います。
子供と一緒に暮らしていようといまいと、毎日会えても一生会えなくても、「自分の子供のためにAAを残す」という考えは必要だと思いますよ。酒を飲まなくても、他の依存症になったりしますしね。
まあ、アル中さんは「・・という一般原則は理解できるが、自分だけは例外」という理屈が大好きだったりしますので、自分の子供は例外的に依存症にはならない、と決めつけてお終いってことになりがちなんですけど。
夜食/バナナ
朝/バナナ・おにぎり・コーヒー
昼/明太子とイカのスパゲティ・サラダ・アイスコーヒー
夕/ツルヤの天丼弁当
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