心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年06月25日(日) 羅列で、

・今週は二つミーティングに出ました。
 最近の僕にしては良い出来かと。
 もっともひとつは仲間のバースディミーティングでしたが。
 このところ、病院メッセージの回数のほうが多い月もあります。

・その病院メッセージなのですが、担当医の交代があったせいか、急にアルコール医療に不熱心になってしまいました。スタッフも入れ替えがあって、AAのことが理解できていない様子。いままで積み上げたものが崩れ去った後でも、またこつこつと積み上げていくしか方法はないのだと思っています。
 アルコールの入院患者の数が一桁減って、メッセージ活動を続けることに疑問を感じるメンバーも増えてきた感じがします。そこでは僕は輪番の担当者ではなく、単なるオブザーバーの身であります。
 「オブザーバーは、オブザーブするから、オブザーバーなんだよ」
 という言葉をいただいているんで、控えの席に辛抱強く座って、事態の進展を待っていようと思います。

・今日のオープンスピーカーズ・ミーティングでは、書籍販売の係を一日やらせてもらいました。ずっと以前に地区のセミナーで書籍の販売をやったときには、100人以上集まったセミナーだったのに、本の売り上げは6千円ぐらいでした。今日は、グループでやった30人ぐらいの小さなスピーカーズでしたが、売り上げが16,380円。
 昔に比べれば本の質も上がっているし、本を読んで回復に結びつけるというやり方に、慣れてきたということではないか、そんなことを考えていました。

・「満足にステップもやっていないくせに酒が止まっている大酒飲み」という揶揄の言葉を、この3ヶ月ほどで2回聞きました。ステップを使わずに酒が止まるのは、アルコホーリク(依存症)ではなく、単なる大酒飲みなんだ、というのがその理屈らしいです。本当のアル中ではなく、大酒飲みがAAをやっているから、日本のAAは成長しない、と続くパターンも同じでした。もちろん、その背後には「俺のやっているステップこそが最善、真髄」という自負があるのでしょうね。
 そういう言葉を聞いたら、にやにや笑って、その場を離れる以外に、ほかに何が出来るというのでしょうか。そんなやつは追い出してしまえ、と思ったら、同じレベルであります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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