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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年05月10日(水) 分かっていない電子書籍 裏ブログの方で、川原由美子という単語がでてきて、最近の作品を読んでみたいという気になりました。
まあ、amazon.co.jpで注文すればすぐなのですが・・・本棚で場所を食うし、いっちょ「電子書籍でも買ってみるか」という気になりました。最近はパソコンのハードディスクも容量過多で、空き領域が無駄に余っています。
というわけでebook japanを覗いてみました。
専用のリーダーはActiveXベースでインストールされ、使い勝手もなかなか悪くありません。「お試し用」のデータをダウンロードして見てみると、解像度などもなかなか良好です。一部スキャン時の裏写りが起きているデータがありましたが、まあそれはご愛敬でしょうか。
で、一冊400円の本(のデータ)をまとめ買いしようとして、ふと「もしこのパソコンのWindowsを再インストールしたらどうなるのだろうか」とか、「データはデスクトップPCに置いておいて、布団の中でノートPCでマンガを読むことは出来ないのだろうか」とか考えてしまったわけです。
結論から言うと、事実上データを購入したパソコンでないと、そのデータを読む(再生する)ことはできません。ハードコピー(印刷)も出来ないし、データを他のパソコンに移行する(ムーブする)のも妙に面倒くさい手順を踏まないといけません。
まあ不正コピーが出回らないように、いろいろと制約を付けるのは仕方ないのかも知れません。が、どうしてソニーがアップル(iPod/iTMS)に負けたのか、そして相変わらず勝てないのか、そこらへんのことが全然分かっていない訳であります。
いくらリーダーソフトの使い勝手を良くしたところで、不意のハードディスク事故で買ったものをすべて失うかも知れないのに、「再ダウンロードは一週間以内」とか言われたら買う気をなくすのではないでしょうか。
これが一冊100円とか、200円とかで、古本屋で買うのとさして違わない値段なら、もし失っても泣いて諦めることができるかもしれませんが。
というわけで、購買意欲を失って、ただ無料のデータだけをダウンロードしているのでありました。
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