なんだかね〜 - 2005年10月21日(金) このところ、帰りが遅く、疲れているせいか 帰り(行きもそうだけど)電車の中が苦痛で仕方ない。 なかなか座れない、ってこともあるけど 周りが。 はぁ〜。 私の使っている路線は、 引っ越した時からそう思っているのだけど とにかくトゲトゲしい顔をした人たちばかり乗っている。 人生に不満がある人種が多い(?)のか、なんだかわからないのだけど。 みんな周りのことなど気遣う余裕など全くない人たちばかり。 ちょっとぶつかろうもんなら、オジサンにものすごい形相で睨まれるし、 またはどんなに混んでて人がたくさん乗り降りしている時でも ドアの前で立ちはだかってケータイでゲームをしてるサラリーマンとかばっか。 女性でも、はあっとデカイため息をついて スポーツ新聞おおげさにバサッとめくったり、 疲れてる神経にはそういう劣悪環境はこたえるこたえる。 みんな自分にバリアーはってひきこもってる。 人のことはどうでもいい、というどころか それ以上に攻撃的。 実家に住んでた時の路線は、 比較的裕福な人が住んでいることで有名な路線だったせいだろうか (私の家は残念ながらそのカテゴリーからは大きくはずれてたけど) そういうことは感じなかった。 というか他のところを知らなかっただけだね。 ここはこんなに余裕のあるエリアだったのか、と引っ越した5〜6年前に改めて認識。 たまに帰るとなんかゆったりしてることに気づく。 そして普通、てか大勢はそうじゃないことも認識。 東京育ちのハズなのに、いや〜、都会って疲れるところです。 ・・・なんてことを書きながら日経新聞を読んでいたら 最近、妊婦の方々が電車に乗ったとき。 優先席でも席を譲ってもらえない、 それどころかサラリーマンや若者に嫌な顔をされる、 という記事が出てました。 ありえることだよな〜、 私の乗っている路線じゃ、そういう「普通の」思いやりもってる人が 果たしてどれだけいるんだろう?と思うもの。 嘆かわしい、というのを通り越して 恐ろしいです。 ... 数年ぶりにバシュメット - 2005年10月16日(日) 久々、休日にコンサート。 そして場所も久々、神奈川県立音楽堂に 現代最高(ってか史上最高)のヴィオラ奏者、 ユーリ・バシュメットのリサイタルを聴いてきました。 音楽堂でやっている「ヴィオラ・情熱」っていう バシュメットの3回シリーズ(他の2回は協奏曲)の内の1回です。 バシュメットってヴィオラって楽器の範疇だけじゃなくて あらゆる音楽家の中で今、「偉大な」って言って間違いない一人。 弦楽器だったらギドン・クレーメルと並び立つ人。 (そういえばこの2人、出身もやってることも、レパートリーもよく似てる) ただ前半(バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番(ヴィオラ編曲版)」とシューベルト「アルペジョーネ・ソナタ」)は、あれ?なんだか演奏が走り気味で上滑りしてて ちょっとこちらも集中して聴けなかった。 ことに音楽の部分と部分がつながるところで駆け出してしまうことが多くて、 なんだか丁寧さに欠いた印象が全体に波及してしまう感じで この人にして、こんなに集中力が欠くことがあるのか? 音楽と一体になりきれない、という時があるのか? と私としてもちょっと残念でした。 マイハニーも同じようなことを感じたらしく、 多分、かなりの人がそう感じたのではなかろうか、と思う。 でも後半、彼の率いるモスクワ・ソロイスツの弦楽器奏者と共演した ブラームス「クラリネット五重奏曲(ヴィオラ五重奏版)」は なんとも素晴らしかった。 これでこそバシュメット。 偉大な音楽家の演奏。 ブラームスが晩年、モーツァルトが書いた同じ曲、とびきり上等な音楽と同じ編成の曲を書きたくて作曲した、「人生の終わり、人生の秋に黄金色に実る」音楽を、 渋く、深く、豊かに響かせてくれました。 アンコールで再びやってくれた第2楽章! ああ、こんな素晴らしいブラームスの室内楽は滅多に聞けない。 素晴らしいひとときでした。 ことにこんな忙しくて、荒れた心にはひときわ沁みます。 ところで、後半始める直前に地震が。 コンサートには支障なかったですが、 皆さん、大丈夫でした?結構揺れ、すごかったけど。 ...
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