無責任な可愛がり - 2005年02月24日(木) いつだったか部屋で昼寝をしていた時、 ふいに窓の外から近所のお母さんと女の子の会話が聞こえてきた。 「ね〜、あたちネコちゃんにエサあげるぅ〜。」 「はいはい。もうちゃんと用意してあるからね〜。 今日はパンよ。いっぱいあげなさい。」 それを聞いて「そんなにあるならボクにもくれ〜」 …という話じゃなくって(><) ちょっと腹がたった。 ウチの団地には野良ネコがたくさんいる。 白、黒、ミケ、ブチ、 でっかいのちっこいの かわいいのからブサイクなのまでたくさんいる。 かわいそうに野良だとケンカやら事故やら病気やら色々あるのだろう、 片目しかなかったり、顔がただれてたり、びっこだったり 遠目に見ても不健康そうなのがいっぱいいる。 近所の主婦や子供が 「かわいい、かわいい」と言ってエサをあげている姿をよく見るが 一体どこまでネコたちのことを考えているのだろう? そりゃ、ネコたちは野良生活をしていればおなかペコペコでかわいそうだし、 エサあげれば喜んで どこにこんなにいたんだ!?というくらいワラワラよってくる。 でも結果、エサ目当てにネコたちが集まるようになれば 今度は迷惑がって、(飽きて) 実際にゴミあさられたりして被害もでるだろうし、 そうすると今度はネコたちを排斥するようになる。 「ネコちゃん、かわいい。それにかわいそう。私がちゃんと責任持って世話するわ! エサだってノミとりだって三月に一回の獣医さんでの混合注射だって全部私が引き受けるわ!」 というような気概があって接しなかったら、 結局はかわいそうだろ! アテにさせるだけさせてさ。 自己満足のためにネコにエサをやるのはやめてくれ。 ... たまには冴えないコンサート - 2005年02月23日(水) 先週末、今年初めてのN響定期に行ってきました。 (先月のアシュケナージは、残念ながら仕事の都合で聴けなかったのだ) 指揮はイタリアの若手、ジャナンドレア・ノセダ。 この人、ゲルギエフの弟子のような言われ方で、 またマリインスキー劇場でも活躍している(?よね)ものだから 何となくロシア人みたいな気がしていました。 全くの勘違い。ファースト・ネームがイタリアの名じゃんか、ねえ。 で、コンサートはまあまあ良かったの・・・かなあ? かなりの力の持ち主だとは思うし、 イタリアの音楽家特有の「ブリオ」というのか 先日感動したファビオ・ルイージもそうだったが ある特有の活気、すごい勢いのいい流れ、 そんなものを持っていました。 音楽の速度表記にアレグロ・コン・ブリオとかあるでしょう? この「ブリオ」。(決してぶり男ではない) 日本語で強いて訳すと「活気」みたいになるんだろうけど ちょっとニュアンスが違う。 「生命感の躍動」みたいになるのかなあ? トスカニーニやムーティの指揮するオーケストラの、早い曲の時の 感じを思うとわかってもらえるかな、と思うのですが。 (聞いたことがない人にそれを言うのは無茶か) でもノセダの指揮、さっきも書いたルイージによく似ていて、 また似ていたせいかな〜、ルイージと比べてしまってちょっと物足りなかった。 選曲も凝っていて(私は好きですが) R.シュトラウスのオペラ「カプリッチョ」と「インテルメッツォ」からの 管弦楽抜粋と 同じ20世紀の作曲家シェックのホルン協奏曲、 そしてブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」という かなり通向きのプログラミング。 上手くいけばすばらしいプログラミングだったのでしょうけど まず「カプリッチョ」でのホルン・ソロがメタメタ (昔ドレスデン・シュターツカペレがアンコールでやった時の名ホルン、ペーター・ダムの音が懐かしい…) そしてシェックのホルン協奏曲での松崎さんのホルンもかなりヤバかった。 これかなり技巧的に難しそうな曲でしたしね。 ブラームスだけは良かったけど、あとはノセダのどんどん前に行こうとするテンポ感にオケが乗り損ねていた様子。 まあ、色々行っていればこんな演奏会もあります。 しかし、同じ日に古楽の雄、フランス・ブリュッヘンが新日本フィルを指揮するという期待大のコンサートがあったのに なんでそっちに行かなかったんだぁ〜!というのがホントのところ。 (色んなサイトをのぞきましたが、素晴らしかったみたいですね!) ...
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