ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

まぼろし - 2005年01月17日(月)



なににおいても世知辛い世の中である。


いくら笑顔でポジティヴに
自分の周りの生活だけでも楽しくしようと努めても
それは様々な悪意や憎悪によってあっけなく阻まれる。



ここ、音楽の業界においてもそう。

音楽は人に何かを伝えるもの、
何よりも「心」を大切にしなければいけないはずだ。
(ベートーヴェンは最後期の大作『ミサ・ソレムニス』の楽譜に「心から心へ伝わらんことを」と書いた。)

でも現実の場では、前から書いているように
どんどん陰湿な、悪意の多い、
音楽をダシにした単なるビジネスになりつつある。


わがオフィスでもまたイヤな事件が勃発した。
もう書きたくもない。


オフィスで力を尽くすことが、イコール音楽界の発展だ、
微力でも人間社会の力になれるんだ、と信じてずっと仕事をしてきたが、
そんなことは夢か幻想でしかなかったのか。


今や私の心はどんどん現場から離れつつある。








...

大熱演のウィーン・フィル - 2005年01月12日(水)




大晦日、元旦とベルリン・フィル、ウィーン・フィルと
立て続けに生ライヴがあって、
両者とも「やっぱり世界最高のオケだなあ〜。」と感心した余韻の覚めやらぬ折、
また日曜日にウィーン・フィルとベルリン・フィルのコンサートが
オンエアされましたね。



今回はあの野生のカリスマ、ワレリー・ゲルギエフが指揮した
ウィーン・フィルの演奏に大興奮させられ、
大いなる感銘を受けました。


ところで巷でウワサにはなっていましたが
ゲルギエフ、ホントに爪楊枝で指揮していましたね(@@)


全身全霊で振るすさまじい指揮に、ウィーン・フィルが全力で応える。

嵐のようにあそこまで魂からエネルギーを放射するゲルギエフは本当に凄い。
オーケストラを煽り立てるような、ああいうゲルギエフを悪く言う人も多いが、
(業界ではどういうワケか本当に多い。カリスマ的な人気者に対するいわゆるアンチ?不思議である。)
この真実の激情を、好き嫌いはともかく、誰が否定できるのか見てみたい。


そして、これが他のオーケストラなら途中で崩壊してしまうだろうどころが、
さすがウィーン・フィル。
崩壊どころか、それを「全身全霊の凄絶美」というくらいの大演奏で音にしてくれました。
こないだのニューイヤーも素晴らしかったけど、最近のウィーン・フィルは一時期の低調から、世界最高のオケの名に恥じない力を取り戻してきたのではないかな?


演奏者も大変なエネルギーの消費だったでしょうが、
テレビで見てる私も3キロくらい体重減ったんじゃ?





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