ガマンできない親父 - 2004年08月06日(金) ウチの親父が天然ボケで、 期せずして人を笑わすことばかりしてくれる、 という話は何度も書いたが、 つまるところ、彼はとっても「子供」ちゃん。 バカにしてるわけではなく(ちょっとはしてる?) 少年の心をもったまま大人になり ついには定年を迎えてしまった、という 考えようによってはうらやましい人生。 ところで、今私も親父もドラマ「人間の証明」を夢中で見ているのだが 私は原作を知らないので、毎回必死に謎を追っている。 がしかーし、親父は違う。 第1話を見て、もうガマンができずに原作の小説を買って全部読んだそうだ。(><) 信じられん。 私には絶対できん。 そしてさらには、 私が実家に行くと 「あ、ところで『人間の証明』なんだけど、それはな〜」とバラそうとする。 私は「言ったらぶっ殺す!」とマジな抵抗をするが、 それでも口がムズムズしている。 それからこないだ終わったが 昼間に故・野沢尚さんの脚本、松嶋奈々子と竹之内豊が主演した「氷の世界」の2話までを見た段階で もう最終話のビデオを借りにTSUTAYAにすっ飛んでいったそうだ。 もう、なんとも言えん… 母の話によれば 推理小説なんかもっての外で、(好きらしいのだが) 読み始めたら、ガマンできずに即最後の部分を読むそうだ。 うーむ。 父よ、やっぱり私は情けないぞ… ... 坊ちゃん - 2004年08月05日(木) いや〜暑い。 少し涼しくなったかな? と思いきやまた日差しがすごくなってきた。 あ〜あ、早く休みにならないかなぁ。 ところで今、10数年ぶりに夏目漱石の「坊ちゃん」を読んでいる。 なつかしい。。。 別に理由はないのだが、なぜか読みたくなったのだ。 しかしこうして読み直してみると 中学生の頃は「痛快!痛快!」と単純に楽しんでいただけだったが 今は「あれ? 妙にリアル。」と感じる。 なにがリアルかって 坊ちゃんが松山に中学校に赴任してからの、ある「きゅうくつ」さ。 職員室しかり、街の周りの人しかり。 儀礼的、表面的なものにしばられた 「村」的な閉鎖的な奇妙な社会。 まだ読みかけだが、もう結末は知っている。 皆さんも知っての通り、 坊ちゃんは仲間の山嵐とともに 教頭の赤シャツらの不条理をこらしめて終わるのだが 考えてみれば、彼らは学校をやめ、 赤シャツらは残る。 その後なにも変わりはしないじゃないか。 なんとも寂しく、やるせない気が残る。 私なんかも、今のこの職場環境で いくら正論を主張しようとも マイペースで信念を貫こうとしてみても 何も変わりはしないのか? なんだか悲しい。 でもね、こうして書きながら思う。 勝てなくても、決して負けないようにしようと。 ...
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