ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

天然のDNA - 2004年06月18日(金)




以前、何回か
私の親父の天然ボケについての話を書いたかと思うが、
彼のエピソード、まだまだ留まるところを知らない。



例えば最近では
「そろそろ衣がえりの季節だな〜。大変だな〜」
と言ったとか。
(かえってどうする)


フォンド=ヴォーのことを言おうとして
「フォ、フォンド=デューがさぁ…」
(チーズ・フォンデューあたりとくっついたのだろうか?)



てな感じで笑いが絶えない。



そんな親父を微笑ましくも
「大丈夫か!?オヤジ」
という風にちょっと笑いものにしていた。



が。



結婚して約2ヶ月。
実家から完全に離れた私の中で
どうやら彼のDNAが封印を解かれた如く
活動を開始したらしい。



先日、弟から結婚祝いとしてホットプレートをもらったのだが
その話をマイハニーとしようとして


「あのさ、あれ…あれ… あの弟からもらった
電子鉄板さぁ…」



…恥ずっ。。。
(しかし改めてこうして書くと言いえて妙かも。
中国語みたい…。)




隣には爆笑して眠れなくなったマイハニーがいた。



遺伝、恐るべし。
私にその血が流れていようとは夢にも思わなかったっす。






...

「強制」に思う - 2004年06月15日(火)




昨日の新聞に
“PTA会長が「君が代強制おかしい」と言った一言が非難される”
という大きな記事が載っていた。


こういう問題というのは
なかなか込み入ってて安易なことを言ってはいけないのだろうが、
さりとて、これを言い訳にして何も言わない、
というのはなんだか卑怯な気がしてすごく嫌だ。



…と言いつつ、私に「君が代・日の丸」問題を論じる力などないのだが
そんなことは関係なく、ものすごく憤りを感じた。



だって、聞けばその会長さんは
そのことに対して断固たる態度で朗々たるスピーチをしたワケではなく
日頃の疑問を問題提起のように言ってみただけでしょう?


それを周りでよってたかって
「PTA会長がなんてこと言うんだ、反省しろ!」と区議から怒鳴られ
「私たちに何の相談もなく」と周りの役員にはオロオロされ
あげくのはて、校長からは辞任を要求される、など
一体どういうことさ!!??


自衛隊の問題より、もっとあからさまな思想的脅威を感じる。私には。



私は「君が代」問題にどうしても敏感になってしまうのだが
それには理由があって
「君が代」は音楽として好きでない、魅力を感じない
という単純な理由がひとつ。


もうひとつは、


私はかつて教員採用試験を受けて音楽の教師になろうとしたことがあった。
音大では教育学科だったし
先生になりたかったし
それが自然な成り行きだった。


で、試験は通り、しばらく中学校で講師などをし、
いざ3月に東京のある区で正採用の面接があった。
その折のこと。



面接では色々なことが聞かれる。
それは比較的ニコヤカに進行したが
出し抜けに険しい顔で
「あなたは生徒に『君が代』を歌わせますね。」
と聞かれたのだ。

こうして言葉で書くと、大したことに見えないかもしれない。
しかし実際はかなり露骨な威圧感があった。


私は「普通にやることはやりますが、イヤだという子や親がいてもそれはそれで放っておきます。」と答えた瞬間、面接官の顔色が変わった。

「じゃ、あなたは歌わせないのですね。」



こんな問答を5分くらいしたと思うが
終始彼の口調は威圧的で
歌「わせ」る、歌「わせ」ないという、あきらかに「強制」が前提にある
言い方だった。




そのことがあって、
− それだけの理由ではないが −
私は今、このように教師はしていない。



音楽をやっている人間だから
人一倍こういうことに意識的になるのかもしれないが
断じて人の心に強制などできない。







...




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