しつこく、またまたザネッティ - 2004年01月19日(月) 昨日のN響アワー、みなさんご覧になったでしょうか? 私が前にしつこく書いていた、 (私が一人のアーティストを何度も書くのは、考えてみると珍しい。) イタリアの若手指揮者、マッシモ・ザネッティが登場した定期公演の オンエアがあった。 マーラー「交響曲第5番」の第1、4楽章だけだけど いや〜、改めて良かった。 あの日のコンサートは未だにぼんやりとだけど体に残ってて これからも当分忘れられそうにない。 強烈に、というよりジワジワと自分の中に浸透していくのがわかる。 なんでそんなに感動してるの?っていえば それ書いちゃうと、またくどい繰り返しになるからやめとくけど でも昨日N響アワーを見返して やっぱり「自然」だということ。 もちろん緻密に考えて曲に接しているから生まれた結果だた思うけど、 流れも自然、 マーラーと、この曲とのザネッティの関わりも自然(ナゼかはわからないけど) 聴いててマーラーの想いがすごく自然に伝わってきた。 4楽章のあの超有名なアダージェットなんか 粘っこかったり、強烈だったわけでもないのに あんなに切実に響いてきたのを聴いたのはホントにひさしぶり。 N響の2003年ベスト・コンサートにも 「このコンサート1位!」って投票しちゃいました。 ... お帰り、デュトワ - 2004年01月17日(土) 昨日、N響定期に行った。 指揮はシャルル・デュトワ。 そう、あのデュトワです。 去年6月に音楽監督を退任して、 まだ半年だけど、彼がN響の指揮台に帰ってきた。 私もその時のことを「ありがとう、デュトワ」と書いた。 半年なのに随分なつかしい感じがして 感慨深かった。 やっぱデュトワが振るとどうしてまあ、 ああ音が鮮やかになるんだろうかね? やわらかくちょっとパステル調の透明な音から ダイナミックで激烈な音まで 音の色という色が、 めくらめく色の洪水の如く移り変わっていく。 どんなに激烈な音響でも決して濁らない。 この人にオーケストラがどれだけ鍛えられたか。 音を緻密に創る、という作業を徹底することを覚えたか。 この演奏を聴いていると否がおうにもそう思わずにはいられない。 やった曲が、また近代オーケストレーションの極をいく R。シュトラウスの「英雄の生涯」だから その印象はことさらだった。 次はいつ来てくれるかな?デュトワ。 ...
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