百花繚乱?日本のオーケストラ - 2003年03月29日(土) 今日は(もう昨日か。)札幌交響楽団という札幌のオーケストラの東京公演に行ってきました。 このオーケストラを聴くのは5年ぶりくらいでしょうか? 「おぉ、今はこんなに充実してるんだ!」 と感心しました。 今は尾高忠明さんという国際的な指揮者が常任指揮者を務めていて、2年前には札響(略しますね)初の海外公演を行ったり、レコーディングを行ったりと昔のローカル・オーケストラから脱皮を図っている、というのはよく聞いてましたが。 その尾高さんは何年か前までイギリスのBBCウェールズ交響楽団というオーケストラの常任指揮者を務めていました。 (その当時、ロンドンの地下鉄の駅などにPanasonicのポスターと一緒に「OTAKA」という写真ポスターが貼られていたんですよ。それくらい向こうではすごい人だったのだ。) で、その尾高/BBCウェールズ交響楽団の来日公演でエルガー作曲の「交響曲第1番」をやり、(エルガーはあの「威風堂々」作曲した人。)を私はそれを聴きに行ったのですが、これが素晴らしかった! 涙が出ましたよ。 隣に居た友人も泣いてました。(音楽馬鹿の友達はやはり馬鹿だ・・・(>y<) そのエルガーの曲をまたやったのです。 今度は涙までは流さなかったまでも、やっぱり良かったです。 さてその札響ですが、昔から思うのですが音が東京のオーケストラとは違うんですよね。 上手さ、という話ではなくて。 何というか、涼しげでクールでさっぱりとした音。 北国のオケだからそう思い込むんだろう、というツッコミが聞こえてきそうですが、これは決してそうではないんです。 よく「音楽評論家」と言われるセンセイ方が、 「日本のオーケストラには音のカラーというものがない」ということを仰られます。 これはまあ、ある程度は、というかオーケストラによってかなりホント。 例えば今をときめく小澤征爾さんが本拠となったウィーン・フィル。 あれなんか何回か聴けば誰でも音を覚えます。 なんたって、柔らかくて情緒感溢れる音色。 でも日本のオーケストラもその地方地方によってやはり色合いがあります。 方言があるように。 人間の集まりであって、その土地が育んできた人の心が音楽を発する限り、やはり音はそれぞれ違ったカラーが形成されるのは、考えてみれば当然なのであって。 私は仕事柄、海外から来たピアニストだとかヴァイオリニストを地方−(ごめんなさい。地方、地方と言って。でも回りくどい言い方も変なのでお許し下され。)−のオーケストラと共演させるために、そこへ行くことがよくあります。 で、日本中のプロ・オーケストラをよく聴く機会があるわけです。 これは私の独断と偏見ですが、各地のオーケストラについていくつかピックアップして思うところを書いてみますね。 独断と偏見ではありますが、まあ10数年この道で仕事をしてきた、という自負はありますから異論はあっても、そんな間違ってもいないと思いますが・・・(多分・・・) 自分のところのオケがないぞっ!ってお怒りの方、ごめんなさーいm(__)m 北から ★札幌交響楽団 ・・・全体に涼しげでさっぱりした音が快い。木管セクションが特に上手い。 常任指揮者=尾高忠明さん(国際クラスの実力派。温かみのある音楽をやります。) ★仙台フィルハーモニー交響楽団 ・・・青少年文化ホールという本拠地で練習、本番をすべてやるためとても丁寧に練りあがった音を持っている。 クリアー感がある。 常任指揮者=外山雄三さん(いかりや長介似) ★群馬交響楽団 ・・・高関健さんという常任指揮者のおかげか昔に比べて緻密な音になった。基本的に素朴な音で。 ★NHK交響楽団 ・・・「N響」の愛称で親しまれてるわが国最高のオーケストラ。 音の厚み、キレ、上手さは抜群。 昔はちょっと重すぎか硬すぎか?というところもあったが音楽監督を務めるデュトワという世界有数の指揮者のトレーニングで柔軟でカラフルさを増した。 ★東京フィルハーモニー交響楽団 ・・・昔から暖かい音を持っている。オペラの時オケピに入る機会が多いせいか、歌手のような息遣いで音楽ができる。 常任指揮者=チョン・ミュンフンという韓国の国際的カリスマ ★読売日本交響楽団 ・・・実に透明感のある音を持っていてN響に迫る上手さを持っているがナゼかたまにしかそれをださない。 「眠れる獅子」という感じ。 常任指揮者=ゲルト・アルブレヒトというドイツの大家 ★新日本フィルハーモニー交響楽団 ・・・あの小澤征爾さんがプロの常設では日本で唯一指揮するオケ。 すみだトリフォニーホールをフライチャンズホールとして、そこで練習、本番ができるようになって飛躍的にうまくなった。 「音楽を創ろう!」って熱気が感じられる音がする。 音楽監督=クリスティアン・アルミンクというウィーンの若きサラブレッドのような奴。 ★名古屋フィルハーモニー交響楽団 ・・・味噌カツのような音、とは事務局の方も言ってたし私もそう思う。馬力がある。 沼尻竜典(りゅうすけ)さんという、日本ではちょっと今までいなかった類の才能(非常に知的な方)が常任指揮者になり、それも変わっていくかも。すごく注目してます。 ★大阪フィルハーモニー交響楽団 ・・・2年前95歳で亡くなった朝比奈隆さんが振っていたオケ。 朝比奈イズムが長かったため、重厚で頑固な音がします。 ★九州交響楽団 ・・・これも大注目。 大山平一郎さんという50過ぎてから指揮者デビュー(ヴィオラの超一級奏者だった。)した方がここ数年で素晴らしく鍛え上げた。九州人の情が熱くたくましい音を創っているという感じ。 これ、ピックアップしたものなので日本のプロのオーケストラはもっとあります。 私としては京都市交響楽団と広島交響楽団だけがまだ聴いたことがないんだよな・・・。 京都のオケなんかは雅な音がするんだろうか?? いやはや、何だか仕事のおさらいのようになってしまった。 ここまで読んでくださった方に申し訳ない気がします。 でも、「そんじゃちょっと地元のオーケストラを聴いてみようかな?」なんて人が万が一で いたらすんげーーーー嬉しいかも。(^。^@) ... 朝の音楽 - 2003年03月28日(金) みなさんは朝、起きてから何か音楽を聴きますか? 私は朝、寝起きが悪い。 先日寝つきも悪いという話も書いたかと思いますが、要するに「睡眠」に関して色々障害があるようです。 でも寝ることは大好きなのに。 布団に入ると幸せ気分なのに… (* ̄ー ̄)y-~~~~~~ それで朝の私の行動はというと、 目覚ましが鳴る → 上半身だけ起きる → また寝る → 今度こそ起きる → 半分着替える → 歯を磨き、顔を洗う → 朝ごはんを食べる → ネクタイをしめ、着替え終了 → 家を出る という、2度寝の部分だけはともかくとして超シンプルなもの。 この間40分。 毎日ほとんど寸分の狂いもなく、ロボットのように行動する。(ボーッとしてるから機械的に動いてる。) 朝シャン(って言い方今もするのかな?)とかシャワーを浴びるなどという時間があるのなら1分でも長く寝てたい…という人間である。 で、ただこのまんま出勤するとなるとどうもスッキリしないし、テンションを上げないと乗り切れない職場なので、私は上記の「ネクタイをしめ…」というところで音楽を聴く。 しかしながらここでクラシックをかけると、職業病というかついつい聴き入ってしまい、行動がストップして音楽の世界の中に没入してしまうのでほとんどがポップス。 その日の気分にもよりますが、やっぱり爽やかなものが良いですねー。 私はスピッツのファンで、「はるか」だとか「君とくらせたら」とか。 SMAPの曲とか。 冬になるとKiroroの「冬のうた」とか。 あとはその頃流行ってるものとか…… かな? でもこうやって書きながらよく考えていたら、爽やかなものばかりじゃないなぁ。 いや上に書いたのはそんな感じだけど、そうだ、よく聴くのはウルフルズの「僕は今、人生の何章目くらいだろう」とかそんなバラード、最近じゃ中島美嘉の「Will」とか(彼女の声は心を震わせる。すごい子だと思う!)先日書いたSMAPの「世界でひとつだけの花」とかKinkiの堂本剛くんの「街」とか…。 (こういう言い方あるのか知らないが)メッセージ・バラードだ。 そうだな。なんで最近はこうなったんだろう? う〜〜〜ん。 思うに… なんかやっぱり自分の生き方に孤独感があるんだろうなぁ。 自分でもよくわからないけど。 私はものすごくマイペース人間で、周りに合わせたり、器用に振舞って世の中を渡って行くのがニガテ。 でも自分は好き。自分にウソをつくような言動をしていたら苦しくなってくる。 そんな葛藤の中で答えが欲しいんだろうか? 共感できる、裏づけになるようなものを見出したいんだろうか? わからないけど。 そういえば朝、折にふれて長く聴いている歌がありました。また思い出した。 平井賢のデビュー曲って知ってますか? 「Precious Junc」っていう、ポップな曲。 随分前になるけど、今をときめく三谷幸喜脚本のテレビドラマ「王様のレストラン」の主題歌です。 平井賢はこの曲を出してから、今のようにブレイクするまで随分空白が空いているんですよ。 特にサビの2番なんですが、も〜うグッとくるんです。 愛されることばかり願ってた♪ 愛することを恐れてた♪ いつか翼になるはずのガラクタを♪ 探し続けることをやめたくない! ちょっと違ったかもしれないが(今、手元にないので)、こんな歌詞。 知らず知らずのうちに、朝ごはんのようにこんなメッセージを食べているのかもしれないですね。(・ε・) ...
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