ひぽこんコラム

2014年11月15日(土)

PS:桐野夏生さんが、芙美子をモデルにして小説を書いていた。おお、読みたい!
おもしろい対談もしている。




林芙美子の本を読んだら、芙美子、な、なんと! 冥界に住んでいた! 冥界に! 今、私が住んでる家のすぐそばに! 私が毎日通ってるところだ!

 そして、冥界のことを、やっぱり人がおらんで、薄暗い〜〜〜みたいに言うてて!

 冥界、何十年もずっと変わらないんだな。。。おそろしい。

 芙美子はその後、中井に引っ越す! 私がこのあいだまで住んでいた新井薬師前の隣だっ! そこに大きな家を建てるんだけど、そこは今、記念館になってて、私も2度ぐらい行って、すごく感じのいい家なんだけど、でも、中井に行く前に冥界に住んでいたなんて、驚きすぎっ。しかも芙美子も冥界をぜんぜん好きじゃないのも驚きすぎ〜〜〜〜〜〜〜〜。うっおおおおおおおおお。

 しかし、相当に性格が悪かったらしく、お葬式で、彼女にやられた色々なことを全部水に流してやってくださいとか言われたんだね、。。。すごいね、すごい。すごいよおおお。

 あああ、私も腹立つ奴を、芙美子ぐらいあっさりと、どっさりと、はっきりと、ののしりまくってやりたいな。

 私ったら、小心者すぎて、ここで一人、呪うぐらいだもん。。。さっきもイヤな奴の名前を口にして、おもいきり呪いまくってた。てへっ。てへへへへ。

 呪ってた。てへっ。心から。全力で。

 芙美子の下駄ばきでパリとか、本がどっかいってしまったので、また古本屋で探して来よう。

 芙美子の全集がしかし、図書館にあるのは古すぎて、とても読めたしろものじゃない。新しく出ないかなぁ、全集。

2014年11月08日(土)

 チャリをぐりぐり漕いで、ここに引越してきたときに1度行ったきりだった銭湯に久々に行ってみた。昼間なら、真っ暗い公園だって突き抜けられる。てか。ここに引越してきた頃は、この闇が本当に怖かったが、だいぶ慣れたな、と思う。

 久々に行った銭湯。。。やはり、銭湯はいい。これからも昼間にときどき行こう。ううう。家の風呂って、ぜんぜん暖まらないが、大きなお風呂って違う。

 腰に鍼を貼ったままにいたら、湯船にいた婆さん2名に「それ、効く?」とか、色々聞かれた。婆さん「私は全身痛いから、全身に貼らなきゃならないわっ」と豪語しておった。

 全身痛くても風呂に入りに来る婆さん。十分、元気だ。

 うん。

 明日から九州場所。そして、今日、おすもう記事の仕事、無事に校了しました。。。はぁ。。。9月末から準備始めて、1ヶ月かけて完成。よかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。よかった。よかった。

2014年11月03日(月)

 中野にハンバーグ屋さんがあって、十数年前に一度入って、う〜ん、と思ってたのに、今日また十数年ぶりに入ってしまい、食べて、また、う〜んだったのだが、そこの店主のオジさんが死ぬほど気が利いてて、アルバイトの女の子がバカで、でも、仕事楽そうで、ああ、あたし、ここで働きたい、と思った。

 えっと、それだけ。

 すまん。それだけ。

 オジさんの気の利き方は、なんかもう、目が6個ぐらいあるような。前のコンビニの出来るオバちゃん並で。。。

 ハンバーグ屋は私にはう〜んだが、すごく繁盛してて、いつも人がいっぱいだ。

 でも。隣にできた坦々麺屋が、なんかの雑誌で1位になったらしく、ハンバーグ屋を遮るように人が死ぬほど並んでた。そっちはバイト募集していたが死ぬほど忙しそうで、ぜったいにここはイヤだなと思った。

 そんだけ。そんだけ。

 くだらない和田の日常。。。こうして人は生きて死んでいく。

 きのう、シモマンの家の猫、トラちゃんが急死した。

 毎日ただただ食べたくて食べたくて。鍋もすべて開けるトラ。

 盗み食い王だった。。。

 でも、お腹悪くて、いつも下痢で。薬漬けだったトラ。

 いつ死ぬかねええ、なんて言ってたら、急に死んじゃった。

 ああ、生きる者はみんな死ぬんだね。

 必ず死ぬんだね。不思議だけど、死ぬんだ。。。

2014年10月31日(金)

今日、お相撲の取材が無事に終わりました。これからしばらくお相撲の記事やら何やらで死ぬほど原稿書く日々が11月下旬まで続くので、しばらくさようなら〜〜〜。

 できるだろうか。。。。謎だが。

2014年10月27日(月) おしんちゃんがやって来た

 私のチャリンコ。

 中野〜東大泉の畑期間から。

 今の冥界〜中野、冥界〜新宿、冥界〜東中野、冥界〜西荻と、長距離を、いつも文句も言わずにギコギコ走り続けること6年。

 ついに。。。。ついに。。。。ガタが。。。

 さっき病院@東中野に行くとき、もう、なんか、ギコギコじゃなくて、いや、最近もうバッタンバッタン音がしてたが、なんか、チェーン違和感多大。。。

 これ、切れるくさい?

 切れる?

 覗けばすでにサビ腐り落ちる寸前。。。

 ゲゲッ。。。

 よくぞ、ここまで。。。。よくぞ、ここまで。。。

 そのまま島忠へ。

 いちばん安いのを指差し、試乗し、グリグリあちこちイジって調整してもらい。

 購入。

 お金ないが、チャリないとどうにもならん!

 1万円〜〜〜〜。

 チャリリ〜〜ン。チャリリ〜〜〜ン。

 そんなこんなで赤い子投入。

 今度も6〜7年は働いてもらわなきゃならないからな。朝も夜もないぞ。距離は長い。休みはない。しかも、乗る人は激デブ。。。。うちはブラック企業だ。

 赤い子の苦難の道が今日から始まった。

 生まれは島忠。赤い子は「おしん」と名づけよう。

 おしん、がんばって働け〜や。

 でも、最近は駅まではチャリ止めてます。歩くようにしてる。駐輪代がもったいなし、もう、夜道真っ暗もどうでもよくなった←慣れた。お化けも平気。

 おしんと和田の人生はゴトゴト続きます。 

2014年10月26日(日)

手相を見せてください! ニコニコニコ。。。。

 と。超怪しく、今日は2回目の手相学校でしたぁ〜〜。

 いやいや、けっこうおもろいわ。みんな何か質問にかこつけて、「先生、私のこの線は?」「私のは?」って聞きまくる。

 先生、ぜったいに悪いこと言わない。。。ああ、それはね、君に人に尽くす心があるってことだよぉ、とか。

 この人すげえええええええええええ、と思ったわ。

 愛される先生。。。。んな感じ。

 そして今日も、妙ちきりんな生徒さんコンビがいらして。。。えっと。魔女みたいなマント着て登場。

 でも、授業中そのマント男子「見て見て、僕の線、こんな」って私に見せてきて、悪い子じゃないのよ。ええ。ただ、魔女みたいなマント着てるってだけで。ええ。

 しかし。。。手相って。ふだん自分のばかり見てるから、自分のがスタンダードと思いきや。

 みなさん、びっくりするほど千差万別で。。。

 今日いた、若い、そうさな、20代後半ぐらいの女子のは「ど、どれが生命線ですか?」というぐらいに同じような線が何本も並んでいて、手相、深すぎるっ! と思ったり。てか、手、深すぎる。シワ、深すぎるっ!

 ワケわからん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜! こんなん、ワケわから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!

 しかし、先生。生徒がちょっと込み入った質問すると、ちょっと誤魔化す癖があんな。。。あれ、どういうことなんだろ? もっと先に教えるってことなんか? それともボロが出るってことなんか?

 とにかく答えないわ。うん。

 しかし、そんな授業の合間に某・スモウ部屋から携帯に電話が。。。和田、どんどんお相撲色に染まっております。キャッ。。。。キャッ。。。。

2014年10月19日(日)

 お金もないのに家も探していて、色々な不動産サイトを見ていると、ときどき途方もない物件にブチあたる。。。

 これこれ、これ、これだよ〜〜

 玄関入ると「はしご」。

 玄関入ると、いきなり「はしご」だ。

 常に「はしご」。

 ロフトじゃない。

 家に入るには「はしご」。

 「はしご」で住む家。

 引越し、どうすんだ?

 冷蔵庫はどう上げるんだ?

 謎なんですけど。。。

 それでいて5万以上とる物件。。。

 これ、荷物はないです。とにかく住みます。ええ、手ぶらです。。。

 という、謎のスナフキンみたいな人しか住めないだろうに?

 そして私はまだ、スモウアポがちゃんととれず、途方に暮れています。

 それから、昨日、ツイッターで師匠が書いてて驚いたのだが、師匠が1964年、初めて海外へ行ったとき。ニューヨークでビルボード誌の編集長を紹介されて会ったら「テレビでない?」と言われて、出て、当時のすごい人気番組「What's my line?」の映像がなんと出てきて、誰かが翻訳までしてくれて、youtubeにUPされていた。。。

 この番組、ポール・ニューマンやエリザベス・テイラーとか出てたすごい番組なんだけど。。。
 
 これだ、これ、これ、見て。これ。

 びっくりした〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

 師匠が着てる着物は、急遽、中村八大さん←スキヤキとかの作曲家、当時NYに住んでた。。。の奥さんの着物借りて、着て、出たってやつで。

 まだこの頃、28歳ぐらいだ。。。

 ひえええええ。20代の動く師匠、初めて見た〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜! 声がかわいい〜〜〜。

 顔がペコちゃんみたいだ。。。。

 そしていっしょに出てる人らは、みんなもう死んでるんじゃないかな。。。ひぃいいい。。。

 このとき師匠は、たしか売れっ子作曲家だった吉田正先生だっけ? から、ポンと20万円もらってアメリカに行ったんだよね〜〜。

 その師匠に12万円もらって占いの学校に行くオレ。。。

 世界はめぐり巡る。。。

 吉田先生、あざました〜〜っ!みたいな。。。

 しかし私はバイトも探さなきゃ。病院、とか思ったけど、なかなかないから、やはりスーパーでまたガテンなバイトかな?

 スーパーライフ中野坂上店に今、目つけてるのだが。。。

 いらっしゃいませ〜〜〜〜〜。

 やはり、この方が私に合ってるのかもしれん。

 おだいじに、、、、なんてのより。

 ふう。。

2014年10月15日(水)

今日も今日とて、お相撲ブッキングに翻弄いや、奔走してる私です。。。

 電話かけ、電話かけ、FAX送り、送り、送り。

 ふううう。

 が、がんばります。

 どうやら難攻不落なことに挑戦しているらしい、今、私。

 しかし、他が手につかんのがたまにきず、じゃ。

 困るっ!!

 だいたい、今、えっと、スモウ部屋に取材お願い電話しまくってるのだが、スモウ部屋に電話すると、出るのは若いお相撲さん。だから、

 「今、いないっす」
 「わからないっす」
 「それ、オレらにはわからないっす」
 「伝言? わからないっす」

 の連発で。。。

 なんちゅうか。。。伝言も残せないので、何度も何度も何度もかけるしかなくて。

 しかも稽古とか昼寝タイムがあるから、かけられるのは11時〜2時、4時〜8時とか、限られてる。

 電話一本するのも、苦難。

 しかも今どき、「詳細」はだいたいはFAX送りだし。。。

 しかし何より、オレのような門外漢がこげな電話するとか、こげな記事やるとか、それ自体が、

 あ・り・え・な・い!

 ということらしい。。。

 号泣っ。

 でもでもでも。。。

 お相撲好きだから。。。。お相撲命だから。。。お相撲さんの側に行きたいから。。。お相撲のこと、何でも知りたいから。。。

 号泣っ。

 号泣っ。

 号泣しながらやるとです。。。

 なんだかんだで、おかみさんやらマネージャーさんやらの電話番号もゲトり。

 もしかしたら次に何かつながるかもしれない。。。。うん。

 がんばるでしっ。

 でしっ。
 

2014年10月12日(日) 和田、学校へ

相撲取材のアポ取りに苦慮し続けておる和田です。。。こんばんは。

 しかし、今日は「学校」へ行きました。ええ、前に書いた「学校」です。

 「学校」は。。。。。

 「学校」は。。。。。。

 恵比寿にあります。「学校」は。。。。「学校」は、最初、私はぜんぜん興味なくて、何それ?で、ええ。

 それにいくことにしたのは

 また

 いつものように。。。

 師匠が登場するのです。ええ。。。

 あるとき急に師匠からメールが着て、

 あんたもこのままじゃ汲々とするばかり。自分の手で60すぎても食っていけなきゃ困るだろう。そこでだ。占いはどうだ? 持ち前のおせっかいと図々しさとで、手相とか占いを学んでやってみたらどうだ? 学校に行きなさい!

 と。かの有名占い師の中森じゅあん先生と話し合って、決めた、という、いつもの、えっと、ま、いつもなんですが、師匠らしい、決めつけのメールが着て。。。

 ?????????????????????????????????????????になった。

 オレが占い????????????????

 オレ、占いなんて、嫌いっすがあああああああああああああああああああああああああああ?

 信じてないっすがああああああああああああああああああああああああ。

 おみくじは大好きだけど。。。。←どこが違うかは分からん。

 だから「えっ。。。。そ、そ、それは」と受け流しておいたのだが。。。

 その少し後、ウジウジウジウジとシモマン家に行ってご飯を食べさせてもらいながらその話をすると、シモマンが

 いいじゃん! 占い、いいよ! 占いってカウンセリングみたいなもんだからさ。和田さん、好きじゃん! それに人って、何が合うか分からないんだから、やってみたらいいじゃん。第一、それ、タダなんでしょう? 師匠がお金出してくれるんでしょう?

 というから。

 うん。お金、出してくれるって言ってる。。。

 じゃ、タダなんだから、いきなよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

 と。言われ。にわかに行くことになり。その場でシモマンが学校を調べ、いちばん最初に出てきた学校にしたw

 しかし、授業料は3ヶ月で12万円もするっ!!!

 えっ?

 そげに高いの?

 し、師匠いいんすか? いいんすか?

 とメールしたら、ボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ。

 ソッコーで小切手が送られて着たっ!

 壱弐万円也

 って書いてあった。。。。。。。。。。

 ひえええええええええええええええええええええええええええええええええええええ。

 そんなこんなで。ええ。オレ。今日から手相学校の生徒さんになりました。

 ちょうどタイミングばっちりに10月から新コースが開講だったんすよ。

 ま。隔週の日曜だけなんだけどね。

 ええ。

 ま。どうなるやら?

 んで。行ってどうだ?

 あら。意外と面白いわ。サクサクサクサクと、先生はフツーのおじさんで。妙なことはあんまり言わず、サクサク教えてくれる。

 しか〜〜し。生徒には濃ゆいスピ系の方々などもおられ。。。そういう会話を「最高のネタの宝箱や〜〜」と耳をダンボにして聞きまくる。。。

 新コース、生徒が16人もいるっ。

 占い、勉強する人、そんなにいるんだよぉ〜〜〜。

 12万円もするのにっ!

 老若男女、いろいろ。。。

 おばさん率が高いが。。。。

 そんなわけで。。。。手相見・和田。手相見・靜香。

 そのうち、路上で、ポンと肩を叩き、「手相みますよ」と言って殴られる和田。。。なんてことも?

 いやいや。。。

 手相見、和田、誕生。

 がんばりますっ!

 とりあえず12万円分だから、真剣にお勉強せんと、オラ、たいへんなことになるだ。。。タダより高いものはないということはよぉ〜〜〜〜く知ってるでし。。。

 

2014年10月07日(火) ジェイソン・ベッカー

 昨日の夜中に、ユキさんが送ってくれた「ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet〜不死身の天才ギタリスト〜」っていうドキュメンタリー映画を見た。

 11月から一般公開。

 すまん、先に診た、いや、観た。

 でも、内容は「診た」ってのが似合う。

 ジェイソン・ベッカーという人は、私は知らなかったけど、ギタリスト。

 幼い頃からギターの天才で、とにかく一年中365日、ご飯食べるときもギターを手放さずに練習して、ハード・ロックのギタリストなんだけど、えっと、10歳すぎたらもうクラプトンを完コピしちゃって、バッハやらシューベルトが大好きで、ギターで、それをギンギンに弾く。

 ギュワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン。。。。。

 そ、それ、そ、それ、どういうことっすか?

 そ、それ、どういうことになってんすか?

 というような、ありえん素早さ、ありえんテクニックで、

 しかし、常に笑顔〜〜〜〜で。えが〜〜〜おで。

 楽しそうに楽しそうに、これ以上な〜〜〜〜〜く楽しそうにギターを弾く。

 で。だんだん認められていく。

 あのマーティ・フリードマンといっしょにバンドもやってた。へ〜〜〜。日本に来たりして、人気があった。さすが日本人、ヘヴィメタ系の青田買いしてんなぁ〜〜〜。

 日本ではギター・クリニックとかもやっちゃって、なんかもう、ギターの神化。

 いや、確かに神。

 いつはスゲエエエエエエエエエエエエエエエ!

 聞いた人らが全員驚愕していく。。。。んで、当時。80年代。

 イケイケの頂点にあったデイヴ・リー・ロスがバンドに来て下さい!と呼んでくれた。

 今じゃ、ん?だが、当時はそれ、超〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜華々しいデビューっ!

 がっつい大儲けも期待〜〜〜〜〜〜〜〜っ。

 アルバムに参加っ。ぶいぶいっ。曲も書くっ!

 ぶいぶいっ!

 いよいよ、ツアーだっ!!!!

 いよいよ、世界のギタリストになるときが来たっ!!!

 ってときに。。。。あれ? あれ?

 足が。。。足がおかしい。。。腫れてる。。。。転ぶ。あれ? あれ?

 どうも足がおかしくて病院へ。。。

 そして検査をして、分かったのは。。。

 ALS。。。。そう、筋萎縮性側索硬化症。。。余命は数年。

 えっ?

 えっ?

 ツアーにはいけないの? ギターは弾けないの?

 天才が、ロックの天才が、ギターの天才が、まさに今、花開こうとしたその瞬間に、病を発症した。

 神さま。。。。。どこにもいないの? どうしてこんな意地悪するの???

 そこから彼の闘いというか、人生が始まる。

 いちどは死に掛けた。。。いや、映画じゃいちどだろうけど、本当は何度も死に掛けてんだろうな。。。

 でも生きる。アッという間に身体は動かなくなり、呼吸も困難になり、喉を切開し。そして栄養はチューブで送り込む。

 病院から処方された栄養剤じゃ、すぐに死んじゃうわ!と思った元・恋人の女性が献身的に理想的な栄養剤を作り、チューブで注入する。

 お父さん、お母さん、弟、みんなが彼を助ける。

 そして友達が目や顎の動きだけで作曲が出来るコンピューターシステムを構築してくれて、それで作曲をする。

 スタジオに車椅子のまま入って、レコーディングもする。彼はもちろん弾けないけど。

 そしてアルバムを完成するっ。

 彼のためのトリビュート・コンサートも開かれる!

 すぐに死んじゃうと言われたのに、彼は45歳、今も生きてる。。。

 生きることを強く強く望み、自分をラッキーだと言い、生きるんだ。。。

 あんなに、あんなに肌身離さず抱えていたギターが持てなくても。。。。

 家族やみんなの愛が何よりだっていって、生きることをすごく強く望むの。。。

 うわああああああああああああああああああああああああああああああんんんんん。。。。

 って。。。

 ネタバレすぎるうううううううううううう。

 ごめん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ。

 でも。えっと。とにかく。

 人間が生きる力ってとんでもないのだと分かる。

 生きようという思いの力って、すごいんだと教えてくれる。

 ALSの患者さんのドキュメンタリーはたくさんあるけど、これもまたすばらしいです。

 http://notdeadyet.jp/

を見てください。

 素敵なのは彼の赤ちゃんのときからの映像がいっぱい残ってて、それがたくさん使われていること。今も彼はお父さんやお母さんに支えられているけど、お父さんとお母さん、どんだけ彼を愛してきたか分かるなぁ。。。でも、そんなに愛される人が病気になるなんて。。。神さん、なして、そげなことするんや? なしてや?

 人生は不条理で不公平。でも生きる価値はあるんや、とジェイソンは生きることで示してくれてるんや。。。ジェイソン。。。あんた、ほんと、すごい人や。ギターなんて一本も弾けなくても、あんた、本当にすごい人や。
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