想
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お断り:鳥のやつです。
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地元駅から職場(のちょっと先の)駅まで、定期を買った。
久しぶりの定期券。やっぱり便利だ。
職場駅の、ちょうど雨を避けられるところに、つばめが巣を作っていた。
つばめを見たのも久しぶりだった。
着実に暖かくなっていく毎日。
桜。菜の花。紋白蝶。
うちのマンションの裏には、なぜか畑がある。
畑の真ん中にマンションがあるのではなく、
町の真ん中に唐突に畑があるわけだが、
その畑に、菜の花が咲いていた。
満開の菜の花は、たいした面積ではないものの、
十分に自己主張しながら咲いていた。
屈託のない黄色の鮮やかさと、その独特の香りが、春を強く意識させる。
下を向いているものにも、後ろを向いているものにも、春はやってくる。
当然、あるいは普遍という名の安心感。
ちょうどよい背丈に伸びた黄色い花の間をひらひらと白い羽が飛び交い、
背景には花色の淡い桜の大木。
古典的な春の風景がとても心地よい場所に、いつでも、自分はいられるのだ。春、夏、秋、冬。人も草も、同じことだ。
みんな、なんて活動的で目敏いんだ。
お兄さんは本当に困ってしまうよ。
置いてけぼりを食らっているのは僕だけじゃないはずだけど、
僕らに置いてけぼりを食わしてるやつも必ず(しかも沢山)いるはずで。
前途多難。
もうやめることにする。
丸3日間の本業が無事終了。
朝早くに起きて、朝から晩まで座っているというのは、結構厳しい。
デスクワークの多い勤め人にはなりたくないなぁ。
腰も悪いし。
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今日提出した書類に、自宅から最寄り駅までの地図を描く覧があった。
思えば、小学生の頃から、地図というものを描くのが苦手だ。
そもそも、かなりの方向音痴なので、地図を正しく見るのも苦手だ。
地図を読む能力と描く能力と間には、かなりの相関がありそうだ。
・・・まずは描く練習から始めようかな・・・(←また勘違い)。
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篠田節子さんの、エッセイ集らしきものが面白い。
『三日やったらやめられない』 平成13年 幻冬舎文庫