想
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たとえば誰かのひとこと
たとえば誰かのほんの少しのそぶりで
どんどんどんどん
沈んで沈んで沈んでいく。止まらない。
こういう自分は嫌なのに
もう何がなんだかわからなくなって
今日寝ても明日起きなきゃならないし
ああ めんどうだ
それでも誰かに助けて欲しがって
ああ。
バックミラーの中で夜が明けていく。
視界の隅に置きながら、僕は闇へと突き進む。
***
熱気球に乗ってきた。正確には、乗せてもらってきた。
初フライト。
昔は高所恐怖症の気があったのに、
今じゃ、すっかり空も楽しめるようになった。
ずっと信じていたものを信じられなくなっても、
昔信じられなかったものがなんとなく信じられるようになった、
そんな感じ。
苦手だった筈の食べ物がいつのまにか好みの味になっていたような。
一抹の悔しさを伴う達成感。
***
世の中にはいろんな人がいる。
楽しそうに生きてる人も、結構、たくさんいる。
どうせここから逃げることはできないのだから、
楽しくやっていく方が賢いに決まってる。
本当に素敵な人たちに出会った。
腰壊れた。2度目。
泣きそうになりながら愛車で古河へ出発。
渡良瀬でのフライトに向けて。
だってやりたいことが目の前にあるのに、
それを放り出して寝ているわけには行かない。
ホテルも予約しちゃったし。
終わった。
うはははははは。
気合が大事だった。
寝たら起きられないかもしれない。
どうしよう。
AM6:55