目次過去未来


2002年03月09日(土)  気づいたら

春。
散歩に最適。

生きていることには、感謝できる。
そんな自分になることができた環境と、過去にも、感謝できる。

現在にも。
一刻も早く感謝できる心境になりたい。




2002年03月08日(金)  何もしない贅沢。


何もしない、という贅沢。

束の間の、嘘のような時間。

何かしようと思えばすることは様々あるのに、

敢えて何もしないことを選べる贅沢。

贅沢だ。

実に贅沢だ。


2002年03月06日(水)  箍〔たが〕

緩やかに。
そしてたぶん確実に。
時間が流れてゆくごとに、
自らを制しきれなくなってゆく。
箍が外れ、自由になり、開放され。
それは本当に少しずつ進んでゆくのだけれど、
気付いたときにはもう岸辺は遥か遠くにあって、
いくら手を伸ばそうと、声を張り上げようと、
もう元のように救われることはない。
地にしっかりと足をつけて、
自らを支えることも、
もう、今の僕には、
できない。


支えを求めるのは、あまりにコドモじみた行為だ。
今となっては。

自分の他の何かに頼ろうというのが間違っている。
今となっては。

何も知らない素振りをしよう。
何も見ていない振りをしよう。
それも。
今となっては。

誰かが雁字搦めにしてくれるのを 、 ただ此処で待っている。
この身の全ての力が奪われるのを、ただ此処で待っている。

卑怯の烙印は承知の上。

求めることを蔑むのも、
求めることを恐れるのも、
自分の弱さの為せる業でも。

どうしても、赦せないこと。
今となっては。


2002年03月03日(日)  世間は雛祭だというのにこの絶望は何処から来るのだろう

やさしくして。

彼女はそれを望んでいるらしい。

あたしを慰めて。
独りにしないで。
強く抱き締めて。
まだ信じさせて。
心ごと、抱いて。

そこで彼女が言うことは。

これ以上近づかないで。
束縛されるのは絶対に嫌。
何もかも、もうたくさんなの。
止めましょう?
未来なんて見えない。
心なんて何処に在るの?
「誰か」の方がいいんでしょう?
あたしの何が、そんなに欲しいの?
必要な人間なんて、いるわけない。
好き、だなんて、今さら思えないのよ。
所詮みんな同じなんだから。
その、躯を、頂戴。

いい加減、疲れてしまったね。
それでも彼女と離れるわけにはいかない。
ある日突然、目の前に現れて。そして。
心を掻き乱すだけ乱して、帰っていく。
時にはしばらく此処にいて、
人をどん底に突き落としてわらっている。
少し哀しそうな顔をして、 わらっている。

壊れてしまいそうになる。

******

空気のようにただ其処に在るだけの生き方。
他人を望まない生き方。
まるで、死んでしまった様でもいい。
ただ、其処に在るだけの生き方。


2002年03月02日(土)  実に他愛もない話

ややまとまった時間と精神的な余裕ができたので、
涙が出るほど散らかっていた部屋の一部を、掃除した。
どれくらい汚かったのかといえば、少なく見積もっても、
自分の部屋が片付いていると思っている人の部屋の約48倍、
どうしようもなく汚いと思っている人の部屋の、16倍くらい。
とにかく、もしかなりキレイ好きの人が突然家に訪れたとしたら、
即座に片付け始めるか発狂するか、という程の汚さだったのである。
妙なやる気に後押しされて片っ端から片を付けたところ、
しまうべきものはしまわれ、捨てられるものは捨てられ、
なんとか、こざっぱり程度にはなった。

片付けた後というのはなんとなく気持ちがいい。
ただ、この状態を明日からどう維持するか。
これがいつでも問題なのである。
今回だって、1週間もつかどうか怪しい。怪しすぎる。

それから、今思い出したこと。
隣の部屋の散らかり方は、
これ以上に根が深いんだった・・・。


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