囁き
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久しぶりに歌碑に顔を出した。
ただの時間つぶしだった。家にいれば、寝てしまうと思って。明日、早く起きなければいけないからね・・・ しばらく・・・2時間くらいかな?一人だった。本読んで、詩を書いて・・・それでも、気配がするたびに、僕は振り返った。友達かもしれなかったから。ふと、『姉』や『アイツ』のことを思い出した。それを振り払って、僕はMDを再生した。少なくとも音さえあれば、気配を感知することも少なくなるから。 ギターを持った知らない人・・・見たことはあった。擦れ違うことはあったらしい・・・に話しかけた。会話を弾ませるつもりはなかった。ギターを借りうけ、少し歌った。あとは、ほとんど会話を交わすこともなく、一人でぼうっとしていた。後から数人増えたが、関係なかった。 協調性がないのかもしれない。けど、その場では関係なかった。勿論、僕が入りにくい状況だったということもある。僕以外は、皆友達だったから。けれど、あまり苦痛には思わなかった。ただ、無性にギターが弾きたかっただけ。会話が出来るのなら、したかったけど・・・でも、友達がいなかった。昔は、当然のようにいたんだ。取り残されて・・・それも当然だと、思う。変わっていくもの。人も、場所も、何もかも。航行生活のなか、大きく関わっていた場所とは、もう違う。人は消え、変わり、歩いていく。
僕は、なにが変わったのだろう・・・?ふと、思う。 風見鶏が、向かい来る風の方向を読みきれず、クルクルと回っていた。
いい加減、時がたつのが長く感じる。
無論、明後日『彼女』に逢えるというのもあるだろう。時間を飛ばせるものなら、飛ばしたい。どうせ、明日も無駄な一日を過ごすのだろうから。 けど、それだけじゃないだろうね。予備校が休みにはいったから。普通なら、勉強を必至にするんだろう。それを考えれば、僕は失格だ。開きはした。けれど、進まない。心の奥底からやりたくないんだろうね。情けない。
それと、『彼女』と喧嘩・・・じゃないか、でも、それに近いもの。擦れ違いなのかな?なんか、逢って・・・話せるかな?いや、それが理由ってわけじゃないけど。一ヶ月半ぶり。多分、凄く照れると思う。
早く、逢いたいな・・・
部分月蝕を見てきた。今世紀初めて見る月蝕。去年の七月の後半だっただろうか、皆既月蝕(だったと思う)があったよ。そのことを、思い出した。
元カノと付き合ってすぐのことだった。あいつは家のベランダで。僕は家の近くの小高い場所で。携帯で電話をかけながら。色々と話していた。あいつは、家の人達も見に来ていたし、僕は、見物客がたまに来る(母さんと妹も来た)。それでも、色々と話ながら、見ていた。静岡と横浜。遠い場所で、同じものを見れるのが、少し嬉しかったことを思い出した。 唐突に、向こうが泣き出した。涙声の向こう側に、酷く驚いた。 『なんか、凄く幸せだって思って・・・』 僕は、その言葉に微笑んだ。側にいたら、強く抱き締めていただろう。愛の言葉を囁き、月蝕が終わるまで見ていた。 そのとき『彼女』は、元彼が友達と飲みに行ってて、電話が出来ずになんか文句を言っていたと、後で聞いた。
ふと、思い出した。あれから、もう一年近くがたとうとしている。 なんの考えもなしに、『きっと忘れない』が口から流れ出した。その歌は、最初に僕が元カノの誕生日に歌った曲。僕達の仲間内では、誕生日にその歌を歌うことが多いから、元カノにも歌った。そのときは、まだ付き合ってなかった。それが・・・というより、その日がきっかけだったんだろうと思う。 次々と出てくる歌。『TOO MUCH PAIN』。『OH MY LITTLE GIRL』。『僕が僕であるために』。元カノに歌った歌と、別れの歌が交互に出てきた。 『僕が僕であるために』。元カノに捧げる歌。本当に、ね。 『心擦れ違う悲しい生き様に ため息漏らしていた だけどこの目に移るこの街で 僕はずっと生きていかなければ (中略) 馴れ合いのように暮らしても 君を傷つけてばかりさ』 幸せを感じて泣いてくれた彼女とは別れ、別の人を愛している今。それほど、幸せを感じてくれているのだろうか・・・ふと、思う。 帰り際に口に出た『I LOVE YOU』。それだけは、『彼女』に捧ぐ・・・
そして、言ってなかったね。当日に歌ったし、思っていたけれど、ここには書いていなかったよね。
誕生日おめでとう。これからも元気でね。
もう、子供だって言えない歳になるよね。あと二ヶ月弱で二十歳になる。
今だって、子供だって言ってられない歳さ。結婚も出来るし、すぐに酒も煙草も許される歳になる。それなりの権利が与えられる歳になる。いいかげんなことは、あまり出来ないような、ね・・・ 今までの非現実な話。高校生で、大学生やそれ以上の友達がたくさんいて、ストリートでギター弾いたり、相談受けて、人の命を預かったり、喧嘩もしたし、色々やった。それは、時にはスリリングで、だからこそ見えた充実感に似たようなもの。それは、本当の意味での充実感とは違うかもしれない。けれど、それがなくなって今の虚無感。『だからって浮気は駄目だよ?』なんて言われたけど、そんなものは、僕の虚無間を埋められないだろうし、仮に埋められたとしても、ほんの僅かでしかないよ。変わりない毎日になれなきゃいけない。それはわかっているけど・・・
もう15の夜も17歳の地図も過ぎて、19も過ぎようとしている。親父の昔話の意味は、まだ全てわかったわけじゃないけど・・・ 昨日『彼女』との電話のあとで、ひたすら彼の歌を弾き続けた。尾崎さん。『15の夜』『17歳の地図』『卒業』『シェリー』『街路樹』・・・一時間以上弾いてたと思う。大人なんて、遠い昔のことだと思ってた。くそったれな大人にはなりたくないって思ってた。くだらない大人にはなりたくないって思ってた。けど、それはもうそこまで来ている。僕がいやがってた大人そのまんまの。一体、そんな俺が結婚して、子供がうまれたらって考えると、怖い。何を教えることが出来るんだろう?何を見せることが出来るんだろう?親に、なれるのだろうか?まだまだ、がきな心と、それに反する大人の権利と義務。そのくせ、恋愛して、やってることも大人のすることさ。身体を求め合って、抱き締める。悪いことじゃないとは思う。けれど、資格があるのかどうかって考えることはある。
まだまだがき。やらなきゃいけないこと、覚えなきゃいけない事は無数にある。
逢えるってわかると、淋しくなるよね。
『彼女』。元からあまり逢えないもんだから、逢える日がわからなければ、理屈とかで力ずくて淋しさをねじ伏せることが出来る。勿論逢いたいとかは思うし、淋しいもそうなんだけど、それでも、押し付けることは出来る。けど、逢える日がわかっちゃうとね(苦笑)。もう時期逢えるってわかると、その間の時間がわずらわしく思えてくる・・・情けないぞ、俺(死)。 あう・・・心っから惚れてんなァ・・・(苦笑)。なんか、知日しか逢えないから金がどうこうだのぬかしてた俺が、とても遠い過去にいるよう・・・(死)
元カノも、生きてるみたい。まぁ、死ぬ事はないとは思ってはいた。けど、ね・・・確率考えていくら低くても、心配することは止められないさ。やっぱ『彼女』は拗ねるんだろうなァ・・・元カノが誰かに惚れてくれれば、俺の重荷も少しは降ろせるだろうけど・・・そればっかりは、僕の都合じゃどうにもなんないことだしね。下手な奴だと、また死ぬだの言い出すだろうし・・・頑張って。
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