人生2度目のナイトスポットに潜入して参りました。初回はおかまバー。今回はおねーちゃんんのいる飲み屋でございます。うっひゃー。つーか、そこにはお友達が勤務しているので遊びに行きたかったのですが、ひとりでは心細い。というわけでお友達(男性)を拉致って一緒に行きました。以下、お友達をS嬢、男性をMとします。繰り返します、S嬢と、M。
最寄り駅に集合し、同伴を装ってお店に。店の中には微妙にやる気なさそうな、しかし声の大きい男性店員が。入り口から少し入るとそこはわたしの知らない世界。おねーちゃんだー!ベロベロのサラリーマンだー!酒だー!カラオケだー!きょろきょろと、すげぇ挙動不審になりながら席に付く。もうすんげぇわくわくしちゃって「たのしー たのしー」とにやにや。「友達」と言いつつMとちゃんと話すのは初めてだったりするので何かお喋りしようと試みるが、彼の人見知りが激しいためになかなか目が合わない。くそぅ。
そうこうしてる内におねーちゃんキター。23歳の彼女はなかなか豊満な乳房を所持していらっしゃった。つーか指名はS嬢なんだけどな。早く来ないかな。と思いながらトークする。男性はこれを欲して高いお金を払っているのか。へぇ〜。ちょっと飽きてきた頃にS嬢登場。先にいたおねーちゃんは席を外しました。
S嬢とはつきあいが長いのだけれども、なんかいつもと違う感じ。そこはかとなくプロな感じ。客が私達だから砕けているけれども、なんか身のこなしが違う感じ。失礼を承知で言うが、そこのお店のおねーちゃんはピンキリで、綺麗な方とそうでも無い方の落差が激しかったのだけれども、S嬢は正直浮いていた。綺麗すぎた。彼女の居るところだけちょっと敷居が高くなる感じ。それを本人も感じていて、そういうお話ししてくれたけれども、あれじゃ仕方ないなぁ、と思った。ああやって場をひっくり返してしまうような人、ほんとに居るんだ。
その後、ヘルプのおねーさんが来てくれた。S嬢曰く「今日は大当たり」。Mはでれでれとトークに花を咲かせておりました。それにしてもおねーさん達はすごい…ツボをわかっている。萌える。すごいお仕事だ。わたしはわたしでS嬢と女子トークを。いろいろあって数日凹んでいた彼女は、ある出来事をきっかけにまた浮上を始めていた。よかったよかった、と思わず涙ぐむ。それにしてもMが楽しそうだ。ひどく楽しそうだ。
酒は進み、わたしは歌いたくなった。カラオケ カラオケー。歌うのは勿論松浦亜弥嬢の曲だ。桃きゃたー。美学ー。振り付けしまくり、PPPHまくりだった。(その結果、後から入ったヘルプのおねーさんに「すっごい踊ってたよねー」等、必ず声をかけられることとなる とあるおねーさんからは「全然いけるってー、うちで働きなよー」と誘われる。あ いや そのぅ)
4時間くらい居たのかしら。料金払ってお店の外へ出る。店の外へ出たとたんMは「今日は未来さんと仲良くすることがメインだったのにー すいませんヘルプのおねえさんとばかり話しててー」と千鳥足で必死に弁解を始めていた。S嬢もお仕事あがって、飲み直すことに。風が強くて寒かったけれども、20分くらい歩いてやっと居酒屋さんみつけた。その居酒屋で生中を3/4くらい飲み、わたしは寝てしまった。S嬢とMの間では何やら楽しい会話が繰り広げられていたようだ。くぅ。
店を出て駅まで歩く。眠かったから記憶が鮮明ではないけれども「たのしい人達だなぁ」と幸せな気持ちになったことは覚えている。歩いたのは普段非常に賑やかな通りだったので、人が居ないあの道を歩くのも楽しかった。
駅についた後、わたしはMのマゾヒストっぷりを強く感じることとなる。「かわいい とか 綺麗 とか、相手が喜んじゃうから言いたくない」とかね、そういうセリフは聞くことがある。あるけどそれは「相手がつけあがるから」という理由が背景にあるからであって、決して「喜ばれて、自分が感謝されるより罵られた方が嬉しいから」という理由ではない。しかし。しかし真性は違うのだった。本気でそういう理由を持っていて、それ故に人を褒めそやすことが出来ないのであった。なんて凄いんだ、M。最早尊敬に値するよM。しかも酔っぱらっているから必要以上に面白いよM。
電車に乗ったのは5:30くらい。楽しい時間をありがとう、S嬢とM。今度はおねーちゃんの居ない普通の飲み屋さんで飲みましょう。
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ところで、ああいう店の女子トイレって女子店員用に作られているから洗面台に歯ブラシがあったり、お店からの注意事項がトイレの壁に貼ってあったりするのね。あれが面白かった。あと、トイレでおねーちゃんが「あの人お嫁さん探しに来てるからさー、適当にあしらっといた方が良いよねぇ 指名は欲しいけどさー」等と会話をしているのが非常に興味深かった。お疲れ様です。