Dozy days

2003年06月13日(金)

病院の職員で研修旅行に行ってきました。研修<旅行。工場見学で先端技術を学ぶ、というから何処に行くのかと思ったら養命酒の工場とサントリーの蒸留所。酒飲みツアーの如き行程。

夜は宴会、ビール漬け。同期の友達5人と「20分くらい歩けばコンビニがあるのではないか」と電灯のない真っ暗な畑の横を、(ビール以外の)お酒を求めてくてく。なんせ真っ暗だから、車に轢かれても文句言えない!とびくびくしながら携帯電話を光らせて存在をアピール。馬鹿だー。

てくてくの途中、駐車してあるワゴンから、突然音楽が大きく聞こえてきた。次にその車はライトを点滅させてアピール。男数人が乗ってたらどうしよう、戦っても負ける。怖いよぅ。とびびりながらちょっとアレな童謡(じんじろげの詩、というすごい曲)など歌って勇気を奮い立たせつつ、徒歩時間10分足らずでしっぽ巻いて逃げ帰りました。朝になって知ったのですが、コンビニは5km先にあったそうです。

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野辺山、清里あたりを回ってきたのです。空は曇って時々雨が降る。真っ白で濃い霧がかかっている。ひんやりしているけれども、湿気をたくさん含んだ空気。嗅いだことのない匂いが漂う土地でした。長野に行くのも、梅雨がはじまりそうな季節に東京以外の場所に出るのも初めてだったので、たのしかった。

木やら空やら見ている途中ずーっと頭の中を流れていたのがクラムボンの曲。4枚目のアルバム、「id」は小淵沢で曲作りが行われていたから、長野県のあの辺りイコールクラムボン、って刷り込みされているのかもしれない。と思ったけれども浮かんできたのは小淵沢レコーディング以前の楽曲ばかりで、でも空気にすごく馴染んていた。みずみずしくて、ひんやりして、ちょっと手の届かない位置にある感じ。あと浮遊感。

もともとクラムボンの楽曲の雰囲気が小淵沢にぴったりなんだー、と納得した。小淵沢での曲作りは必然だったんだなぁ。部屋に帰ってからクラムボンを聴いたけれど、あの澄んだ空気の感じが思い出される。思いこみが激しい性格だから、というのもあるかもしれないけれど、音楽はどうしてこんなに人の感情をゆらゆらさせるのかしら、と不思議に思って仕方ありません。

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おー 今知ったのだけれど、レコーディングの時期はまさにこの「梅雨から夏へ」の季節であったらしい。そんな感じ、そんな感じ。ぴったり。

ひゃーしかも、クラムボンつい最近まで山梨レコーディングを行っていたらしい。また高原のみずみずしい音が聴けるのかな、うれしいな。

はー。7/13の野音に行きたくなってきた。お休みだったら行こう。

日記記録、未来。他 日々のインプット等。