先週、今年の大河「義経」が最終回を迎えたわけですが。 持仏堂での最期の瞬間に金粉と一緒に馬が天井から飛び出すのってどうなんだろう……。いくら時代劇だからって、あれはちょっとないだろうと思ったですよ。イメージで見せるなら見せるで、もう少しこう、ねえ。
大河は年によって全く見ないか毎回見るかで別れる私ですが、今年はしっかり毎回チェックしていましたよ。やっぱ平家物語りだし義経だし奥州藤原氏だし。タッキーは思っていたよりも好演で、義経主従はマツケンを除いて若手ばっかりだったけど、その他の脇はがっちり固めていて、豪華キャスティングも楽しめたですよ。でも、平家方や鎌倉方はしっかり地に足ついた感じで安心して見ていたんだけど、義経方がからむと、とたんに演出が過剰にファンタジックになる気がずっとしてて、そのアンバランスさがなんだか最期までなじめなかったなあ。なんだろうなあ。時代劇に求められるものが変わってきたってことなのかなあ。水戸黄門とか必殺のような偉大なる形式美とは違って、大河の魅力はリアリズムだと思っていたんだけど。 そう思いつつ振り返れば、金粉とか花びらとか紅葉とか、そういうのを散らす演出って本当に多かった。最初は美しい演出だと思ってたけど、そればっかり繰り出されてもねえ……。マツケンの立ち往生も期待していたよりあっさりでがっかり。
なんてぐしゃぐしゃいってますが、まあ最期までつきあったってことはなかなかおもしろかったということでして。何が良かったって、鎌倉方ですよ奥さん。特に財前直美演ずる政子は良かったですねえ。元々好きな歴史キャラなんですが。政子万歳。
ところでついでに告白しますが、弁慶の最期はなんてったって吉右衛門な私です。NHK大河が近代を扱っていた頃に別枠でやってたNHKドラマ「武蔵坊弁慶」。あの立ち往生、何度思い出してもしびれます。DVD出てないのかなあ。
今日締切の仕事に今日着手し、当然のことながら終わろう道理もなく、「すみません、もう数日、私に時間を下さい」というメールを書く私。そんな今だからこそ、お答えします。「調味料バトン」。
1:次のメニューにどんな調味料をかけますか?薬味は含みません。 --目玉焼き→基本はしょうゆ。最近は塩・こしょう・ガーリックも時々。こしょう万歳。 --納豆→パックに付いてるタレかなー。薬味は含まないってことは、タレと一緒に納豆が隠れるほど入れる入れる梅肉とかゴマとかちりめんじゃことかは含まないのですね? --冷奴→もちろんしょうゆ。 --餃子→しょうゆ+ラー油。時々、酢。 --カレーライス→カレーライスに調味料をかけるなんてことは断じて認めません。 --ナポリタン→粉チーズは調味料ですか? --ピザ→時々タバスコ --生キャベツ→マヨネーズ。 --トマト→えええ、かけるの? かけないでしょ、普通。 --サラダ→ドレッシング。 --カキフライ→ソース。タルタルよりウスターとかトンカツソースとかの方が好き。 --メンチカツ→自ら好んで食べることは皆無。でも、たぶん買った弁当に入ってたりすることはあって、そういうときはソースをかけているんだと思う。 --コロッケ→ソース。 --天ぷら→天つゆ。 --とんかつ→トンカツソース。 --ご飯(おかず無しの時)→調味料? お茶をかけます。でもお茶はたぶん調味料ではない……。
2:周囲に意外だと驚かれる、好きな組み合わせはありますか? ないなあ。味覚にはコンサバティブかも。
3:それが一般的なのだとは知っているが、苦手な組み合わせはありますか? コーヒーにクリープ。クリープは調味料?
4:バトンをまわしたい5名は誰ですか? あああ、この設問が一番苦手! ほら、友達少ないから(笑) とりあえず、青星さんと虚影庵さんと夏葉さんに。他にもらって下さる方がいれば、ご自由にお持ち下さい、ということで。
回して下さった文月さん、ありがとうございました。お答えが遅くなりました。あらかじめ設問を保存しておいてよかったです、ホントに(笑)
昨日の話ですが。 土曜出勤で、歯医者に行くために早めに帰路に。実は一週間ほど前に奥歯の詰め物が取れて、ずっと難儀していたのです。以前も取れたことがあって、その時は取れたクラウンをそのままペッと貼ってもらったので、元々もろいと言えばもろかったところ。それでもカルテを見るとそれは2年前のことだったようで、随分持ったもんです。 でもって、今度はさすがにまた同じものを貼ってもらうのもなんだと思って、新しくかぶせ物を作ってもらうことにしたのですが。 「かぶせてた下が虫歯になってますね〜」 「えええ?」 「ちょっと削りますね。痛かったら麻酔しますけど、最初から麻酔しときますか?」 い、痛いんですか〜? でもここはやせ我慢で、とりあえず麻酔は後にすることに。 「水かけながら削りますから、顔に飛ばないようにタオルかけますねっ」 「はあ…」 と思ったら、本当に口の部分だけまるく空けて、顔面全体をタオルで覆われてしまいました。まわりで何をしているのか、全く見えません。 そして、ドリルを変えたりちゅいんちゅいんしたりする音が。 怖え……怖えよ何してるか見えないってよう。 なにしろ私、もともと歯医者では目を開けている派なのでして。ほら、見ていれば覚悟も座るではないですか。治療している側にとってはどうなんだろうと思うこともなくはないですが、そこはそれ、一体これから何をされるのか知りたいというのが人情というものでしょう。ね?ねね? まあ、結局、上手な先生なので痛みもほとんどなく治療は終わり、型を取って仮詰めしておしまいだったのですけれど。 そんなわけで、現在仮詰め営業中です。ガムや餅はお預けなのです。
ども。みなさまお元気ですか。
一ヶ月近くもほっぽらかしていたこの日記、決して忘れていたわけではないのですが、ごたごた続きで結果的に放置しておりました。っていうか、もうとっくのとーにハロウィン終わってるんだからBBSくらい撤去しとけって話しです。 というわけで、BBS元に戻しました。遅すぎ……。
目の回るような忙しさが続いているのですが、とりあえず小康状態の秋の夜長です。 ……うそ。 もっと夜が長ければ、明日の朝までにあれもこれもできるのにー!
どもども。気がつけば何週間も放置していたこの日記。この間、別に怠けていたわけではなくて、大阪に出張したり(でもって帰りに京都で遊んできたり)、新しい仕事が立て続けに入ってきたり、映画を見たりハロウィンの準備をしたり(というか、ちくちくしてるだけ)、私にしては精力的に活動していたわけですが、一番力を入れているのは勿論ちくちくです(笑)←何度も言うが笑っている場合ではない。 そんなわけで、せめてココでもハロウィン気分をということで、掲示板だけ変えてみました。ってか、3年前のスキンの使い回しですすみませんすみません。
青星堂本舗様(開店18時〜6時)から「本棚バトン」なるもののご指名をいただいたのですが、極めて基本的な問題が。
あのう、バトンって何ですか?
いえ、最近時々見かける言葉ではありますが、要するに、指名者が答えたのと同じ質問に、被指名者も答えるという、そういうリレーのことですか? とりあえずそういうことにしておいて、青星堂本舗様方から、設問を拾ってきました。
1.部屋にある本棚数 「自分の部屋」にはカラーボックス程度のものが二つ。でも、「自分の本」が入っている本棚は、実家にガッツリした家具調のが更に二つ。もちろんどの本棚も前衛と後衛の二重配置。
2.今読んでいる本 ミュリエル・ジョリヴェ『移民と現代フランス─フランスは「住めば都」か』を半分ほど。現実のものとしての人種差別や外国人差別の問題は、階級や経済格差の問題とリンクして論じなければ実効性がないのではないかという気が、改めてします。
3.最後に買った本 この前、一気に買った本。 高橋敏夫『藤沢周平─負を生きる物語』。 諏訪緑『諸葛孔明時の地平線』8〜10巻。 あしべゆうほ『クリスタル☆ドラゴン』9〜10巻。 そのほかプレゼント用に、 山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 』(もちろん自分でも持っている) 五味太郎『かずのえほん1・2・3』
はっ。マンガってナシですか?
4.よく読む、また思い入れのある5冊 えええ、たった5冊ですかああ? シリーズはひとつと勘定してもいい? ■アレクサンドル・デュマ『ダルタニャン物語』。 バイブル。色々な意味で今の私に根本的な影響を及ぼしていると言ってもいいくらい。勧めるときは、とにかく読め! の一言で。 ■トールキン『指輪物語』。 瀬田貞二も名訳ですが、改めて読むうちに、敬体ではなく常体で読みたいと切に思うようになりました。おそらく、児童書に分類される『ホビットの冒険』の続編だからということで文体を引き継いだのでしょうが、内容にてらしてみると、童話的雰囲気を醸し出す敬体に違和感を感じてしまうのです。原文で読むのが一番ってことかしら(でもめんどくさいんだー!)。 ■ヒュー・ロフティング『ドリトル先生物語』 思い入れの方で一票かな。小学生の頃の愛読書。今でも、何かの弾みに思い出したりするんだよなあ。リノリウムの床とか、ペットショップとか、世界地図とか、ノアの箱舟とか、そういうの。 ■藤沢周平『三屋清左衛門残日録』。 藤沢周平の中でも迷った末、読み返した回数で挙げるとしたらこれ。かく老いたいものと切に思います。 ■イエーリング『権利のための闘争』。 大学に入ってすぐのGWに宿題で読み、がつんと脳内を殴られて、その後を方向づけたといってもいいくらいの一冊。今も読み返すたびに初心にかえる気がします。
5.次の本棚指名(5人) えええ、5人もですかあ? ってか、友達少ないし。ましてやサイト公開してる友達なんて(以下省略) というわけで、虚影庵さま、夏葉さま、森猫さま、文月青さま、風野潮さま。 色々ジャンル取り混ざってますすみません(てかプロ指名するなんてどうかしてるよ自分)。答えたことがあるとわかった方は避けましたが(コミックバトンとは別なのですよねこれ?ねねね?)、5名様の中でももうどっかでやったことあるという方は、スルーしてください……。という以前に、この方たちがここを見てくださっているかどうかもわからないって話もありますがーてへ(と笑ってみたり)。そのときは、ま、気がついて気が向いたら、ということで。ええと、ご自分のサイトで答えるのはサイトの趣旨に反する…という方は、うちのBBS使って頂いても結構です(超弱気)。 なんか私、この企画、ホントに正しく理解しているのでしょうか……?
ふたつの白いリボン(バンド)を飾りました。
日本の台風よりも、アメリカのハリケーンの方が気になっている今日この頃。Mac専用MMORPGのサーバ管理者がニューオリンズに住んでいるから……というだけではなくて(安全な場所に避難したことが確認されているので)、被害の状況や街に取り残された被災者の方々の報道から、目が離せないのです。アメリカは外に押し出すよりももっとやることがある(あった)はずだと思ってしまいます。日本の阪神大震災も、この前のインドネシア・スマトラの津波もそうだけれど、結局、こういうときにしわ寄せが(しかも激しく)行くのは、いつも、庶民や貧困層です。画面に映る被災者の多くが黒人や低所得者であることを、アメリカも世界も深刻に受け止めなければならないと思います。 アメリカは、相対的に見れば裕福な国といえますが、貧富の差は日本の比ではないほどに激しく、それが如実に表れるのがこういう危機の時です。弱い者ほど、ダメージは大きい。構造的な問題です。貧困の撲滅は、21世紀の大きな課題だと思います。
ここで声高に言うつもりはありません。白いリボンや白いバンドを付けることの意味は、気付いてもらうことだと思っています。気付かなければ、知ることはできませんから。
ちなみに、タイトルに意味はありません(笑)
熊本からもう一週間近く経っていますが、実は次の日には帰ってきていました。でも、あやうく足止めを食うところだったのでして……台風で予約便欠航(笑) いつもJALを利用しているのですが、空港に着いてみたらすでに欠航が決まっていて、あわてて隣のANAのカウンタでキャンセル待ちを申し込み、なんとか帰って来れました。JALの方が安全基準が厳しいのですね。その割には事故が多いのもJALだよなあ。どうなってんのよう。
熊本で時間が空いたときに、熊本市現代美術館にふらっと入ってみたのですが、これが大当たりでした。宮島達男「死の三部作」展。発光ダイオードを使ったモダンアートで国際的にも高く評価されているということで、私自身は今回初めて知ったのですが、ものすごい衝撃でした。0=死に向かって数を刻む無数のカウンタが並ぶ暗室。不意に、あるきっかけで全く予告なくすべてのカウンタが消えて訪れる死の静寂。原爆に象徴される大量死が、本来無味乾燥なデジタルのカウンタによって生々しく再現されるその瞬間は、本当に、喉の奥が震えるほどの衝撃で、しばらく体が動きませんでした。 この「Mega Death」を入れて三つの作品が展示されていました。あと一月ほどやっているようです。戦後60年の今こそ、多くの人に体験されてしかるべき作品だと思います。
でもって熊本から帰ったら返す刀で別口の出張の予定だったのですが、スケジュール調整に失敗したのと体調不良とで、出張はキャンセルにいたしました。そんなわけで、予定外で最後の一時間だけコミティアに出没しちゃったりして。超特急でまわったので、顔見知りさんにもろくにご挨拶できずに(っていうか見つけられずに……)不義理をかましております。今後のイベント参加も考えなくちゃなあ……。あ、もちろん執筆も(笑)
2005年08月24日(水) |
火の国からこんにちは |
ども。北条in熊本です。出張で今日九州入りしました。 先週末は遅い夏休みで札幌だったのに。文字通り、この一週間で北から南まで縦断してしまいました。 もっとも、飛行機の席が通路側で、窓から海を渡るところを見ていたわけではないので、あまり九州にいるという気がしないのですが。熊本市内を歩いているだけなら、普通の都会と変わらないしなー。今日は人と会ったわけでもないので、言葉の違いを実感することもなし。明日、訪問先で人と話したりすれば、西に来たなという気がするのかもしれません。 熊本城の近くのビジネスホテルに投宿していますが、どうやら「レディスルーム」ということのようです。時計やアクセサリを入れるトレイがテーブルに用意されていたり、前にボタンの付いていない、かぶるタイプの部屋着が用意されていたり。普通のビジネスホテルに用意されている浴衣みたいなのは、はだけるからという配慮なんでしょうね。禁煙ルームはずいぶん前からありましたが、レディスルームというのは初めてで、ビジネスウーマンの存在がこの業界でも認知され意識されるようになったということが、個人的にという以上に嬉しい現象です。 ちなみに、この日記もホテルで書いています。無料のLANが標準装備。これも最近は常識なのかな。でも、ケーブルも標準装備なので(フロントまで借りに行かなくちゃならないところもある)、非常にありがたいです。やっぱビジネスホテルはこうじゃなきゃね。次に期待するのは無線LAN標準装備だなー。
ところで、数日前に、ひそかに頂きものを更新しています。自分が受けたリクエストには全然応えてないくせに、もらうものだけはしっかりちゃっかりもらっている北条です。反省。
別館を更新している余裕のないまま、日にちだけが迫ってきているので、とりあえずここにメモ的告知。
8/28のコミティアに、委託で参加します。ラインナップは、 「ペファークーヘンハウスの憂鬱」 「上つ森王」 「今昔秘譚」 「競作集 かさねる」 の4種類です。なお「かさねる」は、まだ若干の余部があります。
リアル生活では、礼儀を知らない若い衆にもううんざりの毎日です。なんでこんな無礼な奴らのために、親切に、義務でもない連絡をわざわざ取ってやっているんだろう……。切って捨てたいです。マジで。
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