理由は健康に良いから。
TVだったか誰が言っていたのか忘れはしたが、健康に良いらしい。 どこかの芸能人もそうしているらしい。 だから僕は通常全裸で寝る。 または、通常どころか意識しなくてもそうなってしまう。
とすると全裸ではない時は、通常ではなく異常ということになる。
あのテロが起こった時僕はもう寝る準備で全裸だった。 だが、これは映画ではなく現実だと理解できた時、僕はまず服を着た。
もしもミサイルが、日本に飛んできて、 あろうことか僕のマンションにピンポイントで攻撃する事もありえたからだ。
そんな事を考えて、急いで服を着て、TVに見入ったものだ。
そんな事件からもう2ヶ月弱、すなわち60日弱が経った。 アメリカの空爆ですら1ヶ月に及んでいる。 僕の生活も普段の活気を取り戻し、全裸で寝れるようになった。
しかしながらここ数日続けて僕は服を着て寝ている。 理由はちょっと寒くなったからだ。 寒さは僕には天敵であり、寒さは僕にとって異常らしい。
ある朝、急いでお客様がローソンに入ってきた。 彼は青のジーパン、白のTシャツ、そしてその上にジャンパーのMA−1を羽織っていた。
唐突に彼は、レジの中に居る僕に向かって、 「ダ、ダ、ダ、ダンボールを、くっ、下さい!」 と言った。
僕は突然の事にびっくりして、 「こっ、こっ、子猫を捨てるのでは、な、ないですよね!?」 と、何を血迷ったのか口から言葉が漏れてしまった。
「まっ、まさか!、あ、あれです!あれ、あれ、ひっ、引越しです!」 何が災いしたのか、何故か彼もシドロモドロに答えた。
僕は本当かなぁと思いながらも、店長から許可を頂きダンボールを渡す。 彼はダンボールを手にローソンをそそくさと出て行く。
僕は、彼のあとに続いて店を出て、彼の車を覗くと、助手席にノッポさんが座っていた。
「そうかぁ。そうだったのか。納得。納得」
ノッポさんにはダンボールは欠かせない。 だけど、ノッポさんはまともに喋れない。 だから彼に頼んだのだ。
後部座席にはゴンタ君の着ぐるみ一式が置いてあった。 そうなると謎はすべて解けた。
店に入ってきた彼は、今日偶然たどたどしくしゃべってた訳ではないのだ。 当然、彼らは2人だけでその場を立ち去った。
第1線から退いた彼らの後ろ姿は非常に物悲しく、僕は暫くその場に立ち尽くしていた。 この世界における光と影という存在を認識せずには要られなかったからだ。
| 2001年11月05日(月) |
フリオ・イグレシアス |
今、村上春樹の「夜のくもざる」という超短編が36本つまっている本を再び読んでいる。 超短編でだいたい1話が4ページである。
その中で僕の一番のお気に入りの話は、「フリオ・イグレシアス」である。 海亀に私と彼女が襲撃されるという話だが、村上春樹のシュールな表現がなんとも言えない。
私という主人公が考える内容が、現実と非現実(海亀が襲撃する)と両方にあり、 そのバランスがとても子気味良い。
このことは彼の小説の全てに言えることだが、主人公がとても現実的で、 そこに非現実な話の内容が絶妙にマッチしていく感覚がとても惹きつけられる。
そして、描写が非常に巧く、表現がとても解りやすい。 みればみるほど隙は無く、本当に感心する。
「フリオ・イグレシアス」は「トランプ」という話が続編であるのだが、これも本当に面白い。
私は本を読むのは嫌いで、もともとそういう性質だが、 幸いなことに村上春樹の本にはこの性質は少しも邪魔しないようだ。
そんな訳で、昨日学園祭だけど斎藤和義のライブに初めて行って、 なんか元気をもらったというのか、余計に人生を考えさせらというか、 そんな訳で、ただ、 「ステージに立って、ライトに照らされて、ファンの熱い気持ちを浴びる」 ってほんとにイイなって純粋に思って。
でも僕はミュージシャンでは無いし、今からなろうとしても無理だって思うし、 僕は音感に限らずまったくなんでもセンス無いし、ただの諦めだって言われても仕方ないし。
そんな事をうだうだ考えて、瓢箪山を下る帰りのバスから夜景を眺めてたら、 結局は自分のステージに立つことでいいじゃないかなって、 甘えでもないけど思って、そう信じています。
自分のステージはどんなところかな。 何処に行こうかな。何処に行けばいいのかな。 それは僕のつま先が知っています。 僕の踵はすぐに減るけどね。
「まだ降ってる。嫌だな。こんな雨を喜ぶ人って居るのかねぇ」独り言。 濡れた傘を入れていたナイロン袋を剥ぎ取って、店を出る時そう考える脳味噌。 僕は雨が嫌かもしれないが、誰か喜んでいるはず。と求める可能性。 さっき捨てたナイロン袋が、ごみ箱に山盛り。
「これだな!こいつだな!」と思う頭の中は、電球の発光現象。 それからいきなり唐突にこんなストーリー。
傘入れナイロン袋を製造してるレイン�蠅亮卍垢蓮�雨になる度に喜ぶ。発注が増えるからだ。 彼の頭の中はいつも降水確率で一杯である。 本当に必要かどうか解らないが、会社のパソコンは降水確率を30分毎に表示している。
これらの種類の産業は、夏に一気に天国と地獄を味わう。 6月の梅雨は正に天国。会社の電話は鳴りっぱなし。 嫌がらせかなと思うほど鳴る。鳴る。鳴る。リンリンリン。
だが、それを過ぎて、雨の降らない8月は正に地獄。電話は全く鳴らない。 電話線が切れているのではないかと思うほど、鳴らない。
この状況になると社長ですら、頭がおかしくなる。 彼は、1日に5度も電話線のジャックが入っているかチェックするのである。 抜いたり指したり、ジャックの先を眺めたり、ジャックを指す穴を覗いたり。 そんなことで1回のチェックは10分に及ぶ。
ある男社員は、そんな社長の状況を見て、机にうつぶせながら頭を酷くかく。 ある女社員は、涙が抑えきれなくなり口元を抑え、トイレに駆け込む。
僕は、会社見学でそんな状況を事細かに見て、色々大変だなって思いました。
昨日の「歯磨き」という日記で、歯磨き方法には大きく2種類あると私は言った。 口を閉じる方法(前者)と口を閉じない方法(後者)である。
ここで間違えてもらってはこちらとしても困るのであるから、それらを詳しく説明しよう。 結局私が言いたかった事は次の通りだ。
前者とは、歯磨き中に、唾液で倍増した歯磨き粉が、垂れない方法である。 後者とは、歯磨き中に、唾液で倍増した歯磨き粉が、垂れてしまう方法である。
前者にとっては、歯磨き粉が歯磨き中に垂れる事なんて考えもつかない領域である。 前者は、はっきりいって後者を全然理解できない。 前者は、洗面台の上で覆い被さって歯磨きをしている後者を観察し、こう思う。 「なんでこの人達(後者達)は垂れながら歯磨きをしているのだろう???」と。
一方で、後者にとっては、歯磨き粉が歯磨き中に垂れない事なんてありえない話なのである。 後者は、はっきりいって前者を全然理解できない。 後者は、至るところを行き来しながら歯磨きをしている前者を観察し、こう思う。 「なんでこの人達(前者達)は歯磨き粉が垂れないのだろう???」と
前者と後者にはそういう違いがあるのだ。 初めに前者を口を閉じる方、後者を口を閉じない方としたが、もう一度改める事とにしよう。
歯磨き粉が垂れない事が当たり前で、垂れる人の事を全く理解できない人達の方法が前者。 歯磨き粉が垂れる事が当たり前で、垂れない人の事を全く理解できない人達の方法が後者。
と、こんな具合に。
私は生まれながらの後者であるが、日々の絶え間ない訓練によって前者の方法も修得した。 人間は訓練でどんな事も可能にすることができる。 それがたとえ「レイク」の「イ」の文字であっても。
実は意外に「レ」も難しい。「V」になってしまうから。
歯磨き方法は人によって様々であるが、大きく2つにカテゴライズすると、 口を閉じる方法(前者)と、口を閉じない方法(後者)がある。
これは意識してなされるものではなく、物心ついた時には人間はどちらかに分けられている。 僕は物心ついた時には後者の方法、即ち口を閉じずして歯磨きをするようになっていた。
今まで僕の経験を元に統計処理にかけると、ここには2つの定理がある。
�ヾ靄榲�に日本人は前者が多いようで、後者との比率は7:3ほどである。 �⊇�はだいたい前者であるが、男には後者がいささか多い。
ということである。
僕の隣の席の福井君も実は後者で、大学で昼ご飯を食べた後に歯磨きしていた。 それも、洗面台に覆い被さるようにして。 前者には理解できないかもしれないが、後者はこうしないと服が汚れてしまうのである。
「虫歯になって歯磨きの大切さを実感した。おじいちゃんになっても自分の歯で食べたいし」 と言って福井君は、大学中でも毎食後歯磨きをしている。
以前の日記で 「楽しく生きれたらそれでいいじゃん」 って言ってた彼でも、おじいちゃんになってからのことも考えるようだ。
楽しい時。
みんなと馬鹿騒ぎしてる時。 自分が成長してる時。
前者は得易い 後者は得難い。
前者は浅い。 後者は深い。
前者ばかりだと生きてる意味が解らなくなる。 後者ばかりだと息がつまる。
だから、後者を求めつつ、前者を時折はさむ。 そんな生き方ができればいい。
こんな事ちっとも書きたくないのに。 色々と巧くいかない事があるものでね。
| 2001年10月30日(火) |
100%ノンフィクション |
本日も久しぶりにボクシングの昼練習に行きました。
後輩の増井とマスボクシングです。 全然やってないからバテバテです。 2ラウンド目なんて手が上がらないです。
受身的なボクシングになってしまいましたが、まとめるところはきっちりまとめました。 そのお陰で、強引ではあるが、相手の外側をとりつつの右のフックから左のボディを、 ドンドンドンと3連続に決めて、増井君よもやのレフリーストップです。
言っておきますが、この今日の日記は100%ノンフィクションです。 わざわざ見栄を張るために事実を曲げるような事はナンセンスですから。
| 2001年10月29日(月) |
昔の女友達と電話で話す。 |
彼女とは意外に長い付き合いがある。 僕と彼女との関係は、深くも浅くもなく頃合いである。 彼女は今の彼氏とちょっとばかり問題があるらしくそれを僕に話してくれた。
僕は聞き役は苦手で、どういう対処を取ったらいいのか解らない。 彼氏を批判したほうが良いのか、肯定したほうが良いのか、 彼女がどちらを望んでいるのか、そういうことが全く解らないのだ。
色々考えても解らないから、結局言いたいことを言う。 彼女が凹んでも仕方ない。 僕は正直に言うだけだ。
話が一段落して、僕のHPの話になった。
「けんちゃんの日記、私達の事を書いてくれないから読む気がしない。 だから日記は読んでないよ」
彼女はそういう人間だ。 基本的に自分以外の人間にあまり興味が無いのだ。
「自分が登場するなら読んでもいいんだけどね」 だって。
励ます事も考慮しつつ「君を日記で書こう」と約束し電話を切った。
数日後彼女から以下のようなメールが来た。
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*途中だけ*
あ、この前は電話つきあってくれてありがとう。 なんかすっごい溜まってた時で、バーンと色々聞いてもらっちゃって。 で、その後ですね、あたしは思いのたけを彼にぶつけました。 あたしはあんたのなんなのさー、みたいなことを延々。 わーわー泣きながら、、、です。
何をそんなにあたしは怒っていたのかは忘れてしまったんやけど。 結局奴もあたしの言うことをわかってくれたようで、一段落しました。 一瞬もう終わりかな、早かったな、とか考えたけど。 まだまだラブラブのようです。
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らしいです。それは良かった。 結局は、面と向かって正直に素直になって話さないと何も始まらないのです。
みなさん、もっともっと素直に正直に生きましょうよ。 それが一番難しい事かもしれませんが。
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