| 2001年08月16日(木) |
スタンド・バイミーの盆 |
♪ ラーリパップ ラーリパップ ラーリラリラリ ラーリパップ ラーリパップ ラーリラリラリ ラーリパップ ポン ぼ盆盆盆
| 2001年08月15日(水) |
盆休みはまだまだ続く |
盆休みはまだまだ続く
盆休みは中だるみ
| 2001年08月13日(月) |
盆休みでいいですよね |
盆休みでいいですよね
| 2001年08月12日(日) |
盆休みでいいですか? |
盆休みでいいですか?
私がコンビニでバイトをしているのは誰しもが解っていることなのでもう敢えて言わない。
早朝の客で一番多いのは会社に向かう男性サラリーマンで、 その他の学生やOLや主婦はトントンである。
トントンというのは、数がだいたい同じだという事であって、 靴がなかなか履けないからつま先を地面に打ちつけている訳ではない。 むろん、トイレにかけ込んだらカギのところが赤になっているにもかかわらず、 戸を叩く音でもない。
でも奥に開いていると思って開けたら、掃除ボックスだったりするほど焦ってはイケナイけど、 カギのところが青になってると思って飛びついて開けたらすでに伊藤のおっさんが入っていて、 彼のただのカギのかけ忘れであってカギをかけてない伊藤のおっさんがイケナイのに、
「なっ、何ですか!」
と言ってキッと睨まれた時には、もう次からトイレの扉なんて開けられなくなってしまうよ。
そんなわけでこの世にはトントンというのが多くあるが、僕の好むトントンはこれだ。
ピリリリリリリ、ピリリリリリリ おっと、時間だ。起きねばならぬ。仕事仕事だ。
クンクン、クンクン。 もう既になにやら味噌汁の良い香り。
タンタン、タンタン。 寝室を出て、階段を降りる。
トントン、トントン。 朝の光を浴びて彼女が人参を刻む。
これが僕の好むトントン。
でも仕事のあとにはうしろから肩のトントンも良いものだ。
| 2001年08月10日(金) |
小説3 便利な世の中 |
「めっちゃしんどーい」 私は自分の部屋の扉を開けて3歩歩いただけで倒れこんでしまった。 ほんまこんな生活が続いたら死ぬかもしれんわ。僕はそう思い、声に出してみた。
「ほんまに死ぬかもしれん。おとう。おかあ。ありがとう」
独りで悲劇のヒーローになるのは良いもんだ。 悲劇であればあるほど、この世界の自分の主人公度は増していくからだ。
時刻は11時前。 車の通りも少ない茨木のこのあたりでは音を出すものと言えば、 JRの電車とそれとがかみ合う線路くらいだ。 私のマンションは線路の隣にあるから騒音は仕方ないのである。
マフラーを取ったバイクの音も聞こえず、 茨木に多く生息するヤンキーも今晩は少ないようだ。 月に恐れをなしたのだろう。三日月、満月関係無く彼らは本当に月を嫌う。 以前もその事に関し、コンビニの前でヤンキー達が議論してたほどだ。
ヤンキーのいない夜はとても静寂を極めたが、 それを突き破るように遠くのほうからピーポーピーポーと救急車の音が聞こえてきた。 しかもそれはだんだん大きくなり、それが最大をとった時音は止んだ。 自分のマンションの前に止まったようだ。
このマンションの誰が病人なんだ?と思っていたら、 消防士の階段を駆け上がる音が聞こえたのち急に私の部屋のドアが開いた。
「しばやまさん!大丈夫ですか?しばやまさん!」
土足で上がり込んで来て、私の肩をつかみ激しく揺らして消防員Aは言った。
「はい!???なっ何ですか、いきなり」
「だって、さっき「死ぬかもしれん」って言って我々を呼んだじゃないですか!」
「えぇ、確かに言ったけど、ちょっと疲れてるだけで、救急車は呼んでないよ」
「はい。そうですね。たしかに電話では呼んでないかもしれませんが、 今は便利な世の中になって、いちいち電話を掛けなくても様態が悪化した人がいれば、 その情報を救急センターが即座にキャッチできるようになっているです。」
と彼は言った。彼はしたり顔で得意そうだった。 そして、こちらに遠慮することなく更に続けた。
「このサービスは8月からテスト期間として茨木限定で行なっているですが、 これによってもう8名の命が助かっているんです。 だからイタズラで呼ぶのは本当にやめてくださいね。 しかし、これで今日イタズラ4件目だよ。ほんとに勘弁してよ。 こっちは体がいくつあっても足りやしないんだから、それに・・・」
「でも、僕はただなんとなく思った事を口に出しただけで・・・」
いつまでも続く愚痴をのさばらせるほど、俺は暇じゃない。 風呂に入って歯を磨いて寝て、明日のローソンに備えねばならぬ!とばかりに口をはさむ。
「それがイケナイって言うの!近頃の大学生は本当にことが解らないね。それに・・・」
土足でも入りこんでるし、きゅうに大学生全員に拡大する理論も気に食わなく、 かなりむかっ腹は立っているが、ここはおとなしく聞いておこう。 これは口答えするとやばく長くなりそうであるからだ。そ れに反省してるフリをするのは私の得意とするところだし仕方ない。
彼はその後5分ほど独りで話し続けた。 救急車はどうなっているのか気になったが、それどころではない。 真面目に反省してるフリをし続けねばならないのだ。
長い長い説教が一段落し、彼の話がまとまって少しとぎれた時に私はすかさず割って入り、 彼の右手を両手で取り、申し訳なさそうに言ってやった。
「はい、すみません、すみませんでした。確かにそうですね。 このサービスは老人が多くなる社会には無くてはならないものですね。 私が間違っていました。これからも頑張ってください。心から応援してます」
「そうだろそうだろ」
俺の態度にかなりご機嫌そう。満足かね。
「はい、これから自分も気をつけますし、友達にも言っておきます」
「おう。ほんとに頼むぜ!」
「はい。わざわざご苦労さまでした」
彼は笑顔で出ていった。 私も苦手な笑顔で答えた。 救急車が帰って再び静寂が訪れた。
「便利な世の中っていうも色々大変だな」
その静寂の中で言葉を確認しながら私は言った。
| 2001年08月09日(木) |
チューブがミリオンセラー |
私はいつものようにレジを打っていた。なぜならコンビニでバイトをしているからである。
コンビニバイトの仕事の約60%はこの作業と言っても過言ではない。 お客様が持ってきた商品からいち早くバーコードを発見し、 それをセンサーに読ませねばならない。 それによるタイムロスがあっては、お客様と店員との信頼問題に繋がるからこちらは必死だ。 こちらがそのような気持ちでいることは、 早朝からアイスクリームを買いに来るカップルなどは知る由も無いだろう。 ほんとにいい気なもんだ。
私はこういう客には少し無愛想になってしまう。 だから、もしあなたがカップルに無愛想になっている店員をコンビニで見かけたら、 それは私かも知れないと疑って掛かってもよいだろう。
もしもその店員が私なら、あなたは「日記みてますよ。応援してます」 とアプロって良いだろうし、遠くからチラチラ観察しても良いだろうし、 はたまた「ロッピーの使い方が解らないんですよ。教えてガリレオ」 とか言って、私をレジから引っ張り出して、 自分の真横でロッピーの使い方を吐息の掛かる距離で伝授してもらってもよいだろう。 「教えてチョンマゲ」と言った方は、ごめんやけど教えられません。むろん理由は聞くな。
君が私だと疑ったのならどんな方法でもよろしい。何かアクションは起こせるはず。
それがコンビニ。まさにコンビニエンス。やっぱりコンビニでやんす。
そういうものだ。
しかしながら、君が「この店員は私かもしれない」と疑ったしても、 それは必ずしも私とは限らない。 っていうより、それが私でない確率は、 このさきチューブがミリオンセラーを記録する確立より低いだろう。
疑わしきは罰せず。昔の人は巧く言ったものだ。
私が散歩から帰ってくると、マンションのゴミ捨て場で中村おばちゃんがゴミを整理していた。
おばちゃんとは1度も話した事もないけど、僕は彼女のことを中村おばちゃんと呼んでいる。 名前をつけたほうが親近感が湧くし、他人に説明するのも楽だからそのほうが幾分よい。
私の住む茨木ではゴミを出す日は月・木である。
しかし、今日は水曜日であるのにゴミ捨て場にはゴミがいっぱい積んである。 納得できないから事情を聞くために意を決しておばちゃんに話し掛ける。できるだけ笑顔で。 私は笑顔は大の苦手だが、致し方あるまい。温故知新である。
「おはようございます。今日ゴミの日ですか?」
ごみの整理を中断し、こちらに振り向き中村おばちゃんは答える。
「はい。おはようね。今日は資源ゴミの日でね、カンやビンなどを収集する日なのよ」
朝の光を浴びた思いきりの笑顔は俺を少しドキリとさせる。 当然ながらトキメキのドキリではなく、すがすがしさのドキリではあるが。
「へぇ。そうなんですかぁ」 「うん。そうなのよ。第2第4水曜の朝10:00に収集車が来るのよ。 他には第1第3金曜日に粗大ゴミね。 でも金曜の粗大ゴミは夜に取りに来るから、出すのは土曜の朝でも大丈夫よ」 「はぁ、はい。わかりました。とりあえず今日の資源ゴミ取ってきますね」
僕は小学生ほどの子供達には意外に怖く見られるが、上の人にはいい青年に写るようで、 この日もこの特典が効を奏したのか、ゴミ整理の作業を中断させているにも関わらず、 中村おばちゃんは笑顔で結構親切にお話をしてくれた。
でもただ僕の住んでいるマンションが学生中心のために、 話し掛けてくれる住人が僕が1年半ぶりで、 中村おばちゃんにとっては意外な来客であり嬉しかっただけなのかもしれない。
こんなことは僕が考えても到底解る範疇ではないから、もうよしておこう。 それより一番問題なのは、粗大ゴミの収集車が金曜の夜に取りに来るのに、 「土曜の朝出せば大丈夫」って言った中村おばちゃんの真意である。
子供の時ほど僕がゲーマーであった時はない。
本当に僕はゲームが好きで3度の飯が抜きでもずっとゲームができれば納得できたものだ。
僕達が子供の時にはゲームと言えばファミコンであった。 彼は時代にとって東京タワーであったかもしれないが、僕にとってはマリアナ海溝だった。
それほど僕は彼の魅力の溝にどっぷりはまってしまった。 彼の作り出すワールドに僕は心底感服し、そして僕はのめり込んだ。
しかしながら過ぎたるは及ばざるが如し。僕は彼であるファミコンに中毒なってしまった。 一日中、朝から晩まで繰り返させるスタートボタンに、夢をつぎ込んで命を燃やした。
こんな様子をうちの「おとう」は 「ファミコン中毒」略して「ファミ中」といって、全力で更正に掛かった。
彼のする行為は残虐非道であった。
彼は僕達が決められた時間より長くゲームをしているところを見つけると、 画面が進行中でありながらも寸分も迷うことなく、 抜き出しボタンを押さずにファミコンカセットを直接抜いた。
ロールプレイングゲームを途中で抜かれた時の静止した画面は、 縦や横に色々な線が何本も入りぐちゃぐちゃになった僕の頭の中を静かに映し出していた。
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