初校戻し,ガーデンレストラン『土味』,鮪刺身


 今回から校正も3ページに増えて、商品差替えとか赤字が多くて、17時の締切に間に合わない。

 チームに、今週いっぱいで産休に入る人と辞める人がいて、お昼はガーデンレストラン『土味』にて歓送迎ランチの会。
古いステーキハウスのような店。
いきなり顰蹙かな、と思いつつライスお代わりなどしてしまう私。
チーフのおごりで、追加料金もなく、ほっ。

矢沢永吉と藤原竜也の話。社内にかなり気合の入った藤原竜也ファンがいるとか。
会社に戻ったら、一緒にランチをした人が藤原竜也ファンの女性を連れてきてくれる。ご挨拶。

22:30まで残業、撮影サンプルの残りだったか、鮪刺身をもらって帰る。

 風邪治らず。「鼻声だね」と恋人。
2006年04月12日(水)

『Tanata Roba』,Nさん前夜式,『House of Aoyama』


 風邪が悪化して辛い。冷たい雨で寒い。

 昨日亡くなったNさんの前夜式に行くため、喪服で出勤。
母からもらった古いワンピースだが、皆に「素敵!」と誉められる。
「ありがとうございます。喪服なんです」というと、皆の顔が曇る。

 ランチは播磨坂にあるイタリアン『Tanata Roba』。
チーズが苦手と言ったら、デザートのティラミスをムースに変えてくれた。親切。

 定時は19時だが18時で早退して、南平台の『聖ヶ丘教会』にてNさんの前夜式。
私はキリスト教式の葬儀は初めて。ものすごい人。外階段まで人が溢れていた。

教会牧師の「死は終わりではない」みたいな話。
無宗教の私にはかなり違和感があるが、こういう話を聞いて、Nさんは自らの運命を静かに受け止めたのだろうと想像する。

Nさんのお父様の話、ご主人の話と続く。
Nさんへの愛と絆を強烈に感じさせる内容だった。
こういう時間があるのはキリスト教式の良さではないかと思った。

献花が始まる。列が進んで、やっと教会内の様子がわかった。
Nさんの遺影は結婚式の時のものだそうで、本当に美しい。

お母様が「ゼミの皆さんのメッセージ、読んで聞かせました。ありがとうございました」と言ってくれる。
私は泣くばかりで、今日も何も言えず。

献花を終えて、階下の部屋に行くとゼミ仲間や先輩が大勢いて、皆目が真っ赤。
Nさんが会わせてくれたんだなあ、と思う。
教会で洗礼を受けるNさんの写真なども貼ってあり、穏やかな表情だった。

 先輩たちが、まだ携帯電話がそれ程普及していない頃に、イタ電を巡って仲違いをすることになった曰く付きの店『House of Aoyama』に皆で行く。
今は和解をしているが、何年にも渡っていた蟠りを解くきっかけを作ったのも、Nさんだった。

「Nさんは本当に、めちゃくちゃいい女でしたねえ!」と私の同期のS君が言い、全員頷く。
「全く、なんでNさんなの?S君はオヤジ狩りで半殺しの目にあって、N(男)さんは交通事故で死に掛けて、Hさんは人間辞めてて、皆見事に生還してサバイバーなのに、なんでNさんは死んでしまうんだろう?!」と私。
「Nのお母さんがね『美人薄命だね、って言ってあげてください』って言うんだよ。俺、困ったよ」
とHさん。

ああ、Nさん、もっといろいろお話したかったなあ。
「どう死ぬかは、どう生きるかということだ」と見るのであれば、Nさんの死に方=生き様は大変立派で、愛に包まれていて、一つの理想だ。
私は結婚願望は全くなかったけれど、Nさんの夫婦愛、家族愛には激しく胸を打たれた。

Nさん、本当にありがとうございました。
2006年04月11日(火)

Nさん!,『NAPAS』,一心同体


 12:20、大学ゼミの先輩からメール。
Nさんが息を引き取ったという。ああ、本当に頑張ったなあ。
もう手の施しようがない、と手術で開いたお腹をそのまま閉じて、それから3ヶ月。
5歳になる娘の櫻子ちゃんと桜を見ることは無理なのだろうか、と思っていたが、ちゃんと桜が散るのを待って、逝ったもの。

そして本当に、美人薄命。美しくて、優しくて、しっかり者で、人気者で。
元気な人だったのに!Nさん!……なんで……!!

 インド料理『NAPAS』で泣きながらカレーを食べる。

 仕事をしながら関係各位に連絡作業。
原稿もあまり手につかず、22時過ぎまでかかる。

 咳と口内炎。
風邪気味なのは恋人も一緒で、バーゲン会場が原因ではなかったらしい。
「通じ合ってるってこと?」
「そうね」
「寝るか」
「寝ましょう」
しかし私が寝たのは4時。

この日のメモはこちら
2006年04月10日(月)

『紀尾井町プラザ歯科』,国際フォーラム

 『紀尾井町プラザ歯科』にて出来上がった装置をもらう。
これは歯列矯正の前に、顎の定位置を決めるためのものらしい。
私は奥歯をかみ合わせるために顎が前に出るのだが、そこが定位置なら手術が必要となる。
上の歯とぶつかる位置が定位置なら、装置だけで治るとか。
3ヶ月間この装置をつけてどちらか見究める。

早速装置をはめてみる。激しい違和感。話しづらい。
これをできるだけ長く装着するように、とのこと。
仕事中も、と言われるが、これではすごい舌足らずの喋り方になってしまうので無理。

 院長の婚約者である友人からメールで、治療費が激安になるとのこと。
「そんなに無理しなくてもいいよ。それじゃあ儲けがないんじゃないの?」と驚くほど。
「大丈夫」と友人。
ああ、本当に良かった!友人は、なんて素敵なパートナーと巡りあってくれたんだ。
そして、小学生の時から数度失敗しながらも、今まで悩みつつ、じっくり検討してよかった。

というわけで、こうなったら私も開業したばかりの『紀尾井町プラザ歯科』を全面プッシュ。
読者の方で、歯の矯正治療、インプラント,ホワイトニングなどに興味のある方、ご相談下さい。
ご紹介します!きっといいことがあるでしょう。

院長の根深氏は非常に研究熱心で、優しい人柄。
矯正治療の先生は、全く目立たない最先端の装置を日本初導入した人で、技術は確か。と聞く。
芸能人、政治家、マスコミ系など、人前に出る仕事の人には、矯正治療をしていることが全くわからないのでかなりお薦め。

院内はゴージャスながら落ち着いた雰囲気で、普通の歯医者のようにガチャガチャしてない。
スタッフも丁寧親切で気持ちいい。

『紀尾井町プラザ歯科』HPはこちら。

 国際フォーラムで西武百貨店のバーゲン。
会場が広いので、全てを見るのに時間がかかる。
気に入ったものを試着して、3点まで絞る。
結局入場から5時間、悩んで、フランス『Gilles Dufour』というブランドのニットポロシャツに決める。
ハートがいっぱいで、ちょっと可愛過ぎるかなとも思うけれど、たまにはいいか。
ラブラブの心境にもピッタリだし。

そして、まったくそうは見えないが定価102,900円。ポロシャツが!
でもよく見ると実に手が込んでいて、触ると気持ちが良く、品質の良さがわかる。
セール価格30,870円也。買い。

 帰宅後、喉が痛くなる。バーゲン会場で風邪菌もらったか?

この日のメモはこちら。
2006年04月09日(日)

デート,『おちゃのこ菜々』,質問ご近所さん,サエジマニアの酒,怪盗ルパン


 デート。ギリギリの時間なのに乗換駅を乗り過ごしてしまい、引き返して20分遅刻。
何やってんの、バカ!
多忙であまりゆっくりできないと聞いて、こんな時に遅刻しちゃって、大変申し訳ない。
でも仲良し。「すごいなあ」と笑う彼。

 晩ご飯は母と援助交際。
『太古八』に行こうと約束していたが、母が元気がないので、私が東久留米まで行くことにする。

『太古八』に電話。羽賀さんにお詫び。
「美女は桜の咲く頃に元気がなくなるんだ。真理ちゃんは元気なのかい?」と羽賀さん。
「はい。でも貧乏なので、なかなか行けなくてごめんなさい」
「大丈夫。貧乏は一生貧乏だから。心の貧乏と、お金の貧乏があるから、心配しないように」
とよくわからないけど、羽賀さん流に励まされる。

 東久留米『おちゃのこ菜々』。
窮屈な二人席で、テーブルの脚が円錐状になっていて、足の置き場に困る。
席を変えてもらえばよかった。

正月以来だが、母は全く元気がない。引きこもり状態らしい。
「病院に行ったほうがいい」と強く薦める。
「この間も宮崎(学)さんはお母さんのこと心配してくれたよ。民主党がメール問題やら小沢が党首に?やらで大変な時に『元気か?』って。羽賀さんも」
「そう」
私が仕事の話をしても、あまり関心がない様子。

歯の治療費を一部もらう。私が歯を見せて「ここがこうで、こうしてこうなって」と説明。
「そんな状態だったっけ?知らなかったわ」

母は仕事を持っていたから、一人っ子とはいえ、私はあまり干渉されずに育った。
それは良いことなのだが、母は私の右手の小指が変形していることも多分知らない。
恐らく突き指を放置してこうなってしまったのだが、幼い子供をもっとしっかり観察してくれていたら、と思わないこともない。

しかし私は、母が「私がガンになったのはあんたのせいよ!」と父を責めたようには、母を責めたりしない。

 5日深夜、バンドをやっている質問ご近所さんからメール。

> 今週土曜日
> ボーカルのストリッパーの娘が誕生日パーティーをゴ〜ルデン街でやるんだけど
> 空いてたりしますか?

時間と金額を聞いたら、今日になって返信。

> 9時から5時まで
> 値段はわからないかなあ
>
> でも忙しそうだね〜
>
> いいこといいこと

知らない人の誕生日パーティーで、いくらかかるのかもわからないところに行く余裕はない。
誘っておいて「わからないかなあ」じゃねえだろ!という内容をやんわりメール。

> ごめんなさい
>
> 頑張って〜仕事

って仕事が理由で断ってないよ!と思うが放置。

 冴島奈緒さんのライブで知り合った、サエジマニアのoちゃんからメール。
日本酒イベントで(田中)康夫ちゃんと遭遇したとのこと。いいなあ。

oちゃんは会社で日本酒関連のプロジェクトに関わっているらしく、

> ローソンオリジナル清酒をローソン行ったら買ってみてね!
> 12銘柄が紫色のびん275MLで出てます。100万本出ました!

とのことなので早速ローソンへ。わからなかった。
好きな蔵の酒があったら飲んでみよう。皆様もよろしく!

> 彼氏とうまくがんばろうね!

とoちゃんに励まされ、深夜、再び彼と逢瀬の場所へ。

途中、怪盗ルパンとすれ違う。詳細はこちら。
2006年04月08日(土)

6月デビュー,『丸赤ダイニング 悦』,『禁断の聖書:ユダが残した福音書の衝撃!』上映会,『MILLIBAR』,ギネス君始動

 カタログのお仕事、1ページから始まった担当が、3ページに増えた。
まだ質問と確認ばかりで遅々としているが、6月発行分から本格デビューとなる。

 今日も香水プンプンだったらどうしよう、と思いつつ『丸赤ダイニング 悦』。
1,260円の海鮮丼が食べてみたかった。さすが丸赤。
しかしやはり香水はプンプンだった。箸袋に電話番号があったので、持ち帰る。
職場近辺では貴重な和食屋だから、改善してもらうべく、折を見てクレーマークレーマーする所存。

 ナショナルジオグラフィックが作った『禁断の聖書:ユダが残した福音書の衝撃!』日本初上映会に行った。

会場の『TOKYO MAIN DINING』では上映の前にブッフェ形式で食事が出来ると聞いていた。
フリードリンクのワインを飲み、ニューヨークっぽい雰囲気のパーティーだった。

この「ユダの福音書」発見と内容についてのドキュメンタリー番組は、9日20時から世界一斉放送とのことでアメリカサイドから厳しく情報規制されていたらしく、挨拶をした人も全編を見るのは初めてだと言っていた。

解説:荒俣宏
ゲストスピーカー:ピーター・バラカン
の話も面白く、なかなか興味深い内容だったが、やはりユダと重ねて見られるユダヤ人のイメージ回復を狙ったユダヤキャンペーンか?という印象も持った。

そして、映像とネットがこの先どんなに発展しても書物、言葉、は遥かに長く記録として残り、たとえ大嘘だろうと記録となって後世の人を惑わしていくのだなあと感心した。

1800年前も今も、「あいつは嘘つきだ!極悪人だ」とか「いや、そうではない」とか、人間の喧嘩は変わらないんだなあとか。

私は宗教的なことはよくわからない、歴史の知識もないのでレベルの低い感想でスミマセン。
勝谷誠彦氏は「これはものすごい発見なんですよ!」と興奮気味に飛び入り解説していた。
会場には宍戸開の姿も。

 『MILLIBAR』に寄って、試写会の報告。
赤い髪の毛の色の話をしていたら、真っ赤な髪の女性が来店。偶然に驚く。
キレイなウィッグだった。やっぱり自毛で美しい発色を保つのはむずかしいんだなあ。

 帰り道、久しぶりに池袋駅近くでギネス君発見。
しかも次々と女性に声をかけているところだった。
女の子に相手にされず、引き下がったら私にバッタリ。
「面白〜い。始めて現場を見たよ」と言ったら「回し蹴りするぞ」ですと。「頑張ってね」と言って別れる。
そう言えば私も去年の今頃ナンパされたんだった。
ああ良かった。回し蹴りされないで。
大きなお世話だが、もう少しで彼も30歳。まだまだナンパを続けるのかな。楽しいんだろうなぁ。
2006年04月07日(金)

初校,中国料理『仙鶴楼』,ナインアンダー in 屋根裏,『わらじや』,『集』


 私にとって初めての生協カタログ初校。
これまで校正の派遣会社でやっていた作業とは違うので、手取り足取り状態で教えてもらう。
よくわからないのだけど、今は変則進行で、初校と入稿が同日でかなり大変な状況らしい。
私はペース配分もわからず、確認しながら一歩一歩という感じ。

 お昼は茗荷谷駅近くの中国料理『仙鶴楼』。
結構大きな店なのに、ランチタイムなのに、他に客が誰もいない。
恋人にメール。

> そこは、絶対にヤバイから、早く出ろ

と言われるが、既に注文してしまった。

美味しくなかった。食べ終わって店を出るまで、誰も来なかった。
中国人の家族らしき店員3人の喋り声だけが広い店内に響いていた。

 夜は渋谷『屋根裏』にて、お友達のバンド『ナインアンダー』のライブ。
ギターのサポートメンバーを迎えて、4人体制に戻ったナインアンダー。
やっぱりジャブロ踊りがないとね。
今日は素人の私にわかるような失敗もなく、熱く充実したステージだった。

皆口々に「良かった良かった」。
ベースの松本美弥子さん姉のYさんも「今日は安心して見ていられた」と感激の様子。

私と松本さんはかつて同じ会社に勤めていて、その会社の先輩やら後輩やらとYさんも一緒に、居酒屋『わらじ』。
Yさんは演劇畑の人で普通のサラリーマンと飲む機会はあまりないようで、しかも松本美弥子さんはその席にはおらず(『屋根裏』撤収のため)、なんだか不思議なような、全く違和感のないような、
面白い飲み会だった。

Yさんには先日見た『ライフ・イン・ザ・シアター』の報告とお礼。
Yさん、とうとう藤原竜也と一献!と聞く。なんとなく、私自身も近づいている感じ。
藤原竜也への道が、薄ぼんやりと見えるような見えないような……。

 私とYさんは中座して、ナインアンダーが打ち上げをやっている『集』へ。
松本美弥子さんは「Yちゃん、なんか変な事言ってませんでした?」と心配していたが、無問題。
仲の良い姉妹だ。

 「民主党永田メール問題」で、高橋玄さんの仲間の映画監督が先日ワイドショウでメール発信元のジャーナリスト?について語っていた。

「出ていましたね。母の仲良しの某学校の先生(檸檬屋の常連でもある)が永田の担任だったとか、いろいろつながってておかしいです。」

と玄さんにメールをしたら

>(略)がワイドショウに出てた?人でも刺したのかな?

ですと。笑った。
2006年04月06日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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