デート,お仕事?,THE ROLLING STONES A BIGGER BANG TOUR 東京ドーム,殺人事件 |
ランチデート。 「今日は派手だね」 「この後ミックとデートなんで、うふふ」 「ストーンズなんて死んでるよ」と彼。あらぁ、妬いてるの? 「妖怪のように生き続けるのよ」 でも恋人もミックに負けずにかっこいいから大丈夫。
校正の会社から電話。 今日は珍しく昼間に連絡が入り、過去2回やった築地のお仕事依頼。 二つ返事で引き受けるもしばらくして「別の現場へ行って」。 禁煙ならどこへでも行くが。
築地がダメになった理由ははっきりしない。「桜井さんはダメ」ということらしい。 校正会社の元社長が私を推挙してくれたようだが、やはり髪色の問題ではないかとのこと。 前に当時社長宛に築地のクライアントから「桜井さんは仕事熱心だけど、髪をまだらに染めるのは止めるように言ってもらえませんか」という話があり、その時は確か薄いピンク色で、一色ならいいかと思った。 クライアントも「おしゃれだね」と言ってくれたのだが。 まあしょうがない。
そんなことよりザ・ローリング・ストーンズ! ミックも恋人もかっこいいが今日のライブデートの相手は久々登場、私の大好きな、笑顔とスタイルが抜群にかっこいいあの人。 昨年4月にスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』を、10月に蜷川幸雄『天保十二年のシェイクスピア』を一緒に見た。 スーパー歌舞伎も蜷川の舞台も彼にとって初体験で、とても喜んでくれた。
そして、彼は東京ドームのコンサートは初めてだという。ほう。意外。 彼の初ドームライブ体験が、世界最強ロックバンドのザ・ローリング・ストーンズなわけね。なんてラッキーな人。
私は彼の人生におけるとても重要な機会を提供している女だと思うのだが、どうして彼は私に惚れないかしら? まあいい。人生における重要な素敵なひと時を頂いているのは私の方だから!
そしてストーンズのステージは最高。やっぱりカッコイイ。 平均年齢が62歳?信じられない激しさ。前回よりもパワーアップしている印象。
前回公演はアリーナ4列目ぐらいの席だったのに、今回は1階スタンドで、ウームと思っていた。 しかしミニステージがアリーナ後方まで移動してきて、ほぼ同じ高さで歌い踊るミックを見て満足。
彼も大興奮。「すっげー!」「かっこいー!」を連発。ああ、良かった。
コンサート終了後に行く店などいろいろ考えていたのだが、お互い明日の仕事が早いので帰ることになる。 私は帰るなら後楽園駅なのだが、人の流れで水道橋駅に出てしまった。 では彼を送って行こう。
車中仕事の話など。私は彼の仕事の話を聞くのが好き。 どんどん活躍して飛躍して世界の人になって、でも笑顔とスタイルは変わらないで、たまにデートしてくれたら。ああ楽しいなあ。 そうね、次は宝塚かな。フラメンコとか、素晴らしい踊り手のダンス?小沢征爾とか? 何か特別な、最高級のものを見せて、彼にまた「すっげーや!」と言わせたい。
新宿駅で別れる。 「今度是非ゆっくり」と彼は言い、握手をして、電車が出るまでホームで見送ってくれた。
いやー、いい男三昧の一日だった。でもまだある。
最近のニュースで、豊島区のマンションで男が自殺に見せかけて刺殺されて部屋が放火された事件があった。 ニュース映像からすると、私と元内縁夫が5年間暮らしたマンションではないの!と思ってすぐさまメール。 元内縁夫も気になっていたようだが、被害者の部屋は4階とのこと。 私たちが住んでいたマンションは3階建てなので、かなり近いが違う建物らしい。
そう言えば、ストーンズの初来日コンサートは元内縁夫と、東京ドームのバルコニー席(1階スタンドと2階スタンドの間にあるスイートルームと同じ階の席)で見たのだった。 就職内定者のために会社が用意してくれた席だった(チケット代は払ったと思う)。 元内縁夫は大学の後輩だが、周りの席は会社の同期の人々。
オシャレな元内縁夫はサスペンダーをしていて、同期の男子たちは「桜井の彼氏は(NHK『できるかな』の)のっぽさん」と呼んでいた。 当時はまだ私の片思いの時期で、今日のようにいろいろ遊ぶ口実やイベントを考えては誘っていた。
あれが1990年。もう16年も前なのか!感慨深い。いろいろいろいろあったなあ。 そんなメールを、元内縁夫に送る。
> まさに三寒四温ですので、ご自愛下さい。
なんて、彼らしい。
彼は今妻子がいて、私も恋人がいて、多分お互いすごく幸せで、2人の12年があっての今。 付き合えたことも別れたことも全て感謝している。
ストーンズにも、ライブデートの彼にも。 誰よりも一番大切な恋人に、心から感謝しています!
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2006年03月22日(水)
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