エブリデイ・イズ・バレンタイン,お仕事,映画『ジャーヘッド』,『俵やDINING』

 昨日けしかけたヴァレンタイン・メールは2通とも無反応だったと報告が来る。

「あらあ、つまらないわねえ。じゃあ(略)日いい感じにならなかったら、どっちも止めて次行った方がいいのでは。
たいして深入りしないうちにつまらないとわかって良かったわよ。
ドンマイ!」

10代20代ではないのだから、じっくり時間をかけて振り向かせるなんてことをやってる場合じゃない。
うまくいかなかった時の痛手も大きい。
その間にきれいになるならいいが、疲れて老いる。
可能性と現実をちゃんと見て、日々是決戦。エブリデイ・イズ・バレンタイン。

 本日のお仕事は昨日と同じ作業。
定時の18時までだったら18時半に泉岳寺は間に合わない、と思ったら15時終了。

 有楽町で、湾岸戦争を米軍海兵隊兵士の視点から描いた映画『ジャーヘッド』を見る。
テレビゲームのようにしか見えなかった湾岸戦争で、下っ端の若いアメリカ人兵士はどんな風に闘ったのか。
ある程度はリアルなのだろうが、結局1人も殺さなかった、というのは事実なのかハリウッド映画だからなのか。

途中でトイレに行きたくなってかなり苦しかったけど、映画の中の兵士たちに申し訳ないので頑張って最後まで見る。
主人公と一緒に失禁するかと思った。ふう。

画面がとてもきれいで、あまり埃っぽい感じとか、暑さとか、臭いとかが伝わってこない。
しかし兵士たちのメンタリティは実際こんな感じなんだろうなあ、と思う。
今、イラクにいるアメリカ兵はもっときついんだろう。もっと恐いだろう。

「もう止めて、お家に帰ろうよ」と言いたいけれど、戦争が好きで、国のために人殺しをしたい人がいる。
どっかり虚しい気分にさせられる、良い戦争映画だった。

 1月19日の二木会で初めて会った健康食品会社役員のSさんと、翌20日のパーティーで初めて会った青年Nさんがグループ会社で知り合いだと判明、3人で飲むことになって泉岳寺。

泉岳寺の駅近くの健康食品店で待ち合わせ。
出来たばかりのお店らしく、きれいで身体に良さそうな興味深い商品いろいろ。
2階は、1階店舗で買った商品を食べたりできるサロンになっていて、ちょっとしたレストランとかおしゃれなカフェ風。

そこに血液サラサラ度や肌年齢などがチェックできる機械が並んでいるコーナーがあり、Sさんを待つ間「やってみましょうか」とNさんに言われて試してみる。
機械オンチな私は操作法を教わりながらやるのだが、
「年齢を入力して下さい。僕見ないようにしますから」
と言われて、隠すのも変だよなと思いつつ2、3才さばよんだ数字を入力。

何故か動揺して結果は覚えていない。それ程悪い数字ではなかったと思う。
次の機械はNさんもやったことがないらしくマニュアルをめくりながら何度も年齢を入力させられるはめになる。いやだなあ。

どうせなら43歳とかにすれば良かった。
でもそれで「年相応」と判定されたらショックだ。
そんなことをいつまでもグジャグジャ考えている私は年齢にこだわっていてカッコ悪い。

 別にいいのだけれど何故泉岳寺?と聞く私と、やはり初めてお店を見に来たというNさんに、Sさんが泉岳寺が舞台となった忠臣蔵の歴史を話してくれる。
私はほとんど知識がないのだが「勝新の映画で見たような気がします」。

 Sさんが会社の人たちとよく利用するという居酒屋『俵やDINING』。
煙草の煙モウモウ。換気扇ないのか?
Sさんに仕事の電話が入って、その間に私とNさんで注文したら、頼み過ぎた。
テーブルに載らないぐらい大きな皿でどんどこ来てしまい、驚くSさん。

Sさんが販売店のために作ったというプレゼンをノートPCで見せてくれる。
添加物の恐ろしさとかSさんの会社の食品の安全性とかがわかるもの。
なんとか先生という有難い人の話。

そもそも私とSさんと会った翌日にNさんと会ったのも、Sさんによると

>一見不思議ですが、私たちはこれを「波動」と理解しています。気の力とでもいいましょうか。

ということらしい。

「不思議なことってあるんですよ。紙ある?秋篠宮妃の名前は?」とSさん。
「紀子さん」
「苗字は?結婚する前の」
「川嶋」
「皇太子妃は?」
「小和田雅子」
そしてSさんが

か わ し ま き こ
 × × × × ×
お わ だ ま さ こ

と紙に書く。ほう、なるほど。小学生が喜びそうだ。

他いろいろな話。とても食べきれなかった分も、全てSさんにご馳走になって帰る。
2006年02月15日(水)

お仕事,『亀井堂』


 世間はヴァレンタイン・デイで、朝から混んでいる電車の中で結構な大人のカップルが
「髭、うふ」
「犯罪者みたい?」
「ええ?でもいいの。うふ」
などと甘々トークを耳元でやってくれるので次の駅で車両を移る。

 昨日22時過ぎに電話がかかってきて本日はお仕事。
ギリギリに着いたと思ったら私のすぐ後に来た人が遅刻を注意されていた。
時計を見たら10:01。

クレジットカードの提携ごとに異なる申込書を表記統一するための作業。
18時まで。

 昨日、男性を飲みに誘ったものの口実にした飲み屋が閉店していることがわかって、他にいい店知りません?というメールをくれた友人に偶然会って、晩ご飯を食べることになる。

会社近くの『亀井堂』はランチが美味しいが夜は行ったことがなかった。
ランチタイム禁煙なのもお気に入りの理由。
夜は禁煙ではないが他の席と離れたコーナーの席にしてくれる。
暫く客は私たちだけで、ちょっと心配だった。

友人に「何故狙っている男性がいるのに、ヴァレンタイン・デイなのに、私と一緒にご飯食べてんのよ?」
誘いなさい、メールしなさい、告白しなさい、とけしかける。
「いや、まだ好きかどうかもはっきりわからないし、実はいいかも、と思っている人が二人いて、悩んでるんですよ」
「じゃあ両方誘って反応のいいほうにすればいいじゃん。ほれほれ」
「そんな、二兎を追うもの一兎をも得ずじゃないですか?」
「どっちか決めるためにもまずは仲良くならないとわからないじゃん」
「ええー、なんて言えばいいんですか」
「挨拶だよ、単なるヴァレンタイン・デイのご機嫌伺い。軽くていいの。だけど挨拶は欠かしてはいけない。挨拶は大事なの」
「わかりましたよ」

狙っている相手の傾向と対策を練る。ライバルもいるらしい。
彼女が恐れているのは2人に声をかけていることが相手にばれること。
軽い女だと思われること。
「いいじゃん、そんなの。重く来られる方が怖いよ。まずは良く知ることでしょう」
「二人に声かけて、二人ともその気になられたら困るじゃないですか」
「バカじゃないの。気配もないのに。そんなことになってから悩め」

「アドバイスをもらったので1杯奢ります」とのことで彼女が大目に払ってくれる。
ご馳走様です。

 マイ・ダーリンはヴァレンタイン・デイどころではなさそう。
「いらない。くだらないよ」と言っていたのでチョコレートはあげない。
熱い愛のメッセージを送る。
2006年02月14日(火)

祈り,嫉妬


 今週末に大学ゼミの先輩のオタク訪問パーティーが予定されていた。
トリノオリンピックに因んで、イタリアワインの聖地と言われるピエモンテ州のワインを持って行こう、などと考えていたら、企画取り止めとなる。
闘病中のゼミ仲間の病状が心配なので、とのことだった。
ああどうか、良くなりますように!神に祈らずだけど、細胞1個1個にお願い!

 他に家庭を持つ人と熱愛中の友人から、休日を家族と過ごされるのはやはり悔しいと、自己分析メールが来る。

「悔しいですか。私はあまり悔しくないんだなあ。
美味しいところ取りをしているのは私だ、という自信があるのかなあ。
あまり嫉妬深くないのかもしれないと思う」

と返信。
他の女性を大切にしている様子が見えたりすればかなり気になるけれど、私だって大事にされていると思えれば嫉妬に苦しむことはほとんどない。
むしろ少しぐらいヤキモチ焼かないと可愛げがないかと思ってしまう。

嫉妬は否定的にとらえがちだけど、自然な感情だ。
無理に抑えるのは、むき出しにするのと同じぐらい、本人は大変だけど人から見たら滑稽かもしれない。
嫉妬深いって事は感情が豊かって事でもあるから、人生も豊かで良いではないの。
2006年02月13日(月)

鉄板焼き,『紀尾井町プラザ歯科』,プチ整形


 都内某ホテル内レストランにて、極上鉄板焼きランチをご馳走になる。
肉、魚、野菜は選りすぐりの素材、七味や醤油など調味料にもこだわりがあり、大変美味しい。
オーナー氏に興味深く面白いお話をいろいろ伺う。

ダンディーなオーナー氏は学生時代アメフトをやっていたとか。
大学の大先輩と知り、私はかつて某企業でアメフトのイベント担当をしていたこともあり、懐かしく話す。
オーナー氏が楽しそうに、大学付属高校が日本一になったことを教えてくれた。

 帰宅後、大学のフランス語クラスにアメフト部のカッコイイ人がいたことを思い出す。
名前は忘れてしまったが、ネットで検索するうちに「T!そうTさんだ」。
Tさんは雑誌『JJ』に大きな写真が載るなど、みんなの憧れであり、大学を代表する超モテモテボーイであった。

そしてそのTさんがなんと付属高校を日本一に導いた監督だった!
ネット上の写真も相変わらずイケメンではないの!と1人で興奮する。

 満腹のお腹を抱えて、友人の婚約者が院長をしている『紀尾井町プラザ歯科』。
矯正歯科のすごい先生がいるとのことで、本日は無料カウンセリング。
矯正歯科の権威と聞いて、偉そうな人かと思ったら、全然そんなことはなかった。

金額の説明も大変明瞭。
矯正の技術はどんどん進化していて、食事の時だけ外す透明の装置を初めて見る。
歯の表側につけっ放しにする装置は、着け外しがなく楽だが、歯磨きなどは面倒。
しかし取り外しが出来る装置より金額が安く、治療期間は短い。

自力で顎を引っ込めたり上顎を引っ張ったりしてた、と言ったら「そんなことしたら絶対ダメです。顎関節症になりますよ」と先生に注意される。
過去に矯正専門でない歯科で失敗していることを話したら、無理矢理動かして歯の根元が耐えられなくなっていることも考えられる、その場合は治療できないかもしれないと言われる。
歯は丈夫なほうだと思うが、いずれにしても高額なのでよく考えないと。

 未来の院長夫人と、私の後の時間に予約を入れていた友人と3人でお喋り。
昨年クリスマス・イヴのパーティー以来。
アートメイクやボトックスや豊胸手術など、プチ整形話をいろいろ聞く。
この歳になると皆いろいろやってるんだなあと驚く。私は全く余裕がないが。

池田なんとかいうテレビに出ている女医がやってるプチ整形クリニックはものすごい混んでいるとか。
「あんなところ絶対やめたほうがいいわよ!テレビで見たけど、化粧してマニキュアして手術するなんて!」
「サンダル履きで、助手を叱ったりお喋りしながらよ。患者と話すんじゃなくて私語。携帯電話を助手が持って耳に当てさせて話しながらやるんだよ」
ひぃー、怖い。

シワ治療のボトックスは「アイクリームよりずっといい」とのことだが、半年に一回数万円とか。
同い年で5,6年前からやってる人もいるそうで、もう止められないだろうが、止めたらシワくっきりになってしまうのだろうか。

お腹の脂肪を吸引して胸を大きく出来ればいいと思っていたが、今や普通に簡単に出来るようになったんだ。
すごい。
老いを否定的に考えたくないとは思うが、美への憧れは止まない。
歯の次は胸か?こうして女たちは整形サイボーグになっていくのだろうか。
2006年02月12日(日)

池袋騒然


 騒音で寝てられない。
我が家は明治通り沿いで、普段から右翼の街宣車もたまに来る。
迷惑だが私はそれより「いらなくなったCDラジカセ、パソコン、ビデオデッキ……無料にて無料にてお引取りいたします」の方がムカツク。
何の面白みも味わいもないのに頻繁に来るから口上も覚えちゃって、しかもやたら音量がでかい。

今日はそれに加えて更にうるさい街宣車が、いつもの何倍も台数がいる模様。
建国記念日だから?毎年こんなだっけ?

と思ったら後日、大塚のバー『moo』情報によると、ほぼ同じ時間帯に豊島区役所近くで

「皇室典範改正」ではなく天皇制廃止を! 2.11反「紀元節」集会とデモ



紀元節奉祝式典

があり、右翼と左翼に機動隊の三つ巴で大変なことになっていたらしい。

そんなことより私は表参道ヒルズオープンが気になるが、引きこもりで日記。
今日も3日分で終わる。
2006年02月11日(土)

『池下レディースクリニック銀座』,TBS『R30』

 軽い膀胱炎のような症状が続いている。
一昨日『青山ブックセンター』にあった本で見つけた『池下レディースクリニック銀座』に行ってみる。
尿検査。「肉眼では膀胱炎の尿じゃないわね」と女性医師。

超音波検査。
内診台と医師の間のカーテンはレースで、画面を見ながら説明してくれる。
そのあたりは慶應病院とは違う。待ち時間も短い。
「卵巣がかなり腫れていますね」と女性医師。
それで膀胱が圧迫されているのではないかという話。

慶應病院だと内診台を降りて、また診察室で医師と話すのだけれど、ここでは足を広げて持ち上げられた恰好のまま「じゃあ1週間後に」と言われて診察が終わってしまった。
これではメモも取れないし、一辺にいろいろ言われて質問もし難い。
看護婦に「あの、確認したいことがいろいろあるんですが」と言うと、もう一回待合室で待たされる。
2、3気になることを質問して終わり。

 彼に報告。心配な様子。
日記を読んでいる友人からは

> なんだか最近、のろけ話が少なくないですか? 安定期に入ってかくことが少なくなったとか?熱すぎて、公衆の面前ではかけないとか?

と聞かれる。

「いや、あんまり頻繁に会えないので。
そしてちょっと私の身体的に心配がありまして、微妙なので書けない感じでした。
ラブラブに変わりはないですよん。
今日クリニック行って来た。卵巣が腫れてるんだって。要観察。」

と返信。

 今月、宮崎学さんがTBS『R30』に登場。第3弾は「豪傑列伝」。
私の最愛の人、勝新も登場するらしい。ああ楽しみ!

今のIT長者なんて株で儲けました、会社買いました、自家用飛行機買いました、って全然面白くない。
お金の使いっぷりがハチャメチャな人っていないような気がする。

それにしても画面の宮崎さんはやたらタバコを吸って、ウィスキーグラスなど持っているけど、そういういかにもな演出よりも、自転車をこいだり桶の風呂敷包み持ったりしている方が面白かったのに。
2006年02月10日(金)

日記


 1月25日から28日分を書く。

で、実はこの日記を書いているのは3月5日。
2001年2月1日から公開している『抱茎亭日乗』も6年目に入っているので新たな展開を考えた。
日記サイト「エンピツ」がまったく進化しないんで、2月分はブログ形式と平行して、3月分からは完全移行したいと思っている。
でも試してみて不都合だったらまた考えるが。

読者の皆様、ご意見ありましたら聞かせて下さい。
ブログはこちらです。
2006年02月09日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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