ロフトプラスワン「2006年政局を語る 改憲寸前! この国はどこへ行くのか」,『なすび』 |
『ロフトプラスワン』にて宮崎学さんがホストのトークライブ。 第1回ゲストは鈴木宗男さん。 耐震強度偽装問題、ライブドア事件、BSE問題など盛り沢山。
トークの間にホリエモン逮捕のニュースが入る。 ホリエモンは自分のやってることの違法性はわかっていて、ひょっとして9.11選挙で当選したら捜査はなかったのでは。とホリエモンが考えていたのでは。という話に、なるほどと思う。 ホリエモンの弁護士は高くて有名なヤメ検らしいが、悪名も高いとか。 どこぞの選挙違反事件で100人以上の逮捕者を出して一人も起訴されなかったという。 警察白書に書けません、というスゴイ実績を持つお方だとか。あははは。
宗男さんの武部の話は可笑しかった。 加藤紘一の乱のとき、宗男さんは制圧する側だった。 加藤紘一に「20人貸して」と言われたが「今は時期ではない」と説得して断った。 しかし加藤は突っ込んでいった。そしてそれについて行ったのは武部。 えー?そうだったの! 「それだけじゃないんですからね」と宗男さん。 村山を首班指名した時、党議拘束を破って武部は「海部俊樹」と書いた。 へー!そうだったの。 なので武部が郵政民営化賛成か反対か自民党議員に迫ったとき「あいつには言われたくない」と思った人が随分いただろう、という話。
19日の流通大再編の話で、老舗百貨店オーナーたちの揺れる気持ちを聞いた時も思ったが、金が全てではないし、人間の気持ちと言動は複雑で面白い。 結果泣き笑いもいろいろ。 そこを「儲かるか儲からないか」だけで判断・評価するのは本当に貧しい精神性だと思うが、ホリエモン好きな人たちは「新しい価値観」と思ったのだろうか。
宮崎さんも宗男さんも、オジャマモン小嶋の証人喚問でのだんまりは当然、という見方で、喚問やってる間は逮捕しないとか、答える方に偽証罪があるなら質問する側もペナルティを課すべきだというご意見。
んー、でもそれだと質問する側も無難な質問して、今のパフォーマンス喚問がますます儀式化しないか? その件では宮崎さんを「兄弟」と呼ぶYさんは
>問題は、証言に関して、証言拒否権だけでなく、証言しても免責される、もっと >言っちゃえば、証言拒否してもしなくても、免責されてもされなくても、検察捜 >査機関は、小嶋に対して犯罪被疑事実があれば、まあ、なくてもスケーポゴート >的に逮捕起訴するでしょうから(余談:ホリエモンも同じでしょう)、国会で証 >言すれば、訴追されない、と、しちゃえば、国会は、国権の最高機関としての役 >割を果たすようになるのは、自明じゃないのでしょうか? > >そうすれば真相、事実の解明は簡単に出来るようになるから、日本社会の問題の >本質が見えてくるから、捜査機関、法公権力が介入する度合いが下げられるか >ら、より開かれた自由社会に向かう方向性はあるのではないのかな。 > >偽証すれば、刑事処罰!!刑事訴追だ!!と言ってるようであれば、少しも社会 >も個人も開かれてこないし、自由社会の進歩もないと、俺は思うのですが。
と言ってて、面白いと思った。 で、皆証言したがって、皆ベラベラ喋りまくって何がホントか全くわからないとしても、仕立てられた悪者をギャアギャア吊るし上げるより、そっちの方がいい。
終了後、宗男さん一行とはぐれてしまい、一人で目白『なすび』。 千秋さんに今聞いてきた話をレクチャー。
『なすび』は今年から50%値上げ断行。でも1,500円。素晴らしい店だ。
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2006年01月23日(月)
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