仕事始め,『デニーズ』,佐藤優著『国家の罠』,好況?不況?,一件落着,愛の問題


 間もなく1月も終わりだが、私は今日が初仕事。クレジット・カード約款の校正。
朝まで眠れず寝不足なところに無味乾燥な言葉がびっしりで辛いが、久し振りの労働を頑張る。

 ランチは同じ仕事をしている女性と『デニーズ』。
かなり混んでいるが禁煙席を待つ。
禁煙席は店の奥にあり、喫煙席側の入口付近で待っている間、煙くてたまらない。

会社・仕事の話。藤原竜也とお笑い芸人の話など。

 仕事は早めに終了するが、暗い映画館で起きているのは無理そうなので映画は止める。

 半年待って図書館で借りて、18日までに返さなければいけなかった佐藤優著『国家の罠』を上池袋図書館で読む。
あとちょっとのところで閉館時間。仕方なくまた家に持ち帰り、やっと読み終える。

大変面白い本だった。佐藤優さんの記憶力に感心。ユーモアにも。
「悪かった悪かった、運が悪かった」とかハンスト中のバナナの夢とか。

 19日『二木会』の日経新聞井本氏も、21日『リワイヤリングの会』の外資系証券会社K氏も「日本の景気は大丈夫」と言っていたが、田中宇のメルマガでは「アメリカ発の世界不況が起きる」。

経済見通しの話って、健康食品とか占いみたいなものだ。
誰かが「これは身体にいい」と言って皆が飛びつき、暫くして「これは実は危ない」「何の効果もない」と誰かが言いブームが去る。
時が経てばわかることを「ああなる」「こうなる」と言ってみて、当るも八卦当らぬも八卦。

派遣会社からの求人情報を見ると、私が会社員を辞めた2001年頃とは様変わりで景気回復はなんとなく感じる。
が、私などは切り捨てられる側、「負け組」なのだから、景気がどうなろうとあまり関係ない。あてにできない。

 1月4日に発生した日記バトルの人と、たまたま顔を合わせる。
挨拶の後暫くして「いろいろ、大変でしたね」と話しかけられる。
「ホント、ごめんなさい」と私。
「大丈夫です」
「そう。良かった!」
一件落着。多分この人には今もいろいろな思いがあるのだろう。
これからも顔を合わせる機会があるので、完全決裂を避けるという大人の対応をしたのではないかと思う。
「このバカ女!」と罵声を浴びせた魚屋のオッサンとか、「真理ちゃんキチガイ」といつまでもいつまでも言ってた何とかちゃんとか、これまで決裂した人々を思い出す。
そんな人たちと比べては失礼だが、今回のバトルの相手には敬意を抱いた。

 「愛してる?」と彼。「もちろん。いっぱい」と私。
しかし気になる問題あり。これをどう伝えるか。悩む。
2006年01月25日(水)

初めてのお使い,デート


 ある人の依頼で紳士物の衣類を選ぶ。
色形サイズの指定もはっきりしているので楽かと思ったら意外に大変。
色がなかったり、デザインが微妙に指定と違ったり、どこのブランドでもあるような定番商品かと思ったのだが「今シーズンはそういうタイプは作ってません」とか。

『池袋西武』のメンズフロアを駆けずり回る。
『ダンヒル』でこれはピッタリ!と思うものがあったが、極上品で予算をかなりオーバーしているので諦める。

ちょっと色が違うんだろうなー、と思うが時間もないので決めて、お届け。
満足頂いたようで、良かった。

考えてみたらこういうお使いは初めてだ。
大学時代、恋人へのプレゼントでパンツを選んだことはあるが。
ちょっと変わったデザインで「着こなせない」と言われて、結局私が履いた。
元内縁夫は「俺は東京で5番以内にお洒落だ」と自分で言っちゃうような人だったので全て自分で買っていたし、頼まれるとしても私の判断・センスの入り込む隙はなかった。

洋服選びは楽しい。また頼んでもらえたら、もっといろいろ探してパーフェクトなもの見つけたい。
これって仕事にならないかなあ。
買い物時間のない忙しい人の私設スタイリスト、バイヤー請け負います。

 デート。また遅刻。でも仲良し。しかし問題発生。
泊りの予定だったが、明日私の仕事が入った(やっと!)こともあって、帰ることにする。

お別れのチュウ、彼から。
2006年01月24日(火)

ロフトプラスワン「2006年政局を語る 改憲寸前! この国はどこへ行くのか」,『なすび』

 『ロフトプラスワン』にて宮崎学さんがホストのトークライブ。
第1回ゲストは鈴木宗男さん。
耐震強度偽装問題、ライブドア事件、BSE問題など盛り沢山。

トークの間にホリエモン逮捕のニュースが入る。
ホリエモンは自分のやってることの違法性はわかっていて、ひょっとして9.11選挙で当選したら捜査はなかったのでは。とホリエモンが考えていたのでは。という話に、なるほどと思う。
ホリエモンの弁護士は高くて有名なヤメ検らしいが、悪名も高いとか。
どこぞの選挙違反事件で100人以上の逮捕者を出して一人も起訴されなかったという。
警察白書に書けません、というスゴイ実績を持つお方だとか。あははは。

宗男さんの武部の話は可笑しかった。
加藤紘一の乱のとき、宗男さんは制圧する側だった。
加藤紘一に「20人貸して」と言われたが「今は時期ではない」と説得して断った。
しかし加藤は突っ込んでいった。そしてそれについて行ったのは武部。
えー?そうだったの!
「それだけじゃないんですからね」と宗男さん。
村山を首班指名した時、党議拘束を破って武部は「海部俊樹」と書いた。
へー!そうだったの。
なので武部が郵政民営化賛成か反対か自民党議員に迫ったとき「あいつには言われたくない」と思った人が随分いただろう、という話。

19日の流通大再編の話で、老舗百貨店オーナーたちの揺れる気持ちを聞いた時も思ったが、金が全てではないし、人間の気持ちと言動は複雑で面白い。
結果泣き笑いもいろいろ。
そこを「儲かるか儲からないか」だけで判断・評価するのは本当に貧しい精神性だと思うが、ホリエモン好きな人たちは「新しい価値観」と思ったのだろうか。

宮崎さんも宗男さんも、オジャマモン小嶋の証人喚問でのだんまりは当然、という見方で、喚問やってる間は逮捕しないとか、答える方に偽証罪があるなら質問する側もペナルティを課すべきだというご意見。

んー、でもそれだと質問する側も無難な質問して、今のパフォーマンス喚問がますます儀式化しないか?
その件では宮崎さんを「兄弟」と呼ぶYさんは

>問題は、証言に関して、証言拒否権だけでなく、証言しても免責される、もっと
>言っちゃえば、証言拒否してもしなくても、免責されてもされなくても、検察捜
>査機関は、小嶋に対して犯罪被疑事実があれば、まあ、なくてもスケーポゴート
>的に逮捕起訴するでしょうから(余談:ホリエモンも同じでしょう)、国会で証
>言すれば、訴追されない、と、しちゃえば、国会は、国権の最高機関としての役
>割を果たすようになるのは、自明じゃないのでしょうか?
>
>そうすれば真相、事実の解明は簡単に出来るようになるから、日本社会の問題の
>本質が見えてくるから、捜査機関、法公権力が介入する度合いが下げられるか
>ら、より開かれた自由社会に向かう方向性はあるのではないのかな。 
>
>偽証すれば、刑事処罰!!刑事訴追だ!!と言ってるようであれば、少しも社会
>も個人も開かれてこないし、自由社会の進歩もないと、俺は思うのですが。

と言ってて、面白いと思った。
で、皆証言したがって、皆ベラベラ喋りまくって何がホントか全くわからないとしても、仕立てられた悪者をギャアギャア吊るし上げるより、そっちの方がいい。

 終了後、宗男さん一行とはぐれてしまい、一人で目白『なすび』。
千秋さんに今聞いてきた話をレクチャー。

『なすび』は今年から50%値上げ断行。でも1,500円。素晴らしい店だ。
2006年01月23日(月)

『ご近所さん』G,『こうするべき!麻原裁判 控訴審』,『白木屋』,『moo』

 『ご近所さん』Gから久し振りにメール。

> ほりえもん
> 地検入っちゃったね〜

「そうね。あはは。」

すっかり忘れていたが、Gとはホリエモンを巡って議論したことがあったっけ。(2005年2月20日参照

 日本教育会館にて『こうするべき!麻原裁判 控訴審』の集会に行く。
12時半からだが13時頃着く。

麻原彰晃が訴訟能力がない状態だとか、裁判所は早く死刑にしたくてとっとと裁判を進めたいとか、その程度の事は知っていた。

弁護団が病名として脳気質性疾患(ピック病、梅毒による進行麻痺及び精神作用薬物による精神障害)の可能性を指摘、精密検査と治療の必要性を申し立てたとか。
ピック病って?(と思ったらこの数日後にNHK『福祉ネットワーク』で取り上げられていて、認知症の中でも症状が特に激しく治療とケアが難しい病気との事)

裁判所が弁護人に断り無く麻原に会いに行って「裁判手続の説明」、これは前代未聞、異例の事らしい。
「違法ではない」と裁判所は言っているが、裁判所が違法行為をしたら、それは誰が取り締まるんだ?
とか、『狂鬼人間』という発禁になった「刑法39条廃止せよ」ドラマの話とか、初めて聞くこといろいろ。

宮崎学さんの講演で興味深かったのは、検察の問題意識について。
小泉政権になって国策捜査が横行した。これは脛に傷持つ検察が小泉に阿っていた。
しかし昨年の9.11小泉圧勝、今年9月でお終いという流れにより、小泉の下請けから、政治家より上なんだ、と見せ付けるためにライブドアをやったのでは、という話。
BSEの問題にしても、農水省の小泉に対する反撃であると。

なるほど。私はホリエモンが小泉に切られたのだと思っていたが、小泉が検察に切られたのか。

 終了後、電脳キツネ目組の人たちと宮崎さんの出待ち。
午前中のTBS『サンデージャポン』で宮崎さんの隣に座っていたDr.コパの開運グッズを「やる」と言われる。
私は既に開運していて特に必要ないのでみんなに「コパいる?開運する?」と聞いてみる。手は伸びず。

 キツネ目組の人らと『白木屋』。日曜日だからかガラガラ。
連日未明まで飲んでて疲れ気味だが飲む。宮崎さんの話、最近見ない人の噂話。

 疲れ気味なのに、仕事もないのに、バー『moo』。日曜日に営業しているとは驚き。
『RON matusalem』ともう一杯ラム。

マスターとはmixi仲間なのだが、greeにも誘ってもらう。

隣の席のお客さんにも「Dr.コパ好きですか?開運グッズ興味あります?」と聞く。
占い好きそうな感じがしたのだが、外れ。
最後にマスターが「せっかくなので」ともらってくれる。ああ良かった。
『moo』は開運バーだ。
2006年01月22日(日)

『リワイヤリングの会』,『とう灯』,居酒屋


 大学ゼミの先輩Nさんは、今はT大学で東南アジア研究のゼミを持っている。
Nさんのゼミ学生と社会人人脈をつなぎなおす『リワイヤリングの会』で、霞ヶ関ビル。

午後、起きてみたら大雪で驚く。大幅遅刻で到着。
外資系証券会社の不動産投資を担当しているKさんの講義を、学生たちは椅子が足りないようで、立って聞いていた。

日本経済の見通しは2007年ぐらいまでは明るい、構造改革さえ進めば。とのお話。
外資は禿鷹ファンドなどと言われていたけれど、そのやり方とやられ方を日本人は学んだと。

「それは勝ち組の話なのでは?」「人口動向など考えるとどうなんです?」という主旨の質問は、19日の二木会でも出た。
「暗い側面を見ようと思えばいくらでもあるんですけどね、まあここ数年は上げ調子なんで大丈夫」という答も同じような感じ。

 続いて立食パーティー形式で、いろいろな人とお話。
ゼミの先輩Tさんは社会保険労務士で、コーチングについて聞く。
私のような、将来のビジョンもキャリアプランも専門性もない人にこそコーチングは必要な気がする。

日本生命の人に質問。「今、誰でも入れます、って盛んにCMしている外資生保は、契約取りまくって支払いの時期が来たら日本撤退!じゃないの?或いは誰でも入れるというのは嘘で、難癖つけて実は保険に入れないって話も聞くけど、本当は資料請求で個人資産情報集めるのが目的というのは、当ってる?」
「どちらも外れてると思います。でも面白い説ですね」と言われる。
あらら。またしてもレベル低過ぎたか?

パーティー・コンサルティングの会社を立ち上げた人とは「何か面白いこと出来たらいいですね」とお話。

Nさんが数人の女子学生を連れて来て「真理ちゃん、お話してあげて」と言われるが、「皆可愛いわねー。お肌ピチピチ」って、そんな話かい。
「真理ちゃん、去年はスピーチしたっけ?」
「しませんよ。なんで私なんかが」
「あ、じゃあしてよ」
「え?ああ、したした!去年やった!」
「嘘だねー」とマイクに向かうNさんを思い切り引き留めたが「う!僕、女の人にこんなに強く腕をつかまれたの初めて」などと言われて、離してしまう。

仕方なくマイクを握る。酔っていたのであまり覚えていないが
「先ほど『Nさんと同じ歳ぐらい?』と聞かれたのですが、もう少し若いです。
レジャー系の会社にバブル入社して『嫌なことがあったらすぐ辞めよう』と思いながら11年働いて、主に企画の仕事をやってました。
もの書きになりたい、編集の仕事がしたい、なんていって会社を辞めてもう5年、どうにもなってません。今はたまに校正の仕事をしています。
結局私は人と人、人とモノ、人と空間、などを結びつけて何か新しいことを作るという会社員時代にやっていたことが好きなんですが、全くお金になってません。
ニートみたいなもんですが、毎日楽しくやってます。
先ほどのKさんのお話だと、日本経済も見通しは明るいらしいし、皆さんのご両親の団塊世代が定年退職して退職金がいっぱい入って、だから就職も大丈夫だしニートになっても大丈夫。好きなようにやってみたらいいと思います。頑張って下さい」
というような話をした。

 二次会は赤坂見附の居酒屋『旬魚・創菜 とう灯』。
Nさんと、ゼミ仲間の近況など。他の人ともいろいろ話した。

 最後の居酒屋は名前がわからない。
NさんとKさんと、他にも何人かいたような気がする。
お勘定を払ったのかご馳走になったのかもわからない。

 気がついたらタクシーで家の前。1000円分のタクシー券を出したら不思議なことに、運転手が「これもありますので」とバラバラになった2000円分のタクシー券を出して、不足を現金で払った。
ん?そのタクシー券は私が出したのか?いつ?なんで?うーむ、わからん。
2006年01月21日(土)

『EX'REALM』,『鳥良』,『和民』


 原宿のカフェ『EX'RELAM』にて「EX'NIGHT vol.1 〜新年あけましておめでとう会〜」。
1フード+1ドリンク1,500円で『ナインアンダー』のミニライヴつきというお得なパーティー。

年賀メールのやり取りで「久し振りに会いたいね」という話になり、2002年7月から2003年7月まで働いていた豊洲の会社で同じチームだった人々を誘う。
9人中7人出席。今も豊洲で働いているのは1人のみ。
これだけ人数が揃って会うのは2003年11月の食事会以来か?

昨年8月のMARIBARパーティーに来てくれてナインアンダーを知ってる人も2人いるし、楽しいのではないかと思った。
「音楽はよくわからない」と言ってた不思議さんが、大喜びでゲラゲラ笑ってナインアンダーを見ていた。私も嬉しい。

ナインアンダーの元ギターのtomo君は『EX'RELAM』従業員。
今夜限りでメンバーに復活して、久し振りに4人体制のナインアンダーを見た。
ジャブロ君はヴォーカルに専念、すごくイキイキ動き回って、良かった。
やっぱりジャブロ舞踊は必須だ。

パーティーはかなり盛況。
こちらが団体だったこともあり、知らない人との交流はほとんどなかったが。
料理は「黒豚とモッツァレラのフォカッチャバーガー」のみで、私はtomo君にわがままを言ってチーズ抜きを作ってもらう。
美味しかった。

 このパーティーには、2004年10月に4日間だけ電話のアルバイトで一緒だったYちゃんも誘っていた。
彼女とはアルバイト最終日に他の女の子2人とともに軽く晩ご飯を食べ、メールアドレスを交換したものの、その後やり取りが続いたわけでもなく、すっかり忘れていた。

昨年11月末にアドレス変更の連絡をもらったのが1年振りになるわけだが、全く思い出せなかった。
しかし3人の女の子が何故か私を誘ってくれて、とても可愛かった事は覚えている。

彼女の「今度お食事でも」は社交辞令だろうと思ったが、興味があったみたいで、パーティーに来ると言う。
Yちゃんは八王子から来るとかで遅くなり、ナインアンダーのライブは終わっちゃったし豊洲チームは別の店に行っちゃったし、どうする?と聞いたらちょっとでもいいから覗きたい、と言う。待つ。

 そしてYちゃんはほんの少しパーティーに顔を出して、黒豚とモッツァレラのフォカッチャバーガーを(モスバーガーの店内用みたいに上が開いている紙包みのまま)トートバッグにしまい、「楽し〜い」と言いながら、みんなのいる『手羽先唐揚専門 鳥良』へ。

豊洲チームの飲み会はかなり独特の雰囲気だと思うのだが、全く違和感ないYちゃん。
みんなに「いつだったか思い出せないぐらい前に2、3日バイトが一緒で、それ以来今日初めて会うYちゃんです」と紹介したら驚いていた。
「パーティーだから、って誘われて来てみたら、単なる飲み会じゃんねえ!」とYちゃんに言うMさん。

そしてYちゃんのお友達のNさん登場。とても丁寧な物腰の好青年。
「お仕事は?」と聞く私。
「自然食品の販売です」
「あら、それはもしやA?」
「なんで、そんな会社知ってるんですか?」
「昨日、勉強会で流通業界再編の話聞いて、懇親会で名刺交換した人の会社名を言ってみただけ」
「僕はAです」
「え?そうなの!私が会ったのはSさんという人。偉い人じゃない?」
「え!Sさんですか!よく知っています」
「まあ!そうなの!Sさんはすごい面白い経歴の人で、お話も面白かったんでメールしたの。今日」
「へえー」
不思議だ。K叔父を千秋さんが知っていたとか、たまたまだが、昨日Sさんに会って今日Nさんに会って。Aは大きな会社ではないようだし、驚いた。

 更にYちゃんのお友達の、池内博之似と言ったらちょっと褒めすぎかもしれない男子が加わる。
NさんはYちゃんの彼氏ではないと聞いていたが、池内君のことは未確認のまま、豊洲チームの彼氏募集中のKさんに「どう?彼ら。どう?Kさん」などと言ってしまい、失敗。
池内君はYちゃんのダーリンだと、後で知る。

 『鳥良』会計後に、ライブ撤収作業を終えた松本さんが合流。11人の飲み会となる。しかし閉店。

 終電まで1杯だけ、ということで『居食屋 和民』。
Nさんは「私もお邪魔していいのでしょうか」と遠慮がち。
「どうぞどうぞ」で結局3時ぐらいまで一緒に飲んでいたような。

全くお酒を飲まない不思議さんの運転で家まで送ってもらう。
3時まで付き合う下戸の社長夫人、不思議さんは本当に不思議でラブリーなお方だ。
ありがとうございました!
2006年01月20日(金)

千秋さんとK叔父,二木会「流通大再編 序章から本番へ」,『暫』,『炭火串焼 東方見聞録 かくれ伽』,Coffee or Tea?


 11日の日記に親戚自慢を書いたら、目白のバー『なすび』の千秋さんからメール。

> いやいやはやはや 驚いたよあの川口の夜間中学の代
> 表が叔父様とは。20年以上も前に教師不足のことを新
> 聞でみて、電話したことがあったのです。僕は美術教
> 師の資格もあるし、(略)で非常勤講師もやってたの
> で関心もあったのです。通勤の距離時間が合わずに
> できなかったのだが、山田洋二の映画「学校」に
> あの中学の様子が描かれていたと思う。
> この数年来夜間高校 中学 などの予算を削減してい
> るのが石原都知事の教育行政です。今の副知事前教育
> 長のひどい教育行政で(教師たちが追い詰められて君が
> 代・日の丸裁判 を戦っている )公教育の現場は
> 校長も教員も自由のない戦前よりも形式ばったものに
> なっているらしい。式での日の丸の旗の飾り方、起立
> のしかた教員の位地などが細かく都の通達として出て
> いるのだ。 「がんばれ夜間中学」山田洋二とともに
> 寅さんと私らの応援歌だよ

まあ!そんな縁があったとは面白い。K叔父に伝える。

 18時半からはK叔父の兄であるT叔父が参加している『二木会』。19時頃着く。
日本経済新聞編集委員 流通経済部次長 井本省吾氏の流通業界大再編のお話。
それ程の関心事でもなかったのだが、二木会もT叔父も久し振りなので行ってみたら面白かった。

だいたい、ミレニアムリテイリングなんて会社名など知らなかったし、セブン&アイとの経営統合が昨年末に話題になったことすら知らなかった。

カルフールが撤退した。西友はウォルマートで悪化。
総合スーパーがダメだけどイオンだけは拡大中。家電は山田電気がダントツ躍進。
消費者には見えにくい問屋の大再編も進んでいて、取引先を奪い合っている。
流通大再編に商社や銀行はどう絡むのか。
何が起きても不思議ではないし、かなり大胆なことがあるかもしれないらしい。

しかし消費者の私としては、どこへ行っても同じ大手チェーン店ばかりで同じような商品しかないという状態なければ、どうでもいいことだ。

老舗デパートのオーナーたちは、マーケット縮小で売るしかないか?いつ売るのがいいのか?いや、やっぱり暖簾は守るべきか?と日々揺れているのだとか。
一方新興成り上がり社長たちには老舗デパートへの憧れがあり、そこに過去の合併話の経緯や手法へのこだわりとか、組むなら出来の悪い子は避けたいとか、様々な人間的な思惑があるという話は大変面白かった。
やっぱり「要は金でしょ」と言うホリエモンは間違っている。

雑談的質問タイムになり、お爺さんが「ホリエモンを見てると光クラブを思い出しますねえ、似てませんか?」と質問。
「また随分古いですねえ!」と井本氏。
三島由紀夫『青の時代』のイメージだと、ホリエモンよりずっとスマートなんだけど。

誰かの質問に答えて「借金のある人はインフレを望み、借金のない人はデフレを望みますがねえ」と井本氏。
一番前の席に座っていた私は咄嗟に「え?今の日本に借金のない人なんているんですか?」と言ってしまう。
「いますよ!」と井本氏
「あれ?テレビでよく国民の借金は赤ちゃんまで含めて一人当たり何百万円、とかやってるけど、あれは計算上の話で実質的な借金じゃないんですか?知らない間に背負わされてるんじゃないんですか?結局は国民が返さなくちゃいけないんじゃないの?」
などと、まるで子供ニュースレベルな私。恥ずかしくなり、謝る。

 総評会館1階『暫』で懇親会。井本氏の先輩の日経新聞社員の人と隣の席で
「お仕事は?」と聞かれて「ニートみたいなもんです」と言ったら
「働く意思があるならニートではありません」と言われる。
「年齢的にも違うかも。40歳のニートとか、50歳でニートっているんですか?」
「言わないだろうね」
またしてもレベル低!

二木会主催の間部氏が、これまで呼んだ講師の中で3悪人と、参加者で酷かった人の話。可笑しかった。

 T叔父とは離れた席だったので、「池袋でもう1軒行こう」ということで『炭火串焼 東方見聞録 かくれ伽』。
T叔父の京都旅行の話、母の話。T叔父親子のパートナー探しの依頼を受ける。
それはいいんだけど「これがね、いないと」と小指を立てるのは、今時やめた方がいいと思うが。

「京都旅行でナンパとかしなかったんですか?」
「まあ、ちょっと話をしたりしたけど、それはその場限りだから」

 そんな話をして24時過ぎ、池袋駅でT叔父と別れ、ちょっと歩いたら
「コーヒーでも飲みませんか?」と、とてもキレイな顔のサラリーマンらしき男性に声を掛けられる。
「いや、特に…」と言って歩き続けたら
「そうですか」と言っていなくなってしまった。

あらら、しまった。と歩みを止めずに思う。
何故あんなキレイな男の子が私に?営業か?
ああ、気になる!とついに立ち止まって振り返る。
もうかなり距離があるし、どれが彼やらわからない。酔っ払ってるし。

もう!私はコーヒーは嫌いなんだよ。
「お茶でも」と言ってくれたら行ったかもしれないのに!
ん?行くか?恋人がいるのに?いかんいかん。
いや?いけないのか?なんで?ナンパだから?いいじゃん。

これはリサーチ。フィールドワーク。
彼に言えないようなことをしなければいいのであって、お茶飲んで話するぐらいいいではないの。

しかし、こんなことはもうないかもしれない。ああ失敗!
暫く男の子のキレイな顔を思い出しながら考える。
並んで歩きながら、近寄って私の顔を覗き込んだ。
「特に…」と言う私を間近で見て向こうが「あ、失敗。退け退けー」と思ったのかもしれない。
もっと積極的に出たかったら隙はあったはず。
話は続けられたであろうにそうしなかったのは「そこまでするほどではない」と判断したからだ。と今回は納得する。

よし、次は否定から入るまい。
「コーヒーでも飲みませんか?」「どこで?」これで行こう。

不思議なのは昨年4月4日にギネス君にナンパされた時も、同じモスキーノのフリンジスカートを履いていたこと。
あれは何か惹きつけるものがあるのだろうか。
2006年01月19日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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