『めぐろ三ツ星食堂』,一件落着,映画『僕の恋、彼の秘密』,ギネス君,やめとけ,宮崎学著『万年東一』

 『トラットリア めぐろ三ツ星食堂』でランチ。
あさりときのこのトマトソーススパゲティ。
始めに確認したのに後から「椎茸も入ってます」。もう。
椎茸を避けて食べる。やはり美味しくない。

 温泉ガイドの仕事は27日まで延長と言われているが、別の会社から「明日、明後日来て」。無理。
この会社とはギャラを巡って問題が発生している。
「その件はどうなっているんですか?」
「それは後」
とだけ言って電話を切られる。

夜になって一件落着の知らせが入る。「担当者から説明があると思うけど」と言われるが当人からは何の連絡もなし。
問題発生の時も「担当者から説明聞いて」と言われたが、わけのわからない金額の支払い通知書が届いて、こちらが問い質すまで何の説明も相談もなかった。
なめられている。

今回の問題は私や一緒に仕事をした人の失敗が原因ではない。
お客様からは納品後「大変感謝しております」というメールを頂いた。

一件落着は当然の結果だと思うが、同僚スタッフからは「どうして?」とか「どうやったの?」とか「抗議が効いたのですね」とか「桜井さんはよい前例をつくってくれました!」などと言われる。
なんちゅう会社だ。

 映画『僕の恋、彼の秘密』は台湾ゲイ男子の初恋物語。
くだらない話。つまらないギャグ。登場人物全てゲイ。女子は一人も登場せず。
監督も製作も若い女性だというから、レディースコミックの世界なのか。

テーマである彼の秘密が何だったかも忘れてしまった。きっとどうでもいいから。

 池袋駅からの帰り道、ギネス君がいつもの彼のナンパスポットに立っていた。
黒いロングコートを着ている。私を見つけるとケータイを取り出し話中の振りをする。
近寄って「寒いのに頑張るねえ」と言ったら「うるさい」。わかりやすい人だ。

しかし、本当に寒いんですけど。クリスマスを一緒に過ごす相手を探しているのかな。
ご苦労なことだ。

 昨日仕事の相談電話をくれた友人から「何度も断っているのに仕事が辞められない」という話を聞く。
これも、ある派遣会社絡みの問題らしいが、本人が嫌がっている仕事を無理矢理させるなんて、おかしな話だ。
友人は「派遣会社がかわいそうかな」などと言ってるので「かわいそうなのはあなたじゃない!」と言う。
「(派遣会社の担当者が)『クライアントになんて説明すればいいんだ』とか言うんだよ」
「『死にました、って言って下さい』って言えばいいじゃん」
「はっ、そうか」

 私は本を読むのが遅い。やっと宮崎学『万年東一』読了。面白かった!
TBS『R30』のアウトロー列伝、フィクサー列伝に登場したエピソードも盛り沢山で楽しかった。
2005年12月21日(水)

『花山椒』,居酒屋『がんこ爺』,冴島奈緒/SHR@『多作』,『MILLIBAR』


 友人から「時給1,300円のあまり興味がない長期仕事の話が来てて、どう思う?」と相談電話。
「安過ぎる。やめとけ」と言う。

 芝パークホテルの鮨『花山椒』でランチ。
数量限定のレディースコース "花梨"1,050円を頼むが茶碗蒸しがついてるのでやめて、にぎり1,260円にする。今ひとつ。
お味噌汁のお椀を持ち上げたらカウンターに白いものが。
よく見ると洗剤の泡だった。結構な量で驚く。器を変えてもらう。
食後にお詫びで抹茶アイスクリームが出る。機嫌を直す。

 20時まで残業。21時半から渋谷で冴島奈緒/SHRのライヴがあるので、見に行く。
会場の『多作』前でメンバーと会い「奈緒さんたちがいますよ」とのことで向かいの居酒屋『がんこ爺』へ。

皆はもう飲み食いし終わって身支度整え中。居酒屋の座敷はまるで楽屋だった。
私もビールを頼んで待っていると、「次、出番です。急いで下さい」とお呼びがかかる。
あらら。皆がいなくなった席で一人ビールを飲み、テーブルに残された枝豆を慌しくつまんで、私も『多作』へ。

 『多作』のステージはとても狭く、ダンサーもいる大所帯のSHRはギュウギュウ。
ドラムセットはなく、スピーカーのような木箱を抱えて座る亀○氏。ストリートっぽい。

奈緒さんの衣装は真っ赤なセクシーサンタで素敵。流石。

クリスマスは恋人たちの季節ということで、おとなしめのラブソングばかり。
こういうのもいい。幸せに体が揺れる。

「リクエストないかしら?なんでも言って」といつもの奈緒さん。
「でもやるとは限らないわ。聞いてみたいだけなの。言ってみて。うふ」
面白いなあ、奈緒さん。

小奇麗なライブハウスだと思ったら禁煙なのだった。珍しい&素晴らしい!
しかし喫煙者奈緒さんは「辛いわあ」。

SHRの写真を撮っている大鹿布美子さんに「日記読んでますよ」と言われる。感激。
私も大鹿さんの写真が好き。
柔らかくて強い、面白くて厳しい奈緒さんとSHRが切り取られている。
(↑上のリンク写真も大鹿布美子さん撮影)

 一人で『MILLIBAR』へ。奈緒さんの話などしながら飲む。
『ミリバール』の忘年会が30日にあるらしい。静岡『バロン』と掛け持ちか?
秋の芋煮会も京都から駆けつけたっけ。ハードだなあ。
2005年12月20日(火)

18日追記:映画『FREAKS』,洋食『AZUMAYA』,元彼と彼


 彼のことで頭がいっぱいで書き忘れた。18日、映画『FREAKS』を見た。
1932年のアメリカ映画で、イギリスでは30年間上映禁止になったという問題作。

全米の見世物小屋から集められたというフリークスたちのなんと個性的で強くて可笑しいことか。

しかし単なる悪趣味なカルトムービーではなく、外見と心の美醜、差別、生きること、闘うこと、様々なことを考えさせられる、大変良い映画だった。

美人シャム双生児のクレジットが「ヒルトン姉妹」というのも笑ったが、実際スターだった彼女たちは他のフリークスを見下していたらしい。
映画ではフリークスたちは団結する家族・仲間として描かれているのだが、実際はハリウッドスター以上に癖の強い人たちで撮影も大変だったとか。いい話だ。

今年のトップ5に入る映画だった。おススメ。

 以上追記終わり。以下19日の日記。

 また校正の会社から「明日、仕事入れる?」と電話。
22日まで別の派遣仕事をしてる、と言ったのだが忘れられている。
しかし何故、どこからも仕事の話がない時期、複数ある時期が重なるのだろうか。
勿体ない。

 お昼は洋食『AZUMAYA』のハヤシライス800円。美味しかった。

 ハピバスデイメールを送った元内縁夫から返信。

> ありがとう。
>
> 良かったね!!

はい。良かった!!

しかし今の恋人にアクシデント。笑ってしまったが、ちょっと心配になる。
私が木に激突したのと同じ程度であれば良いが。

彼も心配になったのか「愛してる?」
大丈夫、何があっても愛してる。
2005年12月19日(月)

デート


 宮崎学さんが出るTBS『サンデージャポン』を見てたらデートに間に合わなくなる。
慌ててご飯を掻き込んで、支度をしているところへ「お昼食べようか」と彼から電話。ありゃりゃ。

お腹は空いていないが頑張って食べる。極上和食で美味。
木に激突して出来た鼻の傷はもう目立たないのか、彼が気づかない振りをしてくれているのか、何も言われず。

理不尽な会社の話をしていた。そこへ「今日これから仕事できます?」と電話。
「できません」
まだトラブルが解決していないのに仕事をしろというのは、損失補填のために働け、ということか?
苦笑する彼。

ラブラブな私たち。でももっと仲良くなりたい。もっと深く濃く熱く。ずっと。
2005年12月18日(日)

パソコン帰る,S邸,素敵な彼と元彼


 電源スイッチが壊れて修理に出していたノートPCが帰って来た。
聞いていたより安く、早く、データも消去されずに戻って来て良かった。

早速溜まっているおこづかい帳をつけてみる。全く金額が合わず。
9月の分を今更ではしょうがないが、参った。

 「13時頃おいで」と言われて、辞めた会社の先輩と後輩夫婦のS邸に14時頃着く。
S夫婦が社宅に住んでいた頃、私は元内縁夫と別れて、鉄板焼きをご馳走になり慰めてもらった。

今S夫婦は荻窪に2世帯住宅を構え、今日はタイカレーと生春巻きとサラダをご馳走になる。
娘のHちゃんは間もなく2歳。私は初対面。

子供と会う時は光る服、変な形の服で行くとたいてい仲良くなれる。
Hちゃんも初めは黙って不思議そうに金髪の私を見ていたが、熊の形のスカートを振って「こんにちは」などとやっていたら笑顔になる。

そして同じ会社で働いていた松本美弥子さんがベースをやっているバンド『ナインアンダー』のCDでHちゃんと踊る。
「ほらあ、ナインアンダーいいでしょう?」
「子供は何でも踊るんだよ」と呆れるS夫妻。
いや、ナインアンダーは子供にも受けると思う。

「彼氏できたの?誰?何歳?」とS夫人。
「教えない」
「なんだよ、つまらないなあ。いいじゃんべつに」
「教えない」
「会社の人だ!ナントカさん?」
「違います!いや、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれません」
「そうなんだ!」
「違うって!いや、言わない」

他夕方までいろいろな話。幸せな家庭を見せてもらってこちらも幸せな気分になる。

 実際私は幸せだ。彼は一生懸命愛してくれる。信じていいのか戸惑ってしまう程。
こんなことになるとは本当に驚きで夢のよう。ふわふわ。

そして日付は18日。元内縁夫の誕生日だ。ハピバスデイメール。

「おめでとうございます。お元気ですか?
昨年ミリバールのパーティーで会って以来ですね。
あの日結婚と子供の話を聞いたんでした。
あれ、すごく嬉しかった。人づてに聞くのではなく報告してくれて。
(略)君は『俺は変わった』と言ってたけど、どんな風に変わったのかは、わからなかったわ。
良き家庭人になったのかしら?
そして『桜井さんも流れに乗れ』と言ってくれたのよね。
私は言われた通りにしています。
(略)君と別れてから何回か恋をしたけれど、(略)君ほど愛せる人はいなかった。
でも、そんな私を見ていてくれた人がいたの。その人について行くことにします。すごい人よ。
(略)君と真剣に付き合ってちゃんと別れたから今の幸せがあるのよね。感謝しています。
またいつか会った時に話したいです。
ご家族皆様お元気で。素敵なお誕生日を!」
2005年12月17日(土)

お仕事,『北前そば 高田屋』,『ご近所さん』G,TBS『R30』,おかしいでしょう!


 9:45に派遣会社の担当者と待ち合わせ。1分遅刻。
本日から22日まで大門の出版社で温泉ガイドブックの校正。

出版社の担当者は「出来れば残業して欲しい。期間も27日までお願いしたい」とのこと。喜んで。
昨年の今頃も旅行パンフレットの編集・校正をやっていた。
聞き覚え、見覚えのある温泉や宿名いろいろ。
昨日はグルメ、今日は温泉。行きたい!

今回の仕事は時給は大幅安だが、大手派遣会社の仕事だから契約書もあるし条件がはっきりしていて良い。

 お昼は「芝パークホテルの中華が美味しかったはず」と思ったら2,000円を超えるのでやめる。
周辺を歩いてみるが魅力的な店が無い。なのに1,000円以上だったり。
早くしないと昼休みが終わってしまう。しかたなく『北前そば 高田屋』。
タバコ臭くて参る。今時ランチタイムは禁煙にしてくれなくては。

 久し振りの労働の後、飲みたい気分だが11、12月分の収入を考えると飲み歩いてる場合ではない。
そんなことを考えている車中、『ご近所さん』Gからメール。
飲みの誘いかと思ったら

> 俺、忘年会。銀座でカラオケしてる!

ああそうですか。
9月半ばにも「元気ですか」「元気です」というだけのやり取りがあったが、何の用なんだ?どうでもいいけど。

やっぱり飲もう、と思って目白駅まで行って『なすび』に電話をするが出ない。帰る。

 TBS『R30』は宮崎学さんの「フィクサー列伝」コーナーが目的で見ているが、今日のトークゲスト元吉本興業常務の木村政雄さんの話は面白かった。

「20代の仕事は人に使われる。40代は人を使って仕事をするようになる。30代は自分自身が仕事をする時期。だから面白い。非常に大事。怠けたら駄目です」
はぁー。間もなく30代も終わってしまうが、怠けまくってしまったなあ。

やすきよ漫才、漫才ブームの仕掛け人木村さんは宮崎学さんと同年代で同じ京都の出身、というのも興味深い。
全然ジャンルが違うようだが、同じ番組内で見ると、どちらも命がけのエンタテイナーに見える。

「成功の反対は何ですか?失敗じゃありません。『妥協』です」と木村さん。
なるほどね。よし。

 11月分のギャラを巡って、派遣会社がおかしなことを言っているが、妥協しないぞ。
電話では再検討ということになったが、不信感いっぱい。確認のためメールでも抗議。
2005年12月16日(金)

お仕事,どういうこと?


 昼夜逆転の生活が続き、やはり朝まで眠れず。2時間ほど布団の中。

 1ヶ月ぶりに事務所。女性に、赤く擦り切れている鼻を指差される。
「よそ見して、木に激突したんです」。まだイテテ。

本日の仕事は、蟹だ河豚だ鮪だのグルメギフトのカタログ校正。食べたい!
1人では1日で終わらないかも、と言われたが17時終了。

 11月分のギャラの件で経理の人に気になることを言われる。
帰って会社から届いていた計算書を見て魂消る。どういうこと?!納得いかん!
2005年12月15日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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