ワクワク、ドキドキ、ルンルン,ヨシアキ in CAVE-BE,『440』


 昨夜『天保十二年のシェイクスピア』のチケットを取ってくれた人からメールが入って、日程が決まったのを早朝に知る。
席は当日までわからない。ワクワク。

一緒に行く人に即メール。

「きゃー、嬉しい!興奮する!
昨日は、かなり入手困難と言われる矢沢永吉のライブハウスコンサートのチケットも取れたし、なんだか私超ラッキーかもしれないです。あははー。」

一人で盛り上がっている私。
バンドマンからはなにやら口説きモードのメールが来るが、それどころではない!

「待ち合わせはどうします?」とメールが来て、電話をかける。
声を聞くのも4月14日以来かも。ドキドキ。

「矢沢永吉も取れたんですか。すごいですねー。宝くじ買った方がいいんじゃないですか」
「へ?そういうもんなの?」
買う買う!当ったら恋人になる、とか言ってくれないかなあ。きっと当たるわ!
気分だけは既に当っている。ルンルン(死語?)。

 二日酔い気味なのに興奮状態で、今日も仕事ぶりはいま一つ。今週は佳境なのにヤバイ。

 21時に下北沢の予定で20時過ぎに会社を出る。
「一時的発狂」の影響か、反対方向の電車に乗ってしまったと慌てて降りて、乗り換えてから「あってるじゃん」と気づいてまた乗り換えとか。
しかも小田急線は事故。

だいぶ遅れてライブハウス『CAVE-BE』着。しかしお友達のバンド『ヨシアキ』のライブが始まったのは22時近くだった。

ヨシアキのメンバーとは西荻窪のAちゃん宅の緑祭り(5月4日)とか和服限定宴会(7月17日)で一緒だった。
その時に知り合った人たちも何人か来ていて、お話。

ヨシアキの音楽は詩の朗読と轟音、或いは緩やかなロックという感じ。男っぽくてストイック。
ギターの増田君はほとんど前を向かない。
打ち上げで理由を聞いたら「4人で台形を作ってる」とのこと。
「えー、もっと見たい。こっち向け!って叫びたくなる」
「駄目駄目」
「サービス精神発揮してよ」 
「媚びないの」
それがスタイルならしょうがないけれど、勿体ない。

ヴォーカルというか語りの小田切君は3兄弟。3人ともバンドをやって、一緒に演奏って珍しい。
言われてみれば似ていていた。

小さなライブハウスだけどお客さんはいっぱい。
打ち上げにも大勢参加していて、ニュージーランド人のジャーナリストとか、いろいろな人がいて楽しかった。

 打ち上げは『440』というカフェ。
皆から500円を集めて出てきた料理が結構いけるので驚く。ドライカレーはかなり美味しかった。

緑祭りで会ったM君はスカバンドを始めたばかりとのことで、スカパラの話などしたら興味津々の様子だった。

終電までいろいろな話をして、新宿までM君と一緒に帰る。
2005年09月28日(水)

『LUOGO』,永ちゃんへの道,『和洋創菜 びすとろ家』,『うまいもの市場TAPA』,下着マニアのバンドマン

 今日は夜に予定があるから「10:00出勤!」と手帳に書いて決意を表明するが、無理だった。
会社に向かって歩いていると、イタリアン『LUOGO』に入ろうとする友人Mを発見。
「M!」「M!」「M!」「M!」
と4回叫んでやっと気づいてくれた。

一緒にランチ。
Mはここの「とろけるチーズのピリ辛トマトソースパスタ(みたいな名前)」を週に4日食べているとブログに書いていた。
もちろん今日も頼んでいた。

「真理ちゃん、どうして江戸川橋の方から歩いてきたの?」
「江戸川橋駅だと池袋から1本だから」
「え?これから出勤?!」
と驚かれる。スミマセン。

 会社に行っても仕事以外の連絡やらいろいろあって落ち着かず、今日は作業がはかどらない。
私を最も浮かれ立たせる知らせ、それは私を矢沢永吉に何十メートルも近づける。

これまで武道館とかスタジアムとか大きなホールでしか見たことなかった矢沢永吉。
ファンクラブ優先で私の席はいつも後方。
ライヴハウスツアーなど、チケット入手は相当困難だろうと思っていた。

そのライブハウスツアー抽選に当たった!きゃー、嬉しい!永ちゃん!
汗まで見えるかなー。ああ興奮する!

夜になって、これは大変なことだと知る。
豊洲の会社でお世話になったUさんは長年の永ちゃんファンで、年末ツアーはこれまで欠かしたことがないという。
しかし、抽選に漏れてしまったと。
「5人で申し込んで駄目やった」
「5枚は難しいんじゃないですか?私は1枚で申し込みましたよ」
「違うよ。5人にそれぞれ金渡して、俺のチケットを申し込んでもらったの」
「そうなんですか!じゃあ私がライブハウスツアーを初めて申し込んで取れたのってすごいんだ」
「ビギナーズラックやねえ」
「でも、永ちゃんて、今でもチケット手売りしてるらしいですよ」
「そんなの嘘や。それが本当だったらファンの間で伝説になるやろ」
「いや、会ったことある人から聞きました。『今度コンサートあるんだけど』ってチケット出すらしいです」
「嘘ぉ」
「ホントだって!だから、永ちゃんがよくいくお蕎麦屋さんがあるらしいので、そこに通って直接永ちゃんから買えばいいんですよ!」
「そんなバカな」
他いろいろ永ちゃんエピソードを話すが、ますます疑うUさん。

 Uさんとは『和洋創菜 びすとろ家』で話した。
豊洲の会社でお世話になったFさんが、出向元の会社に戻るということで送別会があった。
私以外の辞めた人たちも来て40人以上いたと思う。
Fさんの人徳と会社の雰囲気、そして名幹事が人を集めるのだろう。

私がいたときは役員で、最近社長になった30代前半のOさん他いろいろな人と久し振りにお話。

 2軒目は『うまいもの市場 TAPA』。
席にある小さな画面を見てオーダーをするようになっていて、酔っ払いには面倒なシステム。だったような気がする。

豊洲の会社は大企業の子会社なのに従業員の平均年齢が20代半ばぐらいの、フレッシュで楽しい会社だった。
イベントも多くてサークルのようでもあった。面白い人がいっぱいいた。また皆で集まって話したい。

 先週土曜日にサンシャイン60展望台で会ったバンドマンとはメールのやり取りが続いている。

> 真理さんの事もっと知りたいな〜こんな事、言ったらひかれちゃうかな〜f^_^;

ということで趣味は?とか一人暮らしですか?とか何してますか〜?とか、『ご近所さん』とのメールみたいだ。
同じくらいの歳かと思ったら、結構年下だった。

> 僕も寂しい一人暮らしです。(略)結婚経験なし。恋人は無し。好きなのは変かもしれないけどファッション(女性下着姿)けして変態じゃないよ。理由は男性よりお洒落だし、綺麗だから。どうですか?ひきますか?

「着るんですか?それは見てくれと言われたら引きますが、盗んだりするのでなく個人で楽しむならよろしいのでは?私も美しい下着は好きです。」

> 着ませんよ(笑)盗むのもしません〜(^-^)でも良かった〜o(^-^o)(o^-^)o引かれたらどうしようと思って。これから永く知り合いでいたかったし!桜井さんの事も沢山知りたいな☆

「着るのではなくただ集めるのですか?女性の下着姿が好きということかしら?って興味があるわけではなく、流れとして聞いているだけですが。」

> 着てる姿を見たりするのが好きだな〜(^-^)下着姿が1番好きだけど、この前の洋服も素敵でした(^_-)-☆あの時、どんな下着つけていたのかな〜なんちゃって(^-^)

「下着マニアというかフェチなんですね。」

> そうなんだ(^-^)まりさんは何フェチ?

なんか、話が怪しい方向に行ってるけど、大丈夫か?と思いながら家に着いたら『ラ・ペルラ』(フランスの高級下着ブランド)のDMが来ていた。
タイミング良過ぎて可笑しい。
2005年09月27日(火)

お仕事


 週末持ち帰った仕事を今朝になってやって、14時に会社。23時まで。

 こうやって、一行日記を書くのも2週間も時間が経っていると大変で、結構時間がかかる。
手帳やらPCやらケータイやらメールやら発着信履歴やらをチェックし、記憶を辿る。
日記に書くようなことはしていない、とわかるまでに数十分。
2005年09月26日(月)

日記日曜日


 引きこもりで日記、メール。持ち帰りの仕事は手を付けられず。
2005年09月25日(日)

池袋演劇祭審査員だけど,『SWING PARTY Stompin' at the Sunshine』


 この週末は池袋演劇祭審査員として指定されている舞台と、8月19日のCM大会でもらった招待券で3本の舞台を見るつもりだった。

しかし、「マタイの国に忽然と現れ、女王ヒミコの…(略)古代ギリシャ悲劇を模して描く一大叙事詩」なのにパンフレットの写真が普段着っぽいとか、「病院を舞台にしたきゅんと切ないハイセンスコメディ」とか、「名もない歌手デニーは歌っていた。そこへ歌の好きなジェニーが現れた…」とか、全く見る気がしないような、見なくてもわかるようなものばかり。

どれも無料だが、たとえお金をもらっても、できれば見たくない。やめる。
本当に見たいものを見るだけでも時間が足りないのだから。

 夜はサンシャイン60展望台に出掛ける。生憎の雨で夜景も見えず。
106人のイラストレーターによる「わたしのヒーロー、ヒロイン」展をやっている。
これだけのイラストレーターがいて、年代も広そうなのに、何故勝新が或いは座頭市がいないのか。不思議だ。

 私の目的はこの展覧会ではなく、いつもイベント案内をくれるアモーレ・ヒロスケさんのライブ&ダンスイベント『SWING PARTY Stompin' at the Sunshine』だった。
アモーレ・ヒロスケさんはDJでありリンディー・ダンサーでありイラストレーターでもある多才な人。

通常展望台入場料620円のところ、ビールとおつまみ2品もついて1,000円というサンセット入場券を購入。
イベント会場と離れた売店で、「おつまみは時間がかかります」と言われて随分待たされる。
混んでいるわけでもなく、フライドチキンと枝豆に、なんでこんなに?とキッチンを覗きたくなるぐらい。
セット券だから「じゃあやめます」とも言えず。
時間がかかるなら、入口の券売場で教えてくれよ。

ジャイヴバンド『ボガルサ』のライブで皆が踊っているのを見ながら枝豆とフライドチキンをバクバク食べる。
ビールを飲み終わっても、私は踊れない。
音楽を聴いてペアダンスでクルクル回っている人たちを眺める。

窓の外は真っ白。晴れていたら夜景がきれいなんだろう。
ダンスフロアを背にして東京ドームがあるらしき方向を眺めていたら
「何も見えないですね」と話しかけられる。
言われるまで気がつかなかったのだが、さっきまでステージにいたバンドマンだった。
「ステージから見てました」と言われる。
やば。おつまみにがっついていたのを見られたか。と思ったら、なんだか絶賛される。

髪型も、『ジュンヤワタナベ』のグリーンの上着に『TEREZA SANTOS』(ブラジル)のスカートの格好も大変褒められる。
靴は雨の日仕様だが。「いや、素敵素敵」とバンドマン。

イベントも終わりに近づく。
「ちょっと踊ってみます?」
「いや、私は駄目です」
「平気平気。ゆっくりで大丈夫」
ステップも知ってて踊りなれた人たちとは全く違う私たち。

銀座のクラブでのアルバイトを思い出す。嫌いだったなー、ダンス。
好きでもない人と接近して手を繋いで腰に手を回されるのは気持ちのいいものではない。

今日は腰の辺りが少し露出しているので直接手が触れて、緊張した。
典型的大和撫子の私は挨拶のハグも、頬ずりも苦手。
押しの強い人には弱くて踊ってしまったが、やっぱりペアダンスは無理だ。

しかし、踊れないし一人だし、なところ話しかけてもらったのは楽しかった。
名刺をもらって、アモーレ・ヒロスケさんに挨拶をして、帰る。

 『OASIS』でラムを一杯。一人で飲みながら考える。
なんで私が興味がある人は私に興味がなくて、私に興味がある人に私は興味がないのだろう。

話しかけて、私を絶賛してくれる人は何故藤原竜也でも矢沢永吉でもないんだ?
それは当然にしても話しかけられた途端に私の目もハートマーク、恋の炎が燃え上がり…なんてことはないものかなあ。

しかし、バンドマンの積極性、押しの強さは見習わなくちゃ。
迷ったけれど、お礼メールを送る。
2005年09月24日(土)

出勤,夢見る力


 毎日「午前中から働こう」と思うのだが、どうも午後からになってしまい、夜もイベントがあって帰ったり。
普段の怠け癖を補填するべく、祭日だがお仕事。23時まで。

 知人女性から『天保十二年のシェイクスピア』のチケットが取れる、と連絡あり。
素晴らしい!嬉しい!

母に連絡。あれほど見たがっていたのに無反応。引きこもりをこじらせているのか。

私は他に一緒に見に行きたい人がいるので構わない。
どうか興味がありますように。都合が合いますように。と念じながら、返信メールを見る。

> 是非行きましょう。

わーい!やったー!私にとっては藤原竜也と彼と、どっちを見たらいいのかしらってぐらいなんですけど!
ああ興奮する。「夢見る力よ!」by 市川猿之助『三国志』
強く願い、声を出し、声をかけ、諦めずに動けば道は開ける。…こともある。

そう言えば彼とは4月14日のスーパー歌舞伎以来になる。
こここ今度はもっと仲良くなれるかしら?!って、既に「一時的発狂」状態。
2005年09月23日(金)

『明洞』,読者メール,『どん底』,『檸檬屋新宿』

 午後から会社に出る前に、近くでランチ。『明洞』に入ったら、続々と会社の人が来る。
前回8月25日にこの店に来た時も、会社の人が大勢いいた。
不思議だ。韓国料理が食べたくなる周期が一緒なのか?
皆さん第4木曜日は『明洞』と決めているのか?

 20日にY先生が「日記が面白くないから覗くのをやめようと思った(が、母とのいろいろは面白い)」と手紙をくれて、今日は全く知らない読者がメールを下さる。

> この日記、何となく面白い。肩が凝らないのに、所々が新
> 鮮で、しっかり情景を伝えてくる。物書きの才能ありと思
> う。こんな雰囲気の出版物もある(椎名誠?だとか)。が
> んばって。

面識のない読者からのメールというのは数は少ないが、大変嬉しい。
どういうきっかけでこの日記を知ったのか、非常に興味がある。
聞いてみると『檸檬屋新宿』住枝さんを昔から知る人だった。

 19:00の約束が仕事で遅れて20:00に『どん底』。
ライターズスクールのスクールメイトだったG君は「紀伊国屋で」とか「末広亭で」とか待ち合わせの場所を言って、何度聞いても店名を教えてくれない。
「わかりにくい場所なんで」って『どん底』は老舗で有名な店だから知ってるよ。
『檸檬屋新宿』の近所だし。
1時間も遅れておきながら文句を言う私。

ライターズスクール時代の4人で久し振りにお喋り。前に皆で会ってから何年経つだろうか?
六本木で週一回の授業のあと皆で飲んでいた97年から関係が続いているのは、凄い事かも。
G君の人懐っこい性格に拠るのかな。感謝。

G君と同い年のY君は、華道家假屋崎省吾に数年間ついていた。
先日テレビで假屋崎の仕事ぶりに密着、みたいな番組を見て「これについていくのは大変だろうな」と思っていたが、本当に大変だったみたいだ。
「しかし、あれに何年間もついていたなら、たいていの事は大丈夫でしょう。修行になったよね」
「はい」
と言いつつ最近弁当屋の店長と喧嘩してアルバイトを辞めてしまったY君。

 G君は泥酔するまで飲むのが好きらしいが、私は次の約束があって22時前に『檸檬屋新宿』へ移動。
こちらでは住枝さんがほとんど泥酔状態。

昼間にメールをくれた読者には「黙っていてください」と言われたので、住枝さんには話さず。
しかし私は口が軽いので宮崎学さんに替え玉受験の話をする。
「俺なんか、替え玉受験したのに卒業できんかった!ひでえよなあ」と笑う宮崎さん。

住枝さんが「お前、こいつ(隣席の電脳キツネ目組組員)を食うなよ」と何度もうるさいので
「もう食ったの」と言ったら「そうか!やっぱり食ったか!怪しいと思っていたんだ!」と更にうるさくなって、失敗。

 今日は終電に間に合った、と思ったら15分遅れだった。
2005年09月22日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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