映画『酔画仙』,『大統領の理髪師』,高橋玄新作映画ワンシェア・オーナー会員通信 |
岩波ホールでやってる映画はたいてい面白くない。ほとんどのカンヌ映画祭受賞作品も私には合わない。
しかし『酔画仙』は破天荒な芸術家の生涯を描くとか、R18指定とか、気になる要素がいくつかあって、新文芸坐のセレクトだし、見てみる。 やっぱりあまり面白くなかった。R18にするほどのこともない。
一世を風靡して消えた謎の画家なら、随分前に見た篠田正浩の『写楽』の方がずーっと面白かった。 真田広之の方が遥かにセクシーだし。
『大統領の理髪師』もついでに見る。予想していた通りで、別に見なくても良かった。 歴史の知識がないので、勉強にはなった。
国家権力に翻弄される庶民というきつい状況を甘く描く映画はあまり好きじゃない。 きつさをリアルに表現して、笑うしかない、みたいな『シルミド』とか『殺人の追憶』の方が面白い。
帰ると、私が1口オーナーに参加している、高橋玄さんの新作映画の会員通信第3号が届いていた。
通信第2号から2年3ヶ月を経て、9月1日にクランク・インを迎えたとか。 多分私は第1号の個人出資者だったはず。 「成功、信じています」と応募メールに書いてからの経過を思い出す。うーん、感慨深い。
そして、特報DVDの映像を見る。かっこいい!もう一口!という感じ。 『酔画仙』の風景も雄大かつ繊細に描かれていたけれど、舞台となる白神山地、秋田杉の映像美は圧倒的だ。
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2005年09月14日(水)
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