凶暴エロ親爺メール,映画『ファム・ファタール』

 目白の『太古八』のお客様なのか、日記を読んでくれた「太古八兄弟 飛びつき抱きつき押し倒す 凶暴エロ親爺」Cさんからメール。

> とても とっても トテツモナク軽くて面白い。
> 塾の軽薄さの典型ですね 福沢先生も驚き、一橋でもそうだろう。
> この軽さ 慎太郎の 芥川賞をとった「太陽の季節」のときと似ていると感じた
> こんな感じ方は 俺だけのものであり、最新の「日乗」は異なる日乗の現実感はい
> い。
> だが、古い 「やらぬ仲」の読んだ感想は、 若き時代のほろ苦き 甘さが
> つまらなくつたわってきましたよ。 しかし過去があって現在なんだから
> やらぬ仲は貴重ですよ。ヤスオチャンだってクリスタルがあって
> 知事になったのですから。
>
> 今は 立派ないい女太古八ヒデオ和尚が認定したように
> なんとか 一チョ前にちかずきつつある 女らしい。
> 毎晩 毎昼でも 太古八に通学研修に励み
> 女を磨いてほしいものだと 思っちゃった。

感想を頂くのは非常に嬉しい。肩書き?に恐る恐る返信する。

昨日言われたことを、他者感覚を持って、太古八の羽賀さんや宮崎学さんに聞いてみたいと思っていたところ。面白いタイミングで来た、とても有難いメールだった。

 見たい映画はいろいろあるが、19日までの『ファム・ファタール』を見なくては。
打ち切りになるってことはくだらない話なのかもしれない。
しかしあの蛇のドレス?アクセサリー?とアントニオ・バンデラスは見ておきたい。

…やはりどうでもいい話だった。アントニオ・バンデラスも今回はあまり良くなかった。
しかしあの蛇のビスチェはすごい。あんなバカみたいなもの、是非着てみたい。
2003年09月17日(水)

慶応義塾大学病院,『ヴェローチェ』,新宿区役所,友の失恋

 9月6日のガン検査の結果を聞きに慶應病院。要再検査。
4年前にも1度再検査になって、その後はずっと問題なかった。今度も心配ないと思う。
しかしあの痛い検査をまたやるのか。勘弁してくれ。

今日は超音波診断。ガン検査より楽だが、これだって無痛ではない。
「痛みが酷ければお尻から入れる方法もありますけど、その方が嫌だという人もいます」
「嫌です。頑張ります」

 信濃町から新宿区役所に寄って新橋に行こうと思ったが、時間がなくなって新宿駅で引き返す。えらい遠回りして時間通りに新橋駅。

名原さんと『真理さんへ』の原稿の読み合わせの予定だった。
今回も4、5時間はかかるだろうと思っていたが、「1時間しかない」と名原さん。
「じゃあ出だしとあとがきだけにしますか」と提案。
駐車場や喫茶店を探している間に時間がどんどん過ぎる。

禁煙席がない『ヴェローチェ』の外の席で激論になる。
私が送った原稿はやはり読み込む時間がなかったようで、やり方は今までと変わらないのだが「一足飛びし過ぎ」「この間の読み合わせは無駄だったのか」と言われる。
毎回作業の進め方から話しているけれど、必要なら何度でも説明する。

「疲れる」
「私も疲れます」
「真理さんのためにと思って始めたけど真理さんが『やめる』って言ってくれたら一番楽なのに、って思う」
「私はやめません。絶対自分から『やめる』とは言わない。名原さんがやめたいなら名原さんが決めて下さい」
「ブレーキがかかっている。疑問に感じてる。俺は肩書きではなく人格で人を判断するから」
「私のためにと言ったけど、私の人格にはその価値が無い、判断を誤ったということですよね?」
「そう考える?」
「いえ、質問しているだけです」
「あなたの事を知っている人がいろいろ言って、なるほどなあと思うこともある。ここまで言って良いのかわからないけど」
「どうぞ。私は平気です」
「さっきだってね、『検査はどうだった』って聞いて『どこが悪いの』って聞いても『言いたくありません』て」
「言いたくないんです」
「それじゃあ話が続かないじゃない」
「言いたくない。心配してくれるのはわかるけど、デリケートな問題なので言いたくない」
「そういう風に言ってくれれば」
「聞き方もあるんじゃないですか」
「この仕事にだって影響するかもしれないと思うでしょ」
「それは大丈夫です」
「俺は戦後民主主義が…(略)自由が…(略)。もの書きになりたいならもっと偏りなく物事を見たらと思うよ。そうじゃなきゃ敵を作るし、絶対後悔する」
「私はそういうことは日頃よく考えています。最終的に何が仰りたいのかわかりませんが、私のキャラクターは変わらないし、ぶつかるのは当然です」
「キャラクターは変わらなくていい、俺にぶつからないでくれよ」
「名原さんは今私の人格の話をしているけど、作品の為に意見がぶつかり合うのは避けられません」
「男と女だから?世代の違いか?」
「名原さんと私だからですよ」
「もっと他者感覚を持つべき」
「他人は自分の鏡ですからね」

「余分な話。昨日矢切の渡しとか柴又に行って来たよ」
「面白かったですか?」
「テキヤの人たちが元気で威勢が良かった」
「名原さんがやっててもきっと違和感ないですね」
「冗談じゃねえ。俺はテキヤなんかでえきれえだ」

へ?肩書きで人を判断しないのでは??テキヤは肩書きではないってことか?

こんな雰囲気で終わる。名原さんは「冷静になって考えてみるよ」。

私も新宿区役所に向かう道すがら考える。

私は肩書きで人を判断する人間だ。名原さんの人格どうこうは関係ない。
いい作品、面白い本を作りたいだけ。いや、作品に人格が関係ない訳ないか。
肩書きも人格のうちだと考えるってこと。

私のことをいろいろ言う人がいて、誰が何を言っているのか気になるが、気にしたくはない。
どうせ大事なことなど言ってないんだから。私にとって大事なことなら私に言うはず。
私に言わず名原さんに言ったのだから、それは名原さんにとって大事なことなのだろう。
名原さんが判断すれば良い。

私は人にああせえこうせえ言われるのが嫌い。人にも言いたくない。
「そんなことは聞くな」とか「言うな」とか「察しろ」とかも言いたくない。
聞きたければ聞けばいいけど私は答えない。
言い方には拘りたくないけど何を言ったかには拘る。

私、偏ってる?結構だ。敵を作りたくないとは思っていない。

 新宿区役所で戸籍謄本をとって家族割引の手続にauショップ。
20分ぐらい待って「お母様の携帯電話の番号がわからないとダメです」。
ま、そりゃそうだわね。母に連絡つかず、諦めて帰る。

 古い友人から電話。失恋報告に二人とも泣く。別れは辛いもの。今は悲しい。
けれど、彼女だって素敵な時間を過ごしたわけで、いいよなあー恋は。
2003年09月16日(火)

『権八』,映画『パンチ・ドランク・ラブ』

 10時に起きて、クリーニング店にVIKTOR & ROLFの白いブラウスを持って行く。
アイロンだけかけてもらいたいのだが、休日でいつものクリーニング店はお休み。

朧気な記憶を頼りに住宅街を歩き回って他のクリーニング店へ。
残暑厳しく、時間も迫って汗だく。運良く営業中の処を発見。
同じく汗だくでアイロンをかけているおじさんに「1時間でなんとか」とお願い。

家に戻って、支度。勝手に「見せる下着」ということにしたビスチェのまま家を出る。
ブラウスを取りに行って、「ここで着てもいいですか」とカウンターでリボンを結んで
本日の衣装完成。
クリーニング店の奥さんが「ああ、そういうブラウスだったのね」と感心している。

 西麻布の『権八』にて、『秋だ 実りだ 全員集合!』と題した旧姓Y君とKさんの
「純真無垢な誓いの式&荒唐無稽なウェディング・パーティー」。20分ほど遅刻。
あほブッシュが来店して話題になった『権八』の3階に行くと炎天下の中庭で仲良く誓いの言葉を述べている二人。

スカパラの川上君他大学時代に一緒に遊んでいた男の子たちや、この結婚の保証人の青木パパと話す。

お色直しではウェディングドレスのKさんと時代劇衣装のY君。
ヒゲダンスで将棋の駒のケーキに入刀とか意味がわからないが、これがY君の持ち味であってサービス精神。

受付に人がいなくて払い損ねた会費を払ったり、トイレに行ったりしてたら皆いなくなって、一人で帰る。

 恵比寿ガーデンシネマで『パンチ・ドランク・ラヴ』。
寝不足で結構飲んでいたので、始めの方寝てしまう。
ラヴストーリーは出会いがわからないとつまらない。
感情移入して見るような話でもなかったが。
色はいいけど形がね、という印象。
2003年09月15日(月)

東京ライターズバンク,『真理さんへ』

 日記を読んでくれた、東京ライターズバンクのお試し会員の方からメールを頂く。
ライターの仕事紹介システム等に不安をお持ちの様子。
私もよくわからないところがあって、情報交換。

仕事応募者にはTWBへの「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を欠かすな」とのことだけど、
募集したクライアントから応募者には反応なし。「反応ありません」も報告するべきか?
私は報告した方ががいいんだろうと思う。

 8月18日と9月3日にすり合わせた内容に更に訂正を加えた『真理さんへ』原稿を名原さんに送信。16日に会う予定だが名原さんがチェックする時間がほとんどなくて
申し訳無い。しかしパワフル名原さんのことだから平気かも。

 ちょっと気になる人について、その人と近い女性に問い合わせ。さて、どうなることか。

 明け方までメール、日記。
2003年09月14日(日)

『目からウロコの日常物観察展』,『ゆうど』,喫茶店,『笹周』,『真理さんへ』

 石原慎太郎の「爆弾仕掛けられて当然」発言報道のせいか、石原慎太郎と喧嘩している夢を見る。何故か渡辺淳一も登場、元内縁夫もいた。舞台は学校の教室だった。石原慎太郎は先生だったのかもしれない。

 電脳キツネ目組の名古屋の組員Sさんが作品を展示している『目からウロコの日常物観察展』を目白のOM研究所 吉村順三記念ギャラリーに見に行く。
ちょっと迷ってしまい汗だくになって着き、ギャラリートーク「街を見歩く楽しさ」
を途中から聞く。

Sさんの作品は「ペットよけペットボトル」の様々なパターンとか、マスコットを身に付ける人の観察、採集。

こういう路上観察ネタは結構好き。一緒に行ったAさんも喜んで見ている。

 Sさんのお知り合いと、4歳の娘Nちゃんと、近くのギャラリー『ゆうど』に行く。
古い民家を雑貨店にしていて、靴を脱いであがるとお茶が出る。
人の家に遊びに来たようないい感じ。庭もあって妙に落ち着く。母が狂喜しそうな店だ。

 目白通りに新しく出来たカフェに皆で行く。さくらんぼとかいちごのパイと、メロンとかグレープフルーツのジュースのセットで450円は安い。
名前がわからないが、いい店だ。
Sさんのお友達が初対面なのに6人全員にご馳走してくれて恐縮する。

Nちゃんはメロンジュースを「おいしくなーい!」と言っていたが、「あらそう?私おいしーい!」
4歳の子がイメージするメロンジュースとは違ったようで大人味。
焼きたてのパイも甘さ控えめで美味しかった。

 Aさんと二人で池袋『笹周』。前から行ってみたいと思っていた店で、Aさんお気に入りの店でもある。ご主人が囲炉裏で魚など焼いてくれる。日本酒もいろいろある。

Aさんと四方山話。隣席の鉄道会社のウェブサイト担当者とも話す。

店を出て、道が分かれるところでAさんと立ち話。私の企みにアイデアをもらう。楽しい。

 帰って『真理さんへ』の原稿チェック。終わらず。
2003年09月13日(土)

St.Ives本,映画『永遠のマリア・カラス』『デブラ・ウィンガーを探して』

 St.Ives本の第2章フィリップ・ウッドの原稿をIさんに送信。

 銀座の映画館のキャンペーンでスタンプが貯まって、1本無料+ドリンク。粋だね。
『永遠のマリア・カラス』はシャンテシネで上映していた時は大混雑だったが、みゆき座に移って全然余裕。1時間前に着いてしまってロビーで読書。

歌声、セット、衣装など非常に良かったがラストが疑問だった。
事実ではなくて物語、と一番最後に知って納得。
主演のファニー・アルダンがかっこいい。

 1本無料だったのでもう1本は定価でもいいかと思って『デブラ・ウィンガーを探して』。
働く女たちの本音トークは面白かった。
「日本の女優達が話してもこうはならない」と言う人もいるが、
こんな感じじゃないかなあ。多分。しかしアジア系女優は出て来なかった。

やっぱりハリウッドは特殊な世界だとも思う。

インタヴュー方法、その見せ方は非常に参考になった。
皆リラックスして率直に語っている。
2003年09月12日(金)

二日酔い,St.Ives本

 昨日は非常に楽しかった。しかし割ときつめの二日酔いで頭痛、気持悪。
起きてトイレ、水飲んで寝る、の繰り返しで夜になる。

 現代イギリス陶芸の第一人者、ウォルター・キーラーの雑誌記事の翻訳がやっと終了。
ネット自動翻訳を使った、全くこなれない摩訶不思議な文章だが、
だいたい言いたいことはわかった、かもしれない。
原稿を直して、『ギャラリーSt.Ives』のIさんに送る。

次はセント・アイヴス売上ランキング第1位の作家フィリップ・ウッド。
ってこんな調子では来年2月の出版は危ういだろう。
もっとペースを上げて、売り込みも精力的にしないといけない。

 メールやらで5時まで。中国を長く旅していた高校からの友人Mは現在タイに滞在中。
日に何通もの強烈メール復活。面白い。
2003年09月11日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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