やり直し,映画『彼女たちの時間』

 アルバイトの仕事はデータ入力。
今は4,000件あるデータを1日100〜250ぐらい処理している。
10月29日から始まってずーっとなので食傷気味。やっと半分か…と思っていたら、
トラブル発生。
初めからやり直しになる。溜息。やり直しを命じた上司のYさんが肩を揉んでくれる。

 本の企画書も書いてないのに映画など見ている場合じゃない、と思ったが
フラフラと映画館に向かってしまう。女同士の複雑な友情物語『彼女たちの時間』。
すごくつまらなかった。結局相手のことは全く考えず、自分のことだけ必死。嘘ばっかり。

 帰って洗濯して日記を書いたら4:30。体操もせず寝る。
2002年11月20日(水)

解決,タイ事情

 旅行会社Yさんと連絡がついて、ホテルの延長料金の件は無事解決の見込み。良かった。
ホテルと交渉してくれたKさんにお礼のメール。

 映画監督の高橋玄さんは妻がタイ人。タイではいかがわしい映画は上映されない、
とか玄さんお薦めのスイカジュースは、私はお目にかかれなかったが
ホテルなら何処にでもあるはず、とかいろいろ教えてくれる。

 本日も寝不足でフラフラだが頑張ってお風呂体操。横っ腹が筋肉痛。
メール、日記で4時就寝。
2002年11月19日(火)

成田,豊洲,体操

 バンコクでお昼と夜のライヴをご馳走してくれたMさんは、
バンコクからベトナムに発った。奢ってもらったのでお使いをいいつかる。
Mさんが買った、宮崎学さんお薦めのお土産物を、私が持って帰って成田から発送。

 冬服に着替えて顔を洗って、豊洲の会社に出勤。
案内所で聞いたら4回も乗り換えなくちゃならない。
京成で上野まで出ようかな、などと思っていたら、到着ゲートに人だかりが。
芸能人かスポーツ選手か?と野次馬根性で見るが知らない女性。北朝鮮がらみかな?

夜のニュースでわかったのだが、この女性は全く身に覚えがないのに麻薬密輸犯として
オーストラリアで10年間獄中にあった「メルボルン事件」の本多千香さんだった。
拉致されるのもショックだろうけど、被害者だ。
本多さんは晴れて無罪で帰国ではない。仮釈放だ。
「夢のよう」と言っていたが、悔しいだろうなあ。
ああ、私は無事タイから帰ってこられて良かった。

 帰国してそのまま仕事はさすがにきつい。
結局上野から営団地下鉄という経路にしたら11時になってしまった。
7時には成田に着いていたのに何でそんなに時間がかかったのだろう?
ほとんど寝ながら仕事。ボケボケ。

 夜、宮崎学さんから『アウトロー・ジャパン』の件で電話。
「疲れたなあ、年かな」などと仰っしゃるが、次から次へと原稿を片付けていってる。
タイのお礼を言う。「そうか、楽しかったか。みんなでまた行こう」はい!是非。

 太ってしまったがプールに行く暇もないので、お風呂で体操することにした。
本当はゆっくりお風呂に入る時間もないのだが、さすがにこう太ってはまずい。
眠くてたまらないが頑張る。汗だくで2:15頃寝る。
2002年11月18日(月)

タイマッサージ,イタリアン『OVVIO』,映画『モンスーン・ウェディング』,タイ料理『トンクルアン』,トラブル発生,NH916便

 今朝も鳥の鳴き声に起こされる。
カーテンを閉めたまま窓をドンドンやっても飛んでいかないので頭に来る。
思いっきり叩く。いなくなる。寝る。
離れたところでバルコニーの手すりをカンカン叩いている音が聞こえる。
従業員か誰かが手すりにとまった鳥を追い払っているのだな。目が覚めてしまう。

本日帰りの空港までタクシー同乗予定のD2さんと8時に朝食。
お互いの行動予定の確認と、待ち合わせを決める。

タラホテルのバイキングはなかなか美味しい。
97年に泊まったモンティエンホテルは歓楽街に近くて怪しげだった。
鳥の声ではなく工事の騒音に悩まされた。

 電脳キツネ目組Mさん推奨の、ノボテル・ロータスの前のタイ式マッサージ店に行く。
1時間200バーツ(約700円)。うまいし、安いし、マッサージ師同士でベチャクチャ喋り続けたりしないし、「チップ、チップ」と要求しないし、とても良かった。
部屋がものすごく寒かったけど。

 ウィークエンド市場にも興味があったのだが、
私はファッション発信地サイアムの方にする。
ここは渋谷のような感じの街で若者がいっぱい。
かっこいい美容院もあって、昨日の失敗が悔やまれる。

映画館が幾つかあるので、何をやってるか見てまわって
『モンスーン・ウェディング』に決める。

 上映までの時間にサイアム・ディスカバリーというファッションビルの中の『OVVIO』というカジュアルイタリア料理店でワインとスパゲティ。美味しかった。

 映画は100バーツ(約350円)、指定席制。
日本だと上映時間から予告編を見て、本編が始まるが、
タイでは予告編の後、本編前には全員起立して国王の表敬式があるらしい。
これはどんな映画でもやるのか?暴力的なのやいかがわしい映画でも?と思ったら
タイではいかがわしい映画は上映できないそうだ。

どうりで『モンスーン・ウェディング』でも妙なところでぼかしが入る。
出演者は服を着て部屋で普通に話しているだけなのに。
多分よくあるインドの男女が合体している置物かなんかが背景に見えているんだろうな。

英語の字幕もあるし、筋もだいたいわかるので『モンスーン・ウェディング』にしたのに
ところどころタイ語の字幕しか出ない。
???と思ったらものすごいインド訛りの英語だった。
上流階級はインド人同士でも英語を喋るのか?

映画は面白かったが、隣の人が鼻息ブービーしてうるさい。
たまたま空いていたので席を2個移動。
そしたら前の席の人が頻繁に携帯メールチェック。もう、眩しいじゃないか。

 タイ在住のKさん夫妻と待ち合わせしているトンロー駅に向かう。
時間が余ったので本屋、雑貨屋を覗く。

最後の食事はKさんお薦めのタイ料理店『トンクルアン』。
電脳キツネ目組の面々と総勢9人。
Kさんがいろいろ頼んでくれ、鍋を作ってくれ、タイの中国漢方薬の先生の話など。

 荷造りとお土産買い物のためこの食事に参加できなかったD2さんとの待ち合わせ(20:30)
があるので一足先に失礼する。ギリギリの時間になる。
荷物はまとめてあったのでチェックアウトして、タクシー呼んで、と思ったら、
ホテルのフロント女性が「チェックアウトは12:00よ。もう1泊分払って頂戴」と言う。

「なにー?出発まで部屋は使っていいって聞いてるよ」
「誰が言ったの?」
「旅行会社がペーパーくれた」
「見せて」
「日本語で書いてあるよ」
「とにかくチェックアウトは12:00なんだから延長分を払って」
「嫌だ」
「払わなきゃ帰れないわよ」
「なんだよそれは!」(日本語)

D2さんは「たぶん無理ですよ。お金貸しましょうか」と言ってくれるが、
借りたら返さなくちゃいけない。
フロント女性はD2さんのクーポン券を出して説明しようとするが、私は聞かない。
「私たちは一緒じゃない。彼女のケースは知らない。私は旅行会社から言われてる!」
ホテル側も一歩も引かない感じ。D2さんの飛行機の時間が迫っているので、
申し訳無いが一人で空港に行ってもらう。

困った。すがるような気持ちで先ほど別れたタイ在住のKさんに電話する。
フロント女性に「ここに電話して」と言ったら「1分20バーツ」と言う。にくったらしい!
(注:公衆電話は3分1バーツ)

Kさんに事情を話すとホテル側に交渉してくれて、一旦支払いをすることになる。
カードでもいいというのでサインをしたら領収書をくれない。
「旅行会社と話がついたらカード会社に請求しないから」
「でも1854バーツを4854バーツに書き換えられたりしたら困る」
「そんなこと絶対しない!信じてください」
「んー、なんか書いて。私は何も持ってないじゃない」
と言ったら冷蔵庫のミネラルウォーター代40バーツ(約140円)を支払わされ、
フロント女性が名前を書いた名刺をくれる。
まあいいけど。いや、いいのか?大丈夫か?なんでこんなことになるんだ?

 興奮状態のままタクシーで空港に向かう。運転手が横浜に4年いたことがあるらしく
いろいろと話し掛けてくる。こちらは気が動転していてろくな受け答えが出来ない。
「タイ好きですか?」「うーん、好きかなあ。まあ、はい、好きです」
「バンコクどうですか?」「空気が汚い」

 空港に着いてチェックイン。空港利用料が足りなくなったのでまた両替。
水を飲んで少し落ち着く。Kさんには大騒ぎして迷惑かけてしまったと反省。
私は前から知っているが、Kさんにしてみれば私などほとんど初対面の人間なのに。
だけど本当に助かった。有難うございました。

帰りの便の映画も、12歳ぐらいの少女が魔法のバッシューを手に入れNBAで大活躍、みたいなつまらないもの。
深夜のフライトなのに何故?いかがわしい映画が上映できないタイ便だから?

2時間ぐらいは寝ただろうか。7時ぐらいに成田着。
2002年11月17日(日)

THE IMPERIAL TARA HOTEL,シェラトングランデ・スクムビット,まりこ,パブ

 来る前にパスポートを見て気付いた。前回の海外旅行は97年のタイだった。
恋人と一緒だった。ラヴラヴで楽しかった。私の状況も変わったが、バンコクも変わった。
BTSという乗り物が出来て、移動がかなり便利になったようだ。
排気ガス対策になってるのか気休めなのか不明だったマスクをしている人が、
ほとんどいなくなった。

 宮崎さんとコーヒーショップで朝食。2人きりで緊張した。
昨夜の話、今日の予定、私がアルバイトをしている会社のことなど。
「煙草を吸ってくる」と席を立とうとするので「ここで構いませんよ」と言ったが
「禁煙なんだよ」。
BTSだけではなかった。11月4日からエアコンのある施設は全面禁煙になったらしい。
素晴らしい。しかし愛煙家の宮崎さんには居心地が悪そうだ。 

 部屋に戻って待っていたが、一緒に出かけようと言っていたRさんから連絡が無い。
Yさんの部屋に電話をかけたが出ないので、一人で美容院に行く。
旅行会社のYさんから「オリエンタルホテルかシェラトンホテルがいい」と聞いたので
一駅歩いてシェラトンホテルの美容室。
カラーリングが4,000バーツ(約14,000円)だと言う。高い!しかもカードが使えない。
やめようかと思ったが、他にどこに行けばいいやらわからないし、
両替を待ってくれるというのでやることにする。
両替は後でいいからと早速シャンプー台へ。

結構赤い色を選んだつもりだったが、たいして変わらない。
カットは鋏でもなく剃刀でもない、櫛の歯の間に剃刀がついている道具で
髪をつまんでジョリ。
「今晩はパーティーだからスペシャルなスタイルにしてね」と言ったのだが、
別に普通のショート。トータル4,355バーツ(約15,500円)はバカ高い!ああ、勿体無い。
どうせ失敗するならすごい安ところで、ものすごい変な髪形にされた方が良かった。

両替所に美容院のスタッフが連れてってくれると言うからついて行ったら
キャッシングマシーンだった。「使い方がわからない」と言ったら
観光客が並んで待つショッピングセンターの両替所へ。また美容院に戻って支払い。
無駄遣いしてしまった。
節約しようと、お昼はタラホテル近くで、25バーツ(90円弱)の麺に決める。

 ホテルに戻ったらロビーで「桜井!」と声をかけられる。電脳キツネ目組のMさんだ。
「飯食ったか?」「まだです」「ご馳走してやる」。ラッキー。
連れの女性に「ご一緒してよろしいですか?」と聞くと
「どうぞ」とのことなのでお邪魔する。
話しているうちに連れの方は東京新聞の記者で、男性と判明。失礼しました。

 午後から居酒屋『まりこ』で『マリコ TAKE OFF!』の真理子さんと宮崎さんを
取材すると言う。
Mさんが「一緒に来るか?」と言ってくれたので、見学させてもらうことにする。

見学とはいいながら、真理子さんが取材を受けている間2時間ほど、
私は買わなかったが、お土産を見に近くの店に行ったり、ずーっとMさんと宮崎さんと話す。
宮崎さんとこんなにゆっくり話したのは初めてで、ものすごく面白かった。
私は前に来た時に観光は一通りしたし、今回はお金もないのでショッピングはできない。
目的はほぼ、宮崎さんの出版パーティーのみ。
だから宮崎さんにとっては単なる待ち時間なのだろうが、私には至福の2時間となった。

でも話しているのはジャーナリズム講座のH君との喧嘩について。
「お前達はそういうレベルの話で喧嘩してんのか」と呆れられる。
「それはお前、脅かしてんじゃねえか」と笑われる。ああ楽しい。

 一旦部屋に戻って、昼寝をしようと思ったが鳥の鳴き声がうるさい。
カーテンをあけると手すりに九官鳥のような嘴が黄色くて身体が黒い鳥。
私はネズミより鳥が嫌い。窓を叩くと何処かへ消えた。

 着替えて再びパーティー会場の『まりこ』へ。
ヴィクター&ロルフのリボンのついた白いシャツと髪型をタイ人の女の子にも褒められて
すっかり機嫌を直す。

真理子さんには本にサインをしてもらって挨拶しただけだったが、
笑顔が素敵な優しそうな方だった。本を読むと女の逞しさを強く感じる。

今回の旅で田中義三裁判で無罪を勝ち取るのに多大な尽力と貢献をした女性たちのことを知り、直接お話することでも感じたことだ。
男性がみな「彼女(たち)はすごいんだ」と言う。
こういう出会いもあるので宮崎ファンはやめられない。
 
 『マリコ TAKE OFF!』を発行した明月堂のUさんに私の本の企画を相談。
アドバイスをもらう。

 2次会はMさんと旅行会社のYさんと通訳のSさんと、
ライブをやっている店に行こうということになったが、
お目当ての店がなくなっていたりして彷徨う。
諦めてホテルに帰る途中で、ライブをやっている店があったので入る。
ライブの中休みにかかるBGMの音量に耐えられず、出る。

 帰って寝る。
2002年11月16日(土)

NH915便,THE IMPERIAL TARA HOTEL

 9:30過ぎ、旅行会社からチケットが届く。
気候が全く違うので、どんな格好で行けばいいのかわからず荷造りに悩む。
パーティー用の夏服を着てみると、太ったなあと思う。

予定の電車には乗れず、でも飛行機の出発には余裕で間に合う。

17:25発のNH915便。隣の席の男性がスニーカーを脱いで裸足になり、臭いに閉口。

映画は『スチュアート・リトル2』。私は動物が嫌い。ネズミは特に嫌い。
動物の写真や映像なども好きではない。
動物をミッキーマウスのように現実離れした漫画でもなく、
自然な姿でもなく妙にリアルなまま擬人化した作り物は特に嫌い。
だからこの映画は私にとって最悪。ネズミの顔のアップの連続に気分が悪くなる。

今回の旅のきっかけとなった宮崎学さんの『マリコ TAKE OFF!』を読んだり
少し眠ったりして22:30頃バンコクに着く。時差はバンコクが東京の-2時間。

 リムジンタクシーでインペリアル・タラ・ホテル。
チェックイン後エレベータに向かうと1階のレストランに
電脳キツネ目組のRさんとYさんを発見。「お、来たのか」と言われる。
Rさんには「お金がなくて行けない」と言っていたので驚かれた。

Rさんの部屋で3人で飲む。
宮崎学さんやRさんは97年からタイで捕まったよど号ハイジャック犯田中義三の
偽ドル裁判の支援をしていたのだが、私は当時のキツネ目組の活動をよく知らない。
HPを見てもなんだかわからなかったし、それ程興味も無かった。
Rさんが「わからなくて当たり前」といろいろ説明してくれた。

ゲラゲラ笑ったりしながら話していると隣の部屋からドンドンと壁を叩く音がした。
「静かにしろってことだな」と、少し声を落としたつもりだったが、電話もかかってくる。
ヒソヒソ声で話すのも疲れるのでお開きにする。

 寝間着を持ってくるのを忘れた。下着で寝る。
現地通貨用財布も忘れた。飛行機のゲロ袋に日本円を入れて、
いつもの財布をバーツ用にする。
2002年11月15日(金)

遅刻

 朝の有楽町線で、途中駅から座って『噂の真相』を読んでいた。
気がついたら豊洲駅でドアがプシューっと閉じる。次の駅で引き返す。
豊洲駅に着いたらお腹が壊れる。20分遅刻。

 11月に入ったらすぐ書こうと思っていた、本の企画書もまだ書いていない。
ベゴニアさんのHPの件はどうなりました?と問い合わせあり。遅れてばっかりだ。

明日の飛行機には絶対遅れてはいけない。しかしチケットはまだ届いていない。
本日の夜間配達が無理で、明日午前中届く予定。大丈夫か?
2002年11月14日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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