映画「バーバー」,「ガウディアフタヌーン」,檸檬屋新宿

 恵比寿ガーデンシネマで「バーバー」を見る。
この映画館はレディスデイ割引をやっていない。
「バーバー」の主人公が人生の不条理に打ちのめされる表情と、
ドラマ「空から降る一億の星」の深津絵里が衝撃の事実を知った時の演技と、
そんなもんと比べちゃいけないけど何故か思い出して笑ってしまう。

 初めてテアトルタイムズスクエアに行く。こちらは水曜日は男女とも1,000円。
「ガウディアフタヌーン」を見る。
別にガウディじゃなくてもいいが、舞台がバルセロナだからガウディ。
それにしては単なる背景でしかない。
これだけ見たら面白かったのかもしれないけど「バーバー」の後だと物足りない。

 檸檬屋新宿の鍵を返しに行く。
なんと、私の古い友人が働いている。本日面接だったらしい。
住枝さんに「飲んで行け」と言われて「お金が無い」と言ったら
「お前はそういう嫌味を言うから男に逃げられる」。フン。

住枝さんの早稲田の後輩が大勢来ていて、立ち上がって「紺碧の空」を歌い始める。
「そこに慶應がおるから『若き血』もやろう!」と住枝さんが言うが、
皆さん歌詞がうろ覚え。しょうがないから私も立って歌う。
エールの交換までやっちゃって、もう。
大合唱がいつまでも続くので、住枝さんにお礼も言わずそっと帰る。ご馳走様でした。
2002年06月26日(水)

元気です,引きこもり韓国応援

 日記の読者から「少し疲れているような感じがします」というメールが届く。
しかし、日記を書くことで気分転換、心のリハビリにもなり、実際の私は元気だ。
「読みました」と言われると嬉しくてますますパワーが湧く。

ゼミの先輩からも「いろいろと悩んでいるようす。ちょっと心配」とのメールをもらう。

> 俺も今、フリーランスになって自分を守るのは自分だけ、と思うから
> できるだけ衝突を避けるよう、意識しています。言葉は自分の意思を
> 離れたところで人に伝わっていくものだから、人を攻撃するような言動
> は、それに関わらないところで、自分の考えは正しいのか、確認したく
> なったとき、あるいは自分を解放したくなったとき、本当に心を許せる
> 人間に吐露します。サラリーマンだったときは、誰彼かまわず吐露してた
> ときもあったけど、悪事千里を走る、で必ず相手に伝わってしまうものです。

私の返信。
「私は逆に、会社の時は建前とか組織の論理とかで言えない事があったので
組織を離れた今、言いたいことを言いたいんです。
誰に伝わっても構わないことを日記に書いています」

> 最近の日記は以前に増して(笑)感情的に書かれているようで、

とも言われたが、丁度1年前の今日、男と別れた。
当時の苦しみと比べたら今は穏やかなもの。

今日は久し振りにのんびり自宅で過ごす。

 ワールドカップには全然興味無かったのに檸檬屋新宿で韓国の健闘を見て
韓国贔屓になる。一人でTV観戦。寂しいけど、みんなでワーワーやるのは恥ずかしい。
しかし私がスポーツ観戦など慣れない事をするから、韓国は負けてしまう。つまらんぷー。
2002年06月25日(火)

掃除,デート?

 2週間以上ぶりにやっと掃除。
ドン・キホーテで買った「激落ちパパ」(ママとか赤ちゃんとかもある)は本当に激落ちだ。
前にロンドン時代の友人Tが「すごいんだよこれ」と実演して見せてくれた。
洗剤を使わずに軽くこするだけできれいになって、気持ち良い。

掃除の最中に電話。我が家に人が来ることになる。
張り切ってテーブルのワックス磨きもする。

 彼はやって来て、用事を済ませ、ご飯を食べて、少し飲んで、TVを見て、
ちょっと眠って帰る。
これは彼にとってデートじゃない。でも私にとっては自宅デート。
キムタクとさんまのつまらないドラマをブーブー文句を言いながら見るのも楽しい。
風水は信じないけどテレビと電話の位置などアドバイスされると嬉しい。
気に入ってまた来てくれたらいい。
2002年06月24日(月)

萬鳥

 美味追求の会、今回は西浅草の鶏肉専門店「萬鳥」。
店名から想像する焼鳥屋とは全然違う。
フランス産の鶏とワインが充実していて、「アメリ」のフランス版ポスターなどが貼ってある。
私はレバーが苦手だが一口食べられた。不味くは無い。
鴨も好きではないが、バルバリー産だとか?で臭みが少なくジューシーで
これは美味しかった。

 浅草の町でも道行くおばちゃんたちもサッカーに夢中。
「凄いわよねー、韓国。PKO戦でねー、全部入ってさー」
2002年06月23日(日)

檸檬屋新宿最終日

 (た)ちゃんに相談メール。心配して電話をくれる。
「これから話すことは日記に書かないで」と言われる。
「何故?」
「いやだから、不快なの」
「私は『書かないと約束したら話す』と言われるのが不快だよ」
「友達無くすよ」
「(た)ちゃんの気持ちはわかった。対応する。日記を読んでも不快だったら言ってよ」
というやりとりがあって、ちょっとだけ話してくれる。

 檸檬屋新宿最後のお勤め。25名以上のお客様で盛況。

 ソンコマージュさんのライヴではリクエストしたかったが、お客様の手前遠慮した。
思いが通じたのか、最後の「マランボ」とアンコールが私の最も好きな曲で感激。
かっこいい。

 住枝さんはライヴ中「ぼおっとするな、客席に目を配れ、ほらあ」
と私に何度も言い、うるさい。ライヴ中はガチャガチャ動けないんだよ。
そして自分はライヴが終わると、どっかに行ってしまう。むかつく。

 従業員2人にお客様20名以上になるとかなりキツイ。追いつかなくなる。
洗い物をしているときにお客さんに「皿頂戴」と言われて「何の皿ですか」と聞いたら 
「決まってんだろ!」と箸を、取り皿に叩きつけて怒られる。
「取り皿ですか」と言って持って行くと
「皿だけじゃしょうがねえだろ」。
「何ですか?お箸はありますよね」と言いながら私はカウンターの中に戻る。
お客さんがカウンターまで来て、お好み焼きをじっと見つめている。
「ああ、お好み焼きね」
お客さんが移動した席に自分でお好み焼きを持って行く。
どっかから戻ってきた住枝さんに
「あれはダメだ、まあ今日で辞めるならこの店も良くなる」みたいな事を言っている。

この人には前にも「買ったばかりのCDをお前が傷つけたんだ」と後になって言われて
「全く身に覚えがないけど、本当に私がやったのならごめんなさい」と謝ったことがある。
今日は謝らなかった。

 突然(た)ちゃん来店。びっくりした。しかしろくに話も出来ず。
私がスッピン、スニーカーで働いているのを見て「楽しそう、働きたい」と言うが、
お薦めはしない。

 24時を過ぎて漸く蕎麦を口にする。帳簿他をつけ終わると電車は既に無い。
住枝さんが電脳キツネ目組の悪口を言い始める。私は黙々と洗い物。

「おっさん(宮崎学さん)以外はみんなバカ。教養が無い、勉強してない、闘ってない」。
キツネ目組のHさんが「みんなそれぞれやってるんじゃないですか」
「誰がじゃ。例を挙げてみい」
「Mさんとか」
「あいつは檸檬屋の常連だ。檸檬屋の常連はまともなんだ。他に誰がいるんや。
関西はおる。おっさんの言うことを理解してやっとるのが。東京はだめ。
キツネ目組でもの書きや、ジャーナリストで活躍してるのがおるんか。
群れてるだけやないか。」
「愚連隊みたいなもんじゃないですか」
「愚連隊?!キツネ目組は群れておっさんにたかってるだけや。
命かけて闘ってるヤツはいない」
Iさんはキツネ目組なのだろうか、
「愚連隊は命はかけんよ。命かけるんはヤクザもんよ」とおっしゃる。
Hさんが「僕はヘラヘラしてるだけですけど」と言うと
「だから女房に逃げられるんだ」と住枝さん。

ああもうイヤダイヤダ。
「一人で闘ってる組員は檸檬屋で俺様住枝さんと飲んでる暇なんか無いんだよ!」
「キツネ目組は単なる宮崎学ファンクラブなの!楽しく遊んでるだけ!」
「おっさんにたかっている組員に出資してもらってるのはお前じゃ、
叩き返せばよかろうが!」
と心の中で叫ぶが、口をついて出たのは
「住枝さん、もう帰っていいですか?」
「いいよ」
洗い物は流しにもカウンターにも溢れているが、これ以上耐えられない。
明日出勤のAちゃん、Sさんには立つ鳥跡を濁さずとはいかず申し訳無いが、帰る。

「最後までお給料を無事もらえれば『楽しかった』と言える」と思っていたが
今の実感としては程遠い。もう少し日が経てば笑えるだろう。

ともあれ檸檬屋新宿でお世話になった皆様、短い間でしたがありがとうございました。
ご来店いただいたお客様、一緒に頑張った従業員、もちろん住枝さんも、
みんなに感謝です。また飲みましょう。

さあて、次は何が起こるかな?
2002年06月22日(土)

檸檬屋新宿店主帰京

檸檬屋谷中本店の元店長Sちゃんが、ピンチヒッターに入ってくれることになった。
17:00にはSちゃんが来ると聞いていたが、10分ほど遅刻してしまう。
しかしSちゃんが来たのは18:15頃。

業務引継ぎするもSちゃんも長くは続けられないとのこと。
「仕事を探してる友人にも紹介しにくいしね」と話す。

20:00頃来ると言っていた住枝さんは22:00に戻る。
実家のお母さんの借金だか貸したお金だかとにかく被害総額は6千万円を超えるとか。
騙されて借金に追われた主婦達が、今度は加害者となって老人から金を搾り取る。
怪傑お助けマンの住枝さんも大変だ。
「今まで親に世話にならんかったのが失敗だった。
あんなやつらに食いつぶされるんやったら俺がもらっとくんだった」
と嘆く住枝さん。

檸檬屋新宿の内装費は?家賃は?と聞ける雰囲気でもない。

住枝さんは「バカ母」とお母さんを責めるのだが、
私は「似てるんじゃないですか」と言う。
きっとお母さんも住枝さんも、人が困っていると声をかけ助けたくなる、
疑い深くない、すぐ許す、執念深くない性格なんだろう。
2002年06月21日(金)

檸檬屋新宿

会いたいと思っていた人から「今近くにいるんだけど、今日は檸檬屋なの?」という電話。
檸檬屋に行きたくなくなる。でも行かなくちゃ。
約束したお客さんが来る。住枝さんも戻る。と思ったら住枝さんは今日も広島。

約束したお客さん、ジャーナリズム講座のNさんご来店。いろいろな話。

本日のお客様、2名也。これまで木曜日が一番混む日だったのに。
最後までお給料をちゃんともらえれば「楽しかった」と言えると思うが、大丈夫か?
2002年06月20日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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