PEPI'S,映画「アリ」,ミリバール

 矢沢永吉が初のアコースティックライヴに挑むということで、チケットを申し込む。
9月の30周年コンサートも一人で見に行く。チト寂しい。どなたかご一緒しませんか?

 映画の日なので何本か見ようと思っていたが、髪の毛が気になってPEPI'Sに行く。
ベゴニアさんが「今日は私の誕生日なの」と言って、ワインをご馳走してくれる。
それはおめでとう!

「34歳、何をしますか?」と聞いたら
「アフリカに行きたい」と言う。
小さい頃夢で前世アフリカにいたと知ったらしい。それを確かめたい、とのこと。
(多分。私のヒアリング力で理解した範囲)

ベゴニアさんが「ビューティフル!」と感激するベリーショート。ニッコリ。
「あなたはエナジーをくれる」とお礼を言われて、私も嬉しい。

サロンを出ると激しい雨。花屋を探して「何か珍しいもの」と頼んで小さな花束を作る。
雨の中PEPI'Sに戻って「花屋の店員さんも『おめでとう』って言ってたよ」と渡す。
真っ白なサロンに、名前は知らないけど白い花が良く似合う。
ベゴニアさんはまた「ビューティフル!」。私もまたニッコリ。

 映画「アリ」。
この間のデートで「アトランティスのこころ」を見たが、私は本当は「アリ」が見たかった。
その後「アリ」を見て絶賛する彼に、
「あの時もっと『アーリ!アーリ!アリが見たい!』と言えば良かった」
と言ったら「独りで観るべき映画です」。

確かに。とてつもなく強いものと闘う男が好き。
ほとんど笑わない、「で?」みたいな表情がいい。
その顔で放つ言葉にみんながゲラゲラ笑う。強くて面白い男が好き。しびれる。

 ミリバール。4人組に「一緒に飲みましょう」と言われて、話す。
7年付き合った彼女と別れたばかりの24歳の男の子に恋愛アドバイス。
「相談所開けますね」と言われる。(た)ちゃんにも前にそんな事を言われた。
「マリバール」の定款に「悩み相談」を追加しようかしら。
2002年06月05日(水)

檸檬屋新宿

檸檬屋新宿の事情を知る人からのメールや心配してくれる人からの電話で、
うんざり気分が高まる。
6時からワールドカップの日本戦で、住枝さんがお店に着いているのは知っていたが
従業員Sさんの携帯に電話を入れて、遅刻。

「なんで俺に電話しないんだ」と住枝さんに怒られる。
「話がしたくなかったからです」
「どういうことや。もう話しない」
「はい」

と言っていたのに、「桜井、蕎麦を食え」。
日本が勝ったのでかなり上機嫌。かと思うとエアコンがまだ直っていないことに激怒。

韓国戦の応援で心臓バクバクになったらしく
「桜井、薬を倍飲んでもいいもんだろうか?」
もう全部飲んじゃえば?

住枝さんの言動で右往左往したくないが、若輩者の私には難しい。
2002年06月04日(火)

Midorium閉館,ガックリ

Midorium-西澤緑美術館-を閉じる。

昨日の緑さんとの会談を振り返る。決裂以外に方法はあったのか。
1.「書かれるのは嫌だ」「書かない約束は出来ない」と喧嘩しながら友達でいる。
2.「西澤緑」というアーティスト名を変える。消す。
3.私の筆を折る。殺す。

「歩み寄りが無いじゃない」と言った緑さんの歩み寄り策って何だったんだろう?

私は緑さんにアドバイスしたが、緑さんは拒否した。
アドバイスを受け入れるかどうかは緑さんの自由だ。私はその選択を尊重する。
緑さんは私に「書かないで」と頼んだが、私は拒否した。
何をどういう風に書くかは私の自由だ。緑さんはその選択に戸惑いと疑問を持つ。

私は誰の自由も奪わない。自分自身の自由も自分で守る。
歩み寄り策がいくつあっても結論は同じだったんだろう。

映画監督の高橋玄さんは

> 作家(または作家志望)とつきあってれば、
> いつモデルに書かれても文句は言えないからね。
> 緑ちゃんも覚悟しなければ(キビシーだろーなー)。

と言っていたけれど、本当に厳しかった。
私は緑さんの回路(4月30日,5月2日の日記参照)を開こうと空回りしていた。
緑さんの殻を破るどころかますます厚く堅くしてしまったかもしれない。

昨年は男を失い、今年は最も大切な友人を失い、切ないなあ。
でも「新たな出会いの継続、別れの継続こそが生きる価値のある人生」
という言葉を抱いて、私自身の回路を開いていこうと思う。

 檸檬屋新宿に出勤して住枝さんからの伝言メモを見てすっかりやる気を無くす。
もともと飲み食べ放題料金5,000円を昨日突然女性・学生3,000円にして、
今日は女性4,000円ですと。明日はいくらだよ?

そして「金のことはこいつ(私)が仕切っている」とみんなにさんざん言っておいて
理由も言わず「支払い待ってもらえ」では先方は私が悪いと思うだろう。

小さな店では朝令暮改もやむをえないと思うが度が過ぎると自分の存在が虚しく感じる。
あまりにばかばかしくて喧嘩する気にもならない。
2002年06月03日(月)

パークハイアット東京,決裂,檸檬屋新宿

 パークハイアット東京41階の「ピークラウンジ」で
ロンドン時代の友人MとTにチタン包丁を渡す。

話し合うための時間が欲しいと言われていた緑さんも来て久し振りに4人で会う。
昨年の6月第1日曜日は4人で旅行したんだっけ。楽しかった。

緑さんと私の話し合いにMとTが立ち会うような会談。
日記に「西澤緑」を書いて欲しくない、緑さん。
「西澤緑」を書かないではいられない、私。
88年から続いてきた友達関係を大事にしたい2人。

「なんでこうなってしまったのかな?」と緑さん。
2人とも頑固でわがままだからじゃない?
「歩み寄りが無いじゃない」と緑さんは言うが、お互い様だ。
緑さんはどうしても書かれたくなくて
私は何が何でも書きたくて、そこでダメなら話が進まない。

私は「書きたいこと」より話したいこと聞きたいことがいっぱいある。
だけど「書かない」と約束は出来ない。
緑さんは「書かない」という前提がないと話せない。

決裂。

美しいホテルの、眺望が素晴らしいラウンジで、
鼻水だらけで泣きながら「これからも応援してるからね」と言う。
「残念」と緑さん。
「私は残念じゃない。今まですごく面白かったし感謝してる。
こんな風に友達関係を切ったことは無いけど、はっきりして良かった」

なんか男女の別れみたいだ。変なの。MとTも違和感あっただろうか。
でもこれが私と緑さん。

というわけで、「Midorium」も閉館。
アーティストのHPとしては拙くて申し訳なかったが
緑さんの活動にちょっとぐらいは貢献できたと思う。
愛情のいっぱいつまった、夢の「西澤緑美術館」。
いつか誰かの手で復活することを祈る。

パ−クハイアット東京のお菓子屋の前で、緑さんが手を出して握手。
「頑張ってね」と笑顔。

 エアコンはまだ直っていないけど、ワールドカップは見られるようになった檸檬屋新宿。
しかし本日のお客様はサッカーにそれほど興味なし。
常連のYさんを捕まえて緑さんや住枝さんの話などしながら飲む。
2002年06月02日(日)

ヴィデオ「JSA」,激怒,club asia

 この日記のアクセスは、これまで月に1,000前後だったのが、5月は1,400近く。
ちょっと読者が増えたのかな。ありがとうございます。

 半額割引で2本借りたヴィデオだが、1本未見のまま返却。
「JSA」だけ見る。これも慌しく見たので物足りない。やっぱり映画館で見たい。

 檸檬屋新宿は6月から、Oさんが深夜担当になる。
食べ飲み放題だけではなくメニューも登場予定。
間もなくエアコンも直る。ワールドカップが見られるようになる。
お客様がいっぱい来るといい。 

住枝さんは明日からお休みで「家賃分とあれとこれと全部精算しろ」と言う。
「お金が無い」「あるはずだ」と言い合いになり、
怒った住枝さんが支離滅裂なことを言い始める。
私も「何を言っているのかさっぱりわかりません」と怒鳴って、
怒りでブルブル震える手で精算したお金を渡す(一部)。住枝さんは機嫌を直して帰る。

「顔が真っ赤でしたよ」とAちゃん。久し振りに怒り狂った気がする。
「『ハイハイ』ってニコニコしてればいいんだよ」と常連のお客さんに言われるが、
そういう性格ではないし、ロボットでも召使でもない。私には出来ない。やりたくない。

 Aちゃんや檸檬屋谷中本店のアルバイトの子たち、お客さんとclub asia。
檸檬屋新宿の内装を手伝ったyuhi君がVJの「progressive style #004」。

yuhi君が登場する6月28日売りの雑誌「インテリアJack」の繋がりで(た)ちゃんも誘う。

作品もいいけど、yuhi君のVJ姿はとてもいい。カッコイイ。
見ながら踊っているとニコニコしちゃう。

早朝の渋谷は若者いっぱい。クラブは久し振りで楽しかった。
2002年06月01日(土)

文学賞なし,クビもなし

 今日が締め切りの文学賞応募、間に合わず。
計画変更。とにかく書き上げてから、考えよう。

 昨日の日記を読んで心配したYさんが檸檬屋新宿に来てくれた。
従業員Aちゃんによると、私との電話の後Aちゃんが住枝さんに
「桜井さんが辞めたら困ります」と言ってくれ、
住枝さんは「Aの意見はわかった」と言ったらしい。

「なんだ、クビじゃないんですか」とYさん。「わからないよ、コロコロ変わるんだから」。
と思ったら重要な打ち合わせがあったらしい住枝さんは、何故か上機嫌。
私にも優しい言葉をかけてくれる。
打ち合わせの前は「ビールよこせ、ビール」と言っていたのに
戻ってからはお茶とお水。

 家に帰って、事情を知る人たちからの電話やメールでなんとなくわかった。
すぐにお店が潰れることはないし、私のクビはとりあえずつながったらしい。
でも本当のことはわからないし、これからのことはさっぱり見えない。 

もう一生懸命やるのは止める。ばかばかしい。
住枝さんはやりたいようにやって人も自分も傷つけたり、癒されたりすればいい。
私は住枝さんが飲んでいようといまいと、機嫌が悪かろうが良かろうが気にしない。

私は頼んだわけでも頼まれたわけでもなく自分で檸檬屋を働く場所に選んだ。
給料分のやることやるのみ。面白く人間ウォッチングさせて頂こう。
2002年05月31日(金)

休みなのに,映画「アトランティスのこころ」,串一

 檸檬屋出入り禁止になってしまった人から、住枝さん宛伝言依頼の電話を受ける。
住枝さんに電話をすると、「そんな伝言引き受けるな」と怒られる。

住枝さんから電話。
28日の私の行動について「どうして勝手な事をするんだ」と怒られる。
「学生君が可哀想だから」
「あいつはお前の男か。俺があいつをぶん殴ってもいいのか」
「違います。良くないです」
「お前はどっち側の人間だ」
「どっちもこっちも無くて、困って相談されたからそうする以外なかったんです」
学生君に謝るよう伝えろと言われる。

住枝さん:「お前はどうして店の内情をぺらぺら人に言うんだ」
私:「不安だから。信頼できる人に相談するためです」
「俺を信じてないのか」
「信じたいです」
「信じろよ」
「信じるには材料が必要です」
「俺はお前を信じて金のことを全部任せてるんだろう」
「全部じゃないです。全部任されたら困ります」

私は今まで檸檬屋新宿の経営や運営に関して住枝さんと話し合ったことは無い。
その都度指示を受けるだけ。住枝さんは従業員に意見されるのをとても嫌がるから。

内情をぺらぺらしゃべっているのは住枝さんだ。
従業員の悪口や叱責、お客さんの悪口。気分を害しているのはお客様だ。
涙ぐみながら電話を切る。くだらない。こんなことで泣いては涙が勿体無い。

 気持ちを切換えて、デート。15分遅刻。映画「アトランティスのこころ」。
チケット売り場で「どういう映画ですか?」と聞いている人がいて
「不思議な力を持つ老人と少年の心暖まる交流を描いた作品」と知る。

少年が非常にうまくて子供らしくない。というか好みのタイプではない。でも良い作品。

 銀座の串揚げ屋「串一」。
串揚げは食べに行った事が無いような気がする。1回だけあったかな。
どれも美味しい。お腹いっぱいで全種類食べられなかったのが残念。

 檸檬屋の話。「私冷たい?」と聞くと「いや、いいんじゃない」。
他の誰にどう思われてもいいので、もう心配しないことにする。

 JRの事故の余波で、もみくちゃになって遠回りして帰ると住枝さんから電話。
「学生は謝りに来ないぞ」
「酔ってない時に行った方がいい、と私が言いました」
「どうしてお前は勝手な事を言うんだ。俺はずーっと待ってたんだ。すぐに電話せい」
学生君つかまらず。もう知るか。私はお休みなんだから。

 従業員Aちゃんから電話。昨日今日の住枝さんの様子を聞く。私は明日でクビらしい。
最後の出勤になるかもしれないので、皆さん飲みに来て下さい。
2002年05月30日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

My追加