緑考,映画「華の愛〜遊園驚夢」,ミリバール

 緑さんと私の関係を心配する友人からメール。
彼女は緑さんを「サポートされる特権を持つ人」と言うのだが、よくわからない。

「サポートされるのは特権ではないよ。緑さんが生きる上で絶対必要なもの。
私は友人として対等でありたい。
どんな人間関係も対等であることは本当は無いんだけど、私は対等であろうする。」
と返信。

彼女は「真理ちゃんのためにも、人の弱点をついちゃダメ。
今は刺激しないで黙っているべき」と言う。
「いくらでも聞く。待つ。でも私は黙らない。」と答える。

障害を持つ事が弱点なのか?触れてはいけないタブーなのか?
私と緑さんの葛藤はそういう問題とは違うような気がするけど、
大きな意味を占めているのだろうか。

「障害者は」と一括りにしたり、わからないとか、自分とは違うと決め付けたり、
それは差別意識じゃないんだろうか?友人を差別的な人だとは思いたくないが。

 宮沢りえがモスクワ映画祭で主演女優賞を獲ったという「華の愛〜遊園驚夢」。
衣装や家具が素敵。宮沢りえも綺麗。でもちょっと退屈する。

 久し振りにミリバール。なんだかホッとする。
ビールも美味しいし、音楽もゴキゲン。いい店だ。
リラックスムードで飲んでいると檸檬屋新宿の従業員Aちゃんから電話。
また一波乱あった模様。「桜井さん痩せちゃうんじゃないですか」と心配してくれる。
だけど私は明日もお休み。知ーらないっと。
2002年05月29日(水)

檸檬屋新宿

 昼間、先日苦言メールを下さったお客さんから電話。
住枝さんのことをとても心配している。
「『芸のためなら女房も泣かす』っていう歌があるでしょう。
住枝さんにとって、近くにいる人は友達でもお客さんでも従業員でも、みんな女房なのね」
それってすごいことだ。すごいって「すごい変」。

 檸檬屋新宿の内装を手伝った学生君から電話。
今日15:00に雑誌社が店の取材をすることになっていたのに住枝さんに断られてしまった、
もう取材班は店の前で待っているのにどうしよう、という相談。

前から話がついていたのになぜ急に中止命令が出たかというと
今朝7時過ぎに学生君に住枝さんが電話をかけてきて
「今から谷中に来て冷蔵庫を上げるのを手伝え」と。
学生君は寝ぼけ眼で「ハイ」と言ってしまったけど10時から仕事もあって行かれなかった。
仕事が終わって電話を入れると「約束を破ったんだから今日の撮影は中止」。
そ、そんな…。

学生君の立場を考えると「住枝さんが駄目って言うなら駄目でしょ」とは言えず、
住枝さんに電話をすると「今、人と会っているんだ。撮影は断れバカヤロウ」、プー。

私は学生君に「私も勝手なことをしたと言ってクビになるかもしれないけど
撮影しちゃっていいよ。その代わり今日の営業には差し支えないようにしてね。」
と言う。

 無事撮影は終わったが、住枝さんは怒るだろうなあと思いながら出勤。
予想に反して住枝さんは上機嫌。家賃の資金繰りがついたのかな?

 谷中本店では、みんなが住枝さんを説得して漸く捨てた、
ゴミ置き場に数日放置されて更に汚くなったソファを「俺の思い出だ!」と
怒鳴って店に戻してしまったらしい。わけわからん。

 住枝さんが私に「家賃は払ったのか?」と聞く。
「払ってませんよ。支払方法もどこに払うのかも聞いていません」
「そうか。会長に取りに来させろ」
はあ。それで大丈夫?…なわけないよな。

従業員のKちゃんと話す。
「今度ちゃんと話し合いをして、文章にして責任を明確にしてから進めましょう」
そんなことが可能なのか?
住枝俺様ワールドに「会議」や「議事録」など存在、機能するのだろうか。

帰ってからも心配する人達から電話。どうなる檸檬屋。
私が書こうとしている小説なんかより全然面白いかも。
2002年05月28日(火)

仕返し?,フェアウェルパーティーヴィデオ

 昨夜帰宅後留守電のメッセージを聞いて愕然とする。
今日は前から約束していたピナ・バウシュの舞踊を見に行く予定だった。休みも取った。
一緒に行くはずのチケットを用意してくれた人が、私に何の確認もなく、
「その前に会って話がしたいのでチケットは払い戻しておきます。
会って話をするのはもう少し時間を下さい」。

なんだよ、それは!!!!すごく楽しみにしていたのに。
何度も「チケットはどうなってる?」と聞いていたのに。

あんたが行かなくても一人で行くよ。払い戻しなんて冗談でしょ。
チケット代は払ってないから構わないだろうとでも言うのか。

そう思って慌てて電話するも繋がらず。家族への伝言も無視された。
酷い仕打ちだ。信じられない。会って何の話をするんだよ!という気分になる。

最近その人物への照会メールが私宛にあった。転送した。
これも無視されるのかと思ったら、さにあらず。
「ありがとうございました。先方とは直接話します」とのこと。
それはそれ、これはこれってことか。

だったら私にとっても「会って話をする」のはそれ、「ピナ・バウシュ」はこれだ。

 「今頃開演時間か」と考ると腸煮え繰り返る思いだが、
小説を書く時間ができたと無理矢理ポジティヴシンキング。

ネタに使おうと思っている、2000年末の辞めた会社の送別会ヴィデオを、初めて見る。
自分が主役のパーティーは楽しい。
今更ながらいい人たちがいっぱいいた、良い会社だったと思う。

思い出の写真に私がコメントしているのだが、
「この頃上司の○○さんと喧嘩しました」とか
「このイベントの打上で先輩と大バトルになって、
その後1年半口をきいてもらえませんでした」とか、そんなのばっかり。

だけどその先輩とは仲良くパーティーでダンスを披露している。
送別会の日、昼休みに30分練習しただけの、へなちょこダンス。
今日はこんなのではなく、ピナバウシュの素晴らしい舞踊を見るはずだったのに、
と思い出してまた悔しい。
2002年05月27日(月)

華泰茶荘,Cookin',ACTUS,花園神社,檸檬屋新宿

 美味追求の会イベントに久し振りに参加。
待ち合わせの井の頭線渋谷駅アベニュー口ってどこ?状態で15分弱遅刻。
中国喫茶「華泰茶荘」はお茶や茶器の販売からティーパーティーや講習会もやってる店。
5人でそれぞれお茶を頼んで、メンバー持込のお茶も頂く。
お菓子や小龍包などいろいろ口にして、美味しかったのだが空腹は満たされず。

檸檬屋新宿の近くのCookin'でなすトマトスパゲティ。普通。

セール中の家具店アクタス。お店の入り口でシャンパンやらワインが飲めるサービス。
近所なので檸檬屋新宿のはがきを渡そうと思った、
いつもお世話になっている店員さんは本日休み。

お祭り中の花園神社。お焼きを食べながら出勤。
家具店もお祭りもカップルや家族連れがいっぱいで一人で行くのは寂しいものだ。

 今日は遅刻のバタバタでスッピン、化粧道具も忘れた。H君が来るかも、と思う。
H君は檸檬屋新宿の内装を手伝った建築家修行中の学生で、
VJやウェブデザインもこなす可愛い男の子。
「H君が来る時っていつもスッピンなんだよね。」
と話していたらH君登場。やっぱり。
H君にとっては私が化粧をしていようがいまいが、まるで眼中ないだろうけど。

 お休みのところ出て来た住枝さんは酔っ払ってはいない。
しかし素面の時に話したいので昨日のメールについては後日にする。
2002年05月26日(日)

書く,緑考,檸檬屋新宿熱

 映画監督の高橋玄さんが直木賞受賞予定小説を書いていて、
「私も小説書いてます」と言ったらアドバイスを下さる。
受賞記念パーティでの握手を夢見て、私も頑張ろうっと。

今日は下準備のメモ。

 檸檬屋新宿に出勤してみると、元恋人の絵の先生が来てくれていた。久し振りで感激。
Y先生は3月20日の西澤緑個展のオープニングパーティーに来てくれたのだが
私が欠席したため会えなかった。

「緑さんと話がしたかったんだけど」と言うので私も最近音信不通であることを話す。
Y先生が緑さんの作品について感じたこと、パーティーで思ったことを聞く。
幼い頃から元恋人を知るY先生は、彼の変化を一瞬で見抜いたが、
緑さんと作品についての考察も鋭い。画家の眼ってことなのかな。
ゆっくり話がしたかったのだが、本日はソンコマージュ定例ライヴのため忙しい。

Y先生はソンコマージュさんの師ユパンキのファンでもあり偶然のライヴを喜んでくれた。

 昨日からお店のエアコンが故障。
熱気でソンコマージュさんのギターも溶けるのでは、と思うほど。 
飲み過ぎのせいもあって具合の悪くなるお客様も。

 たまに「住枝さんの奥さん?」とか「愛人?」と聞かれるが
今日のお客さんは私のことを「住枝さんの娘さん?」。
住枝さんは「俺が36の娘がいるように見える?」と大声で何度も言う。
「そんなに36、36って言わないで下さい」
帰りの電車で気付く。まだ36じゃなかった。

私は「若く見られたい」とか「老けて見られたくない」とかあまり思わない。
老いることを恐れたくない。「年相応」など気にしたくない。
だから「この人はいくつだろう」と人の年齢についてもあまり考えない。

しかし先程いた人たちに「まだ36じゃないです」と言ってまわりたい衝動に駆られる。
それは思い出せなかったものの名前を、会話をしていた人と別れてから思い出したときの悔しさに似ている。

 檸檬屋のお客さんから苦言メールを頂く。
住枝さんに言わなくてはいけないが、ちゃんと聞いてくれるだろうか。
2002年05月25日(土)

買い物ブギ対策

 2週間ぶりに本格掃除。檸檬屋新宿から連れて来てしまったらしいダニも退治して、
天気も良く暖かくて気分爽快。

檸檬屋新宿は金曜日が暇。
住枝さんは溜まっていた領収書をどっさり出すが、清算したらまた買い物ブギだし、
家賃もキープしなくてはいけないのでタクシー代2件分だけ用意する。

お客様がいるのに寝込んでしまった住枝さんが起きると「金よこせ」と怒るかもしれない。
とっとと帰る。
2002年05月24日(金)

書く,ロフトプラスワン

 昨年応募した文学賞に再チャレンジ。
前から書きたいと思っていた題材の中から、大体の骨組みを考える。

 改装した「ロフトプラスワン」、宮崎学さん、宮台真司さん、三上治さんによる
「有事法制とアジアの視点」。のはずが宮台さん現れず。

三上さんは何度も「有事法制の話がしたい」と言っていたが
客席の19歳少年が「生き方に迷っている、どう生きていったらいいのか?」
「宮崎さんが今19歳だったら何をしますか?」と「しゃべり場」的人生相談。

宮崎さんは「生き方より『生きること』が大事。マニュアルを求めないこと」
「今19歳ならギャンブルと女に走る」。

ロフトプラスワンは食べ物が美味しくない。
迷った末に頼んだスパイシーチキンサラダの鶏肉は火が通っていない。
お勘定から引いてもらう。

ロフトプラスワンに集まった人に檸檬屋新宿の宣伝をしようと思っていたのだが、
常連さんと知った顔ばかりで新規開拓ならず。
「今日はサボリですか?」と言われる。「お休みです」。

 帰りに檸檬屋新宿に寄ってみる。盛況。ホッ。やっぱり木曜日は混むんだな。
2002年05月23日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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