檸檬屋新宿

 二日酔い。初デートで記憶をなくすっていうのはたまにあるけどすごく勿体無い気がする。
ちょっと不安だったけど「またね」メールが来たのでホッ。

「昨日はかなり酔っ払ってましたねえ」と、「おまた」の常連で
今は無き新宿の「地酒屋」からの飲み屋友達Iさんから電話。
そんなに酷かったのかとまた不安になる。

 「檸檬屋新宿に行ってみようかと思って」とのこと。
Iさんは大変な食通、日本酒通なので
「Iさんが楽しめるお店じゃないかも。とりあえずあまり遅くならないうちに
お腹をすかせて来て下さい」とアドバイス。

ところが本日はお料理担当のAちゃんが休み。困った。
私が出せるのは枝豆とかソラマメとか柿の種とか。うー。
谷中本店から助っ人Mが来るも、Iさんは「じゃ、他にも行くところがあるので」。
ありゃりゃ。申し訳無いなあ。

住枝さんは体調が悪いみたいでぶつぶつ怒っている。
しかし、ワールドカップ観戦用に用意したスカパーは気に入ったようで得意げ。



2002年05月15日(水)

デート

 中国茶館、天気が良くて昼間のビールが美味い。
久し振りにおまた、あまり記憶なし。我が家。仲良し。
2002年05月14日(火)

警察の脅し,檸檬屋新宿

 カメラのついていないインターホン越しに
「近所の交番から来ました。巡回カードを記入してもらって面談をお願いします」
と男性の声。
「結構です」
「結構ですじゃなくて、大家さんにもお話して協力してもらっています」
「大家が良くても、私は記入も面談もしたくありません」
「じゃあ何かあっても来ませんよ」

相手は名乗らず、私の部屋番号と名前を知っている。怖くなって受話器を置いて110番。
巡回カードの趣旨を説明し始めるので
「私の言いたいことを聞いてくれる番号を教えて」と聞いて池袋警察に電話。
「巡回カードに個人情報を記入しないなら何かあっても来ないと脅された」と訴える。
警官らしき人は交番から来ましたとしか言わなかった、と言ったら
「こちらは地域カンブ室(?)の渡辺です」と電話の人は名乗る。応対は丁寧。
「巡回カードは阪神大震災をきっかけに作ったもので
強制するものではないし捜査に使ったりしません」と説明されるが
「そんなの全く信用していません。警官の言動は脅しですから調べて指導して下さい。
そして何かあったらちゃんと来て下さい」と言って電話を切る。

 檸檬屋店主の住枝さんは40日ぶりの休日を温泉で過ごすも
所持金150円で帰るという「電波少年」旅。
私は今のところ日給制なのだが、初めての給料未払い。大丈夫か檸檬屋?

今日は掃除機をかけていないのにダニに刺される。
エアコンもつけていないしベンチシートにも座っていない。
てことは空気中にダニが舞っている?
檸檬屋新宿は元じゅうたんバーの居抜きで、
じゅうたんを剥がした時はものすごい状態だったと聞いた。
多分じゅうたんにいたダニだ。痒い。
2002年05月13日(月)

檸檬屋新宿,緑考

 10時頃サウナを出て新幹線で帰る。行きの駅弁は「竹の子ご飯」、帰りは「五目釜飯」。
東京駅に着く直前に「鉄(KUROGANE)」を読了。満喫。

 檸檬屋新宿店主の住枝さんは40日振りの休日。
母の日で一家団欒なのかお客さんが来ない。
大学の同級生I君に「気が向いたら来て」と電話。「気が向いたよ」とのことでご来店。

 I君のGW稚内ふらり一人旅の話。私が行きそびれた夜の陶芸教室の話。
私の友人、アーティスト西澤緑さんの話。
I君はPC環境にないので4月13日以降の経過を知らない。
私が読んで号泣した高橋玄監督の日記を見せる。「座礁しちゃったな」とI君。
意味を聞くと「俺自身が」。彼にも感じるところがあったようだ。

I君を送るビルの階段で立ち止まって更に話す。
「俺は自分のこと『閉じてる』と思う(4月30日の日記参照)。
自分ではわからないんだよ、どうしたら開けるのかって。
緑さんは頭がいいと思うけど、殻のようなものは感じる。
難しいね、一季節ぐらいかかるんじゃないか」

 そろそろ店を閉めようかと思っていたところへお客さんが来る。
I君もこのお客さんもほとんど飲み食いできない状況ながら5,000円頂く。
何度も「そうかあ、そういうシステムなんだ。いやあ、知らなかったなあ」
と言われて心苦しい。

 (た)ちゃんから電話。緑さんの話。
私と(た)ちゃんとは緑さんより長い付き合いであり、激しい喧嘩をした仲であり、
(た)ちゃんは「閉じている」ことを自覚して選んでいるアーティストである。
(た)ちゃんが緑さんの立場に立って言うアーティストの繊細さ、
もの作りを邪魔されたくない気持ちは理解できる。

しかし「緑さんは障害者だから、真理ちゃんにはわからない」という言葉には引っかかる。
(た)ちゃんだって健常者。実際私が障害者になっても全然わからないかもしれない。
私は「子供のいない人にはわからない」とか「金持ちにはわからない」とか
決め付ける言葉は嫌いだ。
「自分と違うからわからない」と思考停止するのは嫌だし、タブー視するのは良くない。
わかろうとした方がよいし、わかるかもしれないじゃないか。

「でもね、真理ちゃんはちょっと抑え目に言った方がいいよ」と(た)ちゃん。
心配してくれてありがとう。しかし結局(た)ちゃんともロンドン時代の友人Mとも
私の言い方で通した。持って回って言わない方が良いというのが私の結論だ。
相手の言うこともストレートに聞けばいい。

緑さんのことは関西突破塾でも話題になった。
「HPを見てオランダの画家エッシャーを思い浮かべました」とか
「次回の個展はぜひ見たい」とか。

やはり私は緑さんの回路を開きたいし広く外部と繋がって欲しいと願う。
緑さんが閉じることを望むのでなければ、だが。
2002年05月12日(日)

関西突破塾,焼肉「空」,「風まかせ人まかせ」,TOP RANK,ニュージャパンレディスサウナ

 昨年の忘年会以来の関西突破塾。
今回のゲストは元四代目会津小鉄会長・高山登久太郎氏と、弁護士・李宇海氏。
李さんは、宮崎学さんと高山さんが原告、被告が滋賀県である
大津地裁の損害賠償請求裁判を担当している。

宮崎さんの近著である高山氏の評伝「鉄(くろがね)」を読みながら
新幹線で大阪、ハートンホテル南船場へ。

最前列の高山さんの向かいの席に座る。
大津地裁で見たのとは違ってゲストお二人もリラックムード。  
李さんが裁判の経過とポイントを説明して、高山さんと宮崎さんのお話。

暴力追放を掲げて施行された暴対法が10年を経て、犯罪検挙率は20%を切る状況になった。
警察官僚が「やくざにも人権はもちろんある」「国民の人権・財産を守るため」
と言いながらやっているのは「警察官僚を守るための金儲け」。本当に「嘘ばっかりや」。

続いて質問コーナー。次々に手が挙がる。
Q:「やくざはこれからどうなりますか?」
A:「カタギが都合良くやくざを利用してきて平和になったら排除して理解しようとしない。
  職業や更生の道がないと食うに困って、やけになって、マフィア化する。」

警察は犯罪検挙率を上げるために、人を増やして拳銃を簡単に撃てるようにする。
これではやはりメキシコ並みの検挙率5%に迫っていくのだろう。

私の質問。
Q:「やくざのこれからについて。宮崎さんも挑戦したように、
  昔は結構いたという『やくざの政治家』というのは、もう難しいのでしょうか?
  警察に入り込むというのはどうでしょう?警察も人集め大変みたいだし。
  阪神大震災でボランティアとやくざが協力してみんなの見方が変わったように
  今年はワールドカップもあるし、どうせ警察なんて何もできないでしょうから
  ボランティアとやくざが治安維持に活躍したらどうかなあとか。くだらないですか?」
A:「やくざは『国のため』と言われたら喜んでいく。
  若い衆を自衛隊に入隊さそうと思ったことがある。だけどやくざは駄目だった。
  過去も全部調べよる。警察なんか絶対無理。
  阪神大震災の救援もほとんど評価してもらえなかった。
  病院設立に寄付をしたというプレートにあるワシの名前を消せと警察は言うて来よる」

それでも「正しいと思ったら闘わなきゃ駄目です」と言い、
70歳を超えてHPを開設する高山さん。かっこいい。

 2次会は鶴橋の焼肉「空」。
みんなに檸檬屋新宿の宣伝と店主住枝さんの「買い物ブギ」について相談。
宮崎さん始めみなさん「金を持たせたらあかん、仕入れさせるな、
買ってきても清算するな、座らせとけ」。あはは、私は意地悪姑みたいだ。

 3次会はライヴ居酒屋?「風まかせ人まかせ」。 
精神障害者のフォークグループ「ハルシオン」の演奏が始まるところで
私たち10人ぐらいがどやどやと入店。

MC中に京都のKさんが質問するもボーカル男性は「その話は後で」。
話も歌も黙って聴かなきゃいけなかったらしく、
おしゃべりしていた私は女将さんに注意される。

「なんだよなあ」という雰囲気の中、私は隣の名古屋のKさんに
「これを聞きに来てるお客さんの邪魔をするのはいけないよね」
という話を小声で(私はそのつもり)していたら、
女将さんが「あんた!失礼よ!出て行きなさい!」と怒鳴る。

電脳キツネ目組、怒る。「なんでこの人だけに言うんだ!全員追い出せ」「言い過ぎだ!」
女将さんも「キツネ目組っていうのはそういう集団か!」
私は両手を挙げて「わかった!あと2曲黙って聞きます。みんな聞こう!あと2曲だから」

私は檸檬屋新宿では、ソンコマージュさんの演奏会でおしゃべりをするお客さんを注意し、
携帯電話の電源を切らせ、この店の女将さんのように客を追い出す住枝さんを見ている。
だから女将さんの気持ちや言動は理解できる。

ハルシオンの「みんな〜僕らを理解してくれな〜い」みたいな唄をじっと聴いてみた。
全く心に響かない。何だか滑稽だなあと笑いがこみ上げてきて、下を向いて震えていたら
京都のKさんが私の手をギュッと握る。「笑うな」という意味かと思った。
後で聞いたら泣いているのかと勘違いしたらしい。ホントに可笑しい。

ライヴが終わり禁を解かれてみんなが女将さんや「ハルシオン」メンバーに話し掛ける。
「ハルシオン」の人は「後でゆっくり話しましょう」と言っていたのに店を出て行く。
女将さんが「ライブ料金は要らない」と言ったので名古屋のKさんは「ああそう」と席を立つ。
Yさんは「良かったよ」と言ってCD購入。キツネ目組もいろいろだ。

 Mさん行きつけのいつものバー「TOP RANK」。
今日は混んでいて代わりばんこに立ち飲み。途中カウンターで寝る。
3時頃出て、Mさんに案内してもらってニュージャパンレディスサウナ。
昨年泊まった京都のサウナより清潔で豪華だった。なかなか快適。
2002年05月11日(土)

掃除,檸檬屋新宿

 25日ぶりに掃除。全部終わらず。家にいる時間が少ないから、そんなに汚れていない。

 檸檬屋新宿では、ほぼ毎日ダニに刺される。
虫に刺されやすい体質の私にとっては深刻な問題。
始めに紙パックをつけないまま使っていた掃除機が怪しい。
掃除機にダニアースを振りかけると吸い込みが非常に弱くなってしまった。困った。
 
 檸檬屋の店主住枝さんは飲み代を取りはぐれることがあったので、
システムを変えて前払い制にしたと聞いた。だが、別の問題もあることがわかった。
住枝さんは買い物が大好き。食材や消耗品や備品などどんどんどんどん買ってきてしまう。
使い切れずに捨てる量が多くて悲しくなる。しまう場所にも困る。

私とAちゃんが必死になって「必要なものだけにして下さい!」と言っても
前の日の売上を超える金額の買い物をしてきてしまう。
私たちが「要らないですよ、これは」と苦い顔をしても
「安いんだから。あとあれも買ってきた」と全く意に介さない。
オープニングはいろいろ物も入用だし、と思っていたが
ずーっと変わらぬ買い物ブギ。困った。
2002年05月10日(金)

好調檸檬屋新宿

 お料理担当Aちゃんがお休みのため、本日のメインは住枝さん特製広島風お好み焼き。

 常連のお客さんが「檸檬屋じゃないみたいだ」とビックリするほどの賑わい。

 住枝さんと檸檬屋開業前からの知り合いだというSさんが、
私の母の元同僚で飲み仲間と判明。「よくお母さんには飲んでぶたれましたよ」。
母の職場には私はしょっちゅう遊びに行っていたので、
幼かった私はSさんに会った事があるかもしれない。
先日母が檸檬屋新宿に来た話で一頻り盛り上がる。

 26時まで残業。今日は疲れた。
タクシー運転手が「この間キャバクラに行ったら、中学生みたいなのがついて、
学校の話とかするんで困りましたよ。指名制じゃない場合もっと考えてほしいですね。
自宅に来てくれる風俗は北欧の女性が一番高くて65,000円、
フィリピンやアジア女性が安くて25,000円です」
などという話をするのでどっと疲れが増す。
2002年05月09日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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