Diary of thirty one syllables DiaryINDEX|past|will
一滴の水を落として広がるは波のせせらぎ人のざわめき
薄曇り砂で霞んで山遠く遥かな大陸今も枯れつつ
繰り返す一つ二つと記事重ね人の波間に浮かぶ瀬もある
足跡を遺して逝きたい人の消して回るは世のならい
回線の重さに泣いて繰り返す再読み込みに何度蹴りいる
記録を取りてはこぼしつつ振りまいている今日この心まで
日々綴る己の親を切り売りてそれを貨幣にできるものなら
ひとしなみ何を望んで字を綴る溢れる言葉か人の言葉か
丸い顔入れ子人形元にしてマトリョーシカが作られるとは
黄砂飛ぶ季節を外れて今ごろのおそらく奥地で森が消えゆく
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