きっと どこかで
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2004年06月15日(火) 上原ひろみさんのCD

以前から、気になっていた、作曲家&ピアニストのCDを買った。最近私のCDコレクションは増えるばかり・・。もージャンルは色々・・。クラシックあり、ジャズあり、ポップス系あり、あと今習ってる関連でゴスペル系あり・・。

経歴を見たら、ヤマハ出身と書いてあった。この人もなのかー。

演奏は、ピアノをさらりと弾きこなしている感じ。気楽に、楽しく聴ける曲だ。(でも、テクニックはすごいんだろうなと思わせるものを感じたけど。)

ピアノ、ベース、ドラムのセッションのスタイルが多い。あとはピアノでなく、シンセサイザーかなにかで音を出しているようなものもあるような気がするけど。

ジャズといってもいろんな演奏があると思うけどこれは、クラシックに近いジャズという感じだ。あまりリズムを崩したりしていないし。

でも、1曲ごとに、アレンジなどが凝っていて、飽きないCD構成になっているなあと思った。

ほんとは、倉本裕基さんのCDを捜しにCDショップへ行ったんだけどね。気に入ったのがなかったので、こちらにしたのだ。

上原さんのCD聴いて、買って損はなかったなあと思った。うちの子も好きそうな曲もありそうだった。子供は、クラシックより、こういう系統の音楽の方が好きみたい。


2004年06月14日(月) 「光とともに」第9話

何回目からか覚えていないのだけど、発達障害のある子供と一緒に、ドラマを見ている。(テレビ好き、夜更かし好きなもんで。)

子供が一緒に見るようになって、2回目くらいの時「じへいしょうってなに?」と聞かれた。(子供は小学校四年生)ちょっとドキッとした・・。何故かというと、この子も、広い意味で、自閉症の仲間に含まれると言われているからである。ある程度は、きちんと教えてあげた。自分と近い部分があるなあと思ったかどうか。

私の説明はこんな感じ。「自分の思っていることをうまく言葉や態度にして表現することが出来ない人達なんだよ。だから、本人も、相手に自分の思っていることを伝えられなくてもどかしい思いをしているし、まわりの人も、その人が何をしたいのか、わからずに、手助けをしてあげたくてもできにくくて、もどかしい思いをしているんだよ。」これ以上は、この子には言う必要ないかなと。

今回は、光くんのモノマネをする女の子が、もう一人の主人公かな。

光くんは、何か動作をするとき、「光、〇〇します。」と言ってからでないと行動できない。それを、交流学級の女の子が、モノマネをしていた。担任の先生は、深刻に悩む。そして、光くんの在籍する「あさがお教室」へその女の子を連れてきて、光くんのその言葉に込められている意味を、説明する。なかなか、言葉も出ない、動作も遅れている光くんに、そこまでさせるのにどれだけまわりの人達が苦労しているのか、それを考えたら、モノマネできるようなものではないんだ、ということを、涙ながらに話す。それを見た女の子は、光くんのモノマネをやめる。「どうして?」と光くんの担任の先生が聞いたら、「それをすると悲しむ人がいるから」とのこと。

また、光くんの担任の先生は、今年度いっぱいで先生をやめ、障害児教育の勉強をするため、大学へ行くのだという話が知らされる。


モノマネ、何気なくしてしまうのだけど、それが、ある人にとって、どれだけ、傷つくことなのか、気がつかずにしてまったのだ。そういうことって、他にもあると思う。イジメも、そういうものかもしれない。相手がどれだけ苦しい思いをしているのか、見た目以上に本人は苦しんでいる。いじめた方は、それに気がついていない。いじめではなくても、ちょっとしたなにげない一言でも、傷つくことがある。

言い返したりすることが出来る状態ならいいが、それが出来にくい状態もあると思う。それが、その本人に対して出来ずにつらい思いをしているなら、それを吐き出す場所が必要だ。親に話が出来るなら親に話をすればいいし、日記でもいい。いじめられているなら、それを日記に書くことを私はすすめる。いじめられたことが原因で、自殺、病気、不登校、退職などした時、そういうことが、参考になると思う。

いじめられたからといって、やりかえす、という方法もあるけど、それは、最近は危険だ。暴力をふるった方が、悪者にされてしまう。

他の方法での仕返しを考えるのだ。仕返しできないなら、いじめなどされないような人間になればよい。いじめられてオロオロしているとよけいいじめられる。いじめなど何とも思ってない、というフリをするのも一つの方法。

でも、なんと言っても、いじめている人自身が、そういう意識をもたずにしていることもあるということだ。何気なくしていることが相手を傷つけていることに気がつかないというのが一番おそろしいなと思う。

ふざけて何かするのも、ほどほどに、ってところだろうか。


2004年06月11日(金) ここ2日ほどの子供の調子について

先日、発達障害のある子供の方が、いつも常用している薬を飲まずに登校した。飲まずに、というより、飲み忘れ。出かけてから、飲んでいない事に気が付いたのだが、しかたない。担任の先生からは、旦那の方に、一度、最近調子がいいようなので、たまには、薬を飲まさずに登校させてみてもいいかも、というようなことも言われていたらしいので、ちょっとテストするのにいい機会かな、とも考えていた。でもやはり心配。

帰ってから、子供のランドセルから、連絡帳を捜すが入っていない。やはり何かおかしい。まだ、先生が学校にいる時間と思われたので、学校へ電話した。担任の先生と話をした。

やはり、先生の話し方もいつもの元気さがない。それだけで、相当大変だったのかという気がした。(でも、よく見てくださっていたんだろうなと感じられたが。)話の内容は、昨日今日と、授業に参加している様子が全くなかったとのこと。それで、ちょっと居残りをさせて、授業でやってなかったことの補足のようなことをしていたとか・・?話し方も、ハッキリせず、内容もつかみにくいモゴモゴしたしゃべり方・・。いや、別に先生に苦情を言っているんじゃないんだけど。

そこで、今朝は薬を飲み忘れていたので、そのこともあり、いつもと様子が違っていたのではないかと気になって、電話したのだと話したんだけど。

子供の方は、結構元気で、授業が終わった後、居残りがあり帰りが遅かったにもかかわらず、その足でちょっと寄り道。

最近、私の妹の子供が、我が子が以前行っていた保育園に入園した。そこに、ちょくちょく、学校の帰りがけに寄っているらしい。その日も行っていたらしい。それで、妹の子供のお迎えは、私の父が行っているのだけど、そのお迎えの時間まで保育園にいて、一緒に帰ってくるらしい。

私の親の方からは、その前2日、私の帰りの遅かったことが指摘された。(1日は、この日記にも書いてあるけど、ピアノリサイタル。もう1日は、発達障害関連の親の集まり出席のため。)

私の親がいうには、母親の私の帰りが遅く、2日夜面倒をみてやっていないから、調子が悪かったんだろうということだった。それもあるかもしれない。でも、たまにコンサートに行くぐらいいいじゃないか、ほんとに、何年かぶりのコンサートで・・。あともう1日は、この子のための勉強会でもある集まりなんだから・・。

でも、現に子供の状態がよくなってきていないと、「出席しているだけで役にたっていない」と言われてしまう。

よくなったり悪くなったりというのはわかっているはず。2日とも私の親に頼んで夜出かけたのだけど、私の親も大変だったのかも・・。

勉強会で言われたことは、具体的で実生活でも役に立つことも多い。すぐには成果は出なくても、出来ることはやりたいという気持ちで、やってるんだから、それは、私の親にも認めてほしいと思ったが。

私自身の体調も、そんなによくなく、以前からの薬(PD関連)を服用しながらの生活である。あまり無理は出来ない状態。というか、薬が、私自身に、無理をさせないように、というふうに働くような気がする。あまり無理をしすぎて、こういう病気になってしまったのかもしれない。だから、薬が私の無理したい欲求を抑えてくれて、それでちょうどいいのかもしれない。

子供のことも、以前と比べるとほんとに良くなって来ていると思うことが多い。素直で明るく元気に育っているのだから、いいのではないか、とりあえず、そんなに私のやってきたことは間違ってはいないのではないか、と思う。

1日1日の積み重ねで、日々が過ぎていくのだから・・。長い目で見て欲しい。この子を、良識のある社会人として、世の中に送り出していく、普通のお子さんより時間がかかっても、この子をわかってくれる人も見つけて・・。

こういう障害を持っていると、つらい思いをすることは他の人より多いかもしれない。でも、その分、人に優しくなれるんではないか、という気もする。この子のいいところを認めてくれる人に多く出会えるといいね。これから先。


2004年06月08日(火) ピアノリサイタル(及川浩治)

子供が習っているピアノの先生から、リーフレット(案内)をもらっていた、ピアノリサイタルに行って来た。チケットは、楽器店で前売り券を購入していた。

演奏者:及川浩治

プログラム「ショパン&リスト」

ショパン:ワルツ「華麗なる大円舞曲」
リスト :「ラ・カンパネラ」
ショパン:「革命」
ショパン:「木枯らし」
リスト :「狩り」
リスト :スペイン狂詩曲
−−−−−−休 憩−−−−−−−
リスト :コンソレーション
リスト :愛の夢
リスト :メフィストワルツ
ショパン:子守歌
ショパン:マズルカ第41番
ショパン:マズルカ第38番
ショパン:「幻想ポロネーズ」
−−−アンコール−−−−−−
ショパン:「別れの曲」
もう1曲は曲目分からず・・。

この日は、職場の割と近くのホールだったので、ギリギリくらいの時間に職場を出た。すでに、ホールの中は、お客さんでいっぱいで、空いた席を探すのに一苦労。ようやく、探し当てたのが、一番前の中央の席。まあ、いい席、とも言われるところだけど、前の方で聴くのは、あまり好きではないんだよね、私。でも空いてないからしょうがないか、とそこに座った。

ホールでのコンサートなどで、一番前で聴いたのはおそらく今日が初めてじゃないかな。演奏者の息遣いまで聞こえてくるんだなあと感動。でも、あれほど激しく動き回ってピアノを弾くものなのか?と思ったんだけど。

演奏は、とにかく、ダイナミック。演奏に、引きこまれるような感じだった。そんな中にも、繊細さも感じさせた。技巧練習曲を多くプログラムに持ってくるあたり、すごいなと思った。

最近、コンサート関係は、行きたいのだが、行かずにガマンしている私なのである。結構お金もかかるし、だから、その代わりに、CDを買っている状態。その方が、同じ位もしくは安い料金で楽しめるし、何度も聴けるしと思っていた。でも、生演奏の迫力とは違うなあと思ってきた。

今回はちょうどタイミングよく、リサイタルの案内があったので、久しぶりに行ってみようかな、と思ったのだ。オーケストラ、吹奏楽などは何度かあったが、ピアノのリサイタルは、新婚旅行で行ったウィーン以来。あの時も似たようなプログラム、確か「オール ショパン プログラム」だったような・・。
(ええ、音楽好きの私の願いで、旅行のプログラムにいれたのだー。ウィーンに言ったらコンサートに行きたいっていう・・。)

帰り際、CDを1枚買った。今日買うと、及川さんがサインをしてくれるというので・・。それと、演奏自体も、とても素敵だと思ったので。

サインをして、及川さんは一人一人と握手をしていた。私は、思わず「今日の演奏素敵でした。これからもがんばってくださいね」と言っていた。及川さんはニコっとしてくださった。(ような気がした・・)


2004年06月06日(日) 映画「機関車先生」先行ロードショー

映画「機関車先生」を観て来た。地元オールロケとかで、全国に先駆けて先行ロードショーをしている。職場で、チケットをもらったので、家族で観に行った。旦那は、見終わった後で「この手の話は弱いなあー」という。泣いてしまったとか・・。子供と一緒に観たので、席が離れていて、泣いていたとは気がつかなかった。ふーん、旦那も以外と、優しいところあるのかなと思った。(いつも、家のテレビではアクションものの映画ばかり見ていることが多いので)私はというと、メロドラマ大好き人間なので、家で一人で見ている時は泣いていることもあるけど、誰かと一緒だとちょっと恥ずかしいかなと思って、こらえていることが多いかな。

あらすじについておおまかに書くと・・。

「葉名島」という瀬戸内海の島(小説上の架空の島)へ、一人の男性教師が臨時教員として赴任してくる。ある事情のために、話すことが出来ない。そんな教師に、子供達は、「口がきけん、口をきかん、機関車先生だ」とアダ名を付ける。でも、話すことは出来ない先生と一緒に過ごすうちに、子供達は、思いやりの気持ちを持つようになっていたり、言葉では直接やりとりできなくても、心を通わすことが出来るということがわかってきたりしてくる。

あんまり書くと、これから映画を観ようと思っている人には、面白みがなくなってしまうのでこのくらいにして・・。

私が感心したのは、話す事が出来ない、この男性教師に対して、周囲の方が、とても自然に接していたことだ。まるで、話せないことなど感じさせないふうだった。男性の方は、表情、しぐさ、ジェスチャー、手話(授業の時は、黒板に書いて)で気持ちや言いたい事を伝えていた。

それにしても、この男性教師、事故により話すことが出来なくなってしまったのだけど、それ以外のことでは、とても優秀な先生だなと思わせるような場面がいくつもあった。心の教育もそうだし、それ以外でも、教材の使い方とか、オルガンや、剣道の竹刀を自分で直してしまったりとか。そこまで出来る人間はそうはいないなあと思った。

ちょっと地味な映画かもしれないけど、感動させられる映画だと思う。

地元以外は、夏休みからのロードショーになるそう。


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