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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年06月16日(土) 通産12時間睡眠/『QUIZ』下巻(浅田寅ヲ)

 日記のカウンタが4000HITを達成いたしました。
 長ったらしいばかりで面白味のない日記をご愛顧してくださるみなさま、どうもありがとうございます。
 最初は1000HITするのに2ヶ月近くかかってたのに、最近は一月かからなくなりました。「エンピツ」から飛んで来てくれる方の他にも、マンガや小説のタイトルでgooとかに検索かけて読みにきてくださる方もいるようです。
 なのに項目が多すぎて、肝心の記事を探せないだろうことは予測出来るので申し訳ない限りですが。
 早いとこ個人HP作って、あいうえお順で検索出来るようにしないとなあ。
 夏場、休みが取れるかどうかが勝負ってとこでしょうか。

 せっかく読みにきてもらっても、書いてるのが中年のオヤジだと楽しくないだろうなあ、とは思います。
 かと言って、女のフリするのもいやだし。
 その分、内容で面白がってもらえるといいんですけどね。


 ここのところ日記上でしげの悪口を書くことが続いているので、ついにしげが切れて掲示板に反論の書きこみ。
 こういう身内のバトルってのは要するに「痴話ゲンカ」なワケで、端から見てれば「ケッ、やってろよ!」ってことにしかならない。
 だからこそ、照れ隠しも含めて、かえって過激な書き方になってしまうのだが、こういう「身内の者を決して誉めない」というのは博多の人間の特徴でもあるのだ。
 もしご心配の方がいらっしゃったら、そういう事情ですので(^_^;)。

 実際、さらに反論の書きこみを私がしたら、そのあとしげは「何か買ってくれるの? 嬉しい!」と喜んでいるのだ。
 ゲンキンなやつ(-_-;)。

 半ドンで帰宅したが、疲れ切っていたのか、そのまま夜まで熟睡。
 夜になって起きると、テレビにもと超能力少年の清田くんが出て念写していた。
 番組が『USO?!ジャパン』だから、スタッフも信憑性なんかどうでもいいって感じで出演させてるんだろうけど、ブームが去って飽きられたあとでも「超能力少年」って肩書きで商売していかなきゃならんってのはつらくないのかなあ。
 ……いや、久しぶりにゆっくり休んだせいか、アタマがぼーっとしてて、この程度のことしか考えられん。

 マンガ、浅田寅ヲ『QUIZ』下巻読む。
 テレビシリーズも見てなかったんだけど、一応本格ミステリと言えなくはないかな。マンガとテレビのストーリーが全く同じかどうかは分らないけれど、巻末の解説によればだいたいは共通しているのだろう。
 少なくとも犯人は同じらしい。
 ラストで随分賛否両論を呼んだらしいけれど、ミステリの世界ではこういう犯人も動機も別に珍しいことではない。
 私が最初にこのトリックを知ったのは藤子不二雄の『オバケのQ太郎』だ(^o^)。
 それどころか現実にこういう犯罪を起こす犯人だっていた。
 不道徳だ、というのも当たらない。犯人は自分で自分に裁きを下している。
 この作品に不快を感じる人間は、恐らく犯人が最後に叫んだセリフを投げつけられるべき人間なのだろう。
 でも、これを面白く感じたのは、浅田寅ヲさんの(女の人だったとは!)あの流麗かつ淫靡な(^_^;)線があってこそだという気がする。ドラマでここまでの「演技力」を犯人役の俳優が演じ切れたかどうか疑問はあるのだな。

 夕方まで寝ていたのに、睡魔に勝てず、また眠る。
 あ、体重は昨日と同じ、53.8キロでした。


2001年06月15日(金) 毎日がクイズです/映画『大菩薩峠 第二部』(1958・東映)

 睡眠は充分取っているのに、朝がツライ。
 私は寝つきはいいが寝起きは悪いのだ。
 しげは夜通し起きて昼寝る生活なので、ときどき「朝起こしてくれ」と頼むのだが起こしてくれたためしがない。
 全く屁の役にも立たんやつだ。

 出勤しようとして、洗濯物を見ると、二日前に干したシャツがまだ乾いていない。
 しげに頼んでおいたのだが、あれだけ「しわを伸ばせ」「シャツを重ねて干すな」と言ってるのに、なぜできないかな。
 仕方なく、生乾きのシャツとパンツを来て出る。
 これでイ○○ンになったらオマエのせいだからな、しげ。


 今朝の体重、83.8キロ。
 わはは。わずか二日で83.0キロラインも突破だ。この分だと、夏が終わる頃には結構いいセン(ってどんな線だ)まで行くかも。

 「体重減って嬉しい?」としげが聞く。
 いや、嬉しいかって聞かれても、どう答えたらいいんだ。
 しげはしょっちゅうこういう答えにくい質問をするが、いったいどういう心理なのか。
 まず、何を聞きたいのか、その意図が解らない。
 体重減らしてるのは役作りと健康と両方のためであることはしげも理解してるはずで、嬉しいか嬉しくないかというような感情的な観点で判断されても困る。もちろんその時々の達成感はあるが、これは別に一般的な「嬉しい」という感覚とは違うものだ。
 例えばしげは、ほかにも「仕事してて楽しい?」と聞くことがあるが、これこそ楽しいか楽しくないかなんて観点で見ることではなかろう。

 更に言えば、この質問、相手の感情だけを忖度し自分の感想を述べようとはしない点で非常に独善的である。
 簡単に言えば、会話のための質問ではないのだ。
 私が仮に「うん」と言えばしげは「そう」と答えるだけだし、「別に」と言っても「そう」で終わる。
 要するにしげは私に答えてもらうことで自分が満足出来ればいいのである。会話を続けることで私とのコミュニケーションを図ろうという意志はないと言っていい。
 私はしげを自己満足させる道具に使われてるだけである。
 「し、しげったら、私のコトバだけが目当てだったのね! ひどいわ!」
 とでも叫びたい気分だ。気持ち悪いからやんないけど。

 ……これ、予測じゃなくて今までが大抵そうだったのね。
 その都度私は「何のためにそんなこと聞くの?」と逆に聞き返すのだが、しげは「聞いちゃいかんの?」と怒るのである。
 別に「いかん」なんて言ってない。何を聞きたいか、どう答えたらいいのか判らないと答えようがないから質問してるだけなのに。

 いや、しげがこういう質問をするのは、少女マンガなんかでよくやる「ヒロインが恋人をケムにまく質問」のシチュエーションを狙ってるな、というのは解るのだ。
 「ねえ、今、私が何考えてるか解る?」
 「……さあ、解らないな。何?」
 「フフフ、ヒ・ミ・ツ!」
 ってやつ。……書いててそれだけで恥ずかしくなるな(-_-;)。
 そんなに「ミッチーとよしりん」がやりたいのか、しげ。
 「ねえ、あなた、私のこと好き?」
 「ああ、好きさ。海よりも深く、空よりも高く、君のことを愛してるよ」
 「ええ〜? その程度?」
 ……誰がやるか、ンな会話。

 読者のみなさんの中には、自分の妻なんだからそのくらいのサービスはしてやれよ、と仰る方もおられるかもしれない。
 しかし、そういう方は、エスカレートしたしげの質問がどこまでいくかご存知ないのだ。本気で「何をどう答えたらいいのか判らない」のだから。
 いきなり何の脈絡もなく、こう聞かれた時の気分を想像していただきたい。
 「ねえ、インド人とアフリカ人、どっちが好き?」
    
 「エンピツ」の日記の「アニメ/漫画」のジャンルの投票ランキング、ここんとこずっと漫画家の安奈さんとお隣同士だったのだが、今朝は間に別の方が入っていた。
 それを見て、途端にしげは、「ねえ、寂しい?」
 だからどう答えたらいいんだよう(T_T)。


 仕事から帰って、台所を見ると、やっぱり流しが片付けられてない。
 もうこれ以上待ってやっても仕方ないので、排水溝のゴミを取り、流し全体を磨く。
 ようやく終わって一休みしたら、しげが、「ねえ、台所片付けようと思うんだけど」
 「……もうやったよ!」
 だからこっちは仕事もして疲れて帰ってきて、さらに家事まで全部やってお前の相手までしてやるほどの元気はないんだよ。
 少しは迷惑かけてるって自覚持ってくれ(T_T)。


 テレビで『クレヨンしんちゃん』を久しぶりに見る。
 野原一家が「またずれ荘」に引っ越して、新キャラクターが登場してきているが、「ギャルママ」なんて原作に登場してなかったなあ。
 これはあれかな、原作の「謎の外国人(どう見てもアフリカ系)」の代わりなのかな?
 でもいくらギャルママだって、ネーミングが「靴底厚子」ってのはないだろう。確実に流行がすたるって解ってるのに。というか、もうすたってんじゃないのか。


 昨日、録画しておいた内田吐夢版『大菩薩峠 第二部』を見る。
 褪色が激しく、上映当時はその色鮮やかさで観客を魅了したという無明をさ迷う机龍之助の幻想シーンも見る影もない。
 前回書いた分だけでは主演の片岡千恵蔵をけなしているように見えたかもしれないが、その演技力は『赤西蠣太』のような軽妙な役まで演じたほどであるから、確かに第一級なのである。だからこそ柄ではない机龍之助も演じられるのだが、やはりトシをとりすぎているのはネックだ。
 犬のムクがお玉を助けるシーン、映画によってはムクが着ぐるみだったりするのだが、本作では吠え声だけで姿を見せていない。おかげで拍子抜けはするのだが、これは苦肉の策と言ったところだろう。今ならCGになるかな。
 

 散歩のついでに、しげとスーパー大栄で買い物。
 散歩の間中、しげは「きつい」「眠い」「だるい」「今何時?」とウルサイ。
 「文句をいうなら付いて来んな!」と一喝したら、しげはさっさと帰っちまった。
 だからどうして自分が悪いと判ってて拗ねるかなあ。
 こう心にムラがあるんじゃ、いざって時にものが頼めない。
 入院中はかえってしげには側にいてもらわないほうがいいかもしれないな。

 テレビでやってた『ルパン三世 カリオストロの城』、最後の方だけ見る。
 今見ると、いろんなところで手抜きしてるのが見えはするが、それでもこれだけの作品をたった四ヶ月で作ったというのは驚異的だ。
 てっきりラストで『千と千尋の神隠し』、CMがあるかと思ったけど、「来週初公開」だそうな。でも来週の映画、『コマンドー』だぞ。なぜそのときに『千尋』を?
 ……特報、間に合わなかったな?


 コーヒーの「ボス」のCMを今日、初めて目にする。
 電車の中で『あしたのジョー』を読んでるサラリーマン。
 突然、マンガのジョーが「打つべし! 打つべし!」と喋り出す(ように見える)。
 ビックリして左隣を見ると、そこにはあおい輝彦が(^O^)。
 さらに右隣を見ると細川俊之が。
 これを見て、「なんだ、映画版じゃん」と思ったのは私だけではあるまい。でもTV版の力石徹を演じた仲村秀生の顔なんて、一般人は知らないだろうから仕方ないんだけど。


2001年06月14日(木) ミステリー波止場の片足/『あひるの王子さま』1巻(森永あい)

 今朝のニュース番組で、「なぜ男は波止場に行くと片足を上げてポーズを取るのか?」という特集をやっていた。
 ご丁寧に「石原裕次郎記念館」に取材までしてるのんだから、ヒマなことだ。
 心理学者が「男の示威行為だ」と分析してたが、それはそうだとしても、やはり「波止場で」って条件を考えると、裕次郎や赤木圭一郎のイメージが、元ネタが忘れられたあとも無意識的に世代を越えて受け継がれていると考えたほうが妥当だろう。
 でも女から見るとそれってただの「バカ」にしか見えないのだよねえ。「なにカッコつけてんの?」ってなもんだ。
 そう見られてると解っててもつい、ポーズ取っちゃうんだよねえ、男は。悲しい生き物である……って私も多分やるだろうな、つい(ーー;)。
 裕次郎のファンも、その中心は圧倒的に男で、女のファンの割合は少なかった。松田優作のファンもそんな感じかな。
 じゃあ女性が熱狂的にエールを送るのはどんなタイプかっていうと、いつの時代でもユニセックスな美形俳優なのだ。
 長谷川一夫しかり、沢田研次しかり、藤原竜也しかり(^o^)。ウチのお袋は大川橋蔵だったな。
 ヤオイ系の同人誌描いてる女の子、耽美趣味の女の子ってのが、実は昔ながらの「女の子」の典型だったりするのだ。
 しげが緒形拳や蟹江敬三、風間杜夫が好きだったりするのはやはり変態だからであろう。どう見ても20代の普通の女の趣味ではないよな(と言うか10代の頃からそうだったからなあ)。
 私と出会ってからダン・エイクロイドや渡部篤郎に入れこむようになったが、ますます主流派からは外れてきている。
 ……ホントに女か? お前。  


 小学生殺傷事件の包丁男、支離滅裂なことを口走っていたのは精神病者を装って罪を逃れようとしていたのだ、と言い出したとか。
 テレビの心理学者やコメンテーターたちが、昨日までは「キ○○イですよ、これはキ○○イの犯行ですよ」と言っていたのに、今日は一転して「あれは詐病です。キ○○イにあんな計画的な犯罪はできない」とコロリと意見を変えてやがる。
 オイ、福○章、お前のコトだよ。
 この事件のたびに引っ張り出されてプロファイリングモドキの意見を述べる学者さん、これまでも状況の変化に合わせてコロコロ意見を変えてたからなあ。ホントに心理学の専門家か?
 外見はいかにも落ちついた好々爺って感じなんだけど、その言動は結構いかがわしい。それを承知でテレビがこの人を使ってるってことは、本気で専門家の意見を聞こうって気がサラサラないってことなのに違いない。
 要するにその時々の、テレビ局側に都合のいい意見を述べてくれる人がほしいだけ。
 犯人の精神鑑定で、やっぱりキ○○イと言う結果が出たらどう言い訳するつもりかな、この人。

 それにしてもこの「キ○○イのフリをした」ってので思い出されるのは、兼好法師『徒然草』八十五段中の、「狂人のまねとて大路を走らば、則ち狂人なり。惡人のまねとて人を殺さば、惡人なり。」という一節である。
 まあ、狂人のまねしただけで狂人扱いされるなら、俳優はみな狂人だが(かもしんない)、今回の事件の犯人、宅間守について言えばこの兼好の言葉が見事に当てはまってる気がするのである。
 精神病者と狂人を同一視したような発言が多いので、混乱してしまうのだが、当然これはイコールではない。精神病者は精神病者のふりをしようなどとは思わない。しかし狂人は狂人のまねをしたがるものなのである。
 宅間守の精神鑑定の結果がどう出るか見当もつかない。例の宮崎勤事件でも、医者によって精神鑑定の結果がバラバラで、こんなに精神分析ってのはアテにならんものかと呆れたものだった。
 しかし結果がどう出ようと、世間の人々が憤っているのは、20人以上の子供たちを殺傷した人間が刑に服さないなんてことがあっていいのか、というごく当然な疑問故にだろう。
 警察は何としても犯人を「精神病者ではない」として刑事責任を追及するつもりなのだろうが、一般的な感覚で言えば、彼は立派な「狂人」なのである。そして「人を殺さば惡人」なのである。
 狂人として、悪人として彼を処罰することのほうが「精神病者のフリをしよう」なんてアホウが再発することを防止できると思うんだがなあ。
 

 台所が半端でなく匂ってきているので、さすがに腹を立てて「いい加減で片付けろ」と言ったのだが、バカしげは「指、怪我してるから洗えない」と駄々をこねる。指の怪我ったって、楊枝でつついた程度のもんだ。化膿するようなら医者に行って治療してもらえと言ったのに、それも無視してほったらかしている。
 それで悪化させて家事も出来ないってのは言い訳にもなんにもならない。
 明日帰って来た時点で片付けてなかったら、もう来月から給料は渡すまい。
 マジだからね、これ(`_´メ)。

 台所が使えないので、晩飯は冷凍食品のつけ麺にレトルトのカレー。味気ないけどしゃあない。

 テレビアニメ『週刊ストーリーランド』、今週は総集編だというのでちょっと見てみた。
 アイデア的にもありきたりで(もっともコンセプトが多分アニメ版『世にも奇妙な物語』だから、下手にヒネったものはかえって困るわけで、ほどほどに解りやすいものが求められてるわけなんだろうけど)、大して引かれるところもなかったのだが、久しぶりに見てみて、「傑作選」と言いつつあのレベルの低さはいったいなんなのだ、とアタマが痛くなった。
 謎の婆さんが「正直なパソコン」や「戻るパラシュート」や「ぴったりのベルト」といった不思議な品を売りつけると言う番組内のシリーズがあるのだが、要するに基本は「黒イせえるすまん」なわけだよね。
 だとしても、若返りたがっていた老人が「戻るパラシュート」を使ったら、若返りすぎて猿になったってのはヒドすぎやしないか。
 なのに視聴率は悪くないらしいんだよね、この番組。
 アニメファンが見るとも思えないし、実際、どこにどういうファンがいるんだろう。

 先週に引き続き、ドラマ『R−17』を見る。
 家庭崩壊のドラマの嚆矢は山田太一の『岸辺のアルバム』あたりなんだろうけど、だいたいにおいて悪いのはオヤジってことになっている(^o^)。
 西村雅彦の親父、「誰のために働いてると思ってんだよ」と叫ぶステロタイプさ故に妻からも娘からも見捨てられていることに気付いていない。
 「……今、心の中で母さんを刺した。父さんも殺した」
 娘がそう呟いたとき、親父は娘を殴るが、口にすることでまだ父にすがろうとしている娘の心に気付いていない。
 黙っていたっていいものを、両親の目の前でそれを口にした娘の「勇気」に、父親はなぜ気付いてやれなかったか。
 父はこのとき娘に謝るべきではなかったか。
 断絶を作っているのは娘の方ではなく、父親の方なのである。
 ……腹が立つことに、この親父、私の親父にそっくりなのだよなあ(-_-;)。もうすぐ父の日だってのに、また親父に対する恨みが湧いてきたぞ。どうしてくれる(どうにもしようがあるか)。


 マンガ、秋本治『こち亀80』。
 そうか、「本口リカ」なんてキャラもいたいた。
 でも秋本さんの描く女の子キャラって、初期のは殆ど出来合いのものが多くって、印象に残らないんだよな。
 まあまあキャラが立って来たのは意外に最近で、麻里安や纏や早矢が出てきてからくらいじゃないか。
 劇画的によく描きこんであるから錯覚しやすいんだけど、秋本さんのマンガは、もともと構図もコマ割りも単純で工夫がない。キャラの表情のつけ方も種類が少ない。
 正直な話、マンガとしては下手な部類に入るのだ。
 だったらつまんないのかっていうと、そうじゃないから説明が難しい。岡田斗司夫さんが以前『BSマンガ夜話』で「こち亀=ドラえもん」説を唱えていたが、それだけでは「こち亀」の魅力は語りきれない気がする。
 ある意味『うる星やつら』以上に「なんでもあり」の世界だからかなあ。ヒントになるのはやっぱり今巻から登場の「日暮熟睡男」じゃないかとも思うのだ。ちょっと破天荒な警察官物語ってだけじゃ、こんなキャラが出てくるはずがない。
 とりあえず「こち亀」=「オタク的でないうる星」説を唱えてみようか(^。^)。
 
 マンガ、森永あい『あひるの王子さま』1巻。
 チビでメガネでオタクな男の子が、憧れの女の子のペットの犬の命を助けたら、その犬が実は魔法を使えて、男の子は美少年に変身……って、筋だけ書いたらつまらなそうだけど、あの『山田太郎ものがたり』の森永さんである。フツーのマンガになるわきゃない。
 犬の正体は実は大昔の王子様で変態だし、園芸部の教師は魔法使いの生まれ変わりで変態だし、なんでこう変態ばかり(^_^;)。
 ヒロインの女の子も変態とまではいかないが、美形よりも変な顔のほうがかわいいって言っちゃう不思議ちゃんだし。
 一応純愛ものになりそうな雰囲気はあるんだけど、どう展開していくか解らないところが楽しみだ。

 今月号の『ニュータイプ』で、マンガ家のゆうきまさみさんが新しくホームページを立ち上げようとしていることを知って、早速覗いてみる。
 『ゆうきまさみのにげちゃだめかな?』、準備中でまだイラスト3枚しかないが、『クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』のパロディイラストがいろっぺくて素敵だ。
 どこの世界に「太陽の塔」のコスプレする女がいるか。
 でもああいう女の子なら、ぜひつきあってみたいぞ♪

 寝る前にしげにメールを書き置きしておく。
 「飲み物買っといて」という簡単なものだが、メールを本気で喜んでるのなら、頼みごとも聞いてくれるだろうな。
 無視するようなら、もう送るのもやめよう。別に交換条件を出してるわけじゃなくて、メールを心で受けとめられないやつに何を言ってもムダだってことなのよ。


2001年06月13日(水) とんでもございません(←これも誤用)/『少女鮫』6〜9巻(和田慎二)ほか

 文化庁が今年1月に全国の男女3000人を対象に実施した「国語に関する世論調査」の結果、こういうの、何年か置きにやってるみたいだけど、さて、いったいどういう目的があるんだろうね。

 以下、ア○ヒ新聞よりの引用(^^)。

⇒ ことわざでは、「情けは人のためならず」を「人に情けをかけて助けてやることは、結局はその人のためにならない」という誤用が48.7%で、本来の意味である「人への情けは結局は自分のためになる」の47.2%を上回った。
 「一姫二太郎」(正答=子どもの一人目は女、二人目は男が理想)でも「子どもは女1人男2人が理想的だ」が33.7%、「かわいい子……」(正答=子どもは甘やかさず世間に出して苦労させた方がいい)でも「子が望めば、希望通りに旅をさせてやるのがよい」の選択者が7.8%いた。
 「やる」とその丁寧表現「あげる」の使い分けでは、「植木に水を――」「相手チームにはもう1点も――(ら)れない」の2問で、ほぼ7割が「やる」を選んだ。ところが、「うちの子におもちゃを買って――たい」では、「やる」46.8%に対し「あげる」44.8%、残りは「両方使う」だった。5年前にも同じ質問をしており、3問すべてで「あげる」派が増えていた。

 言葉がなぜ変化するかってことだけど、誤用と言ってはやや言い過ぎかもしれないけれど、発音にしろ意味にしろ少しずつ「ズレ」が出て来るせいだってことは理解出来る。
 さて,気になるのはその「ズレ」がなぜ生まれるかってことなんだけど。
 ここでフロイトを出すのは定番すぎて固陋な見方かもしれないけれど(^_^;)、「無意識の願望の現われ」と考えれば確かに殆ど説明がついちゃう。
 ……となるとごく一般的な日本人って、「他人に同情することなく、子供は男の子が多い方がよくって、子煩悩、というより子供にヘイコラ低姿勢でいる」ってことになるねえ(^o^)。
 まあここから日本人は堕落している、という結果を導き出すのは簡単だけど、文化庁、そう思わせるように大衆を意識誘導しようとしてるんじゃないの? つまりは「言葉の乱れは心の乱れ」と大衆を説教したいわけね。
 でなきゃわざわざこんないかにもな言葉を選んで訊いてる理由が解らない。
 でも、例えば童謡『赤とんぼ』の「負われて見たのはいつの日か」を「追われてみたのはいつの日か」、『ふるさと』の「うさぎ追いしかの山」を「うさぎ美味しかの山」と勘違いするのなんて、どう分析するんだ? 現代人が「とんぼに恐怖を感じて、肉食を望むような野性に戻りたがっている」と考えてるとでも分析するか?
 あまりフロイトには頼らんほうがいいよな。

 それはそれとして、単純によく解らんのは、この手の誤用、余りにも有名で、恐らく学校の授業などで正解を聞かされたこと絶対あるはずなのに、どうしてこうも誤答率が高いのか。小学生相手にアンケート取ったわけでもなかろうに。
 単に記憶力のない馬鹿が増えたってだけデータのようにも思うな(^^)。

 福岡発信の朝のニュース番組、『やじうまワイド』でもこの問題を取り上げていたが、そこでコメンテーターの一人が、「最近、レストランのウェイトレスが注文取ったあとで『以上でよろしかったですか?』って言ってるの、おかしいよなあ、『よろしいでしょうか?』だろ?」と言っていた。
 確かに、ここ2、3年、ファミレスも喫茶店も、ほぼ9割の店で若い子が「よろしかったですか?」と過去形で喋るようになっているのだ。料理を運んできたあともやっぱり「以上でよろしかったですか?」だ。
 なんだか、「もう注文は終わりか? これ以上余計な注文するなよ」と暗に言われてるようで、聞いていてむなくそが悪くなるのだが、若い人は別に違和感を感じていないようなのである。
 どうも東京のほうでこんな喋り方は流行っていないようなのだが、いったいこれは福岡だけの現象なのだろうか?

 ネットやメールの「顔文字」も年代を超えて受け入れられているというニュース。
 あまり使いすぎると却ってくどい気はするが、私もけっこう重宝させてもらっている。ただこれも数ある「専門用語」「術語」同様、セクトを作るだけのものになりかねない危険性は孕んでいるのである。何しろ、長い年月の間に練られて多様な表現力を獲得している言語に比べて、まだまだ記号性が強すぎるのだ。
 日本語を使えた上で、硬い文章の緩和剤的に使うような配慮がないと、ただむやみやたらと使ったところでただのバカにしか見えなくなるのだ(^_^;)。


 体重84.6キロ。ううむ、昨日より600グラム増。
 でも85.0キロを越えてないのでホッと胸をなでおろす。ほんとにチビチビとしか体重減らないなあ。70キロ切るのは1年先か?(-_-;)

 まあ、体重増加の原因は解っているのだ。昨日の晩飯の春雨丼である。
 市販の「ゴハンがススムくん」の具にネギと卵を加えて飯にかける。カロリーとってくれと言わんばかりだが辛味が卵の甘味で適度に中和されて、これが実に美味いのよ。
 しげに作ってやったら、どんぶり一杯「こんなに食べきらん。おなか苦しい」と言いながら全部きれいに食べました。
 で、今日も晩飯は春雨丼。本気でダイエットする気あるのか?

 『パワーパフガールズ』、『セキララ白書』などテレビを漫然と見る。
 『パワパフ』は最初はずっと録画をしていたが、場所を取るばかりだし、DVDが出れば買うんだろうしで、時間が合えば見る、程度になっている。
 でも今日のはちょっと録っておいてもよかったかな、と後悔した。
 終日雨で(ちょうど現実にも今日は雨だ)事件も起きず、仕方なく部屋の中で「パワーパフガールズごっこ」をするパワーパフガールズ。でも暴れるモンスター役をバブルスが演じてるものだからバブルス役がいない……ああ、博士、そんなあられもないお姿を!
 『セキララ』、身長158センチの女性、62.5キロまではデブではないそうである。ホントにどーでもいーことばかり調べてやがんなこの番組。
 今、一番視聴率を稼いでいるのは、みのもんただそうだが、別に何かでブレイクしたわけでもないのに、いつの間にかあの顔が見えないとテレビが寂しく感じられるようになってるってのは、一種の中毒症状なのか。いや、私は別にハマってないんだが、なぜかしげにはみのさんがマイブームらしいのである。
 ……なぜ?(@_@)

 CSで映画『ひばりの三役 競艶 雪之丞変化 前編』見る。
 最初に美空ひばりの口上で始まるのが気が利いてる。
 でも見ながら一番ドキドキしたのは波路役の北沢典子だったりする(^。^)。
 ……いや、やっぱり「清楚」って言葉を体現してた女優さんが昔はいたんだよねえ。
 「タメイキ出るくらい美しい」ってホントに思うもの。……雪之丞、なんで振るかな、こんなにキレイなのに。
 

 宮澤賢治の弟さん、宮澤清六氏死去。
 97歳で老衰、ということだが、賢治没後50年で著作権が切れ、映画化、アニメ化が立て続けに行われた10年ほど前、そのことごとくに監修として参加していたとき、既に80歳を過ぎていた計算になる。
 『銀河鉄道の夜』がアニメ化される時、最後までキャラクターを猫にすることに反対していたそうだが、その理由が「兄は猫が嫌いでしたから」といういかにも「身内」な発言であった。
 確かに研究者の間で賢治の猫嫌いは有名であり、エッセイでその猫嫌いを語っているほどである。
 にもかかわらず、『猫の事務所』『どんぐりと山猫』など、賢治童話に猫を主軸に据えた作品は多い。
 アニメスタッフがキャラクターを猫で、と考えたのは、人間ではファンタジーにはならない、それに「実は賢治は猫が嫌いではなかったのではないか」と考えたからだというが、実際、あの猫のキャラクターは悪いアイデアではなかったと思う。
 「身内の反対」であれが人間キャラになってしまっていたら、さて、あれだけの透明感を出すことが可能だったかどうか。賢治作品の復刻に尽力した清六さんだったが、果たしてその世界観をどこまで理解していたかはちょっと疑問である。

 唐沢俊一さんのお父上が亡くなられたことをホームページの日記で知る。
 唐沢さんには一度お会いしたことがあるだけだし、ご自宅を存じ上げてるわけでもなし、ある意味失礼かとも思ったが、メールで弔意を表す。
 なんかね、そうしたくなっちゃったのよ。
 くどくは書かず、ご挨拶のみ。

 マンガ、和田慎二『少女鮫』6〜9巻読む。
 しげが「最終10巻が見つからな〜い(ToT)」と嘆いているが、そこで打ちきりになってるのが解っているので、買って読んでも楽しいかどうか疑問があって迷う。
 実際、日本編になった途端、それまでのハードな展開はどこへやら、なんだかどうでもいいような文化祭の話なんかが紛れてこんできて、つまらないのだ。
 『スケバン刑事』以来、全部そうだが、和田さんのギャグはオーバーであまり笑えない。作者だけが楽しんでるような印象が強くて、読者が乗り切れないんだよねえ。
 テーマだけはでっかく「人類滅亡のタイムリミットが遺伝子に組みこまれている」なんてぶち上げてるけど、もともと3巻の予定の作品をどこまで続くかわからんような引きをするから編集部とケンカになるのだ。
 悪いのは編集部だけじゃないような気がするなあ。


2001年06月12日(火) マンガの画力って?/『新しい歴史教科書 市販本』(西尾幹二ほか)

 ああっ、更新遅れさせまいと思っていたのに、また一日遅れになっちまった。
 だから二日分まとめて書くのはツライってのに。
 事情はあとで書くとして、まずは今日の体重。

 は、は、84.0キロジャスト!

 うおお、減っている、確実に減っているぞ!
 当たり前と言えば当たり前かもしれんが、ダイエットの極意は運動することなどではない、「食わないこと」なのだと実感。腹が減って昼はフラフラしてるがもうひと息だ。今月末までに80キロ切るぞ!(マジかよ)


 マンガ家の西原理恵子さんのホームページ、『鳥頭の城』で、去年の末から「私の画力って、他のマンガ家と比べてどうよ」という無謀な(^_^;)アンケートをとってらしたのだが、その集計結果の発表があった。
  1位 蛭子能収 ………… 17票
  1位 しりあがり寿 …… 17票
  3位 さくらももこ …… 16票
  4位 中崎タツヤ ……… 13票
  5位 とがしやすたか … 10票
  6位 漫☆画太郎 ……… 8票
  7位 けらえいこ ……… 7票
  7位 谷岡ヤスジ ……… 7票
  9位 吉田戦車 ………… 6票
  9位 中川いさみ ……… 6票
 わはは。サイバラさん落ち込んだみたいね。間違っても「小畑健」なんて出て来ないものな。死語になっちゃったけど、「ヘタウマ」の流れにある人ばかりだもんなあ。
 一般的なイメージとしてはそんなもんかな、とは思うが、ただの絵のうまさとマンガの絵のうまさの違いに気付いてない読者って多いんだなあ、とつくづく思う。
 絵画的な意味で絵がヘタでもギャグマンガとしてはそれが魅力になってるって場合が往々にしてあるのだ。
 だから、いくら一般的に「画力」があると思われてるマンガ家だって、ギャグが書けるとは限らなかったりする。例えば、大友克洋には逆立ちしたって『まあじゃんほうろうき』は書けない。サイバラさんは自分が自分の絵に相応しいマンガを描いてることに誇りを持っていいと思う。
 この中でマンガとしての絵のうまさが今イチ(つまりギャグを絵でいま一つ生かしきれていない)なのは、私見ではしりあがり寿、さくらももこじゃなかろうか。
 しりあがりさんはパロディマンガ、模写マンガを描かせたときには、その中途半端に似ているような似ていないような、といったところがギャグの面白さを減殺している。
 さくらももこの代表作は『ちびまるこちゃん』ではなく『神のチカラ』だ。あの地に足のついてない絵柄は思い出マンガより不条理マンガの方によく合う。
 サイバラさん、「なんでエビスやとがしと同レベルなんだよう」と絶叫しておられるが、谷岡ヤスジと同レベルと見られたことに関してはもって瞑すべしだと思うがな。


 西尾幹二ほか『新しい歴史教科書 市販本』読む。
 ……困ったなあ、面白いぞ(^_^;)。
 とにかく歴史問題に関してはヒステリックに叫ぶ連中や、ちょっと意見を言っただけでネチッこく絡んでくるやつも多いので、閉口してしまうのだが、別に私ゃ右寄りでも左寄りでもないんだけどね。
 例えば、南京事件については、全く虐殺がなかったとは思わないが、民間人を三十万も殺せるか、と思っている。でもそういうどっちつかずの言い方してると、右の人も左の人も、一生懸命自分の陣地に私を引きこもうとするのだな。それがイヤなんで、下手に意見を言えなくなってしまうのだ。
 この教科書について、例えば「神話が載ってるのは面白いねえ」などと言おうものなら、「皇国史観に基づいた神話を歴史と認めるつもりか!」と左の人が怒ってくるのは目に見えている。
 あるいは「安重根の名前がないのはちょっとどうかな」と言ったら、今度は右の人が「テロリストを英雄視する気か!」と突っかかってくるに違いないのだ。いや、安重根を肯定的に見たりはしないけど(だってあの暗殺事件がきっかけで「日韓併合」させられちゃったわけでしょ?)、一切触れないのは変じゃん、と言いたいだけなんだけどね。
 実際、何度もそういう無意味なバトルを経験してきているのである。こちらの言うことをこうも勝手に拡大解釈、曲解されるんなら黙ってたほうがいいなって気にもなってくるよ。
 でもそこで黙ってられないのが、私の悪いクセなのだろうな。
 実際、黙ってると、右の人も左の人も図に乗ってつけあがってくるし。一応、一言「バカ」って言ってやっとかないと、周囲の被害者が増えるばかりなのだよなあ。
 一応、この本で評価されるべき点は、その基本姿勢にあると言えるだろう。
 「歴史を学ぶのは過去の事実について過去の人がどう考えていたかを学ぶことである」という本書の執筆動機は全く正しい。現代人の常識や感覚で過去の人々の行動にムリヤリ基準を当てはめては、歴史の持つ意味など理解できるはずがない。文化相対主義はタテの時間軸にも連用されねばならぬものなのである。
 その点「神話」が盛り込まれていたからと言って、その事実をもってのみ「偏向」と呼ぶのは批判になっていない。「神話」が歴史であった過去は確実にあったのだから。それを否定すること自体「歴史の捏造」にほかならないだろう。
 しかし、そういう姿勢で書かれたはずの本書が、その方針通りになりきれてない点があるのはやはり指摘されてしかるべきではないか。
 例えば、「神話」をとりあげるのはよいとしても、そこで特にピックアップされているのが神武天皇と日本武尊であるというのはどういうわけか。『古事記』『日本書紀』を子細に研究した者なら理解できることだが、大和朝廷を正当化しようという意図のもとに編纂されたにもかかわらず、日本の神話は「まつろわぬ人々」の痕跡を色濃く残している。
 国造りの神ということで言うなら、出雲神話の主役である大国主の扱いが少ないのは明らかに偏向である。日本の国造りを行った実質的人物は彼だということになっているのに。
 その程度の偏向は大したことない、という人もいるかも知れない。決して民主主義を否定するものではないからと。
 しかし、たとえそうだとしても、この教科書を使って「皇国史観」を生徒に教えこむことは可能なのである。何しろ日清戦争時の「木口小平」までこの教科書では復活しているのだから。
 結局は教科書がどうだろうと、「教える者の意志」次第だってことになっちゃうんだよなあ。
 

 夕方6時ごろ、ビデオカメラを借りていたUさんから電話。
 「撮影終わりましたので、今からお返しにあがっていいですか?」
 「いいですよ」
 「じゃあ、ちょっと用事があるんで9時に参ります」
 ……え? 今、「今から」って言わなかった? Uさんの「今」ってのは3時間後ってこと?
 相変わらずどこかハズしてる方だが、かと言ってまた返しに来る機会がいつになるかわからなくなるのも困るので、どうぞお出で下さいと言う。

 以前の日記で、Uさんの要領の悪さについてクソミソに書いてたのだが、どうやらUさん、全く読んでいなかったらしい。私も性格が悪いので、読んだらどんな反応してくるかなあ、と楽しみにしていたのだが、なんの音沙汰もなかったので、ちょっと拍子抜けしていたのだ。
 ウチに来るなり、パソコンで件の日記を読んだので、Uさんご立腹されるかと思ったら、「申し訳ありませんでした」と謝られたので戸惑う。
 非難されるだけのいい加減なことやっときながら開き直って逆ギレしたウチの職場の上司と比べると雲泥の差だ。人間ができている。
 ……困ったなあ、こんなにいい人じゃあ、そうそう悪口が書けないではないか。この日記、基本的に他人の罵倒をネタにするというイヤらしいコンセプトで書かれているにもかかわらず、実際には私自身の小心さゆえに、ごく少数の身内のことしか書けずに困っていたのに。
 本人の意志はともかく、しげと藤田くんと桜雅さんとUさんについては何を書いてもいいと思ってるとこがあるのだな、私は(^_^;)。貴重な一人を失うか?
 でも、「すぐ帰りますから」と言いつつ、夜中の1時まで居座ってたから、もちっと悪口書いててもいいか(^。^)。

 世間一般の常識と私の常識とはズレている点もあるだろうから、ここで書いておくが、私にとって他人にかける迷惑、他人からかけられる迷惑というものはどちらも腹立たしくはあるが、否定されるべきものだとは思っていない。
 つまり人は人に迷惑をかけずに生きられるはずがないからである。かと言って「どんどん迷惑をかけよう」とは言えないから、私が迷惑をかけたら謝るし、迷惑をかけられたら怒る。注意しなさいとは言う。
 ただし、「二度と迷惑をかけるな」とは言わないのだ。
 私は他人に無理難題を押しつける気は毛頭ない。


 Uさんが帰ったあと、今日は仕事が休みのしげと散歩。
 ずっとUさんと喋っていて構ってやらなかったので、しげはちょっと機嫌を悪くしている。
 「何話してたの?」
 「楽しかった?」
 と、しつこい。こういうとき、へたになだめるとしげはかえって拗ねちゃうので適当に相槌だけ打ってあしらう。
 え〜、電話でもメールのやりとりでもなんでも、私と楽しく喋ったあとは、必ずしげは私に「私といるより楽しい?」と絡んできますので、ウチに家庭争議を起こしたい人はどんどんメールをください(^o^)。
 帰宅したあとさすがに日記を書く元気はなく、そのまま寝る。
 しげに一緒に寝ようと誘ったのに(まあ♪)、「一瞬で落ちるくせに」と断られる。
 実際その通りなのであった(^_^;)。しげのストレスがたまるのも解るけどしゃあないじゃん。



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藤原敬之(ふじわら・けいし)