無責任賛歌
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記




ホームページプロフィール掲示板「トーキング・ヘッド」メール
藤原敬之(ふじわら・けいし)

↑エンピツ投票ボタン(押すとコメントが変わります)
My追加


2000年11月18日(土) 今年はコンサートで眠らなかったぞ/福岡シンフォニック合唱団コンサート

 職場の周辺のゴミ拾いをする。いわゆるボランティアってやつだが、これも意味があるのかないのかよく分らん仕事だ。
 足の折れたバッタがいたので草むらに逃がしてやったら、若い子から「可愛い!」と言われる。40近いオッサンを捉まえて何を言うとる(-_-;)。

 夕方、メンバーと練習場で合流、そのまま天神のアクロスへ。残念ながら其ノ他君、鴉丸嬢とはここでお別れ。
 コンサートまでやや時間があるので、「唐辛子のたまご展」という変な展示会を見る。日韓の工芸品の交流展示会なのだが、メンバーのみんながさっさと通りすぎていくので、どういうコンセプトかよく分らなかった。
 ロッテリアで軽食をとるが、新発売の何とか言うシェイクのストローがやたらぶっとい。習字の太筆より太い。何となく煙突をくわえてるような気分で、自分がマヌケに思えてくる。まあ、面白くはあるけど。

 「福岡シンフォニック合唱団」のコンサート会場でUさんと久しぶりに会う。私生活でもいろいろ大変らしいんだが、元気そうでひとまず安心。チケット代を全ておごってくれるというのでひたすら感謝。……でも七人分あるんだけどホントにいいの?(・・;)
 遅れてきたKさんとT君(二人ともイチャイチャし過ぎ)とも合流し、バッハだのベートーベンだの鑑賞する。アンコールで『エヴァ』でも流れてた何とか言うフーガが演奏されたが、正確な題名が思い出せない。年を取ったなァ。

 コンサート終了後、桜雅嬢、KさんT君とはお別れ、塩浦嬢のダーリン(HNないんすか? この呼び方ツライっスよ(^_^;))もお呼びして、残りのメンツで「MK」しゃぶしゃぶ食い放題へとなだれこむ。
 AIQの皆様方は既に陣取っておられたが、土曜の夜とて大混雑、相席には出来ず、仕方なく別席で食事。いろいろ楽しいお話が伺えると思っていたのに残念。残念が多いな、今日は。
 女房、ひたすら肉を食う。塩浦嬢から「こんなに幸せそうな顔を初めて見た」と言われるほどに。ちょっと恥ずかしいぞ。
 桜雅嬢の今日のドジ話(定番だな)も聞く。「戸主」を「とぬし」と読んだそうな。……全く、よっぽどヒドイ国語教師に当たってきたんだろう、かわいそうなことだ。

 帰宅するなり私は疲れて布団に倒れこんだが、女房とヨシヒト嬢は半徹夜で『パチプロ浪花梁山泊』を見ていたそうな。……元気なんだか変なんだか(-_-;)。


2000年11月17日(金) 一日一ドジ女房/東野英心死す。

 ああ、東野英心さん、なくなったのかあ……。
 あちこちのサイトでZATのはっちゃくの大河のと、それぞれの世代の思い入れたっぷりに語られている。でもどこか不器用な印象がいつもあって(というか、そういう役柄が多かった、というだけなんだけど)、役者としては損をしてたんじゃないかと思う。
 御父君の東野英治郎と『水戸黄門』で競演したときも、黄門様に叱られるダメ職人、という役柄だったし。さりげない演技だったけれど、私は『本陣殺人事件』での磯川警部役が好きだった。『犬神』の加藤武みたいに、いかにもオッチョコチョイのダメ警部、という感じなのはワザトラしい。ダメの一歩手前、といった感じの東野さんの演技がちょうどよかったと思う。
 『裸の大将放浪記』の主役を降りてしまったことも今思うと残念だった。演じていれば、多分一番の代表作になっただろうに。
 とかいってたら、森幹太さんも物故。……合掌。

 申告の季節がまた来た。もうひと月も前から、女房に役所まで手続きに行くよう頼んでいたのだが、「忘れた」「雨が降ってた」などと言い訳をしてズルズル引き伸ばしている。いくらなんでももう待てないので、無理矢理女房を外に出す。
 ……実はこれが毎年のことで、迅速に動いたことが一度としてない。遅れれば遅れるだけ自分が追いつめられると分っていてなぜこんなにグズなのか。
 『サタデーナイトライブ』で次から次へと記憶をなくしていく男をトム・ハンクスが演じていたが、女房はまさしくそいつの女版である。これは冗談ではなく、5秒前のことでも、下手をすると女房は忘れているのだ。多分、女房の脳ミソの八割はヌカヅケでできている。

 無理しないよう、7時間、8時間寝るようにしているのだが、どうも一日の疲れが取れない日が続いている。変な夢ばかり見てるようにも思うが、目が覚めればきれいさっぱり忘れている。
 静かにしているとそう咳も出ないのだが、少し空気の悪いところに行くと、もうダメだ。仕事中も極力動かないようにする……って無理だけどな、そんなの。
 上遠野浩平の『ブギーポップ』シリーズを読み返したり、秋乃茉莉のマンガ『霊感商法株式会社』1・2巻を読んだりして半日過ごす。でも体調がよくないとただ話を追うばかりで頭の中はただ言葉が素通りするばかり。ああ、早く休日にならないかなあ。


2000年11月16日(木) 風邪がまだ治らんがな

 昨日は残業で帰りが遅くなったので、女房は私が事故に遭ったのかと思って職場や父の実家に電話をかけようとしたらしい。……といっても帰ったの午後8時だぞ。遅いというほどの時間かい。いくら私がこれまでにいきなり倒れて救急車で運ばれたことが数度、この十年で入退院を五、六度繰り返してるからといって、慌てすぎというものである。
 ……でもないかな(^_^;)。
 今日も女房はやたらと「早く帰るか?」と私を心配しているフリをする。しかしその本心は自分が一人でほったらかされるのが不安でイヤなだけなのである。こういう女房だと大抵夫は家庭に嫌気が差して浮気に走るものだが、なぜか私にその気は全くない。何てできた夫だろう(もてないだけという声は無視)。

 珍しく〆切前に仕事を一つ片付ける。書類を取りに来た担当に「できてますよ」とこともなげに渡す。まさか〆切通りに手渡されるとは思っていなかったのだろう、担当はちょっとビックリしている様子。ふっふっふ。ぐーたらを装っていてもやるときはやるのだ。
 ……と、そこへ別の担当が別の書類を取りに来る。「……できてません……」平身低頭、平謝り。〆切を明日に延ばしてもらう。……全く、マンガみたいなオチがつきやがるぜ。

 ここのところ昼飯を抜かすことが多い。定期検査での血糖値が高いのと、給料日前でサイフが軽いのと(もちろん主な理由は後者である)で、摂生しているのだが、却って若い子に同情されたのか、昼飯を作ってもらえた。
 いなりずし、みたらし団子、かぼちゃのそぼろ煮、つみれ汁。量は多くないが、一品一品の味付けが実に絶妙。特につみれはスーパーのものだと固くて魚臭いのに、口に含むとほろりと崩れて肉の味がほんのり広がる。冗談ではなく、今まで食べたつみれの中で最高に美味かった。
 まあ、単に自分の貧弱な食生活の反作用で美味く感じただけかもしれんが。

 塩浦嬢の友人のK嬢より電話。18日の「福岡シンフォニック合唱団」の発表会に行ってもいいか、という問い合わせだったが、なぜ私に……???
 直接担当のUさんに聞けばいいのにとは思ったが、もしかして電話番号を知らないのかもしれないと思いなおし、一応時間と場所を教える。彼氏も連れてくるそうで、18日はなかなか賑やかなことになりそうだ。
 尤も昨年の公演では清々しい歌声に女房ともども静かな眠りに誘われてしまったのだったが(^_^;)。


2000年11月15日(水) みんな妄想の中に生きているのね/『リアル国家論』(教育資料出版会)

 どの職場でもそうだが、「人権研修」というものがある。福岡県は全国でも比較的熱心に取り組んでいる方だろう。
 ただし、「取り組んでいる」ことと「内実が伴っている」こととは必ずしも一致しないんだよね(^_^;)。今日はなんとかいうその方面の専門の方(結構ジイさん)の講演を聞いたが、若い子にはほとんどピンと来ていない様子がアリアリ。
 「東北の子供たちは『氷が溶けたら何になる?』という質問に『春になる』と答えます。そういう柔軟性が偏見を無くすのに必要なんですね」
 ……譬えが違うような気がするのは私だけか? まあ、「差別はよくない」一辺倒の話よりゃマシかもしれんが。

 残業で帰りが七時。しかし同僚は結構職場に残っている。そんなに毎日残らにゃならんほど忙しいということは、仕事のシステム自体に問題があると普通は考えてもよさそうなもんだがなあ。
 昨日に引き続き、金を節約してバスで帰るが、今日は地下鉄に乗り換えず、途中から歩いてみた。バスで10分、歩きが40分、計50分。……って、オイ、昨日より遥かに速いぞ。結局昨日は乗り換えの待ち時間がやたら掛かっていたのだ。何やってんだ公共交通期間。

 教育資料出版会『リアル国家論』読む。前作の『戦争論妄想論』に続く対小林よしのり本(^o^)だが、「実効的国家論を具体的に明示する」という意気込みのワリには「小林よしのり憎し」の論調で固まってるのが何とも情けない。辛淑玉など「理屈で感性には勝てない」と「負け」宣言してるぞ。
 大体誰も指摘してないのが情けないのだが、小林よしのりは博多人である。本人もはっきりそう言い、自分のマンガを「仁○加(にわか)」に譬えているのに、どうしてみんな本気になって相手をするのだ。「にわか」の仮面をかぶったものは何を言ってもいいというのがルールであり、客は客でそれを見て笑ってさえいればよいのだ。
 まあ、そういう博多人独特の感覚が他県人に通じないことが分かっていて挑発しまくる小林よしのりも悪趣味ではあるんだが。そういった小林さんの本音を見事に引き出せたのは、私が見たところ、『東大オタク学講座』の岡田斗司夫さんだけである。
 あ、つまんない本だったけど、再録されてる樹村みのりのマンガ『解放の最初の日』だけはアウシュビッツで同胞を死に追いやるのに協力した少年の苦悩を描いた名作なので、みんな読もう。


2000年11月14日(火) 年7回は風邪引いてるな、私/『まどろみ消去』(森博嗣)ほか

 風邪がまたぶり返してきて、頭痛と咳が同時に襲ってくる。発熱と嘔吐がないだけまだマシだが、どうかするとフッと意識が飛ぶので仕事にならない。睡眠は充分取っているし、立ってる時にも眩暈がするので、確実に体調を崩しているのである。
 というわけで今日も早引け。金がないのでバスと地下鉄を乗り継いで帰るが、自転車で40分、タクシーで20分の距離が、山を迂回して1時間30分、800円もかかる。……これじゃバスカードにFカードも一週間と持たんな(^_^;)。

 溜まって行くばかりのビデオテープを整理しようと思い立つが、頭がふらついているので、2本ラベルを作っただけで終わる。手書きでやれば早く終わるんだが、下手にカシオのネームランドを買ってしまったがために、つい画面を取りこみデータを書きこみ字体を変えたりしてるもので、やたら手間がかかるようになってしまったのだ。おかげでラベルを作っている間はビデオがじっくり見られない……って本末転倒を絵に描いたようだ。

 病気でも本だけは読む。
 カラーマンガ、松本零士『ちいさなマキ』、新聞連載の単行本化で、コマを切り貼りしている上にストーリーも脈絡無く飛びまくる(松本零士はいつもそうだが)ので読みにくい。第一、主人公のマキが状況に流されるばかりで全く動かないのだ。でも、考えてみたら、この人の作品の面白さは、『男おいどん』にも見られる通り、大志はあるが何も出来ないダメ男(アンチヒーロー)が「今に見ていろ」と涙にくれる情けなさをリアルかつユーモラスに描けるところにあったのだ。実は純粋ヒーローを必要とするSFやファンタジー向きの人ではないのである。 
 森博嗣の短編集『まどろみ消去』、ここに至ってこの作者、本当は本格ミステリなんて書く気がないのだ、ということに気付く。「理系ミステリ」と言う惹句に今まで騙されていた。作中のトリックがチャチだったり机上の空論だったりしていたのは、ワザと狙ってやっていたのだ。「世の中に論理的に割り切れることなんて無い」……誰ぞと全く逆のことを言ってる感じだが、このシリーズ、一種の幻想小説として読んだほうが楽しめる。完全にミステリから離れた「心の法則」や「キシマ先生の静かな生活」は異端者の悲しみを淡々と描いた名編であろう。
 ……って、この文章、萩尾望都の解説にインスパイアされて書いてます。すみません(^_^;)。



↑エンピツ投票ボタン
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記

☆劇団メンバー日記リンク☆


藤原敬之(ふじわら・けいし)