無責任賛歌
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記




ホームページプロフィール掲示板「トーキング・ヘッド」メール
藤原敬之(ふじわら・けいし)

↑エンピツ投票ボタン(押すとコメントが変わります)
My追加


2001年07月28日(土) アイ・ラブ・アッシー。……違うって(-_-;)/『スーパーロボットマガジン』第一号ほか

 どうもどうも。
 更新は順調に遅れております(^.^; オホホホ)。
 なんだかねえ。
 しげとパソコン使う時間がかぶってきちゃってるものだからどうしてもねえ。
 しげが使い終わって書きはじめるとどうしても午後8時を過ぎちゃうんでね。疲れがたまってる時は9時には寝ちゃうから、もう日記書く時間なんてないわけです。
 てなワケで、この土曜の日記を書いてる今は既に水曜の朝ですが(^.^; オホホホ。
 なんとか先週の短縮版は消したし、ゆるゆると参ります。

 ……しかし1週間前の記憶を掘り起こして日記書くのはなかなかしんどいっすよ。あとになって、「あ、あれ書き忘れた!」ってことも多いし。
 でも断片的な記憶つなげただけでも、アレだけの分量になるのだから(21日のヤツなんか「字数オーバーです」の表示が出ちゃいましたよ。原稿用紙20枚越えとったんか)、しっかりした記憶力のある人はもっと凄いでしょうねえ。
 ……栗本薫さんのホームページなんて、私の3倍くらい毎日書いてるし。
 おっと、プロの作家さんと比較しちゃ、不遜ってもんです。


 朝っぱらからしげが「寿司でも食いに行っかぁ!!」と叫んでいる。
 ……私に向かってではなく、寝床で、出し抜けに、なんの脈絡もなく、そう叫ぶのである。
 「寿司が食べたいの?」と聞くと、「いや? 別に」との返事。
 なんじゃそりゃ、と思って黙っていると、また、
 「寿司でも食いに行っかあ!!」
 「……だから、寿司食べたいんじゃないのか!?」
 「スーパーミルクちゃんだよっ!」

 昨日買ったDVDアニメ『スーパーミルクちゃん』の口癖の真似だったのだ。
 紛らわしいことするんじゃねえ。
 第一、なぜ口真似を?

 しげは昨日のうちに見てしまっていたらしいが、私はまだなので、ともかく見てみようと『スーパーミルクちゃん』を見る。
 テレビ放送されていたころに時たま見てはいたが、なんつーか、まあ、どーしょーもないギャグが好きな人でないと、はまれねえんじゃないかと思いつつ、爆笑してたアニメである。

 大統領がいる。
 どこの国の大統領だかはわからない。なんたって、毎回窓の外の風景が変わるのだもの。ニューヨークだったりエジプトだったり大阪万博公園だったり。
 カバみたいな変な顔で、頭に謎のコブがあり、言葉の語尾にデカパンみたいに「〜ダス、〜ダス」と付ける。
 大統領の机の上には綾波レイフィギュアや、黒い三連星フィギュアが置いてあったりする。オタクなのかな。
 その大統領の秘密捜査官みたいなのがスーパーミルクちゃんらしい。
 でも見た目はどう贔屓目に見てもただの赤ん坊か幼稚園児。ミルク飲むし、しょっちゅうヨダレたらしてるし。
 で、何がスーパーなんだか、肝心のそれが全く解らない。
 何か事件が起こるたびに大統領は電話でミルクちゃんに事件の解決を依頼するのだが、ミルクちゃんが事件を解決したことはただの一度もないのである。
 放火も暴動も宇宙人の襲来も、ミルクちゃんは「解決したつもり」になって最後に一言。
 「んじゃ、寿司でも食いに行っかあ!」

 まあ、アニメ自体は面白いです。投げ遣りなギャグが意外とハマるし。
 でも、つまりなにかい。
 しげは「家事をしたつもり」になって、ただ「寿司だけ食いたい」と、こういうことか。
 シメたろか。


 そろそろ腰の調子もよくなってきたということで、しげが映画に行きたがる。
 もう少し大事はとった方がいいと押しとどめるとまたふてくされたような顔をするので、なら買い物くらいはするかと、「寿司でも食いに行くか?」と誘う。
 やれやれ、これじゃ結局しげのご機嫌取りだ。
 しげはしょっちゅう、私が「優しくない優しくない」とブツクサ文句垂れてばかりいるが、そのせいで私はいつの間にか自分が冷酷で極悪非道なヤツだと思いこまされているのではないか。でも、自分でも日記を読み返して気がついたことだが、私は殆どしげのアッシー(死語)でありミツグくん(笑)である。
 まるで奴隷みたいにしげの世話してばかりいるものなあ。離婚訴訟でも起こせば、私の方がしげから慰謝料取れそうなくらいだ。
 なんだかしげとの関係にすっかり慣れちゃって、感覚が麻痺してしまっているが、実際、なぜあんなグータラ女と一緒にいるのかと追求されると、うまく説明はできないのである。
 いや、理由はしげを見てたら面白くて退屈しないからなんだけどさ、それを言うとしげは「ええ〜? それだけえ?」とまた文句を言うのである。
 唯一はっきり他人も納得できる理由を自分で否定すんなよ。それともお前、自分のこと「癒し系」とでも思ってもらいたいか?

 しげは結局「食事だけれなら行きたくない」と駄々をこねたので、私一人で買い物に行くことにする。
 確かにしばらく寿司も食ってなかったので、たまにはフンパツしてやろうと、回転寿司のくせしてやたらバカ高いネタばかり流しやがる「寿司大王」に行く。
 何しろ一番安いネタだって130円、たいていのネタが200円以上だ。ウニなんか600円も取りやがる。
 でもあれだよ、他の回転寿司が、キュウリを挟んで量を減らしておきながら「ハイ、ウニでござい」と堂々としてるのに比べたら「ウニは高いのが当たり前なんだぜ、べらぼうめ」って態度は、潔くって好きなんだなあ。
 で、近所の寿司屋じゃ、ここのネタが確かに一番美味いことも間違いではないのだ。ううん、満足度から行けば、少々お高いのもしかたがないか。 
 おかげで二人分、20皿近く取ったら、それだけで5000円は軽く越す。……やっぱり1年に1回くらいしかここには来れないよ。o(ToT)o


 持ち帰ってきた寿司をしげに与えて、夕べは全然パソコンを扱わせてもらえなかったので、今日は出来るだけ溜まってた日記を書こうと悪戦苦闘。
 本屋で買ってきた本もパラパラ読んでるのだが、夏バテのせいか、読んでる最中にいきなりコトン、と落ちてしまうことも多いのだ。おかげでなかなか一冊読み切る、ということができない。
 マンガならさっさと読めるんだが、さすがに『攻殻2』と『陰陽師』はまだ読み切れていない。
 まとまった休日がほしいなあ。


 先日、友達から「読んだか?」と教えてもらっていた実業之日本社発行の『コミック伝説マガジン』第一号、ようやく本屋を見まわって見つける。
 殆どの本屋で見かけないというのはやっぱり売り切れたってことなのかなあ。
 でも中身は『コミックバンチ』同様、おサムい限りである。

 手塚プロダクション『鉄腕アトム』の新作、完全に低年齢層向けで、これは『少年』連載のものとも『サンケイ新聞』連載のものとも明らかにテイストが違っている。
 まあねえ、子供向けなら子供向けでいいんだけどさ、巻頭カラーの『オリンピアの挑戦』なんて、『地上最大のロボット』のヘタな焼きなおしじゃないか。
 ブラック・ジャックや写楽保介を競演させるのもアザトイばかりだが、気になるのは作画を担当しているのがどうも手塚プロの若い人ではなさそうなことだ。描線があちこち震えまくっているのである。制作は『手塚プロダクション』とあるばかりで、さて、実際の作画は誰なのやら。一応公式には「生前手塚治虫のアシスタントをしていた人たち」ということになってるようだが、名前を出さないというのは責任の所在をはっきりさせないための「逃げ」かなな、などと穿ったことも考えてしまうのである。
 『手塚治虫物語』を描いてた伴俊男かなあ、とも思うのだが、久松文雄っぽくもあるのだ(『冒険ガボテン島』の新作なんかを見るとね)。誰か手塚プロに詳しい人いませんか?

 永井豪『オモライくん2001』。
 ストーリーはいい。何しろ昔と全く変わってないんだから。
 でも描線とコマワリがもうどうしようもない。永井豪の線は『手天童子』『凄ノ王』あたりからどんどん死んでいったから、しかたがないことではあるのだが。
 何がダメかって、どんなに線を描きこんでいても、オモライくんの「臭い」が新作からは漂ってこないのだ。
 旧作は私の永井豪マンガの中でも最も好きなものの一つなだけに、この凋落ぶりは残念でしかたがない。

 『プロレスヒーロー列伝・力道山』『新1・2のアッホ!』『新しまっていこうぜ』『TheかぼちゃワインSequel』『まいっちんぐマチ子先生』『踊るせぇるすまん』『嵐のフィールド』と、タイトルだけ並べていくと、なぜ今復活させねばならないのか分らないものばかりだ。
 というか、いまや若い世代の編集者たちが「懐かしい」と思うマンガが、80年代の爛熟期のものに集中してることが分るのだね。
 だから、たとえ現役マンガ家でも、横山光輝に『伊賀の影丸』の新作を描かせようとか、松本零士に『光速エスパー』を、とかいう、ひと世代前の読者に合わせた企画はあがってこない。
 『アトム』と『オモライくん』は、さすがに80年代のものばかりでは目玉がない、と考えたための窮余の一策、という気がしてしかたないんだよね。
 いや、80年代のマンガでも、「一世を風靡した」ものが他にもあるはずなのだ。例えば、ラブコメをもう一度描かせるとして、なぜ『かぼちゃワイン』で、『タッチ』ではないのか。あだち充に断られたと見るのが正しいんじゃないか(三浦みつるならひまそうだ、とか、そんな感じのラインナップなんだよなあ)。 次号の作品も、予告を見る限り決まってるのは『力道山』『しまっていこうぜ』『かぼちゃワイン』『マチ子先生』『アッホ』と、更に目玉を欠いたものばかり。3号でつぶれるんじゃないか、ホントに。


 なんか復活ものが続くが、それでも『伝説マガジン』に比べりゃ遥かにパワーがあるのが、『スーパーロボットマガジン』第1号。

 ああ、また始めやがったと思いつつもつい見てしまう石川賢の『ゲッターロボアーク』。
 ちょっと待て、『號』のラストでリョウも號も……だぞ、と思っていたら、今度の主役はネクスト……だ。
 ……まさかミチルとの間に? でもミチルだって『真』で……。
 伏字が多いのはネタバラシになるからですが、でもゲッターロボ・サーガはマジで燃えます。

 というか、この本「熱」過ぎ。
 あとの作家陣も長谷川裕一『超電磁大戦ビクトリーファイブ』、冨士原昌幸『鋼の救世主』、坂井孝行・伊藤伸平ほか『マジンガーZアンソロジー』ときたもんだ。
 セリフは「!!」だらけ、全ページタチキリのオンパレードだよ(^_^;)。
 次号は『ダイターン3』特集で板橋しゅうほう登場だとか。多分、さ来号あたりには島本和彦や破李拳竜やMOO念平も参加するのであろう(笑)。

 息抜きマンガの、はぬまあん『いい旅ロボ気分』。タカラが開発中の「ドリーム・フォース」というロボットをルポしてるんだけど、これが面白い。
 いや、あのタカラですよ、リカちゃんの。それがいきなりなんで「鉄人やマジンガーの疑似体験が出来る玩具(つまり戦うロボット)」を開発しようなんて思い付いたのか。
 「振り動かし開閉できる二本のアーム! 相手の打撃で脱落するアーマー! センサー部分が叩かれれば機能停止! オプションパーツでカスタマイズも自由自在!」
 で、価格が48000円。
 ……うーんと(^_^;)。
 外形がクレージーゴンかガンヘッドって感じだからなあ。せめてモビルスーツみたいな感じだったらそうそう悩まないんだけど。
 一番笑えたのは、はぬまさんが広報担当の女性に「どう思われますか?」と質問したら、「私はこういうのはちょっと……ロボットならやっぱり可愛らしいペット型の方が…」。
 広報がそれじゃいかんだろう、というツッコミよりも先に、タカラでこれを作ってる方がなんか違うだよなと思うことしきり。……いっそ、「戦うリカちゃん」作っちゃどうだ。
 ……あ、それがスーパードールリカちゃんだったのか?


 しげが淋しがるので、夜、結局二人でコンビニに買い物に行く。
 まだマンションの階段を降りるのはゆっくりしかできないようだが、歩けないわけではないよう。
 明日から仕事にも行くということだし、とりあえずぎっくり腰騒動も一段落か。
 でもそれでも家事はあいかわらずやらない気でいるんだろうなあ。


2001年07月27日(金) 『クレしん・オトナ帝国同人誌』完成!掲示板も見てね/『怪』11号ほか

 あなたは信じますか?
 神秘の世界を。

 人知では推し量れぬ、怪奇の世界がこの世に存在することを。

 あるのです。
 私たちが気がついていないだけで、私たちの、ほんのすぐそばに。

 今、あなたの前に開くのは。
 時間を越えた、黄昏の世界への陥穽。

 ご案内しましょう。
 二度と戻れぬ、未知の世界へ。
 魂の旅へ。


 きっかけは、些細なことでした。
 ほんの少し、違和感を感じただけだったのです。
 
 なぜだろう。
 何かが違う。
 いつもと同じ、いつもと変わらぬはずの日常。
 なのに、少しずつ、確かに変化は起こっている。
 点滴が岩を穿つように、少しずつ、何かが欠落している。

 そうです。
 欠落は、事実でした。

 私が朝、何気なく覗いた台所。
 空気がいつもより重い。
 錯覚だろうか?

 「近寄っちゃいけない」

 心の中で、声がしました。
 ……私の声じゃない?
 では、誰の?

 淀んでいるはずの空気が流れ始めました。
 私の指が、ゆっくりと前へ。
 前へ……。前へ……。

 冷凍庫の扉に届いて。

 「開いちゃ、ダメ」
 
 怖い。
 でも、この指の向こうに、求めている答えが。
 取っ手をつかんで。

 勇気を、出して。

 ……開いた!

 「コラ、ばかしげ! またオレの冷食(そばメシ)、食ったなあ!?」

 おアトがよろしいようで。ちゃんちゃん♪
 だから勝手にどんどんヒトのめし盗むんじゃねえや。


 欠食児童の病人を抱えていると、こちらもなかなか落ちつけない。
 ホントなら今日あたり、しげと映画にも行きたかったんだけどなあ。
 ま、買い物なんかはしげがいない方が機動力はあるか(しげに合わせて行動すると、普段でも、予定の1.5倍は時間がかかるので)と思って、仕事を引けたあと、一人で天神を回る。

 福家書店で新刊マンガを買いこんだあと、ベスト電器「LIMB」で、予約しておいた『アヴァロン』や『ウルトラQ』、『少年ドラマシリーズ』ほか、DVDばかり、ン万円分購入。
 こんなに買いこんでもねえ、全部見終わることできるんかね? 気持ちはあっても時間がそうそうあるまいに。
 第一、先月買った『遊撃戦』や『つぶやき岩』だってまだ見終わってないっちゅうに。でもこれでも随分諦めてるDVDは多いのだ。
 三船敏郎主演の『荒野の素浪人』BOX、25000円したんで諦めたって言ったら、よしひとさんは怒るかな? でも続けて購入する予定のものが来月あたりから増えてくるんで、カンベンしてちょ。

 『ウルトラQ』、店のミスで全巻予約がされていなかったことが判明。
 まだ在庫があったからよかったけど、売り切れちゃってたらまた取り寄せに時間がかかってたのだろう。
 慌てて購入しなければならないというわけではないのだけれど、これだけ馴染みになってて忘れられてたというのは、ちょっとお客を大事にしてないぞ。毎月送られてきていた割引ハガキは印刷ミスで白紙だったし(もちろんちゃんと割引してもらったけど)。 

 予約し忘れていて、店頭買いしようと思っていたトレイ・パーカー&マット・ストーンの『サウスパーク』コンビの実写ギャグ映画『ポルノヒーロー オーガズモ』、売り切れでブツがない。
 こういうときに買い損ねると、二度と手に入らなくなるよな、と思って、博多駅の紀伊國屋にも回ることにする。首尾よく購入出来たのだが、そこでまた見てはいけないものを見つけてしまった。

 カウンターの上にさりげなく置いてあった『スタンリー・キューブリックコレクション』の予約券。
 以前、BOXと単品でDVDシリーズが発売され始めてたのだが、急に中断してしまってどうしたのかと思っていたのだが、つまり「デジタルリマスター」「5.1サラウンド」での再発売のためということだったのね。
 以前のBOXで途中まで買わされた身としてはどうしてくれるんだって感じだな。今度発売のコレクターBOX、先に買ってた『時計じかけのオレンジ』『バリーリンドン』『シャイニング』『フルメタルジャケット』に加えて『ロリータ』『2001年宇宙の旅』『アイズワイドシャット』『スタンリー・キュープリック/ア・ライフ・イン・ピクチュアズ』の四本付きだ。
 もう一度これを買うのはいくらなんでももったいない。第一、『シャイニング』はなぜか旧版が無修正版だったのに、今度の新発売の方が再編集短縮版なのだ。
 しかもこのBOXとは別に『2001年宇宙の旅 スペシャルエディションBOX』が出るのだよなあ。これはサントラCDつき、スクイーズ収録なので、こっちで買った方が絶対オトクなのである。

 DVDやテレビでしか『2001年』を知らない者は、後半の難解な展開をキューブリックの「ハッタリ」と単純に捉える人もいるかもしれない。
 しかし、劇場で、しかも、ホンモノのシネマスコープサイズでアレを体験した者にとっては、まさしく「映像の革命」だったのだよ。
 公開年に5歳で、そんな映画の存在すら知らなかった私が、本作を劇場で初めて体験したのは大学のとき、今更、そんな20年も前の特撮に驚きゃしないさとタカをくくったていたのだが、ところがぎっちょんちょんである。
 新宿マリオン、70ミリシアター。
 大学の友人と、「途中で寝るなよ」と笑いながら劇場に入って。
 上映前のオーバーチュアが長かった(これは現行のビデオには収録されていない)。こりゃホントに寝るかも? と思っていたのに。
 上映開始後数分で、我々は息を飲んだ。
 あの『ツァラトゥストラ』、『美しく青きドナウ』。
 なんとかランドの体験ゲームとはワケが違う、我々は本当に宇宙空間にいるように錯覚したのだ。
 そしてラストのオデッセイ(絶対、邦題は『スペース・オデッセイ』のままで行くべきだった)。
 行くよ、人類はきっとここまで。
 そう思える経験だったのだ。

 ああ! これは買うべきか買わざるべきか!

 あ、『ロリータ』は買いますよ。
 ジェームズ・メイスンとピーター・セラーズの競演だし。スー・リオンなんてロリータの対象じゃね〜から興味なし(対象だったら興味もつんかワリゃ)。

 悶々としながら(買おうか買うまいか迷って)、至極当たり前に「当日の財布の中身次第だな」という結論に達し、フードセンターで食材を買いこむ。
 しげにちったあ料理らしいモノを作ってやろうかと考えながら、結局、買ったのは電子レンジでカンタン調理のハンバーグだったりする。男の手料理なんてこんなもんよ。

 荷物が手で抱えきれなくなってきたので、タクシーに乗って帰る。
 タクシーの運ちゃん、妙に無愛想で、殆ど無言。
 まあ、ペラペラ喋りかけられるのも時には鬱陶しいが、ブスッとされたままと言うのも、ちゃんと目的地まで運んでもらえるのかと不安になる。
 なんとなく気まずいムードのまま、しばらく走っていると、タクシーの無線が切れ切れに聞こえてきた。
 最初は「○○に向かってま〜す」みたいな何気ないものだったのだが。
 突然、無線の声がひときわ高くなって、
 「うほっ! ノーブラ!」
 ……へ?
 「すごか〜、揺れちょるばい。乳首も見えとう」
 あの、何ですかあ?(・・;)
 「外人さんはすごかね〜」
 あ……はあ。そうですか。でも、他の車にゃ客も乗ってるってのは予測がつくだろうに、無線で何もそこまで……。
 別の意味で気まずい雰囲気になっちゃったのでありました。


 帰宅して、しげにハンバーグを作ってやると、しげは無茶苦茶喜ぶ。
 でも実は試食コーナーでひと切れパクついた時のほうがうまかったのである。
 あれって不思議なんだよね、試食コーナーで食べると美味しく感じるのに、ウチに帰って自分で作ると決まって不味くなるのな。
 これもマーフィーの法則の一変形であろうか。

 メールをチェックすると、山本弘さんから『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』同人誌完成の連絡。
 わあ、本当にできたのだ。
 先日いただいたメールでは、「オトナ帝国大辞典の記事が足りません」と、ちょっと完成が危ぶまれているような内容だったのに。
 『h.m.』の近況報告では「夏コミに向けて『クレヨンしんちゃん本』制作に燃えている」と書かれておられたから、まあ大丈夫だと思ってはいたが。
 参加メンバーを見てみると、全員で10名ほど。
 山本さんは当然、原稿を書かれているとして、プロの方の参加があと、眠田直さんだけである。岡田斗司夫さんはご自分のブースを持たれてるから、原稿書くならそっちの方だろうけれど、唐沢俊一さんは参加表明されていたのに、お名前がない。
 そう言えば、ホームページの日記にも「同人誌原稿を書く」って見かけなかったものなあ。ご不幸があったことでもあるし、余裕がなかったのだろう。
 ちょっと残念なことではある。

 いざ販売決定となると、現物を見に上京したくなるのは人情と言うものである。福岡・北九州のコミケに参加したことはあっても、東京には行ったことないしなあ。
 しかし如何せん、今回ばかりは上京はいっかな不可能なのだ。なんてったって、8月10〜12日は入院中なのだから。こういう時はコピーロボットがほしくなるよなあ(ドラえもんの道具よりパーマンのコピーロボットの方に切実感があるのよ、我々の世代にはね)。 


 続けてネットサーフィンをしたかったけれど、買ってきたDVDの山を見た途端、しげがパソコンを占領してしまった。
 で、いきなり『スーパーミルクちゃん』を見始めたのである。やっと見終わったかな? と思ったら、今度は『オーガズモ』。……いや、見ちゃイカンとは言わんが、先に手に取るものがそれか? 他にも『アードマンコレクション』とか『幽霊列車』(赤川次郎原作/岡本喜八監督版)とか渋い作品も買って来てるのに。
 おかげで、日記の更新も溜まってるっちゅーのに、昨日は全くパソコンが使えませんでした。ますます更新が遅れちゃうよう、( iдi ) ハウー。


 仕方なく買ってきた本などを片っ端から読む。

 『怪』11号。
 リニュウアル号ということは売れてないのかな、この雑誌。
 でも妖怪ファンには読み応えが凄くある本なんだがなあ。アカデミズムがお好きなヒト用にマジメな民族学研究も載ってるし。新発見の「化け物絵巻」の紹介もあるぞ。
 でも私がやっぱり面白いと思うのは、水木しげる御大の対談やマンガ『神秘家列伝・仙台四郎』なんだな。
 バンド「ゆらゆら帝国」の坂本慎太郎との対談での無軌道ぶりが楽しい。
 坂本氏が「何もないのに足に火がついたように錯覚したことがあるんですけど」と水木サンに言うと、「精神科に行きなさい」……おいおい、間違ってないけどTPOは間違ってるぞ。
 で、その口で「妖怪はいますよ」だものなあ。かなわないや、このジイさん。
 マンガについての言質も実にさっぱりしている。
 「スランプになるのはバカ。人に誉められたいという気持ちがあるからそうなる。欲が深いだけで本当の才能がないやつです」。
 もちろん、これは手塚治虫のことである(^_^;)。
 そのマンガの才能がないのを、ハッタリと見栄だけでゴマ化してきたところが手塚治虫の才能なんだけどね。手塚治虫は「元祖無責任男」として評価してあげるのがいいと思うんだけどなあ。


 マンガ、石ノ森章太郎『仮面ライダーEX』。
 なんと石ノ森御大の下描きに基づく『仮面ライダーアマゾン』の初単行本化だ。
 連載が低年齢誌の『テレビマガジン』だし、実際の作画は石川森彦が担当しているけれども、ヘビ獣人に襲われた高坂博士を助けられなかったアマゾンが、雪降る街にさ迷いでて、涙しながら「この冷たい白い花はなんだ?」と呟くシーンなどは石森リリシズムの真骨頂だろう。
 でも、番組短縮、連載中断の影響はキツイというのがよく判る作品ではあるのだ。
 なにしろ1〜4話までがプロローグで、5話が最終回なのだから。
 多分、石ノ森さんは、アマゾンを補填して単行本化するつもりだったんじゃなかろうか。しかも自らの手で。
 ……未完の作品の多い人だったからなあ。


 マンガ、高橋葉介『黒衣 ―KUROKO―』3巻。
 既に4巻で完結、と巻末に予告が。うーん、やっぱり高橋さんにギャグ路線はムズカシイということなのかな。
 ちょっと反省してか、今巻は大分シリアスな要素を入れてきているが、ちょっと後の祭り。シチュエーションで見せるタイプの人なので、実は高橋さん、キャラクター造形の幅は狭いのである。
 マジメだが気弱な男の子、ドジな女の子、魔性の者。煎じ詰めれば、この三者しか高橋さんのマンガには登場しない。後はこの基本キャラの立場を変えたり、年齢を上下させたりしてるだけだ。
 今巻から登場の金牙と銀牙も、悪役だけど夢幻紳士のバリエーションだからねえ。だったら『夢幻紳士』の新作描いてえ、ということになっちゃうのだな、どうしても。
 まあ、この話、高橋さんがネタバラシしてるように、ラブクラフトの『ダンウィッチの怪』なのだよね。魔物が復活したらそれで終わらせるしかないわけだから、打ち切りとはいえ4巻という長さはちょうどいいようにも思うけど。


 マンガ、富沢ひとし『ミルククローゼット』3巻。
 そうか、かわいい女の子相手のSMマンガだったんだ、これ。
 「宇宙を壊すためにはその宇宙を作った者達を絶望させる事」
 これってつまり、相手の価値観を完膚なきまでにぶち壊すってことだからね。
 ……そんなに人を苛むマンガを描きたいわけなのかなあ。


 マンガ、長谷川裕一『クロノアイズ』4巻。
 SFの醍醐味はやっぱり「タイムパトロール」ものだなあ、と言いたくなるような懐かしさ。
 ネタバレになっちゃうから言わないけど、歴史上の有名人のアノ人とアノ人がアノ場所であんな事するなんて、なんて血湧き肉踊ることだろう!
 ……あああダメだ、この作品ばっかりは、何を書いてもネタバレになって、感動を伝えられないいいいっ!
 ま、アレですよ、タイムパラドックスものについての一つの解答を示そうとしてるんだろうなあ、と私には思えるわけなのですよ。
 あと、長谷川さんの作品は、今時珍しく悪役が悪役してくれる「勧善懲悪」ものでもあります。いやあ、ハデスの正体があんな……これもネタバレかいっ!
 で、これだけ盛り上げといてまだ完結ではないのな。これは嬉しい限りである。


2001年07月26日(木) 全ての知識はマンガから/ドラマ『美少女仮面ポワトリン』第一話ほか

 出勤する直前に見た、朝、8:00からの『とくダネ!』で、小倉智昭が、ハムスターを飼っている子供が「アナフィラキシー」にかかっている例が増えている、と紹介していた。
 なんだか聞いたことのない病気だなあ、とお思いの方もいらっしゃるかもしれないが、手塚マンガファンには、この耳慣れない病気も実はおなじみのものである。
 もちろん、あの『ブラック・ジャック』に紹介されていた病気の一つで、一種の「過敏症」。最初、蜂に刺された時はなんともないのに、二度目に刺されたらショック症状を起こして死ぬというアレですね。そういうわけで注射することも麻酔をかけることもできないという、難儀な病気なのである。
 で、それがハムスターとどう関わっているかというと、それまではごく普通だった子供が、ハムスターに指を噛まれて、急にアナフィラキシー症状を起こしたっていうんだね。
 だから正確に言えば、「アナフィラキシーにかかっている」ではなくて「アナフィラキシーだということが判明した」と言うべきなのだろう。
 ……うーん、この場合、ハムスターに罪があるとは言い難いだけに、親御さんも本人も、悲しみや怒りの持って行き先がないのではなかろうか。ハムスターのおかげで、病気であるという事実を知ることができたとも言えるわけだし。
 でも、このことで「ハムスターは危険だ」なんて誤った情報が伝わってほしくはないのである。病気が判ったご家庭のハムスターは、その後いったいどうなったのだろう。子供に世話をさせることは不可能になったわけだし、まさか捨てられたり殺されたりしてはいないだろうか。

 実際、動物を飼うってことに対して安易な考えしか持ちあわせていない人間ってのは多いと思うのである。
 「生き物を大切にする心を養える」とか「ペットは家族の一員だ」とか言ってる人間は、私に言わせれば「発狂」してるとしか思えない。
 基本的に「自立して生きることのできない生き物を養う」というのは、その生き物を自分に「隷属させている」ことでしかないのだ。たとえどんなにその対象を愛していたとしてもである。
 「人間の子供を養う」ことと、「動物を養う」こととは自ずから違う。人間はいずれその「家庭」を巣立っていくが、ペットは巣立たない。というか巣立たせるためにペットを飼うヤツはいないわな。「ペットが家族だ」という言葉の欺瞞は、ここにハッキリ現れている。
 逆にこう発想してみたら解りやすいかな。動物ではなく、人間を「巣立たせずに養い続ける」なんてことをしたら、どう? これは明らかに「人権蹂躙」であり、どんなに愛してたって、「虐待」になるのではないかな?
 少女を拉致監禁して飼ってたヒトもいたよねえ。あるいは「あなたは私の可愛いペットよ」なんて言って、美少年をマンションに飼ってる有閑マダムなんてのもいたりするよな(そういう願望持ってる女っていそうだよなあ)。
 それも「家族」なのか?

 私は別に、「ペットを飼うな」とか、「ペットを愛しちゃいけない」とか言いたいわけじゃないのよ。けだものを飼うのには、それなりのルールと覚悟が必要だろうってことなの。実際、なにが起こるか分らないんだから。
 以前、『動物のお医者さん』がヒットした時、シベリアンハスキーの野良犬が増えたって話があったよねえ。今回の騒動も、どうせ『ハム太郎』がヒットしてるからって、安易に子供にハムスター飼ってやった馬鹿親が増えたってことなんだよ、きっと。


 また殺伐とした事件。
 中国自動車道に、中学一年生の女の子が、手錠をかけられた状態で、頭を強く打って死んでいる(正確には救急車で運ばれた先の病院で死亡)のが発見される。
 事故とかではなく、何かの事件であることは(自分から飛び降りたのか落とされたのかは判然としないが)間違いないのだが、女の子に「手錠」をかける状況ってのはいったいなんなのだ。
 どうもすぐに「拉致監禁」とか「略取誘拐」とかいうコトバが浮かんできてよくないのだが、報道もその猟奇性に興奮しちゃったせいか、とんでもない誤報(?)をしでかしている。
 その「手錠」について、病院の関係者が「玩具ではない」と喋っているのを、そのまんま訂正も入れずに放送していたのだ。

 あの、玩具でない手錠って、つまり「ホンモノ」ってことでしょ?
 ということは「ホンモノ」は警察関係者しか使わないと思うんですけど。

 今日び、ちょっと頑丈な手錠なら、「玩具として」ゲーセンのUFOキャッチャーにだってあるぞ。鉄バサミでないと切り離せなかったとか病院では言ってたらしいけど、すぐに外せなきゃ玩具であっても鉄バサミくらい使うだろう。
 それとも犯人はホントに警官なのか?

 先日の花火大会の報道でも、テレビは、例の「茶髪軍団が暴れていた」とか、当事者の発言をまるで検証せずに垂れ流してるとしか思えない。
 「証言」は「事実」とは異なるのである。そんな基本的なことも知らないから「誤報」は増えるんだが、それだけ報道関係者にバカが多いって証拠なのだ。
 ニュースが結局ジャーナリズムではなく、センセーショナリズムによって成り立ってるってこと、視聴者の側はいつだって心しておかねばならないのだろうな。


 仕事を終えてとっとと帰宅。
 しげが今日も「私のモナ王、モナ王返せ」とうるさかったので、途中でコンビニに寄ったのだが、そこは「モナ王」を置いてない店であった。
 まあ、アイスモナカならなんでもいいのだろうな、と思って、森永の「練乳入りモナカ抹茶」と「チョコモナカジャンボ」を買って帰ったのたが、観測が甘かった。
 途端に「モナ王じゃない〜!」とイジケるしげ。
 「なんで? 同じモナカじゃん」
 「チョコが入ってるでしょ? モナカにチョコは邪道なの!」
 ……そんなん知るか。
 仕方なくしげ、「抹茶モナカ」の方を取って一口ガブリ。
 「皮が違う〜」
 何が「皮」だ。たかがアイスモナカだってえのにグルメぶるんじゃねえ。
 プンスカしながら冷蔵庫を覗いてみると、非常食用にと私が買っておいた冷凍の「オムライス」が消えているのであった。
 ……だからその「オレのものはオレのもの、夫のものもオレのもの」ってジャイアニズムで世の中を渡っていこうってのは人間として間違ってるぞ、絶対。

 心の中にメラメラと燃えあがる殺意の炎をなんとか鎮火しつつ、「怒りっぽくなってるのはカルシウムが足りないせいだ」と思って息を整えて、新発売の「生産者の顔が見える牛乳」を飲むと、パックにホントに湯布院の牧場のおっちゃんあんちゃんたちの写真がついているのを発見。
 ……「私たちが作った牛乳です」だとお?
 てめーら牛育てただけだろうがあ! ホントに「生産者の顔が見える」ってんなら、ウシの写真載せろ!
 で、「は〜い、私、ウシの花子。絞りたての私のおチチ、成分無調整よ♪」とかコメントとって見せろ!

 ……すいません。疲れてるんです。許してください。
 
 それでもね、腰が痛いというしげのね、背中に湿布を貼ってやったりしてるわけよ、私は。けなげっていうより馬鹿だよね。
 ……今、気がついたけど、これって女王様と奴隷の関係……?
 (;_;)( ;_)( ;)( )(; )(_; )(;_;)(T-T)うるうる〜


 帰宅が早くなったので、日頃なかなか見られない教育番組なども見られて楽しい。「ハッチポッチステーション」で、『銀座カンカン娘』が流れたのにはのけそった。マニアックとは聞いてたが、親の世代だってそうそう知らんだろうに。
 カラオケなどでは「歌・高峰秀子」とだけしか紹介されていないが、オリジナルはもちろん、高峰秀子・灰田勝彦・岸井明によるトリオ曲なのである。で、「ハッチポッチ」でもちゃんと三人の人形がパートを分けて歌っているのだね。
 ……マニアックどころの話じゃないな。これはもうグッチ裕三というか、スタッフの趣味のみで成り立ってる番組なんだろうな。

 ちなみにオリジナルの映画『銀座カンカン娘』は、戦後間もないころのモノクロ和製ミュージカルです。
 ミュージカルったって、アメリカみたいな豪華絢爛なものが作れる時代じゃないですからねえ。物語自体、開き直って、貧乏画学生が金稼ぎにバイトしまくるという話だったりするわけです。
 だいたい、一応当時のスターであるデコちゃんと灰田勝彦がですよ、田圃のあぜ道と下宿の二階で、形だけはロミオとジュリエットよろしく恋心を交わし合うのだけれど、歌の内容はというと、「デートしようよ〜」「お金がないからできないの〜」ってんですから。こりゃもう、抱腹絶倒のものですがね。
 世界でもっともビンボったらしいミュージカルですが、何がすごいって、ラストくらいは豪華にシメるかと思ったら、古今亭志ん生の落語で落としちゃうんだから。
 貧乏を僻まずに「まいっか」でカラリと仕上げてるセンスがいいのですね。こういう映画がもっと評価されないと、日本のギャグシーンの未来はお寒い限りなのであります。
 監督島耕二の代表作、名作の誉れ高い『風の又三郎』よりも、こちらのトンデモ映画の方だと私なんぞは思ってるんですが。


 CSファミリー劇場で、『美少女仮面ポワトリン』や、安達祐実版『ガラスの仮面』の第1回などを録画しながら見る。
 『ポワトリン』は面白い、という評判を聞いたのが放送後期だったので、初期のころのは殆ど見ていないのだ。
 当時は鈴木清順がなんでこんなのに出演してるんだ、と疑問に思ってたけど、脚本家の浦沢義雄さんつながりだったのだね。
 しかし、異カタルで温泉治療に来ていて働けないから、自分の代わりに行きずりの女の子をポワトリンにし立てるってのは神様もかなり極道(^^)。しかも「ポワトリンの秘密を喋ったら、カエルにしちゃいますよ」って、脅迫じゃん。
 蛍雪次朗さんのディアブルは第1回のころはまだ登場していないのだね。入院中も録画しておいてほしいのだけれど、しげ、ちゃんとやってくれるかなあ。
 これももう十年以上前の番組なのだと思うと昔日の感。主演の花島優子ちゃんもとうに引退して一児の母だって言うし。
 ……そういえば『トトメス』の堀川早苗は今どこで何やってるんだ?


 選挙戦のニュース、当日を別にすれば今日あたりがピークか。
 ニュース23で最後の党首討論、という特集を組んでいるが、昨日、小泉首相がどこぞでの演説でうっかり失言しちゃったという「大事なのは教育ですよ。日本じゃ乞食だってホームレスだって字が読める」ってことに突っ込み入れる他党首は誰もいなかったな。
 森首相の時なら格好の攻撃材料だったろうに、結局「人気者に逆らうと損」とみんな考えながら「自分のほうが傷つかない」質問を繰り返してるだけなのだよなあ。
 確かにね、靖国参拝問題について、土井さんは小泉さんに「参拝すべきでない」と意見言ってるように見えるよ。でも、それは本当に「戦争反対」の理念に基づいた意見だと言えるだろうか。
 「靖国参拝は侵略戦争の美化」って言うんなら、首相の参拝がどうのこうのという前に、どうして靖国神社そのものを廃社にせよ、と言わないのかな?
 社民党を含めた野党も、また「靖国とは別の慰霊墓地を」と主張する公明党も、ひいては中国も韓国も、「存在を認めて参拝を禁ず」と、奇妙な主張を続けているのである。その矛盾の意味を考えずに靖国参拝は是か非かを問うても意味はない。
 あの戦争が「侵略戦争だった」と本気で主張したいのなら、従軍兵士たちは、たとえ「戦うしかなかった」立場であったとしても、みんな戦争犯罪者であり加害者だろう。A級戦犯も一兵卒もそう考えれば立場は同じである。合祀していることが問題なのではなくて、「祀る」こと、「慰霊」すること自体が誤りだ、と主張すべきなのだ。
 なのになぜ誰も「靖国廃止」を唱えないか。

 「靖国」がなくなったら日本を叩ける材料が一つ減るでしょ?

 日本叩きしか考えてないバカの報道をしてるのはもっぱらテレビであって、新聞各紙によればバカを尻目に日韓交流を図ろうとしている民間の団体や学校は多いようである(ホントにテレビはそのことをなぜ報道しないか)。
 たいした心配もないのに、さも不安を煽りたてるようなマネをするのは「煽動」と言わないかな? 日本国内になにかのパニックを起こさせたいのか? 「煽動」の恐ろしさは、流言蜚語が関東大震災時の朝鮮人虐殺につながったことを考えてもわかりそうなものだがねえ?
 実際、日本のどこがどう軍国主義化してるというのだ。「先祖の御霊を祭る」なんて殊勝なこと考えてる日本人なんて殆どおらんぞ。ましてや靖国に毎年参って、「いつかは中国朝鮮を日本が侵略しますから」とか誓ってる奴なんぞおりゃせんわい(0じゃないかもしれんけど、国政を左右できるほどではないことは自明)。
 そんなやつらが大量いるかのように勝手に決めつけてること自体、偏見と差別以外のなにものでもない。そんな証拠が具体的にあるんならあげてみろってんだ。
 このままいくと、『オトナ帝国』のような映画が作られているのが復古イズムの象徴だとでもあのバカどもは言い出しかねんな。



↑エンピツ投票ボタン
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記

☆劇団メンバー日記リンク☆


藤原敬之(ふじわら・けいし)