無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年05月02日(水) 行って来ます。/『20世紀少年』5巻(浦沢直樹)ほか

 昨日、掲示板に劇団メンバーの書き込みがないよう、と書いたら、早速よしひと嬢とC−1君から書き込みがあった。感謝。
 パソコン持ってるやつ、あとはあまりいないからやりとりができるのはここいらまでか。
 でも鴉丸嬢や穂希嬢が書きこんできた日にゃあ、掲示板がシモネタで埋めつくされることは目に見えている。
 そのときは、AIQのエロさんに引き取ってもらおうかな♪(念のため注。エロさん本人は決してエロな方ではありません)

 旅行前にまた訃報と言うのも悲しい話だが、映画監督のケン・ヒューズ監督が死去。
 誰だそれ、と言われても仕方がないくらい日本では無名であろう、この監督、私のフェバリット・コメディである『OO7/カジノロワイヤル』の監督の一人なのである。
 一人、と書いたのには理由があって、この映画、複数の監督にバラバラなシーンを撮らせて一本の映画にしたてたというとんでもない作りの映画なのだ。
 「OO7」、と聞いて、ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンを思い浮かべて、ああ、あのスパイアクション映画ね、と思ったら大間違い。原作無視どころか、脚本もデタラメ、よくパロディ版OO7と評されるが、そんなハイレベルのものではなく、ただただアホでベタで寒いギャグのオンパレード、ただ「バカ映画」としか言えないシロモノ。
 だもので、この映画、筋が全くつながっていない。主役はコロコロ代わるは、設定は変わるは、で、なんなのあの結末は、という、多分映画を見た半分以上の客が腹を立てて帰ったであろうほどにいい加減なのである。
 そんな映画をなぜ私が好きなのか?
 それは、コメディとは「笑える」映画ではなくて「呆れる」映画なのだ、ということに開眼させてくれたからである。
 何しろねえ、悪の組織スメルシュを探索するために、OO7ジェームス・ボンドが七人出て来るんだから。中には女のボンドもいるぞ(^^)。
 ホンモノのOO7を演じてるのはデビッド・ニーブンなんだけど、その甥っ子がウディ・アレンって、なんでイギリス人の甥がユダヤ人なんだよ。
 誰がこんなギャグ書いたか分らないんだけど、監督のケン、翌年に同じくイアン・フレミング原作の『チキ・チキ・バン・バン』の監督を、これまた原作無視のミュージカル・コメディに仕立てていることを考えると、その辺結構関わってるのではないか。
 未見の方はぜひとも一見、そして呆然としてほしい。

 帰宅して、しげと近所の「ガスト」で外食。
 オムライスシチュー、味が今イチ薄いが、その方が私にはちょうどよいのだろう。
 トラベルセットなどをコンビニで買って帰ることにするが、しげ、言い間違えて「トラブルセット」という。
 ……ホントにあったらどんなシロモノかな。持ってるだけで災厄が訪れる……って、呪いのアイテムじゃんか。ほしくないなあ。


 しげは今日も仕事。旅行の前日くらい休みを取ればいいのになあ。
 「だって三日も休むのに、前日休めないよ」
 でも疲れて旅立って、肝心の芝居の最中に寝たりしたらもったいないと思うけど。
 しげが出かけたあと、ようやく明日の東京行きの準備を始める。
 当然着替えのための衣服をタンスや押し入れから取り出さねばならぬのだが、そのタンスや押入れの前にも本が平積みで山になっている。
 先ず、その本を横にどけねば、と、手に取って。
 はい、オチが見えましたね。
 気がついたら本を読んでいて、準備が全然進まない。
 準備が一応終わったのはようやく2時。……一応、というのは、まだ洗濯した下着が乾いてないからです。
 あとは翌朝。


 マンガ、浦沢直樹『20世紀少年』5巻。
 ああ、20世紀編は大河ストーリーのプロローグだったのか。
 一昨日の飲み会で、「もうすぐ終わるんじゃないか」とか言って話題にしていたが、こりゃ完全に読みが外れた感じ。多分、これは20巻はいくな。
 本当のヒロインは「彼女」なわけだ。キャラデザイン的には従来の浦沢ヒロインと大して変わりがないように見えるが、何しろバックグラウンドに5巻を費やしている。多分ありきたりな展開にはなるまい。
 そう言えば飲み会の中でゴクウさんが「マンガ家三大なおき」って言ってたな。「なおき」という名のマンガ家はみな天才だそうである。
 曰く、「浦沢直樹」「唐沢なをき」「山本直樹」。
 ……納得だなあ。

 神坂一原作・トミイ大塚作画『スレイヤーズすぺしゃる』3巻。
 帯にアメリア登場、と、あったので、もしやついに「ナーガ」とのご対面? と思ったが、すれ違いでやんの。
 ……まあ、そうするしかないよな。
 

 ちと疲れたので今日はここまで。
 まだもちっと買いとくことはあるのだが、それも帰福後。
 それではみなさん、行って来ます(誰に向かっていっとんじゃ)。


2001年05月01日(火) 実は某大学推理研OBです/『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン)ほか

 わあ、また雨だ。
 先週の「ずっと晴れ」の天気予報はどうなったんだよう。
 しかもつい今日が月曜日である気になって、早出の日なのに寝過ごしちまった(月曜は遅出なのです)。
 ああ、5分遅刻。
 しかも慌てて走ったので職場の玄関で派手に転んじまった。
 ……転んだ直後は痛くなかったのに、夕方頃からビキンビキンと筋に沿うように痛みが走るようになった。
 明後日から旅行だと言うのに、ひどくならなきゃいいがなあ。


 今日も仕事は目白押しで休む暇もないのだが、いい加減活字に飢えている。
 ちょこちょこと読み進めている本は何冊もあるのだが、なかなか読み切れない。そう長くない本でも読もうかと、『裏モノ会議室』でも話題、というより「(笑)」になっている例のあのベストセラーを読んでみた。

 スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』。
 もう大爆笑(^O^)。
 物語としての深みなんかありゃしない、ただの熱血スローガンだけで出来あがっているバカ本であり、トンデモ本である。もっとはっきり言っちゃえばオウム真理教の教本とレベル的にはほぼ同一だ。
 マンガで言えば『巨人の星』であり『エースをねらえ!』であり、ハマるやつはハマるだろうが、要するに一見怠惰に見える保守派(ほんとはそんなことないけどね)を蔑み、「変革」という名のもとに弱者を疎外し迫害しようっていうクソみたいな本だ。
 こんなもんに感動してる連中が多いってのは情けないが、これで「民衆は洗脳されたがってる」ってのがはっきり解るという点では面白いね。
 世の中に「パロディにされるために生まれてきた」本があるとすれば、これはまさしくそうであろう。私はこの本の「チーズ」という単語を全て「チ○チ○」(←わかんないヒトのために、解説しよう。ペ○スのことだよ)に置き換えて読んだ。「チーズ」は全ての求めるものの象徴だって言ってんだから、著者は怒るわけにはいかないはずだ。
 ありがちだけど、この本が語っているもっともらしいスローガンの質がそれくらい低レベルだってことが、よーっく、わかりますよ。チーズだかなんだか知らないけど、人間は「目標」なんてモノを持ってたら現実的にはロクなことをしないんだけどね。
 さあ、みんなも「チーズ」をいろんな単語に置き換えてご覧♪


 疲れて帰宅すると、しげがパンを買ってくれている。
 「食べていいか?」
 と聞くと、「イヤ」と言う。
 私のために買ってくれたのに食べちゃいかんというのは意味が解らない。
 「なんで食べちゃいけないんだよ」と文句を言うと、
 「……残して」
 ……半分こしたいんだったら最初からそう言え(ーー;)。


 NHKBS2で『ゴーストバスターズ』見る。
 DVDも持っているのだが、字幕がテレビ用だと微妙に違う。
 「ゲイトキーパー」が「門番」なのは同じだが、「キーマスター」を「かぎ師」ってのは意味が通らんぞ。要するにこれはホテルの鍵の管理人と同じことなんだから、「鍵番」でいいんだよ。
 笑えたのはあのビル・マーレイがウィリアム・アザートンを罵倒するシーン。
 「はい、市長、こいつはタマナシ(peck)です」
 これが「こいつは怒りんぼです」に変えられていた。
 怒りんぼって……かわいいぞ。
 これでアザートンがマーレイに殴りかかろうとするんだけど、それじゃホントに「怒りんぼ」じゃん。……もしかしたら、これ、改訂をNHKに命じられた翻訳者が、やけになったのかも知れないなあ。

 続いて見た『シャーロック・ホームズの冒険』は『ソア橋事件』。
 横溝正史の『本陣殺人事件』の元ネタになったやつだな。トリック自体は今や古色蒼然としてしまった感があるのに、今でもじっくり見られるのは、キャラクター造形が古びてないからなんだよなあ。
 新本格の作家たちが見習って欲しいところである。
 

 山田風太郎原作、石川賢作画、『柳生十兵衛死す』1巻。
 既に『魔界転生』を漫画化し、ただでさえ面白い原作を更なる奇想をもって最高に面白くしてしまった経験を、そのままこの「柳生十兵衛三部作完結編」にも応用してきた。
 イヤ燃えましたよ、何たって、『甲賀忍法帖』のあの不死身の薬師寺天膳が、柳生十兵衛と激戦を繰り広げるのだ!
 石川賢は、風太郎忍法帖で『バイオレンスジャック』をやるつもりだ。
 恐らく、『伊賀忍法帖』も、『九ノ一忍法帖』も、『柳生忍法帖』も、もしかしたら『妖異金瓶梅』や『明治波涛歌』まで、全てその石川ワールドの中に取りこんでいくかもしれない。
 注目の一冊である。


 先日、日記ランキングつながりの少女漫画家さんからのメールで、「私の正体、推理してもいいですよ〜♪」とのご許可を頂いた。
 なんだかお互いに気遣いあって妙なことになってしまったが、どうやらお怒りではない様子なのでホッとする。
 私の人となりをご存知の方は先刻御承知だが、一見、シニカルに見せかけてはいても、基本的には青春野郎なのである。マジで『飛び出せ!青春』が人生のバイブルだった時期があった(「LET'S BEGIN!」だぜ!)。
 ……何が言いたいかっていうとさ、私ゃ未だに女性に対しては幻想を抱いてるとこあるわけよ。なんかね、推理しようにもね、いわゆるマドンナ像みたいなものが頭ん中に出来あがっちゃってて、その漫画家さんについては、既に夏目漱石の『三四郎』の美禰子がパラソル持って歩いてるものだから(古いな)、もはやほかのイメージが想像できないのですよ。
 でもまあ、乗りかかった船だ(いつだよ)。
 勝手に想像しちゃおう。

 まず言えること。
 彼女は「さくらももこ」ではない。
 清水に住んでないし、ご主人はいらっしゃるし、あんなおっちょこちょいのとんちんかんでもない。

 彼女は「玖保キリコ」でもない。イギリスに住んでない。

 彼女は「美内すずえ」でもない。
 ちゃんと連載は続けられてるようだし、第一アレがアレしてアレになったりしていない。

 彼女は……。
 アカン、消去法で行ったらキリないがな。
 ちょっと視点を変えねばな。

 プロフィールによると、お仕事が少女漫画家・美少年漫画家とあるが、わざわざ「美少年漫画」と書いてあるところがヒントかなあ。でも二十年前なら「美少年漫画」なんて『風と木の詩』と『摩利と新吾』くらいしかなかったけど、今は腐るほどあるしなあ。……幼年誌には描いてないかな。
 むしろ月産「40〜50ページ」というのがヒントになるかも。
 月刊誌でも普通は30ページくらいが普通だから、これは2誌以上に渡って描いているか、月二回刊の雑誌に描いてるかどちらかじゃないかな。
 ただ、今のところ日記からは数誌に渡って描いてるような感じはないから、やはり月二回刊誌か?
 うーむ、パッと思いつくのは『花とゆめ』くらいだけど、きっとほかにもあるよなあ。
 漫画家さんはよく自分の漫画の欄外に近況報告描いてるから、それを手がかりにするというのもアリかも。ともかく独身やデビューしたばかりの人は除かれるだろうし。
 ああっ、もう推理するためのデータがない(+.+)。

 うーむ、やっぱり「ジッチャンの名にかけて」ってわけにはなかなかいかないな(^_^;)。

 
 今週、どういうわけだかエンピツのランキングの得票数が増えている。
 先週まではどんなに行っても15票くらいが限度だったのに、今週は三日でもうそこまで達してしまった。
 なんでかなあ、と思っていたが、実はしげの仕業であることが解った。
 と言っても、しげ本人が何度も投票ボタンを押してるわけではない。
 しげは、ちょこちょことこの日記の環境設定などを変えて使いやすくしてくれているのだが、その投票ボタン、今までは「投票」としか書いてなかったのを、「読んだら押してね」に書き変えていたのだ。
 こりゃ、何も知らない人が読んだら、「なんだろう?」と思って、とりあえず押すわな。なかなか卑怯なワザを使うやつである。
 このワザ、シティーボーイズのライブ『ウルトラシオシオハイミナール』にあったギャグネタの応用だな。

 『シティボーイズミックス ラ・ハッスルきのこショー』、いよいよ明後日見るために東京行きである。
 この日記も5/2〜5/3の間更新が停止しますが、よろしければその間も投票ボタンをよろしく。
 結構、日記を書く励みになりますもので。

 それにしても劇団のメンバー、掲示板に全く書き込みしてくれんなー。
 ……もしかして、身内なのに読んでくれてない?(・・;)


2001年04月30日(月) 別れのトワレ/映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』ほか

 先にお知らせ。
 この日記にもたびたびギャグメーカーとして登場してくれる、私の女房であるが(そりゃ登場するわな)、こいつのことは今まで「女房」としか表記してこなかった。しかし、今回から改めて「しげ」と呼称することにする。
 最近しょっちゅう女房は、「あなたは私への愛が足りないわっ!」と拗ねてるので、「女房」とか「家内」とか言う書き方もつっけんどんかなあ、と反省してやめることにしたのだ。もちろん、これは女房が自分でつけた芸名で、本名ではない。
 掲示板等で女房のことを話題にしてくださる方も、よろしければ「しげさん」と気安く書いていただけるとありがたい。多分女房、もとい、しげもそれを喜ぶと思う。


 なんだなんだ、今日は晴れると天気予報で言ってたのに、また雨が降ってやがるぞ。
 しげは、「雨だよ、どうする?」と哀願するように私を見つめてくる。
 「どうするったって、出かけるしかないじゃん。休みはもうないし。とりあえず昼まで待って、雨が止むようなら映画に行こうか」と答える。
 それまではネットを回覧したり朝寝したり。

 掲示板を開設して、早速友人や知人からの書き込みがあって、実はちょっとホッとしている。
 こんなことを言っても誰も信じないかもしれないが、私はほかの人の掲示板に書きこんだり、メールを送ったりするのが無茶苦茶苦手である。
 自分のようなつまらぬ人間が書き込みしたりメールを送りつけたりして、迷惑ではなかろうか、もしかしたら石を投げつけられ十字架に掛けられ大天使ミカエルにさらわれて釈迦や阿修羅王の監視役をさせられるのではないかと、内心ビクビクしているのだ。
 ましてやフォーラムに長文の感想を書きこむなど、怖くてとてもできない。
 ……ここで、やってるじゃんかと当然ツッコミが入るところでしょうが、だから、ニューヨークのスラム街で「ニ○ー!」と叫ぶくらいの勇気をふりしぼって書いてるんですってば。
 その反動か、日記ではもう、私はかなり好き放題、まさしく無責任な態度で愚にもつかぬことを書き散らしている。
 みんな私のこと嫌ってるだろうなあ、掲示板作っても何も書いてくれないだろうなあ、と、半ば閑古鳥が鳴くのを「覚悟」して、開設したのである。
 それがもう、一日で何件もの書きこみ。これこそ感謝感激雨霰である。

 日記ランキングでお知り合いになった少女漫画家さんから、「奥さんに優しくね」と書きこみしていただいたのはとても嬉しかった。
 男はなかなか女ゴコロというものに気づかぬものらしい。
 ほかの女性とのメールのやりとりをしげが嫉妬していること、私はワガママなやつだとしか受け取っていなかったのだが、「夫が自分以外の女性に時間とパワーを遣っているのは、浮気でなくても寂しいものです」という指摘は、そう言われるまで気付きもしなかった。
 やはり私はしげに対していささか傲慢になっていたようだ。

 「やっぱり女はみんな同じだよ」
 と、しげは言う。
 「俺がほかの人にしてることを自分にもされてないの、いやか?」
 「うん。例えばあんた、昔の彼女と、空港でキスしたことあるでしょ?」
 いきなり何を言い出すか、と焦った。
 確かに私は、大学時代、上京していたので、福岡空港のロビーで当時の彼女にしばしの別れのキスをしたことがある。
 ……青春野郎だったんだよ、悪いか(-_-;)。
 「私にはしたことないじゃん、空港でのキス」
 「……物理的にできねーだろ? 空港で別れ別れになるなんてことないんだから」
 「でも今度、空港に行くじゃん」
 「一緒に東京に行くんだろうが。別れるわけでもないのにキスなんかできるか」
 「でも、別れる時あるじゃん」
 「へ?」
 「トイレに行くときとか」
 ……わしゃトイレに行くたびにいちいち女房に「今からトイレに行くけど、待っててね。その間、キミが寂しくないよう、魔法をかけてあげるネ(はあと)」とか言ってキスせにゃならんのか!

 それだけは絶対に避けたい。
 空港でキスしない代わりと言ったらなんだが、今度からときどき女房にメールを送ることを約束する。
 ああ、しかしもともとこの日記は私としげのおバカ日記にする予定だったのだ。いめーじは「ひろしとみさえ」。でもこのままでは、だんだん「ミッチーとよしりん」のノロケ日記に近くなってしまうぞ。どうしたらいいのだ。


 昼から雨が上がったので、ワーナーマイカル大野城まで自転車をかっ飛ばして、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』を観に行く。
 しげ、売店でコナンのポーチを買う。色は黒で金のメダルつき、シックでなかなかカッコイイ。私も『クレヨンしんちゃん』のハガキを手に入れてにやついている。おおっちゃんと太陽の塔が描かれてるぞ♪ ……病膏肓だなこりゃ。
 場内アナウンスの「『クレヨンしんちゃん』は満席です、次の回を……」という声に、一人「よしよし」と頷く。
 福岡では同時公開の『コナン』よりヒットしているのだ。公開期間は短いようだが、興行成績、結構いい線まで行くのではないか。

 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』、アラはあちこちにあるが、ミステリーにアラはつきものなので、批判しだしたらキリがない。トリックがチャチ、というより無理があるのは毎回のことだし。
 でも一応ネタバレしない程度に批判しとこう♪
 揚げ足取りだと言うやつもいるだろうが、ミステリーの批判は全て基本的に揚げ足取りになるものなのである。
 今回の殺人の動機、江戸川乱歩の分類によるなら「異常な動機」の範疇に入るものだろう。でも「異常」ってことは普通の常識から言えば納得しがたい動機でもあるということだ。簡単に言えば「そんなつまらん理由で人殺すバカがいるか」ということなのだ。
 犯人が、自分が犯人であるという証拠を、現場にあえて残していっているのも不自然。
 感動シーンが今回、コナンと蘭、少年探偵団と、分散しているのもネックかな。サスベンスで見せる場合、基本ストーリーにサブストーリーが絡むと、失敗する例は多いのである。
 他にも批判されて仕方ない面はいくつかあるが、全体として見れば、ストーリーを複雑にしすぎてかえってつまらなくなってはいるが、捻りの効いている部分もあり、まあまあの出来と言うところか。


 大野城サティでヒレカツ、コロッケを買って、帰り道の途中の公園で、ピクニック気分で食べるつもりだったが、雨上がりの公園は妙にジトっとして、晴れやかな気分にはならないのだった。
 帰宅して弁当を食べたあと、しげは仕事に備えて早寝。
 私はエロの冒険者さんに借りていたDVD『怪獣ウラン』を返さねばならぬので、まだ見てなかったラストの部分を見る。

 『怪獣ウラン』、邦題がまずいい加減で、「怪獣」ったってゴジラみたいなのでは全くなく、不定形生物である。
 ドロドロしたモンスターと言えば、パッと思い出せるだけでも『ブロブ』『ターミネーター2』『美女と液体人間』『水神様がやってきた』などポツポツあるが、倒し方はもう、燃やすか流すか固めるかしかないのでオチが見えてしまうのが難点。
 ストーリーは無難で、言いかえれば陳腐。でもB級SFと言っても、意味不明な描写が続くほどではないから、まあよくまとまっている方か。


 8時にアクロス福岡前で待ち合わせして、AIQの方がたと中洲の「魚民」で飲み会。
 なんだかなあ、大してスタッフワーク的なことしてないのにほとんど友達感覚でしょっちゅう顔を出してるけど、いいのかなあ。
 でもいったんオタク話に花が咲くと、ほとんど傍若無人に振る舞っている。「人の迷惑顧みず、やってきました電線音頭」と言うヤツだな。
 ノリにノって喋ってたおかげで何を食ったかほとんど覚えていない(^_^;)。
 ああ、そうそう、金網籠に入った野菜をそのまままるごと、昆布のダシだけで鍋で湯がいた料理が美味しかったなあ。あの鍋はちょっと可愛らしくて欲しかった。100円ショップあたりで売ってないものだろうか。
 日記に書かねばならぬので、みなさんのハンドルネームをお聞きするが、これをただ並べたら、もう印象は百鬼夜行である。
 エロの冒険者さん、ゴクウさん、いちろうさん、しおやさん、アンジェリーナさん、都合で来られなかったが、ぴんでんさんとロデムさんが来てたら、さて、これはどういう集団なんだか(^^)。
 でもウチの劇団の連中の芸名も並べてみると、ほとんどやおい同人誌のメンツだから、ヒトのことは言えないのである。
 私のように普通っぽい名前の方が好きというのは珍しいのかなあ。でも、仮に私が「ロミオ剣崎」とか「にゃんころりん」とか言うペンネームを使っていたとしたら、多分劇団員から袋叩きにあうと思うんだが。

 いつも話に出てくることではあるが、今回もしおやさんが「『ふゅーぷろ』と言って、何の解説も要らないというのはうれしいなあ」とおっしゃる。そりゃまだバックナンバー捨てずに持ってますもん。『奇天』も『幻影城』も全冊ウチにはあるのだ。カビてて古書としての価値はないけど。
 でもそんなのはただの自慢話にしかならないので言わない。それにみなさん、どうせもっと凄いコレクションを持たれてるのに違いないのだ。
 コレクションと言えば、先日この日記に書いた、しげ謹製のバチモン「しんちゃんサイン色紙」、しおやさんが「いいなあ、ほしいなあ」とおっしゃっていた。
 確かにあれはしんちゃんとして書かれたものだし、今、しげに書かせたってそれは別のもの、その意味では「ホンモノ」として貴重かもしれないけど。
 でももう少ししげに辛抱強い根性があれば、もっとイベント用のシナリオ、手に入ったろうになあ。

 オタク話の全てを書いていたらスペースがいくらあっても足りない。
 今回も箇条書き的に印象に残った話などいくつか。
 ●ゴクウさんは「燃える闘魂」のTシャツを買って見せびらかしていた。これが赤地で超カッコイイ。英語だと「BURNING SPILITS」になるのだな。それからみんなで手もとにあるオタクグッズの見せ合い。
 ●いちろうさんは脱脂粉乳が大好きだったそうだ。そんな人には初めて会った。ガキのころアレをムリヤリ飲まされて教育不信になった人間は多かろうに、やはり同世代だからと言って、ひとくくりで語るのは危険と言うものである。
 ●アンジェリーナさんの職場の上司はホ○だそうである。しかも東大コンプレックスが強く、岡田斗司夫さんの本を「東大講師の方の本ですよ」と言ったら喜んで購入したそうな。……ちゃんと読んだのだろうか。
 ●クーンツは「安っぽいスティーブン・キング」である(byエロさん)。
 ●テレビQ(東京地方だとテレビ東京か)の深夜番組の『おやじ』はとても面白いらしい。
 ●佐野元春はコミックシンガーである。
 ●そのうち、エロさん主催の海外バカSF映画の上映会を開く予定。タイトルは『オタク・アミーゴス・セピア』になる予定である。

 最後のは、『プッチアミ。』や『ミニアミ。』でもいいかも。
 しかし一日経って書くと、細かいところは忘れちゃうなあ。もっと面白い話もあったような気がするんだが、また思い出した時にでも書くかな。



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藤原敬之(ふじわら・けいし)