無責任賛歌
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| 2001年03月09日(金) |
ふうふのしんしつ/『掌の中の小鳥』(加納朋子)ほか |
夜中にも雪が降ったらしい。 うっすら地面にも雪が積もっているし、昨日ほど吹雪いてはいないがチラチラ雪も待っている。 今朝もやっぱり、布団にいつの間にかもぐりこんできた女房に追い出されていて、半裸状態で目が覚めた。 ああ、咳が出るノドが痛い鼻が詰まってる。 私をこんなメに合わせておきながら、女房は一人で布団にヌクヌクと……と思ったら、こいつも寝惚けて掛け布団とバトルロイヤルを繰り広げた末に、全部リングアウトさせていたのであった。 二人揃って風邪を引くことが多いのはこのせいか。くそ。 よっぽど仕事を休もうかと思ったが、 この仕事に命を賭け、 世のため人のために働くことを使命と信じ、 愛と正義の使徒たる私が、 仕事を休むなんてトンデモナイ。 というわけで仕事に行きましたとさ(^^)。
加納朋子『掌の中の小鳥』、読む。 ハートウォーミングなミステリ、『ななつのこ』の作者が贈る、殺人も詐欺も誘拐もない、けれど紛れもなく上質の、日常の中のミステリ。 謎が簡単過ぎる、という批判は本作の場合は的外れだろう。作者は恐らく読者に謎を当ててほしがっている。 例えば、登校拒否に陥った少女がいる。少女は本当は学校に戻りたいと思っているが、きっかけがなく、勇気を奮い起こせない。少女の祖母が、少女に一つの賭けを申し出る。 「おばあちゃんが向こうを向いてる間に碁石を一つ選んで。それから今度はあなたが向こうを向いている間に私が石を一つ取るの。もし二人の石の色が違ったら、あなたの勝ち。おんなじだったら、おばあちゃんの勝ち。どう?」 確かにトリックはバレバレ(^^)。 でもそれでいいのだ。こねくり回してメタだかベタだかわかんないトリックをふりかざして悦に入ってるアマに毛が生えた程度の連中のミステリに比べりゃ、加納さんの作品はよっぽど口当たりがよい。 それはそれとして、この人、言葉遣いにちょっと特徴がある。 例えば、「とんでもないです」というセリフ。これ、「とんでもありません」とか「とんでもございません」って誤用を平然と言ったり書いたりしてる人、多いんだよね。形容詞に直接「です」をつけるのもホントはよくないんだけど、話し言葉なら許容範囲内。 さらに、「障害」を「障碍」と正確に、「大盤振る舞い」を正しく「椀飯振る舞い」と書いてるのも今時は珍しい。どっちも誤用が定着しちゃったものだ。このパソコンだって、正しい方は一発じゃ出ないってのに。 この辺の言葉のさじ加減に関するこだわりが、もしかして、この人、文学部出身じゃないかなとふと思った。 で、経歴を見てみたらやっぱりそう(^^)。どうも作者と、ヒロインの勝気な女の子とのイメージがダブってきちゃうんだが、優しげに見えて実は芯の強い女性なのだろうな。
帰宅が遅くなったので、女房は既に仕事に出ている。 何気なくパソコンでメールチェックをすると、ちょっとイスからこけそうになるメールが混じっていた。 うーん、これは今のところここで書くわけにはいかないのだが、かと言って将来書くことができるようになるかどうかも解らず、第一それが真実であるか否かも実は確定的ではなく、いや、本来書くべきことかそうではないのかを判断すること自体が難しく、女房に相談しても多分「好きにしたら?」としか言うまいし、でもホントに書いたら軽蔑されそうだし、我々に関することであればきっと書いてしまうのだろうけれど、結局まあ様子を見るしかないということもわかっているわけで、だったらこうウダウダとワケのわからんことを書く必要もなかったのである。 なんのこっちゃ。 まあ、書かねばならぬ時が来れば書くこともあろう。
そろそろ女房の作ったスープ、三日経っているので、いい加減飲み干さねばならんのだが、もともと鍋に山ほど作っていたので、とても二日や三日で飲み尽くせるものではないのである。冬場で寒いし、明日までなんとか持つんじゃないかと思うが、夏だったら一日で部屋中に酸っぱい匂いが充満しちゃっただろうな。 桑原桑原。
アニメ『無責任艦長タイラー』25、26話(最終話)見返す。 途中をすっ飛ばして最終話だけ見るってのもせっかちなことだが、さすがにラストの作画は堂に入ったもの。でも元祖植木等の「無責任」に比べると、底が浅いのは否めない。結局タイラーが「いい人」になっちゃってんだよねえ。いや、ネタ元とは言え、今さら植木等と比べるべきもんじゃないんだろうな。
女房、1:30に帰宅。明日が休日なので夜更かししてでも待っててやろうという夫心(^^)。でも、帰って来るなり腰が痛いのなんのと言いながらのしかかってくる女房はただひたすら重いのであった。……腰が痛いのはテメエの体重のせいだ。 友達に贈ってもらった「ラスクフランス」というお菓子、美味しくて女房と二人でバリバリ食っているが、メンバーのみんなに分ける前に食い尽くしそうで怖いな(^_^;)。……だから夫婦揃って太るんだって。
今日はこれでおしまい。まる一日分、日記を書いたので、続きは久しぶりになし。
| 2001年03月08日(木) |
ゴジラ対バラゴン。……地味だ(-_-;)/『Heaven』2巻(佐々木倫子)ほか |
寒の戻りかなんだか知らんが、また雪である。 昼の雪は殆ど積もりゃしないから通勤の足に響くこたあないが、三月も半ばだってえのにどう言うこっちゃ。 「季節外れの雪」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが横溝正史の『本陣殺人事件』だったりするのは、昭和50年代のミステリブームの洗礼を受けたもののサガであろうか。『本陣』は金田一耕助のデビュー作ってことだけじゃなくて、密室トリックの傑作としてもすばらしいんだけど、現代の作家が今更「雪の密室」なんて設定を出してきちゃあ、いささか興醒めであろう。 雪景色の中の死体ってのは確かに絵になるが、そこで提示される「謎」がたいてい「犯人の足跡がありませんでした」ってパターンに陥っちゃうのが陳腐なのである。 その点、都筑道夫さんの『最長不倒距離』は「木の両側を通り抜けたスキーのあと」というちょっと工夫のある謎を紹介してたな。
諫早湾の水門開放問題、今度は「水害の危険がある」とかで、長崎県や地元民が国に開放の反対を陳情し始めたそうな。 国としてもアチラを立てればコチラが立たずで頭の痛いところだろうが、ノリの不作は全国的レベルの大問題だから、結局は水門開放の方向で押し切られるんじゃないかな。 事業を進めてるのは確かに国だろうが、当事者間の話し合いがまるでされてないってのは、喧嘩して物わかれにしかならないってこと、知ってるからだろう。だからオカミに頼って、相手の方を何とかしてもらおうとする。 つまりはノリ業者も長崎県も、どっちも相手の立場なんか考えるつもりもなく、テメエの要求を通したいだけで、しかも自分の手は汚したくないって連中ばかりだってことだ。どいつもこいつも自分のエゴ剥き出しにしてるだけ。 となりゃあ、誰もが納得するような調停はハナから無理ってもの。どっちかが犠牲になるしかないのだ。その覚悟もなく言いたいことだけ言ってんのはみっともないとしか言いようがない。 だったら私もエゴ丸出しで、ノリが食えないほうがいやだから、長崎県の方に犠牲になって欲しいって言ってもいいよな。 三宅島の人たちはもうそこに戻れる見込みすらなくなってきてんだ。水害だってもともと天災じゃないか。人災のノリ不足と一緒にしてガタガタ言ってんじゃねえや長崎県。 花沢徳衛さんが89歳で死去。 この人も代表作をどれと断定しにくいほどにバイプレーヤーとして活躍した人だった。新聞には『おはなはん』が紹介されてたが、私だって生まれちゃいないくらい昔じゃねえか。 松竹版『八つ墓村』の磯川警部が花沢さんだったなあ。あのシリーズが二作三作と続いていれば、花沢さんの磯川警部も定着していたろうに。 藤子不二雄Aが『黒イせえるすまん』の『チ漢さん』の話で、明らかに花沢徳衛をモデルにしたとおぼしき老人の痴漢を出していたが、あれも出演歴に入るかな。
ドラマ『カバチタレ!』の主題歌、『DO YOU REMEMBER ME』のヒットで、オリジナル曲である岡崎友紀版も注文が殺到してるそうである。 70年代ポップスのカバーバージョンにもかかわらず売れるってことは、メロディーラインそのものの嗜好は昔も今もあまり変わっちゃいないってことなんだろう。アレンジさえよければ、『銀座カンカン娘』だって再ヒットさせられるかもしれんぞ。それはないか。 でもジャズ系は比較的長持ちするよなあ。『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』って例もあったことだし(^o^)。 『ゴジラ』の新作、やはり金子修介監督に決まったようだ。 題して『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』。頭になぜ「東宝チャンピオン祭り」とつかんかな。 実際にはもう何ヶ月も前から水面下で動いてはいたので、脚本なんかはもう上がっているのだろう。モスラ・バラゴン・キングギドラ連合VSゴジラって構図だけで興味は半減だが、『キネ旬』の記事だとどうやら東宝もそろそろゴジラに見切りをつけかけているそうで、それで華々しく旧人気怪獣を出して打ち止めにしようと考えたものらしい。『怪獣総進撃』のパターンだな。でもギドラが「ヤマト聖獣」で正義の味方ってのはその時点で間違ってる気はするが。 オフィシャルページのストーリー紹介では、あの三つ首のギドラは未完成体で、戦いの中で完成体になるそうなのである。……で完成体がヤマタノオロチだったりしたら世間は怒ると思うが。 ニューゴジラのデザインもまたブタ鼻に戻って背びれも小さくなり、今イチ威圧感というものが感じられない。 ああ、でもどうせ金子さんにやらせるくらいなら、脚本も伊藤和典さん、特技監督も樋口真嗣さんにすりゃよかったのに。でも『ガメラ3』がきっかけであの三人、喧嘩しちゃったらしいし、東宝も妙なところにだけプライドが残ってる感じだし、それは無理なのかもなあ。
シティボーイズのライブ(今年から「ライブ」と言わずに「シティボーイズミックス」と名前を変えるそうな)『ラ・ハッスルきのこショー』のチケット発売が明後日10日の10時から始まる。 九州公演してくれないかなあと何年も待っているのに、シテイボーイズのお三方、全く来てくれる気配がないのだ。大阪や名古屋には行くくせに。大阪なんて、小手指のタコ焼きしか食うもんありませんよう(←偏見)。名古屋の人間はみんなぼったくりですから身ぐるみ剥がされちゃいますよう(←差別)。なんで九州に来てくれないんですかあ。 いい加減、待つのにも痺れを切らしました。こうなったら、こっちから出向こうと決意……って、借金取りじゃあるまいし。 もっとも、殆ど即日完売のチケットなので、取れるかどうかわからん。誰か一緒に行くかなあと思って、よしひと嬢や塩浦嬢に声をかけるが、あえなく撃沈。やっぱり東京は遠いかなあ。 まあ、遠出の旅行するってえと、女房はたいてい興奮して体調崩しちゃうから、連れが少ない方がいいのかもしれんが。
仕事帰りにコンビニに寄って、レトルトカレーやパンを買いこむ。冷蔵庫に食材は残っているが、昨日あたりからまた咳がひどくなってきたので、料理に時間をかけたくないのだ。 そして、今週末の休日こそ外に出ないで原稿書くのだ。部屋も片付けるぞ(少しは)。 で、とりあえずはコンビニで買ってきたマンガを読むことにする(そうやって時間は過ぎていくのさ)。
マンガ、吉田秋生『楽園のこちらがわ』読む。 『夢見る頃を過ぎても』も『十三夜荘奇談』も持ってるのに、どうして再録ものばかりのこの雑誌、買っちゃうのかなあ。 しかも大学のころはボロ泣きしながら読んだこの作品、今やずいぶん覚めた目で見るようになってしまっていることに気づく。 少女漫画の中では格段にリアル、と評された吉田秋生作品だが、よく読みこんでみれば、男の子どうしの友情の描きかたなんか相当に恥ずかしい。……惚れた女は親友の彼女、そのコをあきらめるために親友に向かって言うセリフがこりゃまた「何も言うな、黙って一発殴らせろ」だもんね。 そりゃ恋愛って確かにファンタジーだけどさあ、女のコって、この程度の陳腐なシチュエーションにすら憧れを抱けちゃうものなのかね。……なんてアイロニカルな見方しちゃうから、私は純愛ものが書けないのである。
女房が仕事に出かけたあと、万年床の枕元を探してみると、佐々木倫子『Heaven?』の2巻が。 畜生、こうやって隠しておくから、私が読みそこなったり、知らないままうっかりもう1冊買っちゃったりする羽目になるのだ。 しかし佐々木さんもすっかり「ビッグスピリッツ」の看板作家になっちゃったなあ。もともと少女マンガ家のクセに恋愛的要素の希薄なマンガしか書いてこなかったから、かえって今のほうが水に合っているのかもしれないけど。 準主役(実質的には主役)の、レストランのオーナーのセリフの中に、突然『虚無への供物』なんて単語が出てくるのでビックリしたが、今巻で本職がミステリ作家だと判明。さりげなく伏線を張っていたのだな。しかし『虚無』のファンとは相当にコアな。誰がどれだけ気づいていたことか。
ここ数日、女房の帰宅が遅いので、私は先に寝入っていることが多い。 で、朝起きたらいつのまにか女房が隣にいるという状況が続いているのだが、それだけならまだしも、私はなぜか肌着一枚でくしゃみをしながら目覚めているのである。 つまり女房が隣にいると言っても、一緒の布団にいるわけではなく、私が布団から追い出されているのだ。 ……なぜそんなことをするのだ。おかげでまたぞろ風邪が悪化してきてるんだぞ。 ……今回はじめて夫婦の寝室を描写してみたがいろっぽくもなんともないな。期待してた人、すみません。
| 2001年03月07日(水) |
優しい妻ごっこ/『てきぱきワーキン▽ラブ』6巻(竹本泉)ほか |
ああ、今朝も寝起きは体調がよくない。 風邪はぶり返しぶり返し、もう3週間も引きっぱなしで、一度咳が出だすと、まるで止まらない。クスリの効果も一時的で、朝目が覚めるのは鼻詰まりで呼吸困難に陥るせいである。 朝風呂に入って、血行をよくする。 でもうっかりするとそのまま落ちる。今日も落ちた。 はっと気づいて仕事に遅刻しそうになってることに気づいて、慌ててヒゲを剃る。 途端に安全剃刀の刃の部分がポキリと折れる。 ……なんだなんだ、剃刀がふやけてたのか? 仕方なく刃を取り換えて、もう一度剃り始めると、またポキリ。 これ以上グズグズしてはいられないので、仕方なくそのまま出勤。 モミアゲのあたりだけ剃り残しがあるが、まあそうみっともないほどでもあるまいと勝手に自分で思いこむ。この辺のアバウトさというか、見てくれを気にしないところが旧世代なのだなあ。 弊衣破帽を美徳とする精神は現代ではただの不潔だもんな。私に言わせりゃ今の潔癖志向のほうがよっぽど病的なんだが。
『キネマ旬報』3月下旬号、今号の特集は『サトラレ』。 女房があまり見たがってなかったので、行こうかどうしようか迷っているのだが、特集記事にもかかわらず必ずしも評判はよくない。しかも出演者から(^_^;)。提灯記事でないのはいいことだが、監督の本広克行自体が映画業界の人たちからあまり好かれてないんじゃないかという気がする。 『踊る大捜査線』にしろ『スペーストラベラーズ』にしろ、興行成績のわりにつまんなかったんだけど、どうもこの監督、自分の作品のどこが駄目か全く気づいてないし、そのことを指摘してくれる人についてもナメてかかってるような感じがあって、印象がよくない。以前富野由悠季からカメラワークの雑さを指摘された時も「気づかれましたか」なんてアホなこと言ってたしなあ。 でも「他人に自分の考えてることが全部伝わってしまう」という設定にはすごく惹かれてるのだ。ううむ、悩むなあ。
第73回アカデミー賞のノミニー、見事に一本も見ていない。これから日本公開の分もあるにせよ、『エリン・ブロコビッチ』や『グラディエーター』は見たかったのになあ。どちらも女房は食指を動かしてくれなんだ。 どうしてわが女房ドノはこうも「ヒット作」「名作」を避けたがるかなあ。映画は好き好きとは言え、ちょっと偏りすぎるのもなんなんだか。
新作情報、『ワンダーウーマン』『アウターリミッツ』映画版より何より、最高に期待しちゃうのは鈴木清順の新作、『殺しの烙印・ピストルオペラ』だ。 前作をベースにしてはいるものの、伊藤和典オリジナルの脚本、しかも特撮監督は樋口真嗣と、『ガメラ』コンビが復活! 実は原『殺しの烙印』もチラッとしか見たことないので、新作の前になんとか見ておきたいのだ。この機会にDVD化してくれないかなあ。
帰宅が仕事の都合でちょっと遅くなる。てっきり女房、仕事に出かけているものと思ったが、今日は休みだったようで、グーグー寝ている。 レトルトカレーを暖めようと台所を覗くと、珍しく女房がシチューを作っていた。昨日のお礼のつもりかなあ、と思って食べようとしたが、具が非常に少ない。具を先に食べ尽くして、残りがスープばかりになるのもなんだかなあとイジマシく考えて、カレーにスープのみを混ぜて食う。 意外や意外、これが絶妙にうまい。100円カレーがこんなにコクのある、まろやかな味になるとは!(ぜひお試しあれ) でも、あとで起きてきた女房は、私が混ぜものをしたことで、スープがまずかったのか、と勘違いする。いや、ちょっと贅沢してみただけだって。
ふとソファを見ると、ジム・キャリー主演の『ふたりの男とひとりの女』のパンフレットが。女房、今日は水曜日でレディースデイだったので見てきたものらしい。 「ひとりで見に行って悪かった?」と聞かれるが、こういう時の返事が一番困るのである。 「何で俺に黙ってひとりで行くんだよ!」と言えば、女房を束縛することになるし、「一緒じゃなくても構わないよ」と言えば、逆に「妻への愛が足りない!」とゴネられる。しょうがないんで無愛想に「別に」と、どっちともとれる返事をして誤魔化しちゃうのだが、本心はどっちでもないのである。 行ける時には一緒に行くし、別々になっちゃうこともあるさ、ってな軽い感覚なんだが、その程度では、女房ドノはお気に召さないようだ。 全く、どうすりゃいいんだか。
女房、新刊マンガを2冊、買って来ていたので読む。 星里もちる『本気のしるし』2巻。 これがまあ、昔『危険がウォーキング』の爽やかラブコメを描いてた人と同一人物とはねえ。まるで第二の柳沢きみお(^o^)。 女に入れあげるというのは理屈ではない。殆ど縁みたいなもんなんだろうけど、だからこそ落ちていくのを止めようもないのである。頼りなげでウソツキで、意識するわけでもなく自然体で男を誘ってしまう女、同性からは嫌われれば嫌われるほど、男はその女をかばう。 ああ、1巻にもましてドロドロ。 でも「本気のしるし」とは挑戦的なタイトルをつけたもんだ。実際、取り澄ました顔で「俺はこんな女にかかわるほどバカじゃねえよ」と嘯くような男は作者から見りゃ全く「本気」じゃないってことなのだな。 ちょっと同感できるところがあるのが自分でもイタい。
竹本泉『てきぱきワーキン▽ラブ』6巻(完結)。 結局、完結巻まで殆ど「ラブ」がなかったな。竹本さんの描く女の子が好きな私だが、このシリーズでいいな、と思ったエピソードは全て男の子のエダルトに関するものだった。今巻でも原始時代エリアの話とママのお弁当の話、気に入った二つの話がどちらもエダルトがらみ。全話通じて一番好きな話も、コンビュータ内に沈んでいる人格データをサルベージする話で、これもエダルト。 いや、男の子好きってワケじゃないんだが、竹本さん、絵によっては女の子より男の子の方がしとやかで魅力的だったりするんだよなあ。 ヤバイヤバイ(^_^;)。
小説版を読んだので、久しぶりにアニメ『無責任艦長タイラー』1・2話を見返してみる。1993年ってことは、もう8年前になるんだなあ。 スチャラカしてるのになぜかトントン拍子に出世しちゃうって往年の『日本一の男』シリーズの宇宙版という狙いはわかるんだけど、映画ほどの醍醐味はない(口先三寸がもうひと味足りない感じか)。悪いけど、キャストがみんな演技が固過ぎるのだ。 ああ、作者に絶賛された山本正之版の『タイラー』、もう手に入らないんだろうなあ……。
WOWOW放送の『A.LI.CE』、評判の悪さは聞き知っていたがさもありなん。フルCGで作ってみましたって実験アニメだよこりゃ。キャラデザインがせめてテライユキ程度にかわいけりゃ、もう少しなんとかなったかもしれないけど。
風呂に入って、折れた剃刀を新しいのと取り換える。明日の朝、ちゃんと起きられる自信がないので、今日のうちにヒゲを剃っておこうと、剃刀を頬に当てた途端、ぬるっとした感触。……今度は刃が新しすぎて、思いっきりニキビを削って出血してしまったのであった。 未だにニキビがあるなんてわしゃ高校生か(ただの吹き出物という説もあり)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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