無責任賛歌
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| 2000年08月26日(土) |
森の木陰でドンジャラ補遺/『金髪の草原』(大島弓子) |
一昨日、映画を見た帰りに(午後11時ごろ)火事に出くわしたのを書くのを忘れていた。 普通、そういう「事件」があれば、まっ先に日記に書きそうなものだが、飛行機の墜落とか、よっぽどの事故でないと、私の中での重要度は読書や映画より落ちるのである。 ……でも、何年か前、ガルーダ機が落ちたときも「ヘリコプターがうるさいな」と思っただけで現場に行こうともしなかったな。野次馬はキライだし。 とはいえさすがに今回は、火事が自宅のマンションのすぐハス向かいなので、無視して通り過ぎるわけにはいかなかった。 道路には消防車やパトカーがごたごた並び、野次馬はゴマンと集まって、自転車を駐車場に入れるのもままならない。 野次馬の何人かに状況を聞く。天麩羅油が燃えあがったとか。 もう鎮火して、こちらに被害がなさそうなのを確かめて、さっさと部屋に帰る。 すると女房がホッとした顔をしている。 「どうしたん?」 「あんたが事故にあったかと思って」 ああ、そうか。女房は以前私が救急車で運ばれたことがあるので、サイレンの音に過剰反応したのだ。 「……だったらなんで外に出ない?」 「来たのが消防車だったから安心した」 ……確かに私が事故にあったわけではないが、火事は怖くなかったのか。 やっぱ、肝心なとこが抜けてるぞ。
昨日読んだ本も一冊書き忘れてた。 大島弓子の『金髪の草原』。 新刊だが、映画化を機に旧作を集めた傑作選だった。 しまった、全話読んでたぞ。『十三の魔王』といい、散財が重なってるなあ。 でも、一度読んだ話なのに読み出すと涙が出て止まらない。 大島マンガの主人公は、みながみな、心のどこかが欠けていて、それを埋めるために虚構や妄想にすがっている人たちばかりだからだ。 世の中を要領よく、上手に生きることができない不器用な人たち。でも彼らは懸命に生きている。その姿は、清々しく、切ない。 とんかつ屋で飯を食いながら読んでいたので、泣きながらタコの唐揚げを食ってる私の姿は、店の人からは相当変に見えただろうな。 通報されなくてよかった。ほっ(´。`;)。
で、やっと今日の日記。 仕事から帰ると、女房は寝ていて起きてこない。 その間に本やDVDを見まくる。字数が足りないのでその詳細は明日の日記に書こう。こうして日記の中味がずれこんでいくのだな。 やれやれ。
| 2000年08月25日(金) |
唐沢本の感想書けなかったけど面白いぞ/『垂里冴子のお見合いと推理』(山口雅也)ほか |
天神、アニマップで山本正之のCD『十三の魔王』購入。 このCD、既に別の店で買ってたが、9月2日に来福する本人のサイン会券GETのためにもう一枚買ったのだ。う〜む、散財。 しかし、福岡のアニマップってめちゃ狭い店だけど、ホントにサイン会なんてやれるのか? 女房は欣喜雀躍、でも握手会も同時にあると聞いてうろたえる。「絶対手に汗掻いちゃう!」だと。こんなときだけ「女の子」するなって。
ベスト電機でDVDを買いこむ。今後の発売予定表を見ると、大島渚監督作品集ほか、ほしいのが目白押し。 『うる星やつら』全話DVD、24万円?! 買えるか! 今見ると結構イタい回もあるぞ、ってなことを「オタアミ」の会議室にも書きこんだっけ。 ああ、でも高畑勲監督の『セロ弾きのゴーシュ』はどうしよう(T_T)。インタビューが80分(本編より長いじゃん)もついてら。原作を相当改変してるので賢治ファンには評判悪いが、高畑勲最高傑作であることには間違いないのだ。 「バカボンパパ」雨森雅司氏のほぼ最後の出演作品でもあるのよ、これ。
夜、9時から11時にかけ、ヨシヒト、桜雅、両嬢来る。 夜明けの撮影のためにこんな夜中に集まることになったとか。撮影ミスが続出して予定が相当後ろにズレこんでるようだが大丈夫かな? でも、妥協しない姿勢は作者としても嬉しい。脚本も演出上自由に変更して構わない。演劇とはそういうものだから。 ヨシヒト嬢、コミケ用の原稿を持ち込んで仕上げているが、画力が着実に上達している(誉めると照れる)。でも『ワンピース』の影響大きいぞ(^_^;)。『鴉』のマンガも描いてるそうで、このHPに載る日を今から期待。 ヨシヒト嬢に『ゲイリー爺さんのチェス』を見せると大いに感銘してくれる。映画の趣味もいい女性なのだ。テレビで押井守の『紅い眼鏡』を見ながら、「三部作セットでDVDにならないかねえ」などと四方山話。
唐沢俊一『トンデモ1行知識の逆襲』、山口雅也『垂里冴子のお見合いと推理』読む。どっちも楽しい。 垂里冴子は『らんま1/2』のカスミ姉さんみたいなおっとりしたキャラ。ほや〜っとしてて人間観察が鋭いってのはいい設定。でもこういう女性ほど嫁に行き遅れるというのは現実に……。 あ、その、特に○○さんのことを言いたいのでは……地雷ふんだ?(-_-;)。
| 2000年08月24日(木) |
たまには一人で映画を見る日もあるさ/映画『怪異談・生きてゐる小平次』ほか |
昨日からLDで映画『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』を見返している。実に緻密な構成の脚本で、伏線が全て生きているのが素晴らしい。何度見ても飽きが来ない。 何より「創造=夢を作ること」というモノ作りの真実が一発で理解できる映画なのだ。 もし劇団メンバーでまだこの映画を見たことがない、という人がいたら、女房を質に入れてでも(いなくても)絶対に見てください。創作に携わるものにとっては必見なのですから。 ……で、今回見返して思ったこと。 この設定、このまま『サザエさん』に持ちこんだらスゴイものができるんじゃないか? 不可能じゃないはず。「変化のない世界」って点では全く同じなんだし。 サザエ=ラム、マスオ=あたる、タラ=テン、カツオ=面堂、ワカメ=しのぶ、ナミヘイ=錯乱坊(声も同じだ)、フネ=サクラという置き換えはどうか? あ、無邪鬼がいないな。よし、ここは一つ伊佐坂先生に出てもらって……。
予定になかった会議は入ってくるし、明日は休みの予定だったのに急な仕事を依頼されるし(午前中だけだけど)、ウチの職場はとことん要領が悪い。 しかしおかげで、こちらも他人に迷惑をかけても心が痛まずにすむ(←イヤなやつ)。無能な私には居心地がいい。 よく社長とか専務とかのカタガキの人が威張って、「ウチは実力主義で有能な人材を取る!」てなこと言ったりしてるが、そんな他力本願な根性の会社には、無能なやつしか入ってこないように世の中はなっているのだ。 とりあえず集まった連中でどれだけのことが出来るかを考えていったほうが世の中スムーズに動くと思うんだがな。
女房と映画に行く予定が、女房の「眠い」の一言で、一人で行く羽目に。 前売券を買っているので中止にはできないのだ。 シネリーブル博多駅で『怪異談・生きてゐる小平次』。幽霊ものかと思ったら違っていた。むちゃくちゃ面白い上に、多分女房好みの映画。 見に来ればよかったのにねえ。 レストランで食った「牛タンととろろ定食」もヘルシーかつ美味。女房の悔しがる顔が目に見えるようだ……って、その女房は今、私がゲーセンで当ててきた「たれぱんだのエアーマット」に空気を一生懸命入れながら、なかなか膨らまなくてため息を漏らしている。 「俺の人生、空気入れで終わるのか?」だって。 終われ。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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