あなたを待って
待って 待って 待って
あなたを想って
想って 想って 想って
いつまで季節を重ねるのか
まだ二つ目の季節が 来ただけなのに
その扉を開くのが怖くて
心も身体も 震えてる
緊張で冷えた指先
誰でもいいから
暖めて
地に足着けてるようで 着いてないあたし自身
誰でもいいから
抱きしめて
なんて
『誰でもいい』わけ
ないじゃない
誰か 答えて
あなたが 答えて
あたしのこと 好きでしょ?
誰か 答えてよ
あなたが 応えてよ
つかんでも
掴んでも
何もない
空虚
あなたは
もう
ぜんぶ
忘れてしまったんだろうか
『ごめん やっぱり どう転んでも あたし あんたのこと 好きやわ』
そして 普通に振る舞ってるつもりの あたしの身体は 無意識に震えていた
蝋燭の火を消すように
部屋の電気を消すように
あたしの中に燃えている この小さな炎も 早く消してほしい
やっぱり 好き
あなたが 好き
それ以上でも 以下でもなく
それで 全部
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